【専用装備】

Last-modified: 2021-12-29 (水) 18:06:51

概要

複数の【プレイヤーキャラクター】が仲間になる作品において、特定のキャラクターもしくは特定の職業のみが装備可能な武具のこと。
また、作品によって特定の【性別】の専用装備もあるが、それについては【セクハラ装備】【女尊男卑】などの項目に詳しく載っているため本項目では詳細については扱わない。
 
DQ8の様に、そもそも登場キャラクターが少なく個々のキャラの特性が大きく異なる作品においては、必然的に各キャラの専用装備が多くなる。
また、伝説の武具は通常は【主人公】もしくは【伝説の勇者】専用になっている。
シナリオ上で明らかにそのキャラクター専用として設計されたものと、市販の汎用的な装備だが、パーティメンバーにたまたま装備可能者が1人しかいないために結果的に専用装備になっているものとがある。
とはいえ、たとえ市販品でもそのキャラクターや職業の特性を強調する要素になっている場合も多く、重要アイテムの一品物になっている例を除けば、その境界線は案外曖昧である。
重要アイテムの一品物であっても、シナリオ設定上はそのキャラクター専用である根拠が薄く、世界中で装備できるのがそのキャラだけとは言い切れないものもある。

DQ2

本作の仕様上、【ローレシアの王子】が装備できない装備品はなく、他の二人は装備できないものが多いため、実質的にローレ専用装備が多い。
MSX版で登場する【あぶないみずぎ】のみ、【ムーンブルクの王女】専用となっている。

リメイク版

【ロトのつるぎ】【ひかりのつるぎ】【はかいのつるぎ】【サマルトリアの王子】が装備可能になり、ローレシア王子専用ではなくなった。
また危ない水着も削除されてしまったため、ムーンブルク王女の専用装備も消えた。
リメイク版でローレシア王子専用として残ったのは【はがねのつるぎ】【おおかなづち】【ドラゴンキラー】【いなずまのけん】【はがねのよろい】【ガイアのよろい】【ロトのよろい】【はがねのたて】【ロトのたて】【しにがみのたて】【てつかぶと】【ロトのかぶと】の12個。

DQ3

【勇者】専用として、【おうじゃのけん】【ひかりのよろい】【ゆうしゃのたて】【せいなるまもり】が登場。いずれも重要アイテムで売却不可の一品物。
また、【転職】システムのある本作では、特定の職業専用装備が豊富に登場する。いずれも複数入手可能で、*印以外は市販品。

なおFC版では賢者の装備が完全に僧侶の上位互換である関係もあって、この2つの職業に専用装備は無い。
一方で賢者は僧侶以外にも職業依存性の高い装備をいくつか装備できるため、賢者さえいなければ専用装備になるはずだったものが少なくない。
また詳細は省くが、前作のあぶないみずぎに続き、女性専用装備という区分が本格的に登場するようになったのも今作からである。

リメイク版

オリジナルで魔法使いの専売特許であった毒針と水の羽衣がいずれも魔法使い専用ではなくなった。
一方、新たな専用装備として下記の武具が追加されている。太字は一品物。

なお、どういうわけか勇者専用の光の鎧と勇者の盾が重要アイテムではなくなり、売却できるようになった。上記の専用兜であるオルテガの兜も同様に売却可だが、いずれも一品物であるため、手放すと二度と手に入らない。

DQ4

【天空シリーズ】の武具(【てんくうのつるぎ】【てんくうのよろい】【てんくうのたて】【てんくうのかぶと】)は当然【勇者】専用。
その他、下記の装備が各キャラクターの専用装備となっており、各キャラの職業特性を強調する要素になっている。いずれも複数入手可能で、*印以外は市販品。

リメイク版

ツメ系武器はクリア後の追加キャラの【ピサロ】が装備可能なため、アリーナ専用ではなくなった。
同様に、追加武器の【デーモンスピア】はクリア前までなら【ライアン】専用なのだが、ピサロも装備可能になっている。
一方でピサロの専用装備として【まかいのつるぎ】【まかいのよろい】【まかいのたて】【まかいのかぶと】が登場する。

DQ5

前作に引き続き登場した天空シリーズは【主人公】ではなく、【伝説の勇者】である【男の子】の専用装備になっている。
一方で主人公専用武具は別にあり、【ドラゴンのつえ】【おうじゃのマント】【ひかりのたて】【たいようのかんむり】が該当する。
さらに【ほのおのリング】も主人公専用。
【ビアンカのリボン】【パパスのつるぎ】は名前に反して専用装備ではない。
少し意外なところで、【ストロスのつえ】【女の子】の専用装備である。
【ビアンカ】【フローラ】は装備がほぼ全被りしているため、専用装備が存在しない。
ただし、主人公の妻としては専用装備があり、【みずのリング】【シルクのヴェール】【エッチなしたぎ】が該当する。SFC版では結婚前のビアンカにみずのリングを装備させられてしまうため、主人公の妻ではない人物が装備できることになってしまうが…。
一方で主人公の妻候補としてDS版以降に追加された【デボラ】は初期装備の【シャイニーネイル】【シルクワンピース】、さらに【ダイヤモンドネイル】【フラワーパラソル】の実に4種もの専用装備を持つ。このうち、フラワーパラソル以外は一品物である。
また、PS2版までは市販の汎用武器である【てつのツメ】が事実上【ベビーパンサー/キラーパンサー】の専用武器となっていた。
DS版以降では上記デボラに加えて、同じ【装備グループ】【プリズニャン】が追加されたので、専用装備ではなくなった。
なお、【スライムのふく】は名前の割にスライム系の装備グループ専用というわけではではない。
スマホ版では仲間勧誘の手間を軽減する救済アイテムとして【モンスターブローチ】が追加されたが、これは主人公に装備させる形で効果が発揮される仕様で、必然的に主人公専用装備となっている。

DQ6

例によって【主人公】専用のフル装備が存在し、【ラミアスのつるぎ】【オルゴーのよろい】【スフィーダのたて】【セバスのかぶと】が該当する。また、【さびたつるぎ】も主人公専用。
他の人間キャラメンバーでは、一見すると専用装備に見えて仲間モンスターが装備できることが多く、専用装備が存在しない。
例をあげるとゲント族の名を冠した【ゲントのつえ】や、【カルベローナ】で「【バーバラ】のために開発した」とされる【カルベロビュート】はスライム系モンスターのグループも装備できる。前者にいたってはなぜか【ボストロール】の装備グループまで装備できたり…。

リメイク版

スライム系以外の仲間モンスターが削除されたため、【はがねのムチ】および【グリンガムのムチ】【バーバラ】専用に、【いかずちのつえ】【チャモロ】専用となった。

DQ7

なんと、本作では伝説の武具である【オチェアーノの剣】【ガイアーラのよろい】【トルナードのたて】【フエーゴのかぶと】がいずれも【主人公】専用ではない。
代わりに【水竜の剣】が主人公専用となっており、防具や装飾品も含めて他に主人公の専用装備はない。
そもそもパーティメンバーが5人(+途中離脱が1人)と少ない中で、剣士・戦士系が主人公を含めて3人(+1)と被りがちで、一方の魔道士系の装備も【メルビン】が杖やローブの類も装備できたりするので、それぞれのキャラの専用装備は案外少ない。
その中で【ガボ】は元が狼であるという性質上、DQ5でモンスター用になっていたツメ系とキバ系等の特殊武器11種が専用武器になっており、パーティの中では(装備できる武具の総数では最少であるのと裏腹に)断トツで専用装備が多い。防具では【カメのこうら】がガボ専用。
その他では【アサシンダガー】【ゆめのキャミソール】【マリベル】専用、【清きころも】【アイラ】専用、【えいゆうの杖】がメルビン専用になっている。
【みなごろしのけん】【まじんのオノ】【王家のよろい】はデータ上は【キーファ】【アイラ】の2人が、【オーガシールド】はキーファとガボの2人が装備可能だが、入手時期の関係上それぞれアイラとガボの専用装備のようになっている。ちなみに売られている時期に誰も装備できるキャラがいないトンデモ武器の【おおばさみ】も同じ。リメイク版ではこれらはキーファにも実際に装備させられるので専用装備ではない。
なお、【ユバールの剣】はなぜかアイラ専用ではなく主人公とメルビンも装備可能な一方、シナリオの設定に反してキーファは装備不可。これはDQ5の内部設定上でパパスのつるぎをパパス本人が装備できないのと似ている。

DQ8

【主人公】専用として、竜神シリーズ(【竜神のつるぎ】【竜神のよろい】【竜神の盾】【竜神のかぶと】)が登場する。このうち鎧と兜は同時に装備すると主人公の見た目が変わる。
竜神のつるぎの強化版として【竜神王のつるぎ】もある。
これら特別な専用装備以外にも、パーティメンバーが4人になり、しかもスキルシステムが初めて導入された都合で、多くの武器が実質的に専用装備になっている。
具体的には、槍とブーメランはすべて主人公専用、斧と【打撃スキル】の武器はすべて【ヤンガス】専用、ムチと短剣は【ゼシカ】専用、弓は【ククール】専用となっている。
打撃スキルの武器ではないが【怒りの鉄球】【はかいの鉄球】がヤンガス専用。
片手剣の中では上記以外で【ひのきのぼう】【兵士の剣】が主人公専用で、【レイピア】系統(【テンペラーソード】【聖銀のレイピア】【堕天使のレイピア】【しっぷうのレイピア】【じごくのサーベル】【ライトシャムシール】)と【退魔の太刀】がククール専用。
また、女性専用装備は当然ゼシカ専用である。

リメイク版

【ゲルダ】の加入により、ムチ系と短剣および女性専用装備はゼシカ専用ではなくなった。同様にブーメランと打撃スキルの武器は【モリー】も装備可能。
その代わり、別の専用装備がいくつか追加されており、扇系はゲルダ専用、ツメ系はモリー専用である。

DQ9

久しぶりに転職システムが復活し、さらに装備が職業に付随するようになった。
本作ではその仕様をさらに尖らせるためか、防具については特定の職業専用の装備が膨大に存在する。
一方、武器はスキルに付随するため、同じスキルを持つ職業であれば基本的に装備が共通している。
 
例外的に職業やスキルに関わらず、シナリオの都合で【主人公】専用の武具が登場する。
該当するのは初期装備の【天使の服】【天使のタイツ】【天使のブーツ】の3点セットと【竜戦士の装具】【竜戦士のかぶと】【竜戦士のよろい】【竜戦士のこて】【竜戦士のズボン】【竜戦士のブーツ】)。
後者は装備の存在自体が主人公の見た目の設定に関わらずムービーの見た目を統一するというメタな都合によるもの。
 
天使シリーズとデザインのよく似た【イザヤールの服】【イザヤールのズボン】【イザヤールのくつ】や、同じくプレイヤーキャラクターの名前を冠した【ルイーダの服】【ルイーダのくつ】【リッカの服】【リッカのくつ】【リッカのバンダナ】【ロクサーヌドレス】はいずれも専用装備ではないコスプレ装備であり、職業問わず装備可能。

DQ10

DQ9と同様に特定の職業専用装備が登場する。
かつては特定の種族専用装備もあったが、現在は種族を問わず装備できるようになっている。
詳細はDQ10大辞典を参照。

DQ11

久しぶりに【勇者】の概念が復活し、片手剣の中で【勇者のつるぎ】【勇者のつるぎ・改】、【勇者のつるぎ・真】)は当然のこととして、さらに【おうじゃのけん】と両手剣の【魔王の剣】【主人公】専用になっている。
また、各キャラクターは加入時にいずれも複数の武器を所持しており、そのうち各キャラクターの名前を冠した武器は専用装備になっている。主人公のみ、自分の名前ではなく出身地である「イシ」を冠した専用武器を2つ持っている。
その他、武器の分類としてはブーメランは【カミュ】専用、スティックは【セーニャ】専用、オノは【グレイグ】専用になっている。このため、上記のキャラクターの名前を冠した装備のうち、【セーニャのステッキ】だけは(他のスティックも専用装備なので)特別感が薄い。
短剣はカミュとシルビアの共通武器、ヤリは【マルティナ】とセーニャの共通武器、ツメはマルティナとロウの共通武器であるが、【戦場の名品総覧】のレシピで作れる【クロノスエッジ】(短剣)はカミュ専用、【トリックスター】(短剣)はシルビア専用、【聖竜のえんげつとう】(ヤリ)および【ゴッドキラー】(ツメ)はマルティナ専用となっている。
また、【ベロニカの杖】は上記の通り、基本的には【ベロニカ】専用装備なのだが、期間限定でセーニャが装備可能になる演出がある。
主人公専用としてイベントで入手できるものを含め、着せ替え対応の防具(【おしゃれ装備】)は【パレードの服】と女性キャラ専用の【メダ女の制服】および【伝説のメダ女の制服】を除けば原則的に各キャラクターの専用装備となっている。
ただし、マルティナのおしゃれ装備のうちバニーガールスタイルについては【バニースーツ】以外の小物2品はマルティナ専用ではない。
おしゃれ装備ではない専用防具・アクセサリーは下記の表のとおり。おしゃれ装備については当該項目を参照。

※セーニャ専用のイメチェンリングは見た目こそ変わるものの厳密にはおしゃれ装備ではない(DQ11Sでスタイル名がなく、「見た目装備」システムに対応していない)。