Covenanter

Last-modified: 2018-10-07 (日) 08:31:20

GB-Covenanter.png

Tier 4 イギリス 軽戦車

公式紹介ページ

スペック

HP310
車体装甲厚(mm)40/30/25
最高速度(km/h)50
重量/最大積載量(t)18.11/18.2
本体価格(シルバー)110,000
修理費(シルバー)

戦車パッケージ

パッケージ名
(必要経験値/購入シルバー)
Crusader
(15,000/380,000)
Covenanter
(2,300/110,000)
Covenanter Mk II
(1,000/20,000)
Covenanter Mk III
(4,400/44,900)
Covenanter Mk IV CS
(5,300/50,900)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
CovenanterMeadows D.A.V.QF 2-pdr Mk. IXCovenanter Mk. ICovenanter Mk. I310375
300AP
APCR
HE
78
121
23
50
50
60


28.57
1.70
0.37
3839/20/2548330
Covenanter Mk IIMeadows D.A.V.40 mm Pom-PomCovenanter Mk. ICovenanter Mk. I
300AP
APCR
HE
49
71
23
45
45
60


34.29
1.70
0.40
3839/19/2548330
Covenanter Mk IIIMeadows D.A.V. O.C.QF 40 mm Mk. VI BoforsCovenanter Mk. IIICovenanter Mk. IV CS
360AP
APCR
HE
63
101
23
50
50
60


33.79
1.89
0.38
4039/19/2548340
Covenanter Mk IV CSMeadows D.A.V. O.C.OQF 3-inch Howitzer Mk. ICovenanter Mk. IIICovenanter Mk. IV CS
360HE
HEAT
38
100
175
110

13,95
2,29
0,52
4039/19/2548340

旧スペック

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
馬力武装名弾種/貫通力/ダメージ発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲
Covenanter300QF 2-pdr Mk.XAP / 78 / 50 
APCR / 121 / 50 
HE / 23 / 60 
28.57
1.7
0.37
3839/19.5/2548330
Covenanter Mk II30040mm Pom-PomAP / 49 / 45 
APCR / 71 / 45 
HE / 23 / 60 
34.29
1.7
0.4-0.37
3839/19.5/2548330
Covenanter Mk III360QF 40mm Mk. VI BoforsAP / 63 / 50 
APCR / 101 / 50 
HE / 23 / 60 
32.8
1.89
0.38-0.37
4039/19.5/2548340
Covenanter Mk IV CS360OQF 3-inch Howitzer Mk.IHE /  38 / 175 
HEAT / 100 / 110 
13.95
2.29
0.52-0.54
4039/19.5/2548340

解説

史実

巡航戦車Mk.V カヴェナンター(A13Mk.III)は巡航戦車Mk.IVを改修したA13の系列戦車です、しかし、改修といっても、その度合は外観が一変するほど大きくなっていました。
改修を担当したLMS鉄道会社に要求された項目は、全高をできる限り低くめて、装甲は30mm厚を維持することで、後に装甲が心許無いとして40mm厚に増加されました。
車高を抑えるため、それまでのリバティエンジンから、新しくメドウス水冷水平対向12気筒エンジンを採用して、全高がかなり低くなりましたが、ラジエーターを車体前方に配置するレイアウトは失敗で、冷却能力不足からエンジンがオーバーヒートしやすくなるという、重大問題を抱えることになりました。 
また、このラジエーター配置のため配管が車内を通る事になり、稼働中は車内温度が40度を超す事態を招いてしまい「エンジンより先に乗員がオーバーヒートする悪夢のメカニズム」とまで酷評されていました。

この問題解決に手を付けようにも、事が根本的な車内レイアウト変更に直結するものなので、解決には車体を一から作り直す必要がある為に資金や時間的には厳しく、かといって、おいそれと手直しをするわけにもいかず、結局は訓練用として使用するしかない二流戦車という評価を得る最大の原因となってしまいました。
 ですが、イギリス軍はあろう事かこの試作車両を巡航戦車Mk.Vとして制式化、あまつさえ、大急ぎで1,771両も生産してしまうのでした。 これには、初期フランス戦においてドイツ軍の電撃戦でイギリス戦車部隊が大損害を被ったことから、深刻な戦車不足を何でもいいから補いたいという、1940年初期のイギリスの心情の表れであることが物語る好例だといえます。
制式化後、本車はカヴェナンターと命名され、大多数が訓練用としてイギリス本土で使用されたのは、やはりというところですが、それでもごく少数が北アフリカ戦線に使用されたほか、架橋戦車型がオーストラリア軍によってビルマ戦線で使用されました。

カヴェナンター(Cvenanter)は清教徒革命時に議会派と同盟した、スコットランドの勢力の意味を持っています。
以後、イギリス軍巡航戦車には「Cruiser」の頭文字である「C」で始まる名称が与えられることとなり、巡航戦車のカテゴリーが廃止された戦後でも、コンカラー、センチュリオン、チーフテン、チャレンジャーと「C」で始まる名称が継続して使用されています。

イギリス軍と訓練用
ともかく、イギリス軍は要求がブレることで定評があります。
出来上がる寸前で、試験結果に気を良くしてあれもこれもと要求を詰め込む事が多かったり、主用途以外の目的もこなそうとする(むしろ主目的以外に注力し過ぎる)等で、急かして作らせた結果、2級品が出来上がってしまい、もったいないので訓練用や標的用にすることが陸・空軍での通例となってしまったほどです。
その結果、仕様通り出来上がったものなのに失敗作になり、文句を付けたりすることすらもあります、例え製作サイドが軍の注文通りに忠実に仕上げたとしても…ですが。
スピットファイアやチャーチルなど、優秀な兵器を作れる一方で、
ボールトン・ポール・デファイアントやパンジャンドラムなど、有用性に疑問符が沢山付くような、妙なものを沢山生み出すのも、蛇の目のある意味魅力であります。 氷山空母など、時に野心的過ぎて妄想的なものが大暴走する事もあり、英国面の奥は深いのであります。
また、優秀な兵器が出来ても、イギリス軍上層部の理解度の無さが災いしたせいで没案になったり、出来が良いのでさらに色々盛り込み放題した結果、残念兵器になってしまうなど、成功と失敗の落差が大きいのも蛇の目ならでは、と言った所でしょうか。

コメント

  • カヴェナンターの最終砲の榴弾は3.7でなく3-inch榴弾(75mm榴弾相当)で、クルーザーⅡで選択できる3.7-inch榴弾と比較するとダメージが1/3ぐらいになるので数当てないといけません。その分発射回数が多いんですが。 -- 2015-02-21 (土) 23:01:20
    • あと弾道ですが自走砲か?と思うほどの放物線を描くので静止している車輌にはレティクルが収束したら当てられますが、移動している車輌(特に快速LTなど)には偏差射撃が全く出来ないのでその点は支援火力と割り切って使わないといけないでしょうね。 -- 2015-05-29 (金) 16:36:13
  • 初期砲いい感じです!課金弾10発・榴弾はあまり効果期待できなさそうなのでいらないかも。軽戦車としては速さは微妙ですがハルダウンでチクチクやれば観測+与ダメでボトムでも十分成績出せました。中間砲は使わず、一応最終パケの榴弾砲使ってみましたが、男気と浪漫あふれる方にしかお勧めしません。PC版で改良砲塔俯角15度、中戦車扱いでマッチ上限tier6は箱でも同じみたい。 -- 2016-04-06 (水) 11:40:27
  • 最近また使い始めたけど、どの砲も癖があって結構愉しい。 -- 2017-02-26 (日) 19:22:22
  • 凄まじい史実を読んでて思い出したけど、全盛期のコイツは唯一エンジン発火率40%とかあったよね、、、プレイヤーもオーバーヒートする悪夢のメカニズムw(現在は良心的な発火率になりました) -- アメジスト? 2018-10-07 (日) 08:31:20