サーヴァント作成:TYPEⅡ

Last-modified: 2024-01-15 (月) 23:40:10
 
 

サーヴァントとは

 サーヴァントとは、聖杯戦争において召喚される最高位の使い魔のことである。
 神話や伝説の中でなした功績が信仰を生み、その信仰をもって人間霊である彼らを精霊の領域にまで押し上げた、英雄が該当する。
 基本的にサーヴァントと召喚者であるマスターは同じシーンに存在しなければならず、マスターが同じシーンに存在しない、あるいはマスターを持たないサーヴァントは全てのステータスが-2(1以下にはならない)され、マスターがサーヴァントに、あるいはサーヴァントがマスターに及ぼしていた一切の効果が消滅するペナルティを受ける(キャラクター作成時にのみ影響する効果は消えない)。また、宝具カウンターをチャージすることが出来ない。

 
デミ・サーヴァント
サーヴァントの中にはデミ・サーヴァントと呼ばれる存在がいる。
デミ・サーヴァントとは、サーヴァントと人間を融合して作り出した存在であり、不安定なサーヴァントとは違い、本来の英霊の実力の発揮と霊体化ができない代わりに安定した実体を保つ。
デミ・サーヴァントは基本的に融合した人間の人格と記憶を引き継ぎ、融合されたサーヴァントの人格が表に出ることは無く、予想できないサーヴァントの暴走を抑えることが出来る。
デミ・サーヴァントを扱う場合、マスターと同じシーンに存在しなくてもペナルティを受けないが、そのサーヴァントのスキルスロットを-2し、宝具をひとつしか作成できない。
用語説明
◆クラス
英霊であるサーヴァントは、本来人間が使い魔として呼び出せる物では無い。そのため、サーヴァントの英霊としての特徴の一部を7つのクラスとして表出させ、霊格を落とすことで聖杯の力によって顕現させた。それが、サーヴァントのクラスである。
7つの内、いずれかひとつを選択すること。
それぞれのクラスの解説は以下の通り。
 
各クラス解説

各クラス解説

・【セイバー】
 剣士のクラス。剣を扱う能力を持った英霊が該当する。全体的にバランスが良く、扱いやすい。

 

・【アーチャー】
 弓兵のクラス。射撃に関する能力を持った英霊が該当する。基本能力が低いが、その分スキルや宝具が強力。

 

・【ランサー】
 槍兵のクラス。槍を扱う能力を持った英霊が該当する。敏捷が高く、堅実なバランスのクラス。

 

・【ライダー】
 騎兵のクラス。何らかに騎乗した逸話を持つ英霊が該当する。本人よりも、宝具が強力なクラス。

 

・【キャスター】
 魔術師のクラス。魔術や魔法を扱う能力を持った英霊が該当する。が、聖杯を超える能力を持った英霊も多く、呼び出されるのは『魔術や魔法を扱えるが聖杯に劣る能力を持つ英霊』となる。

 

・【バーサーカー】
 狂戦士のクラス。伝承において狂気に陥った逸話を持つ英霊が該当する。専用の〈狂化〉スキルにより、思考能力が低下するがステータスがアップする。正面戦闘が得意。

 

・【アサシン】
 暗殺者のクラス。気配を遮断できる能力を持った英霊が該当する。正面戦闘が得意ではないが、奇襲からの一撃離脱がマスターの脅威となるクラス。

 
◆エクストラクラス
ライダー、キャスター、バーサーカー、アサシンの四騎のうち、1~2騎程度は別の特殊クラスとして顕現する場合がある。それが、七騎以外のクラス、エクストラクラスである。
 
◆基本能力
サーヴァントはクラスごとに基本能力が決まっている。これを強化するには、スキルでのみ強化を行える。
なお、能力値の最大値はEX(6)となる。
 
◆英霊属性
サーヴァントが持つ属性のこと。【英雄】【反英雄】【神性】【怪物】の4つがあり、必ずその英雄に合った属性で1つ以上を選択して取得すること。2つ以上取得した場合はスキルスロットが1増え、3つ以上の場合はスキルスロットが3増える。属性の解説は以下の通り。
 
各属性解説

各属性解説

 

・【英雄】
 善性によって、人々を救ったことを表す属性。または、人々に信仰される程の偉業を為した者の証。

 

・【反英雄】
 悪性によって、人々を救ったことを表す属性。または、人々の記憶に残る程の悪業を為した者の証。

 

・【神性】
 神代における、神の血を引く存在であることを表す属性。神そのものではなく、神と人との混血の証。

 

・【怪物】
 歴史が経ち、人々の創作や伝承によって人からかけ離れた姿や能力を持つことを表す属性。悪魔や竜、吸血鬼、果ては病や飢饉などの特性を持つ者の証。

 
◆クラススキル
サーヴァントはクラスごとに初期から自動で幾つかのサーヴァントスキルを所持している。この自動で取得しているサーヴァントスキルをクラススキルと呼ぶ。
この効果で取得しているサーヴァントスキルはコストを無視する。これらのサーヴァントスキルを成長させた場合、自動で取得されているクラススキルのコスト分を差し引いて取得する。
 

例:対魔力Cを所持している場合、対魔力Bをコスト2で取得できる。

 
◆保有スキルスロット
サーヴァントがクラスごとに持つサーヴァントスキルの取得限界。サーヴァントスキルごとに消費スロットが定められており、作成時に保有スキルスロットと等しい数値の消費スロットまでサーヴァントスキルを取得できる。
クラス毎のスキルスロットの数は下記にあるクラス早見表を参照すること。
ただし、サーヴァントスキルはクラススキルを含めて6つまでしか取得できない。
 
・ステータススキル
能力値ステータスや、弱点に関係するスキル。
ここに分類されたスキルのみ、サーヴァントスキルとは別に取得でき、取得数に制限がない。つまり、6つ所持できるスキルの中には含まれない。
ただし、消費するスキルスロットはサーヴァントスキルと共有である。
 
◆保有宝具スロット
サーヴァントがクラスごとに持つ宝具スキルの取得限界。スキルごとに消費スロットが定められており、作成時に保有宝具スロットと等しい数値の消費スロットまで宝具スキルを取得できる。
作成時には、任意の宝具スキルを組み合わせた宝具を作成することとなる。
 
◆宝具カウンター
宝具を使用するには、宝具作成時に決定された合計宝具カウンター分を消費して発動する必要がある。
宝具カウンターは、宝具カウンタースキルでそれぞれ決定した方法でチャージすることが出来る。
なお、シーン終了時にチャージされたカウンターが【魔力の器】点を超えた数値の場合、【魔力の器】点まで低下する。
 
◆魔力の器
チャージされた宝具カウンターは、シーン終了時に消滅する。
しかし、【魔力の器】と呼ばれる数値の分までならシーンを超えて保持しても良い。
【魔力の器】は、【魔力】によって決定される。
【魔力の器】の計算は以下の通り
 
『魔力の器=魔力×2』
 

例:【魔力1】の場合は【魔力の器】は2であり、【魔力3】の場合は【魔力の器】は6である。

◆遭遇フェイズの参照
サーヴァントは全ての遭遇フェイズを参照、観戦することが出来る。方法は魔術的な使い魔やカメラなど、様々な手段を用いる事が出来るため問わない。また、GMはこの参照についてはTYPEⅠの使い魔の様に自由に改変しても良い。

サーヴァント作成の手順

サーヴァント作成の手順は、次の番号の通りとなる。

 
  1. クラスの受理
  2. 真名の決定
  3. 英霊属性の決定
  4. 基本能力値の記入
  5. スキルの取得
  6. 最大HP・ラック・魔力の器の決定
  7. 宝具の作成
  8. 真名キーワードの設定
  9. プロフィールの作成
  10. 願い事の作成
 

以下に詳しい手順を記述する。

 
サーヴァント作成手順の詳細
1.クラスの受理
サーヴァントは上記に記した7つのクラスのうちひとつを受理して作成する。GMと相談すること。1つの聖杯戦争中に1つのクラスは原則1体のみとする。
GMが許可した場合はこの限りではない。
 
2.真名の決定
サーヴァントのクラスに合った真名をひとつ決定する。
実在した人物で無くても構わないが、ある程度有名な人物であることが望ましい。GMと相談すること。
 
3.英霊属性の決定
【英雄】【反英雄】【神性】【怪物】の4つの【英霊属性】から、真名に合う属性をひとつ、あるいは複数選択して取得する。
属性を2つ以上取得した場合はサーヴァントのスキルスロットが1増え、3つ以上の場合はスキルスロットが3増える。
 
4.能力値の記入
サーヴァントは、クラス毎に基本能力が決まっている。下記にある、『クラス早見表』を見ながら選択したクラスの能力値を記入すること。
 
5.スキルの取得
サーヴァントはクラス毎に自動で設定された、クラススキルと幾らかの【スキルスロット】を持つ。スロット合計が【スキルスロット】以下の数値となる様に、ステータススキルとサーヴァントスキルを取得する。なお、サーヴァントスキルはクラススキルとあわせて6つまでしか取得できない。
 
6.最大HP・ラック・魔力の器の決定
キャラクターの【耐久】×5の数値に【筋力】【魔力】【敏捷】の3つの数値を足した値が【最大HP】となる。
キャラクターの【幸運】の数値が【ラック】となる。
キャラクターの【魔力】×2の数値が【魔力の器】となる。
 
7.宝具の作成
サーヴァントは、クラス毎に決まった【宝具スロット】を持つ。宝具スキルのスロット合計が、【宝具スロット】以下の数値となる様に、宝具スキルを取得する。
 
8.真名キーワードの設定
真名のヒントとなるキーワードを設定する。
真名キーワードには、【遭遇キーワード】1つと、【看破キーワード】2つの、合計3つのキーワードを設定する必要がある。
【遭遇キーワード】は、マスターのステータス看破の対象となった時に公開する。
【看破キーワード】は真名看破の対象となり、対抗判定に失敗する毎に1つずつ公開していく。
 
9.プロフィールの決定
プロフィールを決める。要するにキャラ設定のことである。性別や身長、性格などをある程度決定しておく。
なお、性別は男性と女性以外のものでも良い。
 
10.願い事の作成
サーヴァントの願い事を決める。とはいえ、サーヴァント自体が願い事を持っていないことも多い。自由に決定せよ。なお、セッション中に変更することは、勿論構わない。

クラス早見表

 
  • クラス:セイバー
  • クラス基本能力:18
    【筋力】A(5)
    【耐久】B(4)
    【敏捷】B(4)
    【魔力】C(3)
    【幸運】D(2)
  • クラススキル
    【対魔力:B】… 自身が行う[魔術防御判定]時に発動する。その判定の補正値に+3する。1ターン1回のみ使用可能。
    【騎乗:C】…自身が行う《援護》時に発動する。 《援護》の対象が、その攻撃で与えるダメージに+『【敏捷】』する。
  • 保有スキルスロット:10
  • 保有宝具スロット:6
 
  • クラス:アーチャー
  • クラス基本能力:11
    【筋力】C(3)
    【耐久】C(3)
    【敏捷】C(3)
    【魔力】E(1)
    【幸運】E(1)
  • クラススキル
    【対魔力:C】…自身が行う[魔術防御判定]時に発動する。その判定の補正値に+2する。1ターン1回のみ使用可能。
    【単独行動】…マスターが同じシーンに存在しなくてもペナルティを受けることなく行動できる。また、マスターが死亡するなどして契約が切れたとしてもシナリオ終了時まで存続できる。
  • 保有スキルスロット:22
  • 保有宝具スロット:7
 
  • クラス:ランサー
  • クラス基本能力:15
    【筋力】B(4)
    【耐久】C(3)
    【敏捷】A(5)
    【魔力】D(2)
    【幸運】E(1)
  • クラススキル
    【対魔力:C】…自身が行う[魔術防御判定]時に発動する。その判定の補正値に+2する。1ターン1回のみ使用可能。
  • 保有スキルスロット:17
  • 保有宝具スロット:5
 
  • クラス:ライダー
  • クラス基本能力:12
    【筋力】D(2)
    【耐久】D(2)
    【敏捷】B(4)
    【魔力】C(3)
    【幸運】E(1)
  • クラススキル
    【騎乗:B】…自身が行う《援護》時に発動する。《援護》の対象が、その攻撃で与えるダメージに+『【敏捷】+1』する。
    【対魔力:C】…自身が行う[魔術防御判定]時に発動する。その判定の補正値に+2する。1ターン1回のみ使用可能。
  • 保有スキルスロット:17
  • 保有宝具スロット:10
 
  • クラス:キャスター
  • クラス基本能力:14
    【筋力】E(1)
    【耐久】E(1)
    【敏捷】C(3)
    【魔力】A(5)
    【幸運】B(4)
  • クラススキル
    【陣地作成】…自身の移動フェイズ終了時に発動する。自身が現在存在するフィールドに『陣地』を設置する。『陣地』が設置されたフィールドに進入したキャラクターは『陣地』の存在を知る。『陣地』内で自身と自身の操るキャラクターが行う全ての判定に+2し、受けるダメージを-8する。1シナリオ1回。
    【道具作成】…キャスター専用。自身はシーンが経過する度に能力値ボーナスを1点得る。この能力値ボーナスは任意の戦闘フェイズの開始時に任意の能力値に任意の点数分を割り振る(最大4点まで)。この効果で得た能力値は戦闘フェイズの終了時に失う。
  • 保有スキルスロット:18
  • 保有宝具スロット:5
 
  • クラス:バーサーカー
  • クラス基本能力:9
    【筋力】C(3) 狂C(4)
    【耐久】D(2) 狂C(3)
    【敏捷】D(2) 狂C(3)
    【魔力】E(1)
    【幸運】E(1)
  • クラススキル
    【狂化:C】…【幸運】と【魔力】以外の能力値ステータスに+1。戦闘終了後、マスターの【魔力の器】が1減る(0になると死亡)。契約しているマスターがいない場合は自身の【魔力の器】最大値を減らすこと。複雑な思考が出来なくなるが、会話可能な者もいる。
  • 保有スキルスロット:26
  • 保有宝具スロット:6
 
  • クラス:アサシン
  • クラス基本能力:13
    【筋力】D(2)
    【耐久】D(2)
    【敏捷】B(4)
    【魔力】E(1)
    【幸運】B(4)
  • クラススキル
    【気配遮断】… 遭遇フェイズ中の任意のタイミングで発動する。また、戦闘フェイズ開始時にも宣言でき、その場合は戦闘フェイズ開始の処理を中止し、このスキルの効果を先に発動する。自身と同じフィールドに存在する任意の陣営に対して《奇襲攻撃》を行う。この攻撃によるダメージは10点までとなり、『宝具』以外でダメージは増加しない。自陣営が《裏切り》を宣言しているシーンでは発動できない。1シーン1回。
  • 保有スキルスロット:23
  • 保有宝具スロット:5
 
  • クラス:エクストラクラス
  • クラス基本能力:5
    【筋力】E(1)
    【耐久】E(1)
    【敏捷】E(1)
    【魔力】E(1)
    【幸運】E(1)
  • クラススキル
    【エクストラクラス】…自身の任意の能力値ステータスに10点を振り分ける。
  • 保有スキルスロット:36
  • 保有宝具スロット:6

Ex:サーヴァントキャラシート

【真名】
【宝具】
【クラス】
【英霊属性】
【性別】
【最大HP】 (耐久×5+筋力+魔力+敏捷)
【ラック】 (幸運)
【魔力の器】(魔力×2)
【筋力】
【耐久】
【敏捷】
【魔力】 
【幸運】 

【スキルスロット】
【宝具スロット】

  • ステータススキル

【スキル1】…(スキル説明)

【スキル2】…(スキル説明)

  • サーヴァントスキル

【スキル1】…(スキル説明)

【スキル2】…(スキル説明)

【スキル3】…(スキル説明)

【スキル4】…(スキル説明)

【スキル5】…(スキル説明)

【スキル6】…(スキル説明)

  • 宝具

【複数所持】(取得数)/(合計スロット)
【宝具カウンタースキル】… (スキル説明)

【宝具】(宝具の系統)
(宝具名)/(合計カウンター)
【宝具スキル】… (スキル説明)

  • 真名キーワード

【遭遇キーワード】

【看破キーワード】
・キーワード1
・キーワード2

【プロフィール】

【願い事】

◆サンプルサーヴァント

全てEVERNOTE

▼サンプルサーヴァント
https://www.evernote.com/shard/s392/sh/cc774731-c267-4d09-8c8d-8be0f7deade7/063f29e708664f1c4eeb4978731a2a49

▼第五次聖杯戦争サーヴァント(Fate/stay nighit)
https://www.evernote.com/shard/s392/sh/48aafea8-0c5b-49d3-8aeb-bf51d46f4f0c/067ff58a0acdeff14959ba737e852f3b

▼第四次聖杯戦争サーヴァント(Fate/Zero)
https://www.evernote.com/shard/s392/sh/b1ad3a78-c540-4af0-bccf-b65359bc49da/2b1a0b781a21a0a15e64889a8fd9248e