【性別】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 05:15:55

概要

DQ3などに登場するシステム。
説明するまでもないと思うが、そのキャラクター・【モンスター】が男(♂)であるか女(♀)であるかのことである。
DQ世界は装備品の有利不利の面では【女尊男卑】と言われることが多く、性別を決めるのに迷ったら女性にしておけば得なことが多い。
 
【人間】でない生物の中には無性別のものしかいない生物も存在するが、基本的にドラクエはどのシリーズにも人間は登場するので、必然的に性別も存在する。
人間以外の【種族】でも、【エルフ】【ドワーフ】【竜神族】など人間に近い姿形をしている種族は皆性別がある。
ただし、設定としての性別はどのシリーズにもあるだろうが、
ゲーム上のキャラクターのステータスとして性別が存在しているシリーズは限られてくる。
 
基本的に一度決まった性別は変えられない(SFC版DQ5とGBC版DQ3ではバグ技を使うと性別変更できる)。
また、星ドラ・DQ10オフラインではある程度ゲームを進めると性別変更ができるようになる。
 
なおドラクエに限った話ではないが、キャラクターの性別が選択できない作品においては前衛キャラに男性が多く、女性キャラは後衛職となっているパターンが相対的に多い。後述の通りリメイク版DQ3では、同じ職業でも男女の成長テーブルにわずかにこの傾向が見られる。
もちろんこれは傾向の話であって、【アリーナ】(DQ4)や【マルティナ】(DQ11)といった例外も存在する。

DQとジェンダーレス化

2020年以降の作品では時代の流れか、性別を特定する表現や、特定の価値観を強いるような表現が避けられるなど、ジェンダー平等や性的マイノリティーに配慮するような傾向が現れるようになった。
 
「男」「女」と性別を特定する表現を避けている例

  • DQウォークでは2021年10月より、主人公の【キャラクターメイキング】をする際に「男」「女」ではなく「タイプ1」「タイプ2」という表現になった。
    以降に発売・配信された作品でも同様の区分になっているが、区分が数字かアルファベットか、男女どちらのタイプが先か、は統一されていない。
  • DQトレジャーズでは【お宝】として登場したDQ3の各職業キャラとDQ4の主人公の像について、性別の代わりに「その1」「その2」という表現になっている。
  • DQMSLでは、【公式番組】【勇者と闇の支配者】及び【そして伝説へ】【着せ替え】【主人公(DQ3)】の性別を切り替えられる)について運営スタッフが紹介した際に、「性別」という単語は用いず「姿を変更できる」という表現を用いていた。
    着せ替えに用いる「伝説の勇者のきせかえカガミ」の説明文も「特別な姿にきせかえできます」という表現になっている。

システム、アイテム関連の変更

台詞の変更

  • DQ10オンラインのVer.2ストーリーの【勇者姫アンルシア】の記憶の世界における【ユリア】の台詞

    「まあ。 ……アンルシア。あなたは 女の子なのだから そんな危険な道を 選ばなくていいのよ。

    が、DQ10オフラインでは女の子だからという部分が削除され、以下のようになった。

    「まあ。 ……アンルシア。あなたまで そんな危険な道を 選ばなくていいのよ。

 
遡って過去の作品になるが、DQ11では【ダーハルーネの町】での【ぱふぱふ】のオチが、発売前の番組で公開されたテスト版ではDQ2を元ネタとした「オカマのどこが わるいのよ!」という台詞だったが、製品版ではこの台詞が削除されている。
昔は何とも思わなかったこの台詞も確かに今見れば性的マイノリティーへの差別表現とも捉えられるのは事実であり、時代の流れと言わざるを得ないだろう。

DQ3

ステータスに性別が初めて登場した作品。
【キャラクターメイキング】によって主人公や仲間の性別を選択することができる。
FC版では能力面での男女の違いは無いが、一部の装備品に女性しか装備できないものが登場する。
ただし【武器】【遊び人】以外には【メダパニ】をタダで使えるぐらいしかメリットの無い【ゆうわくのけん】のみ。
【防具】もネタ装備の【あぶないみずぎ】と、非売品で半数以上の【職業】に上位互換がある【まほうのビキニ】
よって女が無茶苦茶有利というわけではなく「【武闘家】を一軍に入れるなら女の方がいいかな?」という程度。
 
ごく稀に主人公の性別によって台詞が変わる町人がいるので、興味がある人は探してみるとよいだろう。
ムオルの市場2Fの詩人はオルテガから話を聞いていたらしく、勇者の性別によってオルテガの子供が「むす」なのか「むす」なのか、1文字だけ表現が変わる。芸が細かい。
【ランシール】【アッサラーム】で先頭キャラ1人だけの状態になると2人目に対して話しかけられるが、このときは2人目の性別によって会話内容が変わる。
また性別によって台詞が変わる場合でも、女勇者は男扱いとなるケースもある。上記のアッサラームのイベントは先頭のキャラの性別が関係する。さらに【イシス】ではパーティ内に男がいない場合に限り、台詞が追加されるNPCがいる。これらはいずれも女勇者は男扱いされる。
それ以外では【武器と防具の店】で女性専用装備を買う際に男性が受け取ろうとすると装備できないことを確認してくるので、この店員も性別によって異なる台詞を返す人物と言えるだろう。
FC版では意外にも母親父親との直接的な会話内容は主人公の性別によらず男女共通である。
 
なお【へんげのつえ】で変身しても性別を偽ることはできない。

リメイク版

性別によって各レベル毎の最大値・最小値の傾向が異なり、男は力・体力、女は素早さ・賢さがわずかに高く育つ。
 
男性限定の装備品も登場。
ただし終盤は特に防具の面で女性専用の装備品が圧倒的に優遇されている
また新たに登場した【性格】にも性別限定のものがあるほか、能力面においてもステータスの上がり方に違いができた。
【ロマリア】での【きんのかんむり】返却時や【海賊の家】では女性限定のイベントもある。
勇者の性別により人の話が変わる所が増えた。
【エッチなほん】を使用した際のメッセージパターンが、対象の性別によって異なるものになっている。
 
なお本作の仲間キャラは元々職業ごとに外見が決まっており、【転職】すると外見そのものが変わってしまう。
それに加えてリメイク版では名前と性格の変更が効くほか、種集めが容易になったことで能力値のドーピングもしやすくなった。
しかし性別だけは一度決めるとどうやっても変更が効かないため、ある意味そのキャラに残された最後のアイデンティティと言えるものになっている。
 
GBC版のみ【キメラバグ】を使えば性別を変更することができる。

ガラケー版以降

新たに追加された【AI】【作戦】名も、リメイク版DQ4に倣って男女で異なっている。

DQ4

【勇者】のみ性別を選べる。それ以外のキャラクターの性別は固定である。
DQ3と同様に女性限定の装備がいくつか存在するが、男勇者限定の装備はない。僅かに女性の方が有利である。
前作同様、男女によって台詞が変わるケースも少なからずあるが、変化の杖で性別を偽ることはできない。
小説版では両性具有の人物が登場するが、本編ではお目にかかれない。

リメイク版

AIの作戦名が男女で異なる他、後のシリーズに登場した女性専用装備が追加された。
【てんしのレオタード】の存在が特に大きく、女勇者の優遇率がより高まった。
 
さらにスマホ版では、女勇者は5章開始時点で強力な【プリンセスローブ】を装備可能となった。ただし配信限定であったため、現在では入手不可能となっている。

DQ5

性別は全キャラ固定で、人間キャラは「おとこ」か「おんな」どちらかに固定。
【仲間モンスター】の性別はすべて「???」となっている。エルフもこの扱いらしく、女の子にしか見えない【ベラ】もリメイク版の表示だと「???」だったりする。
 
SFC版のみ、【ボロンゴ技】を使えば、「メタル」などめちゃくちゃな性別にできる。

DQ6

性別は全キャラ固定で、SFC版では人間がおとこかおんな、モンスターは???が表示される。
【ベストドレッサーコンテスト】に関わる他、先頭のキャラの性別で人の話が変わる場合もある。
また、本作とDQ7では特技の【ぱふぱふ】を使ったとき、相手に与える効果が男女で異なる。
仲間モンスターは【モコモン】【ホイミン】【ツンツン】が女性バージョンのぱふぱふになる。
卵をテリーに壊されたことを怒っている【ドランゴ】も、SFC版の表記は???であり、ぱふぱふは男性と同じ効果。

リメイク版

DS版では性別が表示されなくなった。
しかしスマホ版ではドランゴと仲間スライムにも人間と同じ性別が設定され、ドランゴと【マリリン】が「おんな」、それ以外のスライムが「おとこ」となった。
しかしぱふぱふの効果は変わっておらず、男性のホイミンが敵をうっとりさせ、女性のマリリンやドランゴがダメージを与えたりする。

DQ7・DQ8

性別は全キャラ固定。仲間モンスターシステムの廃止により???の性別も消滅した。
DQ7の【世界ランキング協会】では、かしこさ・かっこよさ部門の賞品が男女で異なる。
DQ8(3DS版)では、男性のみ耐性無視で混乱させる【ゆうわく】という敵専用特技が存在する。

DQ9

DQ3と同様にキャラメイキングで主人公・仲間とも性別を選択可能。
性別によってメイキングで選択できる髪型と顔つきが異なる。
 
男性限定・女性限定の装備品も多く登場。これらはアイテム説明画面で♂♀のマークが表示される。
ただし今回は【旅芸人の証】を身につければ、異性用の装備品も露出度の高いものを除いて装備可能となる。
【称号】にもどちらかの性別限定のものが多い。
なお、能力面での男女差はなく、装備品もリメイク版DQ3ほど女尊男卑の傾向があるということもない。

DQ10オフライン

主人公は【キャラクターメイキング】時に性別に相当する要素を選べるが、女性風が「スタイル1」、男性風が「スタイル2」という表記になっている。
主人公の兄姉弟妹も兄弟姉妹の中から続柄を選択できる。

DQ10オンライン

主人公の性別を選べるほか、主人公の兄弟も兄姉弟妹の中から選択できる。
仲間モンスターシステムが復活したが性別の表記はない。ただし【むっつりスケベ】【おてんば】等、かつて性別限定だった性格が存在する。
アスフェルド学園内では違う姿に変身しているという設定のためか、性別の変更も可能。
 
性別限定の装備はあるが性能差はなく、純粋に見た目にしか影響しない。
 
Ver.5.1より、公式サイトで性別を変更できる課金アイテムが販売されるようになった。

DQ11

性別は全キャラ固定。オネエキャラの【シルビア】がいるためか、ステータスから性別が削除された。
今作には女性キャラに対してしか使えない【レディファースト】という補助特技が存在する。
また、敵の使ってくる【ぱふぱふ】【投げキッス】は味方の女性キャラには一切効かない。
但し敵の投げキッスは【1ターン休み】にするものと【魅了】するものの2種類があり、後者は女性キャラにも効いてしまう。
 
なお、上述の通り【主人公】の性別は固定だが、3DS版では【すれちがい通信】用のプロフィールとしてプレイヤーの性別を選択できる。
同じく【性格】もDQ3とほぼ同じラインナップから選択できるが性別による性格制限は特になく、男性で【セクシーギャル】や女性で【ラッキーマン】といった組み合わせも可能。

モンスターズシリーズ、少年ヤンガス

イルルカまでのモンスターズシリーズ(キャラバンハートを除く)と少年ヤンガスでは、モンスターの性別が非常に重要な要素となる。
【配合】するときに、モンスターがそれぞれ♂と♀でないと配合することはできない。
したがって、事前によく考えて作らないと配合できなくなってしまう恐れがある。
性別を変えるには、孵化する前に【タマゴ鑑定士】【モリー】に頼んで【祝福】を行うのが一般的なやり方。
シナリオ攻略においても、野生厳選ではまず性別を厳選する必要がある。
少年ヤンガスでは【ぎゃくてんの杖】を、PS版DQM1・2では【きせきのしるし】を使うことで、後天的に変えることも可能。
また、DQM1では♂になりやすい種族、♀になりやすい種族が存在する。
♂になりやすいのは【ウィングスネーク】【ひくいどり】【ゴールデンゴーレム】【にじくじゃく】
♀になりやすいのは【ローズバトラー】【スカイドラゴン】【しんりゅう】【ホークブリザード】である。
なお、【????系】は配合によって生まれるときは必ず♂となるため、孵化させる際には注意が必要。
なお、名前に「おとこ」がついている【ハエおとこ】【ミイラおとこ】だろうと、GB版DQM1の図鑑に「魔族の男」と書かれている【デスピサロ】だろうとキング(王)と名前についている【キングスライム】【キングレオ】だろうと関係無しに性別を♀にすることは可能。ものすごい違和感が出てしまうかもしれないが、配合に重要なのでこの際がまんするしかない。
PS版DQM1、DQM2では野生厳選の際に性別をコントロールでき、♂限定、♀限定というシステム上の縛りさえも使えば例外的に解除できる【フェロモン】という特技が登場した。
長らく、配合システムの存在しないキャラバンハート以外のモンスターズ作品では、性別は必須要素となっていたが、ジョーカー3でまさかの廃止。
これにより、もう性別を気にする必要は無くなり、気軽に配合できるように。
性別無しで配合できるのはWANTED!以来。
 
ちなみに主人公の性別は基本的に固定されており、DQM2・イルルカの【イル】以外は全て男性である。

ジョーカー1

【タマゴ】が廃止された影響で祝福がなくなり、代わりに配合の際に生まれるモンスターの性別を操作するアイテムとして【♂の杖】【♀の杖】が登場。
野生のモンスターの性別に関しても、【エッチな本】【イケメンマガジン】による操作が可能になった。
性別のアイコンは♂が青、♀が赤。
また、雌雄同体(一部媒体では"万能"と称される)という3番目の性別も登場。性別表示は♂と♀が○の部分で組み合わさったもので、色は緑色。
♂とも♀とも配合できる便利な性別だが、この性別同士での配合はできないので注意。
出現比率は1/16と非常に低く狙って仲間にするのは困難だが、【きんだんのバイブル】を使えばこの性別のモンスターを呼び出せる。
配合では約6%程度の確率で生まれてくる可能性がある。ちなみに【神獣系】はすべてこの性別である。
前作までとは異なり、それ以外のモンスターは性別に偏りがない。

ジョーカー2

性別に関する仕様は前作とほぼ同じ。
しかし、モンスターが大量に追加され、見た目が明らかに♂または♀であるモンスターも多くなった。
ちなみに、前作と同様、全てのモンスターの性別は完全にランダムである。
戦闘時に【スカウト】するモンスターの性別を事前に確認することもできないため、特に【野生】のモンスターをスカウトする際は注意しよう。

テリワン3D、イルルカ

一部の種族に性別の偏りが発生するようになり、
歴代の魔王連中や【とらおとこ】【スライダーガール】のように性別がはっきりとわかるものに関しては
本や杖で性別を変えない限り100%(すべてのモンスターに5%の確率で雌雄同体になる可能性があるが、その抽選に外れた場合)性別がどちらかになる。
また、きんだんのバイブルを使わない限り、野生では雌雄同体のモンスターが出ない仕様になっている。
これを忘れていると配合のときに同性ばっかりで困るという事態が発生する。
【究極配合】【新生配合】の仕様上、神獣も雌雄同体固定ではなくなった。
【旅の扉】の最深部にいる仲間になるボスモンスターは、ほとんどが雌雄同体で仲間になる。
また、地味に便利になった点として、戦闘時に敵モンスターの性別を確認することが可能になった。
 
余談だが、特定の種族を4体配合で生み出す際、通常の配合では片方の性別でしか生まれないモンスターを使う必要が出てくる場合があり、この場合【♂の杖】または【♀の杖】で該当するモンスター1体の性別を意図的に操作する必要があるので注意(杖がない場合は確率5%の万能にするしかない)。
 
♂が偏る例は【魔戦士ルギウス】を生み出すために使う【魔戦士ホゲイラ】【魔戦士アルゴ】【魔戦士ヴェーラ】【魔戦士サイフォン】の内、ヴェーラ以外の3体が該当。
 
♀が偏る例は【暴君バサグランデ】を生み出すために使う【キャット・リベリオ】【水竜ギルギッシュ】【怪蟲アラグネ】【妖魔ジュリアンテ】の内、リベリオ以外の3体が該当。

ジョーカー3

性別の概念がなくなり、すべてのモンスター同士で配合が可能になった。

少年ヤンガス

仲間のモンスターに話しかけたときの台詞が、♂と♀で違う。
同じモンスターでも、♂と♀とで全く違う印象を受けることも多い。

モンパレ

【パレードスキル】?の中には性別が発動条件のものがある。

ビルダーズシリーズ

主人公の性別を選択可能。どちらも後天的に変更可能(1はメニュー画面から、2は【ドレッサー】から)。

性別によるステータス、装備できるものに違いはない。ストーリー進行もメッセージの差分程度のものを除けば違いはない。

ビルダーズ1

性別絡みの要素としては、「【男のカベかけ】」や「【女のカベかけ】」といったアイテムがある。個室を作る際に必要なカベかけであるが、男のカベかけは男性NPC、女のカベかけは女性NPCの個室を作る際に必要となる。主人公の個室を作る際にはその時点における主人公の性別に応じたカベかけを設置する必要がある。

ビルダーズ2

前作同様であるが、上記カベかけで性別による利用制限をかけることができるようになった。なお、本作では家畜や仲間になるモンスターなども存在するが、原則的に人間以外のキャラクターは性別は設定されていない。
バグにより本来は仲間にならないNPCのモンスターを拠点の住人にして【なまえのカベかけ】でプロフィールを確認すると性別欄があるが、【モンゾーラ島】でトマトの育て方を教えてくれる【オーク】の妻の【おおねずみ】が男だったりと適当に設定されている。
 
ちなみに本作では住人がトイレや入浴などを行うようになったが、男女が同じ部屋で利用したとしても住人が嫌悪感を示すことは一切ない。もし、どちらかの性別のNPCだけに利用させたい場合はカベかけを使って制御するといいだろう。

星ドラ

キャラメイキングで主人公・兄弟共に性別を選択可能で、後から性別の変更も可能。
性別によってメイキングで選択できる髪型と顔つき、戦闘時のモーション、一部装備品を装備したときの見た目が異なる。
性別限定装備はイベント入手のものに限られ、ガチャ限定装備は全て男女兼用になっている。胸の開いた衣装を女性が装備した場合はサラシやブラジャーなどが追加される。
リリースしてからは長らくおとこ・おんな表記だったが、後のアップデートにてタイプA・タイプB表記になった。

ウォーク

主人公と仲間3人のキャラクターメイキングで男女を切り替えられる。
装備は男女共通だが、性別によって見た目が変化するものもある。
2021年10月より性別の表記がなくなり、前述のとおり男性の見た目はタイプ1、女性の見た目はタイプ2と表記されるようになった。

魂の絆

【絆の勇者】のキャラクターメイキングの一環で選択できるが、上述のDQ10オフラインや星ドラ・ウォーク同様、サービス開始時点から「タイプA」(女性の見た目)「タイプB」(男性の見た目)表記。
他の要素共々、後から何度でも変更可能。
装備は男女共通で、性差による見た目の極端な変化はない。

DQアイランド

キャラクターの「みため」設定は2021年オープン当初より、「タイプ1」(男性の見た目・小)・「タイプ2」(男性の見た目・大)・「タイプ3」(女性の見た目・小)・「タイプ4」(女性の見た目・大)表記。

性別と装備について

DQ3以降、ステータス画面に性別の表記(上述の通りDQ11では表記なし)されるようになり、それに伴って性別による【専用装備】が登場するようになった。
厳密にはMSX版DQ2の【あぶないみずぎ】が最初の例とも言えるが、DQ2の【プレイヤーキャラクター】で女性は【ムーンブルクの王女】のみであり、このときはまだ実質的にはキャラクターの専用装備に近い。
DQ3では女性専用として【ゆうわくのけん】および各種【セクハラ装備】が登場し、続くDQ4では【勇者】のみが男女で装備可能な防具に差がつけられた。
この時期まではあくまでも女性専用装備が登場したのみであり、男性専用装備の登場はSFC版DQ3を待つことになる。
このSFC版DQ3では男女の専用装備の性能落差があまりにも顕著であり、【女尊男卑】という批判を浴びることになった。
なお、キャラクターの性別を選択できない作品においても明らかに「男性専用」「女性専用」という雰囲気の装備品は登場しているが、性別が同じでもキャラクターごとに装備できるものが微妙に異なるため、性別専用と言ってよいかは微妙なところである。
例えば【ステテコパンツ】はDQ5が初出であるが、このときはまだ人間では【サンチョ】専用であった。
DQ8ではセクハラ装備を含めた「女性専用」と言える装備が多数登場するが、少なくともPS2版・スマホ版では女性キャラがゼシカのみであるため、性別専用というカテゴリで括るのはやや違和感が残る。
大きく流れが変わったのはDQ9で、DQ3のように全プレイヤーキャラクターが性別選択可能、かつ本作の目玉機能である全装備(装飾品以外)が着せ替え対応ということもあり、膨大な量の性別専用装備が登場した。
また、DQ9では男女の専用装備はほとんどが対になっており、リメイク版DQ3・DQ4のような露骨な女性優遇はほぼ消滅した。ただし、トータルで見ると女性専用装備の方が種類が豊富という差がある。
DQ10オンラインでもほぼ似たような状況が踏襲されている。
DQ11では【プリンスコート】系および【プリンセスローブ】系の対応関係など、男性専用・女性専用と呼べる装備は登場しているが、キャラクター特性(および職業)の影響が大きく、性別専用装備はごく一部に留まる。