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【ニフラム】

Last-modified: 2017-10-25 (水) 02:17:40

概要 Edit

敵1グループの邪悪な魂を聖なる力で光の彼方へと消し去る。
【ザキ系】同様、効けば一撃で敵を退場させる。
ただし倒している訳ではないのかこの呪文で消した敵からは経験値やGは貰えない。
ようは「敵を強制的に逃げさせる」呪文である。
ザキ系と違い弱い敵でも耐性を持っている敵が多いが、多くの作品で初歩呪文なので活用しやすく、
またザキ系が効きにくい【ゾンビ系】に有効であるなど、しっかりと住み分けは出来ている。
聖なる呪文であるため、【勇者】【僧侶】タイプのキャラ(職業)が覚える。
また味方サイドは総じて完全耐性がついており、敵が使ってくる事も無い。
 
なお、FC版4の公式ガイドブックによると『悪魔祓い』の呪文とのこと。
悪魔系に特に効くわけではないが、宗教でいうエクソシズムの呪文ということだろうか。
またゲーム的な発想で言えば、D&D等の古典TRPGで僧侶が使う「ターンアンデッド」に近い。
聖なる力でゾンビ等の負の力で動く魔物を破壊する能力で、僧侶にとっては基本かつ重要な技能。
ニフラムはゾンビ以外にも効くので全く同じというわけではないが、かけだしでも扱える点も似ている。
 
消し去ったモンスターは、アイテムドロップや仲間モンスター判定の対象とならない。
【バシルーラ】同様に「最後に倒したモンスター」を調整する目的で使われることがある。
 
DQ8〜DQ10にはなぜか登場していない。
【ドラゴラム】【パルプンテ】のように、演出上の問題がある呪文でもないので理由は謎。
テンションシステムがあるため、ゾンビ系などダメージ軽減能力が備わった相手をニフラムで消せてしまうと、テンションを貯める意味がなくなってしまうからだろうか。
 
余談だが、面倒な相手を消し去る(経験値も入らない)という性質と語感の良さからドラクエ無関係の話題でもネタとして登場しやすい呪文の一つ。
一時期、「今日小学生にすれ違いざま『ニフラム!ニフラム!』 って言われた。」というコピペが流行したこともある。上記の通りニフラムはゾンビ系や下級モンスターを消す呪文と認識されていることを考えると、わかる人にはわかる絶妙ないやがらせと言える。

DQ2(没) Edit

DQ2でもこの呪文は登場する予定だったらしいが、容量不足により没になってしまった。
詳しくは【ウフラム】を参照。

DQ3 Edit

初登場で【勇者】がLv6〜7、【僧侶】【賢者】がLv2〜3で覚える。消費MPは2。
公式ガイドブックには「レベルの低い敵や、ゾンビなど不死の力で動くモンスターを、光の彼方へ消し去る」と言う記述があるが、レベルが低い敵でも多くが強耐性以上で、ゾンビ系以外はほとんどの敵に効きにくい。
僧侶が【ホイミ】の次に覚えるのだが、上記のように経験値も金も手に入らなくなることとアリアハン大陸から強耐性や無効化する敵が出てくることにより、序盤では使いにくい。
厄介な【じんめんちょう】が弱耐性なので、マヌーサを食らった際に使える程度である。
【ピラミッド】の強敵である【ミイラおとこ】【マミー】が見た目通り弱耐性なので、低レベルで探索する際には必須魔法に近い。
特に4階の大量の宝箱を開ける際には、消費MPを抑えつつ楽に倒せる。
 
ただ中盤からゾンビには見えない意外な強敵が、これに弱いというケースが多くなり、補助攻撃が厄介な【わらいぶくろ】とガルナの塔の難敵と知られる【スカイドラゴン】(リメイクではこれらに加えて【キラークラブ】)は無耐性。
また、集団で出やすい難敵の【スライムつむり】【じごくのきし】【エビルマージ】が弱耐性なのでこいつら相手なら使う価値はある。
なお、FC版ではこれで倒した敵はザラキのように処理上即死させているらしく、敵に蘇生呪文使いがいると
復活させられてしまうケースがあった。(一方、【バシルーラ】で飛ばした敵は復活されない。)

DQ4 Edit

【勇者】がレベル1で習得済み。 消費MPは3。
【アストロン】【ベホマズン】に取って代わって勇者専用呪文となった。
 
本作の使い手は勇者のみで、なんと言っても序盤の難敵【メラゴースト】消しに役立つ。
一番メラゴーストで痛い目を見そうな第三章では呪文としては使えないが、
【せいぎのそろばん】の道具使用で同じ効果が得られる。
 
しかし、それ以降は悲惨であり、殆どの敵が完全耐性or強耐性持ちなので使いにくい。
ナンバリングでは唯一【くさったしたい】系統が欠場しているため、明確なゾンビ風の敵が少ないのも向かい風。
【さまようたましい】【がいこつけんし】系統には有効だが、【ボーンナイト】系統には総じて効きにくい。
意外な敵に効くのは前作と同様で、【ベホイミスライム】【ミステリドール】【ビッグスロース】【ドラゴニット】は何故か無耐性で確実に効いてしまう。
特にドラゴニットは硬い、最大4体で出現、高熱のガスが危険と三拍子揃っているので、
こちらのレベルが低いうちや出現数が多い時、不意討ちを仕掛けられた時には消してしまった方が無難。
他には分裂が厄介な【スモールグール】や、集団で【バギマ】を唱える危険な【サブナック】にも効果が高い。

DQ5 Edit

前作の悲惨さから一転、コレに完全耐性を持つ敵が非常に少なく、ゾンビ系か否かにかかわらず終盤でも大抵の敵が弱耐性である。
消費MPが1になったこともあり、非常にコストパフォーマンスが高い。
 
しかし、その反面使い手が限定されているという欠点がある。
前作までは主人公が習得していたが、本作では人間などの確実にパーティに加入するキャラはニフラムを覚えない。
仲間モンスターの【スライム】【クックルー】のみが習得する。
クックルーは妙に覚えるのが遅い上にレベル上限が低いので活用する機会に乏しく、ほぼスライム専用呪文に近い。
ところで、スライムやクックルーにもニフラムは効くのだが、大丈夫なのだろうか?
 
まず、【死の火山】とその周辺に出る【ばくだんいわ】を安全に一掃できるのが大きい。
使い手のスライムは最大MPが低いが、消費MP1なので気兼ねなく連発できる。
また、特にニフラムが輝くのが【封印の洞窟】の難敵【レッドイーター】【ブルーイーター】だろう。
個々の攻撃力が非常に高い上に数が多く、同時に出る割に呪文耐性が真逆で一掃しにくい難敵だが、
両者ともニフラムに無耐性なので、どんなに呼ばれても一掃される定めになってしまう。
ニフラムがあるかないかで封印の洞窟の難易度が違うといわれるほどの存在感を示した。
驚きなのは、【はぐれメタル】【メタルキング】にまで効いてしまうということ。
さすがにメタル系にニフラムを唱えるものはいないと思われるが…。
ちなみに【メタルスライム】には効かない。
 
さらに、最終ダンジョンの【エビルマウンテン】で通常遭遇する雑魚の中で強耐性以上を持つものは、
固定遭遇の敵を除けば【あくましんかん】【グレイトドラゴン】ぐらい。
このため、スラリンを連れていけば敵が面白いように消えてゆく。SFC版なら【やまびこのぼうし】があればより確実。
DS版では【ふうじんのたて】が全体ニフラムになったのでキャラを選ばずに連発できる
(ふうじんのたての道具使用効果がニフラム属性なのはDS版だけで、DS版以外ではザキ属性なので注意)。
 
逆に【ブラックドラゴン】系、【メタルドラゴン】系は完全耐性を持つなど、ドラゴン系には効きにくい傾向にある。
また、DQ7からの輸入のコロプチシリーズや、DQ8から輸入されたアークデーモンにも全く効かない。
DQ5とその他の作品での扱いの違いを感じさせる。
 
変わった使い道として、ニフラムで消し去った敵は倒した扱いにならないため、仲間にもならない(これは【メガンテ】も同様)。仲間にしたくない相手がいるならこの呪文の出番である。
またSFC版では、2種類以上の敵を倒した戦闘ではドロップアイテムを絶対に落とさないため、アイテムが欲しい場合は他の敵をニフラムで一掃して(ニフラムで消した敵は倒したと判定されない)、ターゲットの敵だけを倒せばよい。
当然、経験値が手に入らないので、この方法でのドロップ狙いとレベル上げの相性は悪い。アイテムを狙うあまり、地力が足りていないというのでは本末転倒。
また、上記の通りはぐれメタルにも効くので、DS版ではぐメタを仲間にしたい時に他の敵を先に倒そうと、
ふうじんの盾を使うとはぐメタも一緒に消し去ってしまう恐れがあるので注意。

DQ6 Edit

【チャモロ】が最初から使えるほか、僧侶★1で習得可能。
消費MPは前作に引き続き1。
 
前作は流石にやりすぎたのか、再び強耐性以上持ちが大幅に増加。
さらに(【耐性貫通力】でいうところの)低貫通に変更され、
弱耐性にすら効き難くなり、敵を消すには使い道がなくなってしまった。
しかし消費MPが少なく、簡単に習得でき、味方には被害が一切ないので【マホターン】潰しに活用できる。
【しれんその3】【デュラン】などにも有効だが、一番のカモは何といっても【ミラルゴ】だろう。
これを知らないとかなりの強敵だが、ニフラム要員が1人いるだけでただのマホターンバカと化す。
低レベルクリアでは、上ライフコッド周辺で仲間モンスターの熟練度を稼ぐのに使われる。
だがファーラットにはとてつもなく効きにくいなど、茨の道である。

リメイク版 Edit

耐性貫通力が中貫通になっており、SFC版よりはるかに使いやすくなった。
チャモロ加入直後だと、群れている【くさったしたい】【ぬけがらへい】を消すのに非常に便利。
強耐性でもそこそこ当たるので、完全耐性でなければ積極的に使っていける。

DQ7 Edit

概ね変わらず。【メルビン】が最初から覚えている他、やはり僧侶★1で習得。
とはいえ、ラスボスがゾンビ系に属しているからか比較的ゾンビ系の敵が多いのでDQ6よりは僅かに輝けるかもしれない。
ゾンビでもないくせに何故か【リザードマン】は耐性がない。
耐性貫通力はPS版だと低く使いにくかったが、3DS版で中貫通に変更されて使いやすくなった。
 
ちなみに、非常に珍しい「ニフラム完全耐性を持たない仲間キャラ」を作る事が可能な作品。
通常は今までの例に漏れずデフォルトで完全耐性を持つのだが、
マスター状態の【死神きぞく(職業)】に就いている場合のみ、ニフラムが弱耐性に下がる。
と言っても、この状態のキャラにニフラムがかかる事があっても耐性関係なく効かないようになっており、
データ上弱耐性であるというだけで意味は特に無い。
唯一、【ジェリーマン】がこの状態のキャラをコピーした場合、ニフラム弱耐性までコピーするので
ニフラムで消せるようになり意味がある。
ちなみにラスボスの取り巻きにもニフラムは有効。
当のラスボスはHPを回復したりして長期戦を狙ってくるのもあり、長期戦によるMP切れを回避したいならば消費の少ないニフラムで取り巻きを消し去るのも一考かもしれない。

DQ11 Edit

久々に登場。主人公が【ゆうしゃ】スキルで覚える。消費MPは2。
今作では効果が敵全体になった。
成功率は一定であり、主人公の攻撃魔力等のステータスには依存しない。
 
ゆうしゃスキルを優先的に伸ばせばゾンビ系が登場しだす【ホムスビ山地】に来る頃には習得できる。
ただしパネル配置の関係から【デイン】との選択を迫られる。
この頃はまだ戦力が充実しておらず、効きやすい相手も多いため頼もしい。
特に集団で現れて仲間を呼ぶ【マドハンド】や、5よろしくレッド&ブルーイーターを消すのに有効。
さらに本作の批判点の一つ経験値多すぎ問題にブレーキを掛けられるのも嬉しい。
しかしゲームが進むにつれ効く相手が減ってゆき、後半になるとほとんどの敵が当たり前のように完全耐性を獲得してゆく。
効きやすいはずのゾンビ系ですら高い耐性を得るようになり、使用機会は減少の一途を辿る。
 
デルカダール奪還イベントではゾンビ系が多数出現し、仲間と離散した後であるためニフラムの独壇場と思いきや、勇者の力を消失しているため使用できない。
ここで歯がゆい思いをしたプレイヤーは数知れず。
そして待望の勇者の力を取り戻した後は、なんとまともに効く相手が残っていない。
成功率を高める方法がなく、れんけいにも絡まず、【連武討魔行】でも活躍しないともはや再習得する理由は見当たらない。
仮に再習得したとしてもスキルリセットまっしぐらであろう。
序盤でこそ活躍するが後半では見事なまでに使えないというのが今作のニフラムである。
このバランス調整はスキルリセットをためらうプレイヤーへの呼び水の役割を担っている節すらあり、
スキルリセットの啓蒙およびスキルポイントの節約の重要性を説く妙な存在感を放っている。
 
上述のように成功率が低いため、ドロップアイテムの調整には使い辛い。

トルネコ2 Edit

魔法使いの呪文として登場。
消費HP55と莫大だが、前方10マス以内にいる敵一体を確実に消滅させる強力な効果を持つ。
通常の攻撃呪文が効かない(1ダメージになる)魔法系モンスターにも有効だが、経験値は得られない。
どうせ消滅させるなら経験値の入るザキの方が良いのだが、ザキは消費75と更に多いので、
経験値よりもHPを温存したい時や、そもそもザキを覚えそこなった時のためにあると心強い。
特に魔法系の敵は悠長に倒している時間が無い場合が多いので、即死の手段は多いに越したことはない。

トルネコ3 Edit

【ニフラムの巻物】というアイテムが登場。
こちらは投げ当てた敵を「その冒険の間ずっと消滅させる」という凄まじい効果になっている。

ダイの大冒険 Edit

明確にこの呪文の名で使用された描写はないが、【フレイザード】初戦から脱出した際に気球にまとわり付いた【フレイム】【ブリザード】たちを消し去った【マトリフ】の攻撃がこの呪文の可能性がある。
閃光で敵だけを消し去り、同じ閃光に照らされながらダイたちや気球にダメージがなかったことから
【ギラ系】【ヒャド系】、果ては【メドローア】なんてとんでもない攻撃ではなかったはずである。

ロトの紋章 Edit

2巻での蜃気楼の塔での修行の仕上げ時に【アルス】が使用し、雑魚魔物を消し去った。
また4巻では【カーメン】城を訪れたアルス一行を侵入者と勘違いした亡霊カーメン騎士団に対し、アルスと【タルキン】が使用。
しかし、生者の攻撃は亡者には通用しないらしく、効果が無かった。その直後にバラモスゾンビとその体から異種再生したゾンビモンスター軍団が登場しているが、彼等に対しては使おうとすらしていない(同様に、ずっと後にエッゾ編で現地の氷河系モンスターが異種再生ゾンビ化した際も完全に忘れられており、剰え元々移動時用の呪文であった筈のトへロスに、対ゾンビ用戦闘呪文という立ち位置を奪われてしまっている)
余談だが、ロト紋の単行本では巻内で使用された呪文は、カバーに名前が解説と共に収録されているのだが、この呪文だけは掲載されていなかった(第四巻)。
 
上位呪文的な存在として【ニフラーヤ】というものも登場している。