Tier 9 ソビエト連邦 中戦車
スペック
車体
HP | 1,550 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 120/80/45 |
最高速度(km/h) | 56 |
重量/最大積載量(t) | 33.9/38.7 |
本体価格(シルバー) | 3,450,000 |
修理費(シルバー) |
戦車パッケージ
パッケージ名 (必要経験値/購入シルバー) |
┏ | T-54B (133,640/417,800) | ━ | T-62A (200,000/6,100,000) | |||||
T-54 (142,000/3,450,000) | ━ | T-54 M1949 (42,700/193,250) | ━ | T-54A (93,440/327,550) | ┻ | T-54M (133,640/417,800) | ━ | Obj. 140 (206,000/6,100,000) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
T-54 | V-2-54 | 100 mm D10T mod. 1945 | T-54 mod. 1946 | T-54 mod. 1946 | 1,550 | 525 | |||||||
620 | AP APCR HE | 175 235 50 | 230 230 330 | 50 | 252 11G 252 | 7.41 2.90 0.38 | 46 | 200/155/60 | 48 | 390 | |||
T-54 M1949 | V-2-54 | 100 mm LB-1 | T-54 mod. 1949 | T-54 mod. 1946 | 1,550 | 730 | |||||||
620 | AP APCR HE | 175 235 50 | 230 230 330 | 50 | 252 11G 252 | 8.33 2.29 0.34 | 48 | 200/155/60 | 48 | 390 | |||
T-54A | V-14 | 100 mm LB-1 | T-54 mod. 1949 | T-54 mod. 1949 | 1,650 | 730 | |||||||
700 | AP APCR HE | 175 235 50 | 230 230 330 | 50 | 252 11G 252 | 8.69 2.29 0.34 | 48 | 200/160/65 | 44 | 390 | |||
T-54B | V-14 | 100 mm D-54 | T-54 mod. 1949 | T-54 mod. 1949 | 1,650 | 730 | |||||||
700 | AP HEAT HE | 219 330 50 | 320 320 420 | 50 | 1,230 12G 1,170 | 7.32 2.90 0.38 | 48 | 200/160/65 | 44 | 390 | |||
T-54M | V-14 | 100 mm D-10T2C | T-54 mod. 1949 | T-54 mod. 1949 | 1,650 | 730 | |||||||
700 | AP HEAT HE | 201 330 50 | 320 320 420 | 50 | 1,230 12G 1,170 | 7.69 2.29 0.34 | 48 | 200/160/65 | 44 | 390 |
解説
最初のプロトタイプは 1944 年末に組み立てられました。
このモデルは 1945 年から 1947 年の試験後に実戦配備の許可が下り、1947 年に修正版が製造されました。生産が中止される前に 713 両が組み上がりました。1949 年には新しいモデルの生産が発表されました。
主砲
最終パッケージ選択で選べる主砲は2つ。
- 100 mm D-54
AP弾平均貫通力219mmの主砲。
100 mm D-10T2Cと比較して、発射速度・照準時間・精度で劣るが、AP弾の貫通力で勝る。
- 100 mm D-10T2C
AP弾平均貫通力201mmの主砲。
100 mm D-54と比較して、発射速度・照準時間・精度で勝るが、AP弾の貫通力で劣る。
ちなみに、どちらの主砲の課金弾はHEATであり、ダメージや貫通力は同じ。
従って、課金弾をメインに使うなら 100 mm D-10T2C の方が良いということになる。
しかし、通常弾メインの場合、どちらの主砲が良いのか、非常に悩むところである。
側面攻撃などの一般的な中戦車運用ならば、発射速度・照準時間・精度に優れる 100 mm D-10T2C の方が良いことが多い。
ただ、マップによっては、側面攻撃などがやり難いマップもあり、敵と正面から撃ちあう場合には、18mmの貫通力の差は意外と大きな影響が出ることもある。
機動性
小さい車体に優れた旋回性能と加速力。
機動性には全く問題が無い。
装甲
Tier9の中戦車としては厚めの装甲。
改良砲塔になれば半球形の砲塔になり、車体正面は傾斜が付いている。
格下相手には、かなりの防御力がある。
しかし、車高が低いので、敵の砲が下向きになると、装甲厚が薄くなるし、砲の俯角が取れないので、前のめりにならないと撃てない場合もあるので、注意。
結論
Tier9中戦車としては、とても優秀。
偵察から陽動から側面攻撃や裏取りまで、その機動力を生かして何でも出来る。
但し、主砲の俯角が取れないので、地形を味方に戦うのは難しい。
また、敵からのヘイト値が高い戦車なので、その点にも注意。
主砲選択アンケート
どの主砲(パッケージ)を良く使ってますか?
Tier10中戦車アンケート
史実
T-54(オブイェークト137)中戦車は、第2次世界大戦後ソ連が最初に開発したMBT(主力戦車)です。
本車の開発はモロゾフ設計局の手で行われ、大戦末期に開発されたT-44中戦車をベースとし、主砲を大戦中のSU-100駆逐戦車が装備していた100mm対戦車砲D-10Sと同系の、56口径100mm戦車砲D-10Tに換装したのが大きな特徴で、この砲は、射距離1,000mで185mm厚のRHA(均質圧延装甲板)を貫徹することができました。
当時の西側諸国のMBTが装備していた90mm戦車砲より大口径の100mm戦車砲は、1956年10月のハンガリー動乱で西側がT-54を認識してショックを与えました。
後のT-54A中戦車からは砲塔部にカウンター・ウェイトを付けた「D-10TG」というモデルが使用され、T-54A中戦車の後期生産車からは砲身先端に排煙機が取り付けられるようになっていました。
車体構造は一体成形で製作されており、T-34のような車体前部の操縦手用ハッチ・機関銃マウントも無く、小型化を徹底して車重を36tに抑えたのは良かったのですが、内部には全く余裕がありませんでした。 操縦席は非常に狭く、大柄な兵士が防寒具を着ると中に入れない、かといって小柄な兵士だと重すぎる変速ギアのシフトに苦労するというもので、これはIS-1からのジレンマでもありました。
エンジンはT-44と同じV54ディーゼルV12気筒エンジンで520馬力で時速48km/hで走行可能、エンジンを横置きにして車体の小型化に貢献しています。
トランスミッションは機械式ですが、T-44のものを改良しているそうです。
また、砲塔は半球形お椀型の避弾経始に優れたデザインで、T-44より低平なデザインでしたが、実は、下部が砲弾を受けると車体天井を突き破る、ショットトラップになっているのが弱点でした。
T-54中戦車は、改良型のT-55中戦車と共に戦後最も世界中に普及したMBTであり、ライセンス生産型や派生型も含めれば約10万両という途方も無い数のT-54/T-55中戦車シリーズが、東欧や中東諸国などに供給されているものと思われます。 ソ連戦車で多く作られたと言われるT-34ファミリーを生産台数で軽く倍以上を超えているという、東側諸国ベストセラーとなっていました。
T-54中戦車の試作車は1946年に完成し、1947年から生産が開始されました。
T-54-1は1946年に登場した最初の生産型で、1947~49年にかけて生産されたモデルです。
最大の特徴は、T-44中戦車の砲塔リング径を拡大しさらに丸みを増した独特の砲塔で、後の型に比べて防盾部が相当に横長でした。
また、車体フェンダー上両側に前方掃射用の7.62mm機関銃SGMTを固定装備し、履帯も後の型より幅が狭く、起動輪の噛み合わせも外側になっているという違いが見られます。
本型は改修を繰り返しながら、1970年代まで訓練等に用いられていました。
T-54-2は1949~51年に生産された2番目の生産型で、砲塔前面の防盾が後のタイプと同じ「豚の鼻」型となりました。
砲塔全体の形も半球形となったのですが、砲塔後下部が抉り取られた形となっているので、後の標準的な砲塔とは容易に区別が付きます。
車体武装が前面装甲に開けられた銃口から発射する、固定式の7.62mm機関銃SGMT1挺に変更された他、履帯が幅広のものとなっていました。
ゲーム中では、mod.1949とされています。
T-54Aは1955年から生産されたタイプで、主砲先端に砲口排煙機が装着され、砲安定装置STP-1ゴリゾントにより垂直方向に安定化されたD-10TGを装備していましたが、このせいで走行中に砲尾が上下に揺れ、暴れる砲尾が装填手などの乗員に直撃して死人が出たりしました。
また、操縦手用アクティブ赤外線暗視装置TVN-1を標準装備していました。
機関室後部に200リットルの燃料用ドラム缶2個を取り付けるラックが標準装備され、無線機や車内通信装置も改良されています。
エンジンはV-54ディーゼルエンジンで520馬力と据え置きでしたが、最大時速は50km/hにアップしました。
1960年代のオーバーホールでT-54B仕様に順次改造されていきました。
T-54Bは1957年から生産されたタイプで、主砲をSTP-2ツィクロン二軸安定化装置付きD-10T2Sに換装し、TPN-1アクティブ赤外線暗視装置とL-2(ルナ-2)赤外線照射ライトを標準装備していて、有効距離800mですが、交戦可能距離はせいぜい400mでした。また、車長用TKN-1赤外線暗視レンジファインダーとOU-3赤外線照射ライト(照射距離400m)も装備され、操縦手用暗視装置もTVN-2に改良されました。 戦闘室底部にターンテーブルが付き、砲塔旋回に追随して作動します。
他に、潜水装置OPVTが標準装備され、フェンダー上に3個の増加燃料タンクが置かれていました。
T-54-MはT-54A/Bに新型履帯、改良型サスペンション、追加装甲を取り付け、エンジンをV-55Uに換装し、無線機をR-173に換装したものです。
1977年から少数が改修され、1994年までにロシア軍の装備から順次外されていきました。
後継となるT-64の開発・生産がもたついた影響から、モデルライフが長かった要因の一つになっています。
T-54について西側諸国はその存在を確認し、詳細な情報を得ようとしましたが、どの諜報機関も掴めずにいました。
転機は、ハンガリーの首都ブダペストで1956年10月23日、民主化やソ連軍撤退を要求する学生や労働者のデモ、後に言うハンガリー動乱時に、鎮圧に出動したソ連軍のT-54が民衆によって鹵獲され、イギリス大使館員(武官)が余さず調査した事によって明るみにでました。(この時、装甲傾斜角・装甲厚・西側諜報機関がつかめなかった内部構造までも詳細に調べています。)
こうして調べ上げた情報は、イギリスに伝えられて、そのまま戦後第二世代戦車の主砲となるL7 105mm砲の要求諸元へ盛り込まれることになりました。
また本型は関係悪化前の中国に供与され、さらに中国において「59式戦車」の名称でライセンス生産が実施され、その後の中国の戦車開発のベースとなっていきました。
冷戦時代を通じてワルシャワ条約機構での基幹装備となり、それと同時に、安価で扱いやすいために世界30カ国でも輸出されて実戦に参加、現在でも現役で使われている国もあります。
アフガニスタンやアフリカ地域などの紛争には必ずと言っていい程、その姿がありますが歩兵携帯対戦車火器の発達や現用戦車との隔世の差から、殆どは撃破された記録ばかりが多く目にする事になります。
先のイラク戦争で、約3,500m先のアウトレンジからM1A1エイブラムスの120mm劣化ウラン弾を一方的に受けて擱座・炎上した車両も多く、残骸は哀れエアロゾル化している写真などが残されておりますが、逆にエイブラムスを撃破した車両もいたそうです。
コメント
- こいつの中の人に『オフロード走行』を習得させ、現在『クラッチの名手』が1/3程度習得状態だが、すでに挙動がヤバいw。 -- 2015-03-09 (月) 11:48:58
- やったね!Object 140のおかげでクッソ役に立たないD-54を開発せずに済むよ! -- 2015-04-23 (木) 18:54:46
- 全弾課金弾かな? -- 2015-04-26 (日) 16:11:27
- D-54は基本的にはやめた方がいいよ。あの俯角であの照準速度は中戦車としてかなり致命的だからデメリットの方が圧倒的に大きい。プレ垢前提ならD-10でも黒字にはできる。装填速度が速いから状況に合わせてAPとHEATを使い分ければいける。全弾課金弾にする必要はないよ -- 2015-04-26 (日) 17:54:07
- へー、今までD-54しか使ったことなかったけどもう一個の方使ってみるわ。ありがとう。 -- 2015-04-27 (月) 14:50:57
- 全弾課金弾かな? -- 2015-04-26 (日) 16:11:27
- 唯一のTierTOPになった時の無敵感が半端ないです -- 2015-04-26 (日) 15:53:30
- この戦車買ったばかりの頃は「強戦車なんだから僕が戦局を引っ張らなければ」と力んで前に出過ぎて爆さんしてた。私のようなnoob乗りが多いからナーフされないんだろうか? -- 2016-03-15 (火) 07:23:50
- 開発経験値エグイねこれ… -- 2017-10-26 (木) 10:07:01