キャラクターの知力を表す、能力値の一種。おおむね黒魔法の威力に影響する。
白魔法の威力に影響する「精神」と対の関係になっている。
白黒魔法の区分が曖昧になっている昨今では知性と精神が「魔力」として一緒に扱われる傾向にある。
- 最近は、知性と精神のように攻撃魔力と回復魔力で分別されている場合がある。
黒魔法に秀でたキャラやジョブが優秀な数値を持っていることが多い。
逆に戦士系のキャラやジョブは大概低い。
数値が低いキャラはプレイヤーからネタでアホの子呼ばわりされることもある。
ただし、能力値とキャラ付け(話し方や考え方など)が一致しているとは限らない。
ネタにするにもやり過ぎない程度に。
- おそらく魔法に対する知識等の「知性」であると擁護してみたり。
- 頭がすっきりしてて処理能力が高い状態のほうが魔法を出すために集中できる
知能系パラメータに由来する風評被害は、どこの世界も変わらない……。
個人的な想像なのだが、「知性」という名前の能力値がFF5以降あまり使われなくなったのは、
やっぱりキャラクターの「知性が低い、知性が高い」という表現になると
「バカっぽい」とか「頭がよさそう」といった印象を持ってしまうので、
キャラクターのストーリー上のイメージとの無用なギャップを感じる場合があったからではないだろうか。
「このキャラは知性が低いけど、ストーリー上は他のキャラと比較しても別に頭悪くないよなぁ…」とか、
逆に「このキャラ知性が高いって設定だけど、ストーリー上のセリフとか見るとそんな賢く見えないよね」というように。
FF1
特に意味は無い死にステータス。
基本的にFC版準拠の作品の説明書では各ステータスに関する説明がないのだが、バーチャルコンソール版では説明が付加されており、知性については「魔法の効果に影響します」と記載がある。
もちろんVC版で効果が出るようになった、ということもなく、相変わらず何の効果もないままである。
FF1(WSC版以降)
どうやら幸運とともに逃走成功率に関わっているようだ。
幸運と知性の値がほぼ正反対であるシーフと黒魔術師で、逃走率にほとんど差が見られなくなったのはそういう理由らしい。
FF1(GBA版以降)
GBA版では魔法攻撃の威力に関わる。
- ↑ これって例えば「サンダーの魔法威力10が知性分増える」ってことではなく、後述のように攻撃魔法の魔法攻撃回数が知性で上昇するから、結果的に与ダメージが増えるってこと?
回復魔法ではたしかに「最終的には消費MP3で100~150程度ものHPが回復可能になる。」なんだけど、回復魔法も魔法回数が増えたからってことかな、解説求む。
GBA版では回復魔法の効力にも影響する。ドーピングアイテムも手に入るし上げて損は無い。
- FF1には「精神」は無いので、知性が兼ねていることになる。
魔法の効果に影響するだけではなく、特定の値(10,20,30,40,50,66,82,98)になると魔法攻撃回数が上昇する。
知性98以上+賢者の杖でのホーリーはなんと1000を超えるダメージを叩き出す。
- モンスターの場合は変身前スカルミリョーネの160を筆頭に知性100以上のものも存在。
- といっても、知性100以上のモンスターは上記のスカルミリョーネ1戦目(知性160)の他にはアトモス(知性130)とスカルミリョーネ2戦目(知性100)しか存在しない。
ただし、その知性の高さ故に魔法防御カンスト+耐性ありでも魔法攻撃が結構痛いので馬鹿にはできない。
- といっても、知性100以上のモンスターは上記のスカルミリョーネ1戦目(知性160)の他にはアトモス(知性130)とスカルミリョーネ2戦目(知性100)しか存在しない。
MPの上昇にも影響。レベルアップ時の基本上昇値は「知性/4+1」となっている。
- 先述のドーピングアイテム(マインドアップ)を低レベルのナイトと忍者に数個使用して知性を高めておけば、ソーマのしずく(使用すると最大MPが5上昇するドーピングアイテム)に全く頼らずともMPカンストが狙える。
誤解されやすいが、状態異常や即死魔法などの成功率には関わらない。
魔法防御とも関係はない。
FF1(ピクセルリマスター版)
おおむねGBA版と同じ仕様だが、MPが魔法回数制になったためMPの成長には無関係になった。
FF2
黒魔法の威力に関わるステータス。黒魔法を多く使う事で上昇。
PS版までは、力が上昇すると知性が下がる仕様。また知性が上がると体力が落ちることもある。
面倒くさがって物理攻撃だけで戦闘を済ませていると、実にあっさりと「1」まで下がる。
力と知性・精神をバランスよく上げていくのは結構大変。
そのため、特定の魔法以外は白魔法を使う人が多い。
- 戦士系に育てるのなら覚える魔法はケアル一つでも十分。気楽にいこう。
ジェイドの魔法屋を除けば普通に買える黒魔法はファイア・サンダー・ブリザド・デジョンの4種しかなく、
自然と黒魔法を使う機会も少なくなるため精神に比べてやたら上げにくい。
おまけに力が上がれば知性が下がるという仕様、高い数値をキープするのはなかなかツライものがある。
- 結果的に黒魔法を使うなら原則それ以外の行動は取れないということになる。
せいぜい白魔法くらいか。
黒のローブを装備すれば最低でも11をキープできる。
アスピルやバーサクなどを補助的に使う程度ならこれでも十分。
FF2(GBA版以降)
能力値が下がらなくなり、黒魔法専用キャラにする必要はなくなった。
敵には知性のパラメータが設定されていない(知性0)ため、味方に比べて魔法攻撃はヘボい。
- とはいえ、魔法防御レベルが低い内はそれなりに驚異にはなりうる。
FF3
黒魔法と召喚魔法の威力に関わるステータス。
- 当然というか、黒魔はこれが高い。
赤魔はこれが低いので黒魔法がさっぱり当たらない。
黒魔法の使い手や召喚系の魔道師、その両方を兼ね備えたジョブはもちろん軒並み高い。
が、魔法を使えなくても学者やシーフはそれらに匹敵するほど高い知性を誇る(特に学者は賢者と並んで最高クラス)。
いざという時には攻撃魔法系アイテムを彼等に使わせてみてもいいだろう。
FF3(DS・PSP・3D REMAKE版)
DS版では攻撃系魔法全般に参照されるステータス値となった。
このためエアロやホーリーは白魔法であるにも関わらず、導師よりも賢者が使ったほうが強くなる。
また当然のことながら、召喚魔法の攻撃効果もこのステータス値に依存する。
- 防御には全く関わらない。
攻撃魔法の威力だけでなく、状態異常魔法の成功率にも影響する。
その他、竪琴を使った通常攻撃の命中率にも影響する。
- 一見攻撃魔法と似ているが、ダメージ計算には一切関係しない点が異なる(攻撃魔法と異なり知性ではなく使用者の精神の数値によって威力が上がる)。
FF4
黒魔法、召喚魔法、忍術(一部を除く)の威力に関わるステータス。
正確には威力というより魔法攻撃回数に影響する。
よって魔法に設定された攻撃力自体が敵の魔法防御より高くないと、
どんなに知性を上げても与えるダメージは1のままだったりする。
ドレインがその典型的な例。
バトルには関係ないが、知性の低いキャラは洗脳されている場合がよくある。
黒魔法や忍術を使えないキャラにとっては死にステータスだと思われがちだが、実は魔法回避率と魔法防御回数に大きく関わっている。
- 魔法防御関連を重視する際は、吟味するなら知性+精神の合計が高くなるよう心がけよう。
レベル70を超えるまで、ヤンは2・シドは5のまま成長しない。
ヤンはともかくシドは飛空艇研究の第一人者であり、決して知力に劣るキャラではないはずなのだが……。
このことから恐らく、本作の「知性」は黒魔法や召喚魔法に関する造詣の深さのみを指しているのではないかと思われる。
成長後のリディアは、変化のロッド(+5)→妖精のロッド(+10)→星屑のロッド(+15)で魔法威力を上げていきたい。
FF4(DS版)
攻撃側の知性が状態異常魔法の成功率に影響するようになった。
白魔法のサイレスやホールドなども成功率は知性依存に。
知性の高いキャラから、
テラ、パロム、リディア、フースーヤ、セシル(聖騎士)、
エッジ、ギルバート、セシル(暗黒)ローザ、ポロム、
カイン、シド、ヤンである。
(ニンテンドーDS版
FF4 World master guide参照)
FF11
表記はINT(知性を意味するIntelligenceの略)。
おもに攻撃魔法によるダメージや命中力に関わるステータス。
黒魔道士や学者にとって重要となる。種族別ではタルタルがもっとも数値が高い。
FF14
表記はINT。遠隔魔法DPSの魔法攻撃力に影響する。
種族別ではヒューラン(ミッドランダー)、エレゼン(シェーダー)、ヴィナ・ヴィエラが高い。
聖剣伝説
→かしこさ
光の4戦士
黒魔法に影響があるステータス値。
大抵は威力が上がる。
何気に魔法命中率も上がるらしい。
が、どのように上がっているのかよくわからない。
- 魔法命中率が高いとレジストされにくくなる。
レジストが発生すると魔法与ダメージが半減するため結構重要。
同レベル・同クラウン・同装備だと
アイレ>ユニータ=ジュスカ>ブランド の順で高くなる。
Lv99になるとアイレとブランドで15も差がつくので結構重要。
PFF
精神がないため、白魔法も黒魔法もこの数値の影響を受ける。
とはいえ白魔法はそこまで重要でなく、白魔法が得意かどうかの白魔法倍率の方が大切。
黒魔法は火力に直結するが、属性強化やリメントオーバー値で強化しやすいため、低めでも使えるようにはなる。
知性が高くても限界突破がなければ9999どまりということもあるので、あるに越したことはないが、そこまで高い必要もない。
召喚魔法は、知性は関係なく召喚魔法倍率のみ掛かる。
プラスチョコボでは「黒チョコボ」でステータスが1上げられる。
杖・ロッド・波動には必ず付いている数値。
一部剣や装備などにもついているため、装備次第で戦士キャラも魔道士のマネはできる。
戦士メモリアも一定数の知性があるとありがたい…というところはある。
脳筋なメモリアもかなり居るので、基本的に低いが常。