キャラクター/【ロクサス】

Last-modified: 2024-03-30 (土) 08:49:54

トワイライトタウンに住んでいる少年。
KHIIの冒頭では(ソラほどではないが)明るい性格だった。しかし周りに異変が起こり始めたことで自身の正体を思い出していくうちに、陰のあるような雰囲気も持つようになった。
KHIIの序盤の6日間とDaysのストーリー全般で操作できる。
 
CVは内山昂輝。

  • KHIIからDaysの間に地声が低く安定し、聞き比べるとかなり声の高さが違うことが分かる。

FM版及び北米版における声優はジェシー・マッカートニー。


瞳はソラと同じ青、髪型は明るい茶髪(ほとんど金髪と言える)でソラとは違った逆立ち方をしている。あえて言うならソラは横や後ろに向かって逆立っているのに対し、ロクサスは前に向かって逆立っている。円卓の間での座り方は、ゼクシオンのように膝の上に手を起き足は揃えている。

  • KeyArt等では金髪で書かれているため、明るい茶髪と言うよりはやや暗い金髪と言う方が正しいのかもしれない。金茶色という奴だろうか。

身長はKHII(15歳)のソラと同じである。ちなみに髪の長さも同じという設定がある。顔のパーツも顔の輪郭以外はソラと同じ(輪郭はロクサスの方が細い)。

  • 同じ時を生きて成長した為とも考えられるが、Days当初の生まれたばかりの頃から外見は変わらず、そもそもノーバディは年を取らないという設定がある。しかし、どう見ても成長したとしか考えられないノーバディが他にも居る為、かなり曖昧な設定。
    • ちなみに姿の元になった人物は約16歳。16歳と15歳の体格が一緒…。ただコレに関しては、外見年齢が一致してないのは幼く見られやすいヴェンの方か。
  • スケボーが得意であるが、これはヴェントゥスの影響だと思われる。目覚めたソラもスケボーができるようになっている。

トワイライトタウンで生まれた時や、もう一つのトワイライトタウンで暮らしていた頃は黒いファスナー付きのインナーに裏地が赤く袖の下辺りに市松模様のある半袖の上着を着て、ズボンはソラと違って長ズボン。ズボンは上部が黒色で下部が白色といったデザイン。靴は黒色で赤いベルトが付いている。左手には黒い縁取りがされた市松模様のリストバンドと、中指と人差し指に白と黒のフィンガーバンドを付けている。
よく市松模様が彼のモチーフとされるが、これは光と闇の中間、つまり黄昏を表している。
他にも、インナーの×のデザインのチャームが彼のシンボルとして扱われている。

  • もうひとつのトワイライトタウンのムービーでは彼の部屋着も見ることが出来る。こちらは黒い半ズボンと、黒と白のシンプルなTシャツ。

シーソルトアイスが好物で、もう一つのトワイライトタウンで暮らしていたころもハイネピンツオレットと時計台の上で食べるのを日課にしていた。

  • KHIIでは一度時計台の上から足を滑らせ転落した。仮想の世界なので無かったことになったが、現実だったら間違いなく転落死である。
    • その代わり、カイリがソラのことを思い出す切っ掛けになった。

実は第1作であるKHIからシークレットムービーで登場しているため、データやソラの夢まで含めるとある意味皆勤賞である。

  • と言っても彼の存在はだいぶ複雑な事情が絡むため、ロクサスをシリーズ皆勤賞とするかは意見の分かれる所だろう。

KH

シークレットムービーに登場。
ネオンの映える暗い街を歩いていた。その後目隠しをした男と遭遇する。

KHFM

シークレットムービーに登場。
記憶の摩天楼と呼ばれる場所で、二本のキーブレードを巧みに操り、ネオシャドウと一人で戦っていた。
ビルの天辺に現れた目隠しの男にキーブレードを投げつける。

COM

エンディングに姿を見せる。この頃はまだ「謎の少年」と呼ばれていた。


終盤ヴィクセンから「ソラの裏の記憶」として渡されたトワイライトタウンのカードはロクサスの記憶から作られた物である。
当然KHIに登場していないワールドだったのでソラ達には見覚えがなかったが、ソラはこの街のことを全く思い出せないにもかかわらず、トワイライトタウンを進むうちに懐かしさを感じて戸惑っていた。

ちなみにリク編では、トワイライトタウンのカードによって王様がリクの元に導かれている。王様は「カードが君のもとに行きたかったのかもしれない」と言っていたが、実際は不明。マスター・アクアの言ったように、心のつながりが起こした奇跡だったのかもしれない。
当然リクにもトワイライトタウンの記憶はなく、ソラのように何か感じるものも無い。

Re:COM

トワイライトタウンを歩いているシーンがスタッフロール中流れる。
また、ハイネ達が食べていたシーソルトアイスを見てその場から動かなくなってしまい、仕方なくアクセルがアイスを買ってあげ、時計塔の天辺に座り二人で食べるシーンがある。

  • KHIIFMのアルティマニアのインタビューによればアクセルは「アイスが欲しいんだな」と解釈したかららしい。

新たに追加されたエネミーカードとしても登場する。
KHIIFMのクリアデータがある状態でトワイライトタウンの未知なる宝のキーカードを使った部屋で手に入る。
発動する効果は「ダブルヒット」。
KHIIFMで敵として登場するロクサスはソラが使う魔法やタイプなしの技に対して高い耐性を持っていたが、他のXIII機関のメンバーとは違い、このカードでは相性の変化が一切起こらない。

KHII

トワイライトタウンに住んでいる少年として登場。
KHIIの最初はロクサスを操作することになり、事前情報なしで購入したプレイヤーを混乱させた。
親友のハイネピンツオレットと共に残り少ない夏休みを楽しんでいた。
しかし夏休みが終わる7日前からロクサスの周りで不可思議な出来事が起き始め、謎の白い生き物と対峙した際、キーブレードが目の前に現れる。

  • 2日目にはバイト(という名のミニゲーム)をすることになるが、どれだけ稼いでもこいつに盗まれて0マニーになってしまうので、APを稼ぎたい人も1200マニーで終わらせるのが賢明である。
  • なお、2000マニー以上集めると強制的にイベントが発生する為それ以上は稼げない。
  • 3日目にはKHIのソラと同じように「剣」「杖」「盾」の選択を行うことになるが、これはアビリティの習得順に関わる重要な選択。詳細はソラの項の解説も参照。
  • なお、初日にはサイファーとのバトル前にストラグルバトル用の武器を選ぶイベントがあるが、これはパワーアップなどのドーピングアイテムを1つ使用した扱いになる。あとで取り返しはつくので好きに選んで問題ない。

さらに、ロクサスの前にナミネアクセルが姿を現すようになり、彼らから自分の正体を知らされることになる。


経験値が獲得できる場面で頑張ってロクサスのレベルを上げていくと、魔法力の上昇、オートロックマジック習得など、彼には関係ないステータス数値や扱えないアビリティもソラと同じく上昇、習得していく。
LVが1上がるごとに必要経験値が跳ね上がっていくため、攻略のために数レベルを上げる程度ならまだしも、最終的な実用性はない。

  • …のだが、FM版では少し話が変わってくる。詳細はKHIIFMの節にて。

また、THE 6th Day終盤のアクセルと戦った後、実はそのまま踵を返して街に戻ることが出来る。
二刀流で更に稼げるのでは!?と思ってしまうが、アクセル戦後は一刀流に戻ってしまう。少し残念。

ロクサスの正体

彼の正体は『めぐりあう鍵』の称号を持つ、XIII機関のナンバー13(No.XIII)。
属性は「光」で機関時代の配下ノーバディはサムライ
そしてソラがKHIでハートレスになったことで誕生したノーバディである。
名前もソラから付けられており、ロクサス(Roxas)という名はソラ(Sora)+Xのアナグラム。
通常はハートレスとノーバディがどちらも消滅することで本体が元に戻るため、本体とノーバディは同時に存在することはできないが、ソラはソラ・ハートレスからカイリの心を媒介として人間に戻ったため、ロクサスは存在したままとなった。

  • 元々のソラの肉体と魂はロクサス(とナミネ)になり、復活したソラの肉体と魂は新たに発生したということになる。

更に、本体であるソラがハートレスになっても自我を保っていた(記憶を心の方に留めていた)上、すぐに人に戻ってしまったため、ソラとしての記憶を持たず、本体であるソラと異なる姿を持つ特殊なノーバディとなっている。

  • 恐らくソラの身体が消滅してからロクサスが誕生までの間にソラが「人間に戻った」という事実が挟まることによって純粋な「ソラのノーバディ」として発生することができなくなり、代わりにソラの心の中で眠っているヴェントゥスの影響を色濃く受けることになったと思われる。このため、実質は「ソラとヴェントゥス」のノーバディといえる。
    • 同時に生まれ、同じくソラの体を媒介にしたナミネとはある意味双子のような関係とも言えるが、ナミネは「ソラとカイリのノーバディ」である為、双子の様で双子でない関係ともいえるだろう。言ってみれば(肉体を母体として)父親違いの義理の姉弟(兄妹)のようなものだろうか。
  • 記憶に関してはCOMの出来事の結果、Daysでロクサスにソラの記憶のかけらが流れ込んでいたが、既に自我が確立していた為か「知らない奴の記憶(夢)を見た」様な扱いだった。

 
本来の彼の性格は、記憶がない状態から「何が楽しくて何が辛いか」という自我を確立していく過程であったためか、基本的には感情の起伏が少なく、KHIIのロクサス編後半から見られた影のあるタイプ。同時に、記憶がない故物を知らず、無邪気な幼さも垣間見える。

  • キャラクターズレポートによると、ソラの中に隠れている負の面が表出したのがロクサスとのこと。
    そのため、ソラと違って怒りを露わにする描写が色濃く出ており、存在も、ましてや彼の元になったことも知らなかった「ソラ」という言葉に「ソラって誰なんだ?」と毎回嫌悪を抱いていた。

ソラのノーバディであるため、キーブレードを使うことができる。基本となるキーブレードも同じく「キングダムチェーン」。

ソラと同じく、右手に一条の光を走らせてキーブレードを呼び出す。武器を手に持っている時の動作はKHI時代のソラと同じ。
覚醒した二刀流時には「過ぎ去りし思い出」と「約束のお守り」を使う。記憶の摩天楼でソラの前に立ちはだかった際には黒々とした闇と共に紫紺の電流が走るエフェクトを出現させて過ぎ去りし思い出を呼び出している。KHIIFMではリクとの戦闘シーンで約束のお守りを呼び出すシーンも追加され、こちらは金色の光が迸る。

  • フィールド上での操作時だけではあるがソラも同じ演出で過ぎ去りし思い出や約束のお守りを呼び出す。

機関を裏切り脱走を謀ったところ、ソラの記憶の修復の為にリクとDiZに連れ拐われた。

  • 二刀流が使えるようになったのは機関の脱走後であり、同じく機関員であり親友であるはずのアクセルがロクサスは二刀流の使い手であるのを知らなかったのは、二刀流という能力を得て以降一度も彼と接触していなかったからである。
  • 本作中に思い出した記憶として、摩天楼でリクと戦っていたが一時優勢となり、止めを刺そうとしたところでリクに反撃される。その後、DiZの元へ囚われていた。
    • 紛らわしいことに、上行の時点ではまだ決着はついておらず、もう少しだけだが戦闘の続きがあった。FM版で明らかになる。

その際に偽の記憶を植え付けられており、自分が機関に属していたことや親友のことを忘れてしまっていた。
また、ロクサスが自らの故郷だと思っていたトワイライトタウンも、実際はDiZによってデータで作られた仮想世界であり、ハイネを始めとする友人達や街の住人も全てデータ上の偽物であった。

  • DiZ曰く、トワイライトタウンでのロクサスは「別の人格」。とはいえ、二重人格とかいうわけではなく、記憶と人格は結びついたものである以上、別の記憶を持ったロクサスの人格は本来のものとは異なる、という意味だろうが。
    • ロクサス編での性格は、スケボーや周りとの接し方を見ると、ヴェンに近い物になっており、こちらもヴェンの影響が窺える。
  • 記憶の書き換えと言えばナミネの手によるものと思われるが、ナミネの記憶操作にしては割とあっさり記憶が戻っているため、ロクサスをデータのトワイライトタウンに移したことで、データの記憶で本来の記憶を覆い隠すことができたということだろうか?

ロクサスは自分の正体が素直に信じられなかったが、DiZのコンピューターを見た時、記憶を取り戻す。
しかし時既に遅く、ロクサスの始末の命令を受けたかつての親友、アクセルと戦い、思い出した能力であるキーブレードの二刀流でアクセルを倒す。そしてDiZの所へ赴き彼に斬りかかるもデータであった彼に軽くあしらわれ、ポッドの中で眠っていたソラと対面したことで、夏休みをあと1日残してソラへ還る。

ただし、これは完全な回帰ではなく、物語終盤のアクセルの消滅により目覚める。
覚醒したロクサスは記憶を失う前にリクに敗北した場所で、本体であるソラにだけ見える幻影として現れ、「おまえが選ばれたわけ」を求めてソラと精神世界で一騎打ちの対決をする。

  • 「おまえが選ばれたわけ」とは「(キーブレードに)選ばれたわけ」である。
    この時点でロクサスは忘れてしまっているが、Daysでロクサスが機関を出た切っ掛けは自分とシオンの関係が壊れた原因(出会えた原因でもあるが)が自身の持つ「キーブレードの力」であること、二人が“ソラ”によって繋がっていることを知ったためである。
    そして、KHIIの様に「自分が何者なのかを知る」事が目的となり、アクセルには知りたい事として「なぜキーブレードが俺を選んだのか」と述べている。
    • 後述のようにロクサスがソラと自分を同一視するようになったのは、「自分が何者なのか」を知る事は「“ソラ”とは何なのか」を知る事であり、シオンやナミネの話から自分が何者なのかという疑問は一応解決し、自分はもう戻れない(と考えていた)上でソラが認めるに値する人物だったことで、「こいつが本体なら」、と満足してしまったためかもしれない。
  • 強力なノーバディであるXIII機関としての力とキーブレードの力を併せ持つロクサスはかなりの戦闘能力を持つことが分かるがソラもほぼ互角に渡り合っている。ロクサスはキーブレードが2本ある分ソラよりも手数が多く攻撃的で、空中に留まり様子をうかがう等といった人間離れした能力(人間ではないが)も見せている。2本のキーブレードを下に向け床に引きずりながら接近して距離を詰める動作は3DのOPやKHIIIRMでも再現された。
  • 戦闘中、ソラに何者かと問われた際には「闇の住人」だと答えている。ちなみにリクは自分が倒したと認識している。記憶が曖昧なのか、それともあくまでもリク自身に敗北した訳ではないと解釈しているのだろうか。
  • ロクサス視点ではリクを倒したらリクの代わりに出てきたなんか知らんおっさんに倒された認識なのかもしれない。何しろソラでさえ見間違えたのだから。
    • サイクスのセリフからXIII機関側もリクは敗死したと認識していたことが示唆されている。実際、FM版で追加された機関員同士の会話でもリクの話題は出てこない。
  • 二人の対決は精神世界で行われたものだが、グーフィーによるとその間ソラはどこかへ消えていたらしい。

対決の最中、「わかったよ、ソラ」とソラのことを認め、キーブレードを奪うことで窮地に追い込むが、敗北。再びソラへ還る。

  • なお、漫画版ではその時の描写が異なっている。原作ではソラはロクサスに奪われたキーブレードを奪い返して、それにロクサスが驚いた隙を突いて居合で倒したのに対し、ロクサスの隙をついたのは同じだが漫画版ではロクサスの約束のお守りを奪い取り、そのまま駆け抜けるように斬っている。
    • ゲーム版はソラが勝ったというよりロクサスがキーブレードの機能を知らなかったから負けたという、ソラ側から見てもロクサス側から見ても微妙な結果に見えるので、漫画版の方がロクサスは戦闘能力でソラを追い詰めたし、ソラは心の強さでロクサスに勝ったという、どちらの面目も立つ結果になっているように見える。

しかし、これもまた完全な回帰ではなく、鎧を着たゼムナスとの戦闘後に、ナミネと共に完全に本体に回帰する。


余談だが、KHII開発初期に公開されたPVでは役どころが現在と異なっていたようで、トワイライトタウンの屋敷地下にて二刀流でアクセルと対峙するのは同じだが
ロクサス「おまえをソラに合わせるわけにはいかない!」
アクセル「血迷ったか!」
というやり取りになっており、どちらかというとソラを認めているようなキャラとなっている。

また、事前情報では前記した通り「謎の少年」と表記されており、ロクサスの名前はKHII発売まで徹底して伏せられていた。
名前がネタバレとなってしまうための措置であり、実際にプレイして初めて名前を知ることとなる。
…という想定であったと思われるが、実はゲームに付属している解説書のキャラクター紹介がロクサス表記となっており、プレイ前にこれを読むと思わぬ形でロクサスの名前を知ることになってしまう。
他キャラとは異なり名前の綴りが書かれていないのはせめてもの配慮だろうか。

KHIIFM

オリジナル版ではイベントのみであった精神世界でのソラとロクサスのバトルが、実際に戦えるようになった。シリーズの中でも屈指の人気バトルである。
 
また、この戦闘後の追加ムービーにも登場。
ノーバディとして生まれたばかりの頃にゼムナスから名前を与えられたことを思い出し、薄れゆく意識の中で心とは何かの答えをソラに託し、相棒と別れを告げる。

  • この答えを、ソラはKHIでリクからキーブレードを取り返した時点で見つけており、この考えを3Dで改めてゼムナス達に突きつけることになる。
  • DaysやKHIIの冒頭では個である事を望んでいたはずだったが、このシーンで「あいつは 俺だから」と言っており、3Dでも自身とソラを同一視している。
    しかし、ソラの方はCOMのリク=レプリカの時点で例え本物がいる偽物であってもそれは別の存在である、という考えなので、ロクサスの考え方はソラには受け入れられないものであり、3Dではっきりと言われることになる。

また、リクの回想としてロクサスとの戦いで何が起こったかの詳細が語られた。


「ロクサスが弱かったらちょっとイヤじゃないですか」という理由で本編中のボスの中ではかなりの強さになった。

  • ロクサスはXIII機関の中では潜在能力を含めればかなり強い方だとディレクターは言っている。実際、Daysの終盤では弱体化しているにもかかわらずサイクスを倒している。その件はサイクス本人も驚いていた

二本のキーブレードを巧みに操り、流れるような攻撃を繰り出す。光を発しながらの高速移動、光の柱のようなビームを使ったりと、属性にちなんだ技も増えている。
HPが残り75%まで減ると「キーブレード解放」と「キーブレード投げ」を使ってくるようになる。

  • 特にレベル1プレイでは難敵。攻撃前の予備動作が短く攻撃が読みにくいわ、光柱による事故などが多発するわとラスダンボスの先鋒としてその実力をこれでもかというほど見せつけてくれる。幸い後述の再現データ戦で別のセーブデータを使っての事前練習はできるので再現データが楽に倒せるなら苦戦しないだろう。
  • 全体的に強制反撃が非常に厄介で、強制反撃でループに持ち込める構造になっていることが多い本作のボスではかなり例外的な存在。そのため安易なループ戦法は通用しづらい。
    …のだが、本作を愛する猛者たちは、こんな強敵相手でさえ安定するループ戦法を生み出しているから恐ろしい(後述の「デュエル」成功時ではなく、通常時で、である)。
    • そのループの内容とは、端的に言えば「空中の強制反撃がヤバいなら地上で強制反撃させればいい」である。地上の強制反撃は距離に関係なく連続斬りなので、ガード→コンボでループに持ち込める。
      しかし、ストライドブレイクやエクスプロージョンで簡単に発生させられる空中強制反撃に対し、通常フィニッシュは基本的に強制反撃を無効化するためひと工夫必要。そのひと工夫としてブリザガを用いたり、ギリギリまで反撃値を溜めて普通に殴って即ガードしたり、などと言った手法が生み出された。

デュエル」に成功すれば、ロクサスのキーブレード二本を奪って、一時的に三刀流として戦うことができる。
キーブレードが無い時のロクサスは行動パターンが大きく変化し、ビームを連発するようになるが、実はこの時の方が隙が少なく、攻撃も対処しにくくて手強かったりする

  • ただし三刀流の状態なら二つもハメを使える。
  • 「デュエル」発生時にファイアなどでロクサスを怯ませるとバグが発生する。キーブレードを奪ってもロクサスがキーブレードを持ったままになったり、画面がホワイトアウトして音声だけになったりする事もある。(KH2.5のみ。PS4版未検証)
  • 実はPS2版でも上記のバグは出来る。「デュエル」終了後にすぐさまトリニティリミットを発動すればok。尚、MPを節約したい場合は、サンダーを連発し、強制反撃させれば良い。失敗すると、ロクサスが光の柱を発生させながら落下する。

追憶の洞の最奥、集積の庭園に再現データとして登場する。
キーブレード解放の速度アップ、連続斬りの踏み込み距離のアップ、「デュエル」攻撃時の「ジ・エンド」選択時間激減、配置ビームがより激しくなるという具合に強化されている。
こちらでもやはりビームを用いた攻撃の方が激しく、範囲も広いので手強い。
また、魔法防御力が異常に高く、カウンターストップした魔法力でエクスプロージョンを放っても、1ゲージ削りきれない。

KHIIFMを極めんとする剛の者はこんな振っきれた耐性を持つ彼をも20秒やそこらで倒してのける。詳しい方法は検索や動画サイトで確認してもらいたいが、簡単に言うと「軽減されない超威力技のザンテツケンやリミット技を連続で叩き込み、反撃してくるロクサスをフィニッシュ技やリミット技の短い無敵時間で掻い潜り(つつダメージを与え)、またザンテツケンを叩き込んで撃破」というもの。位置取りや技を撃つタイミングなど、普通に倒すより気をつけなければならない事が遥かに多い。成功すると戦闘曲のイントロで戦闘が終了する。


シークレットムービーロクサスそっくりな人物が登場する。
このキャラクターが後にBbSの主人公の一人となる。


FM版にて追加されたクリティカルモード初期習得アビリティのラックアップ2個が猛威を振るい、雑魚敵と戦っていてもアイテムをポロポロ落とすようになる。
ロクサス編でレベルを上げる実用性が低いのは変わらないが、ソラに会う前にポーションカンストやハイポーションの大量稼ぎが出来たりするため、ロクサスと過ごした夏休みは決して無駄にはならない。


余談だが、PS2の海外版KHII、国内版KHIIFMと海外HD版KHIIFMでは戦闘時のボイスが異なっている(イベントシーンは同じ)。
どうやら再収録したようで、当時の日本語ボイスのロクサスにかなり近い演技に変化している。

  • 実は日本語版HD版でも戦闘ボイスを再収録している。とはいえ声変わりの影響は拭えなかった様で、どうしてもイベントシーンとの違いは出てしまっている。
  • また、旋風振りと空中回転振りの掛け声はPS2になかったボイスを使用している。

Days

今作の主人公として、XIII機関員だった頃の彼が登場。
ソラがハートレスになった時点でトワイライトタウンに生まれた。その後、ゼムナスに名前を与えられ、機関に入ることになる。
機関に入った当時はそれ以前の記憶を持たず、始終ぼんやりとしており、気が付いたらXIII機関の一員として任務をこなす日々を送っていた。
 
最初は自分の世話係であるアクセルと、次に任務を共にしたシオンと仲良くなる。
任務終了後に三人でトワイライトタウンの時計台でシーソルトアイスを食べるのが日課となり、いつしか三人は親友となる。
三人でのやり取りや、任務先での出来事を通じて、徐々に心について学んでいき、ロクサスはより「人間らしく」、無邪気な様子を見せるようになっていく。


自分の出生には当初シオンほど興味を持っていなかったが、シオンが自分の正体を知ってしまったこと、アクセルがそれを隠していたこと等が積み重なり、三人の間にすれ違いが生じ、友達二人の様子について悩むようになっていく。
さらに、しばしば見るソラの夢や、ワールドでの幻視から、自分は何者なのかという疑問も生じはじめ、終にはその答えを求めて機関から脱走。

とはいえ行くあてもなく、いつもの時計台に足を向けるが、そこで人形として完成したシオンとの戦いになる。


シオンの消滅と願いを切っ掛けに完全に機関を見限り、さらには2本のキーブレードを操る切っ掛けとなった。

  • ゲーム発売当初は、もう一本のキーブレードはシオンから受け継いだものと考えられていた。
    しかしBbSで本体であるソラの心にはキーブレード使いであるヴェントゥスの心が入っていることが明かされ、シオンの消滅を切っ掛けに覚醒し、二刀流になったということが明らかになった。
  • シオンが消滅する際にロクサスは涙を流している。BbSアルティマニアではヴェントゥスの心が宿っている為ではないかとされているが、3Dで明かされたノーバディにも心が宿り得るという事実からすると、この時ロクサスには既に心が芽生えていたのかもしれない。

シオンの「キングダムハーツを解放して欲しい」との願いを叶えるべく存在しなかった世界へ戻った際、ソラの記憶の修復の為に自身を連れ去ろうとするリクと戦闘になる。

  • キングダムハーツを解放すれば皆でまた元通りに過ごせると考えていたらしい。
  • リクがロクサスをソラのノーバディか確認する為に発した「どうしたソラ?もう終わりか?」という言葉に、ソラとして反応してしまう。

一時は優勢になるが、闇の力を解放したリクに敗北してしまう。
記憶を消されて仮想のトワイライトタウンに送られたロクサスは、「友人」と残り少ない夏休みをどうやって過ごそうかと思いを馳せながら、「いつもの場所」へ向かうのであった。


作中でも読み取れるが、アルティマニアにてロクサスとシオンの力はソラの力を共有したものであることが明かされており、二人はゲーム中で起こる異変ごとに力の流動が起こっていたことが分かる。

  • そりゃあ「ロクサスが弱かったらちょっとイヤ」だし、そのロクサスとソラが互角に戦えるはずである。
    • ただし、ロクサスはビーストキャッスルでキーブレード無し(木の棒)でハートレスを倒せたように、ノーバディとしての自身の力もあるはずである。

ロクサスは本体であるソラの力とキーブレードを使っていたわけだが、ロクサスからソラの力を吸収するシオンが居た為、二人の力が完全なバランスを保たなければ、二人のキーブレード使いは成り立たない状態にあった。
ロクサスは終盤で原因不明の体調不良に悩まされ、弱体化してしまうが、これはシオンが彼の力を吸収し過ぎた為であった。

  • ただし、弱体化が影響するミッションは1回だけ。
  • シオンの方はダイレクトに吸収したソラの力の量が反映される為か、強力なハートレスでもあっさり倒せるようになっている。
  • 終盤はその状態でもサイクスを倒している。
    • 小説版だとその理由として、シオンが側にいなくなったことで力が戻ってきた(ソラから流れ込む力が奪われなくなった)為としている。

サイクスに言われて日誌(ロクサスダイアリー)をつけている。
当初は何を書けばいいのか全く分からず事務的な内容ばかりだったが、物語が進むにつれ次第に変化していく。

  • たまにダイアリーに夢や幻視で出てきたソラに関することが書かれる。
    当然彼はソラのことを知らず、「かすかに頭の中によぎったあいつは誰だったんだろう?」と言う感じで書かれている。
  • 今作で、COMで解かれたソラの記憶は、徐々にロクサスに流れ込んでいたことが判明した。しかしこの記憶はシオンに吸収されていた為、曖昧にしか思い出せなかったのだろう。
    • 今作では下画面は「記憶」の演出に利用され、ダイアリーに書かれているソラの話の元になっている。
      ミッションで訪れたワールドのイベント中、下画面にKHIのソラの描写がされる。ロクサスが見たものだけでなく、ワールド自体の記憶の様に描かれるシーンもあり、ソラの他にもラスボス戦のイベントでは時計台の上でじゃれあうロクサス達も見られる。

親友二人以外の機関員では、シオンのことで対立したサイクスや、何かとちょっかいを出してきたシグバールとの絡みが多かった。

  • シグバールは彼を「坊や」「子猫ちゃん」と呼んでいた。

過去にロクサスのそっくりさんと会っており、それが非常に印象的であったから、ロクサスにも興味を抱いていたのである。

漫画版では忘却の城に就いたメンバー以外とはほとんど等しく全員と絡みがある。
性格に何かと難がある機関員達だが、それぞれがロクサスの先輩として、彼に助言や手助けをしている。


機関在籍時の彼は立派なワーカホリックである。
「一日休暇なだけで何をしていいかわからない。夏休みなんて一ヶ月も要らない、7日でいい」と発言。
……まさか本当に夏休みが7日だけで終わるとはこの時彼は予想もしていなかっただろう。
せいぜい数ヶ月しかキーブレード振るっていないソラよりも、一時的な休みはあるものの、1年間延々とミッションをこなし続けてきたロクサスのほうがキーブレードとの付き合いは長かったんじゃないだろうか。
だが逆に二刀流自体は二日ぐらいしか使ってないロクサスよりもソラの方が長かったのかもしれない。
 
また、KHIIの「夏休み」はDaysでの経験が影響しているものが多い。
時計台でのシーソルトアイスは勿論、本作で三人が「次の休暇は皆で海に行こう」と約束したり、アクセルが「大切なのは何回相手を思うか」と諭したりetc……。

  • 「スイカに焼きそば」についても言及されてたりする。

いつも通りネバーランドで「グライド」を覚えることになるが、ミッションで使うと共に行動している機関メンバーも一緒にグライドする。
というか、基本的に移動用のアビリティを使うと連れているメンバーも使ってくるし、防御や回避アビリティを付けていれば勝手に使う。

  • しかし、実際にお供がガードを使うのは、ミッション07と09のウィードプラントの種を跳ね返す時だけだったりする。
  • 三人で海に行こうと約束したが結局行けなかったというエピソードがあるが、アクセルとロクサスは任務でネバーランドの海に行ってる。

属性は光で、ナビマップ無力化に耐性を持っている。

リミットブレイクは通常時が「イベントホライズン」で二刀流時が「マジックアワー」。


漫画版で「おかえりなさいませご主人様」と言うメイド服のロクサスという筆舌に尽くし難い希少なロクサスが見られる。白ウサギも愕然である。

BbS

主人公の一人としてロクサスと全く同じ顔をしたヴェントゥスが登場。
彼の心は現在もソラの中で眠っており、ロクサスの容姿は彼に影響を受けたものだと言うことが、ここで初めて判明した。

  • これはソラのハートレスがすぐに人間に戻ってしまった為で、普通のノーバディとして生まれていれば、ソラの姿を受け継いでいたかもしれない。
  • 一緒なのは容姿だけで、性格はまるで違う。前述の通りロクサスはソラの負の面が表出しているという設定があるが、逆にヴェントゥスの心には闇が全くなく、ダウナー気味なロクサスとは異なり天真爛漫である。

またBbSのアルティマニアで、Daysで忘却の城を訪れたロクサスが倒れたのは、COMで訪れたソラと、もう一人の本体かつ姿を譲り受けたヴェントゥスの気配が強く残る場所に訪れたことにより、二人の「本体」の記憶が流れ込んだ為ということも明かされた。

  • とすれば、現在(3D時点)のロクサスは十数年前の過去に起きた様々な悲劇やマスター・ゼアノートの思惑の一端を知り得た者の一人となった可能性があるが、作中で彼がそれを語る描写は見られない。
    • 恐らく流れ込んできた記憶が許容量を超え過ぎた為に、記憶が混乱して逆に頭に留める事が不可能だったのかもしれない。実際ロクサスはその後忘却の城に入った後の一切を忘れていた。

シークレットムービーにアクセルとシオンと共にアイスを食べながら登場。夕日を眺めながらシオンと一緒に「ソラ」と呟いていた。

  • シークレットムービー解放前であるラストエピソードクリア後のスタッフロールにロクサスとナミネの名前がある為、本編の登場シーンを探した人も。
    • 同じ立場のシオンはカイリと同じ声の為か省略された。

BbSFM

シークレットエピソード後のムービーに登場。
XIII機関時代にシオンと一緒に歩いているシーンが数秒間映る。

coded

謎の黒コートの男(????)として登場。作中では名前が伏せられているが、スタッフロールでしっかり名前が出てくる。
ただし、今作で出てくる彼はデータの世界の存在。つまりはデータ・ロクサスとも言える。
忘却の城では本作のラストボスとして、ソラと直接戦うことになる。

  • Re:codedの方はノーダメどころか秒単位で撃破可能。Daysで「シリーズ最弱のラスボス」と言われたリクでさえ比較にならないレベルである。
    • ただし、ホロウバスティオン前編のライブラLv4で発見できるシステムエリアに出現するバグエネミーのロクサスは本作の裏ボスの一人であり、がっつり強化されているので注意。

めざめの園データ・ソラがキーブレードを手に入れたのを見届けた後、姿を消した。
忘却の城で再び登場し、データ・ソラを挑発し、ナミネがソラの記憶を戻す中で見つけた「痛みの記憶」を受け入れられるかどうか試していた。
ボス戦後はナミネに続く道のカードを渡し、データ・ソラに同化していった。

  • データ・ソラはロクサスが生まれる前のソラに当たるのだが、データ・ソラは彼と戦う中で感じたロクサスの痛みを自分の物の様に感じていた。

彼自身もソラに眠る痛みの記憶の一つである。
また、データ・ソラと同化する彼の心残りは最後まで過ごせなかった夏休みであった。

  • この時、何故かアクセルのことは言及されていない。シオンのことはまだ思い出せていないようであった。
  • そもそもKHI~COMの内容しか記録されていないはずの世界のデータ・ロクサスがKHII時点の記憶を持っていることが謎である。これもなんらかの作用が働いているのだろうか?

このデータのロクサスはナミネが追加したデータではなく、ロクサスはソラ・ハートレスと同じくソラと表裏一体の存在の為、データのソラが存在すれば、データのロクサスも必然的に存在するようになっていた。(野村談)

  • というよりロクサスは出自が出自なので特別ではあるが、通常ノーバディはハートレスと対になる存在なので、ロクサスとソラ・ハートレスもある意味表裏一体の存在と言えるだろう。

ロクサスは「痛みを受け止める覚悟がソラにあるのかどうかを確かめること」が自分の役目と発言しているが、これはナミネに頼まれたわけではなく、自分でその役目を果たすことを決めて行動していた。

  • 上記発言から彼自身は覚えていないようだが、誰かを思い出せない痛みを教える役目として確かに彼は適任だったのだろう。
  • ソラを試しているからか、ソラに対する言葉は妙に刺々しい。本編で自暴自棄になった頃(機関出奔時の「俺が消えても誰も悲しまないさ」という発言など)よりもネガティブなロクサスが見られる。
    • この時のロクサスはなかなか悪役チックな発言もしてくれる。(「ははは…!!こんなに簡単に引っかかるとはな」など)流石ラスボスといったところか。
      • もしかしたら一度悪役をやってみたかったのかもしれない。

Re:coded(HD版)

KH2.5収録の映像作品バージョンのRe:codedにおいて登場。
黒コートのフードを被っているが、顔が真っ黒に隠れるモデルだけではなくフードの下の表情がわかるモデルも新たに用意された。忘却の城を進む途中から顔が見え始めるようになる。

  • 元となるcodedとRe:codedではイベントにボイスがなく、フードの下もいつも通り真っ黒のためバトルが始まるまで黒コートの男がロクサスであると確証を得ることができなかったが、映像作品となりボイスがついたことでロクサスであることが丸わかりなので、いっそのことわかりやすくロクサスとして描写することにしたのかもしれない。
  • フードの下の顔が隠されていないモデルはKHIIFMでロクサスに命名するシーンのゼムナスやDays終盤でソラの顔になったシオンに次いで三例目である。

3D

リアが目覚める直前、ロクサスのことを夢に見た。
ロクサスが言った「俺達が何度いなくなっても必ず連れて帰る」という約束は、アクセルがシオンに言ったものだったが、今作におけるリアの行動に大きな影響を与えることになる。
 
また、物語の終盤においてソラの夢の中に登場。
ソラは見知らぬ少女を追いかけていたのだが、追いついた時に何故か彼女はロクサスの姿になっていた。
 
現在のソラの立場にいるのは、同じようにキーブレードを使うことのできるロクサスであっても良かった筈だった。しかし、ソラの心には幾つのもの心が繋がっており、自分も含めたいくつもの心を抱えたソラにしかできないことがあると気づいたロクサスは、「おまえじゃなきゃダメなんだ」とソラに言った。
ロクサスは、ソラと自分を同一視し、ソラが抱えたロクサスの思いはソラの一部かの様に語ったが、「ロクサスはロクサスだろ、俺とは違う」と返され、ソラは「ロクサスはロクサスとして存在すべき」と言いたかったことを伝えた。
その言葉を受けたロクサスは「だからおまえじゃないとダメなんだよ」と微笑み、ソラの手を取り、自身の記憶をソラに渡した。

  • この一連の会話は、KHIIで「ソラが(キーブレードに)選ばれたわけ」を求めて戦った精神世界でのソラとの一騎討ちに対するロクサスが見つけた答えになっている。
    • 戦闘直後の「さすがは俺の──」や、アクセルとの会話からすると、あの時点ではソラを「自身の本体」として認めた、位のように見えたが、ソラの中にいる内に色々見えるものがあったのだろう。
  • 作中に登場する事情を知る人物のほとんどが「ロクサス=ソラ」と認識しているが、事情を知った上でソラとロクサスは別人格であると認識してるのは本人達だけかも。
  • 出会ったのはソラの夢の中だが、ソラの知らない思い出を渡した彼は本物なのだろうか。もしくは、夢の中で無意識にソラがロクサスの記憶の欠片を拾い出したのだろうか。

気付くとロクサスは消えており、ソラは再び進んで行くことになる。


最後に、ソラの心の中のデスティニーアイランドで登場。リクの前に最初に姿を現し「何をそんなに恐れているの?」と質問した。

  • 直後に登場したヴェントゥスはロクサスに間違われかけた。二人を比べると、ロクサスの方が陰のある雰囲気であり、声も若干低い。

今作でノーバディも心を得ることができると判明。おそらく彼も心を得ることができたノーバディの一人であったと思われる。

  • ただ、KHIIの時点でロクサスに心が無いなどと思っていたファンはいないだろう。
    ゼムナスの言葉はファンにとっては驚愕の事実ではなく、予想を肯定するものであった。

青年ゼアノートは闇への耐性を持ったリクの代わりにロクサスをゼアノートの器にしようと考えていたが、彼が「余計な自我」を持ちソラの元へ還ったために断念した。
XIII機関の真の目的からして、「余計な自我」とはロクサス自身の心を指すと考えられる。

χ

キャラクターとしては未登場だが、カードで出演。
カードの種類が多く、アップライトカード(光側勢力のカード)にもリバースカード(闇側勢力のカード)にも採用されている。
普段着の絵柄はアップライトカード、黒コートを着用している機関時代の絵柄はリバースカードになっている模様。
ロクサス&アクセル、ロクサス&シオン、ロクサス&ソラなどコラボレーションのカードもいくつか出ている。

  • いくつかのカードでは二刀流時の武器の左右が間違っている。
  • Uχでメダル化した際も修正はされていない。

変わらずメダルのみで出演。
私服姿のメダルはアップライト、XIII機関員としての黒コート姿はリバースメダルとなっている。
単体は勿論、アクセル、シオン、ソラなどとのペアで写っているメダルもそれなりにある。
「ロクサス 二刀流 Ver【EX】」は実装当初はギルト7だったが、のちの更新でギルト9への進化とスーパーバースト化、及びSB強化が解禁された。
 
KHIII仕様で登場した「《SB》KHIII ロクサス」は黒コート姿では初のアップライトメダルであると同時にアンチ・アクアに続く反射性能持ちのメダルとなっている。
反射する属性はパワー。ただしアンチ・アクアメダルが100%反射なのに対し、このロクサスメダルの反射率は15%に止まる。
とはいっても下位互換などでは決してなく、相手のガードアップスキルを15%の確率で貫通する性能も併せ持っている他、メダル自体の攻撃力も最大30000とそれまでのメダルとは一線を画す値になっている。


期間限定で男性用アバターボードにも登場した。

  • 同じ容姿のヴェントゥスがメインストーリーに登場しているのだが良かったのだろうか…。

その他、ロクサスのスケボーやストラグルバトルのトロフィーなどもアクセサリーとして登場している。

  • シーソルトアイスのアバターもあるので、アイスを持ったロクサスを再現することもできる。が、私服アバターの場合手のアクセサリーとしてリストバンドが被ってしまうため、同時に装備できない仕様となっている。
    • 黒コートアバターも単体同士では一緒に装備できないが、「アイス付きの黒コート」のアバターが存在する。

KHIII

ソラの旅の序盤の目的に、目覚めの力を取り戻すことと共にロクサスの復活が含まれている。
ハイネ達の協力も得つつ、ソラはロクサスを復活させるために奔走する。

  • ハイネ達は、ロクサス復活の手掛かりを探すために闇の探求者アンセムのもとから賢者アンセムを連れ出すということまでやってのける。ご、豪気。
    • ハイネ達の活躍はアンセムに屈指の迷台詞を言わせることとなった。
    • 何ならハイネはアンセムの強さを知らなかったとはいえ蹴りかかっていた。当然反撃され、ダスクが助けてくれなかったらあわや大惨事である。
    • 彼らはKHIIでもカイリを助けるために色々と頑張ってくれていた。彼らにとっては「友達を助けるのは当たり前」なのかもしれない。

ソラとロクサスは肉体を共有しているため、ソラが人間として存在している以上ロクサスの心が入るための器を用意するには、(ゼムナス達の発言を信じるのであれば)本来闇の力が必要であったらしい。

  • この場合、ゼムナスが指す「闇の力」とは、ノーバディであるロクサスを復活させる力=ソラをハートレス化させる力の事だろう。
    「また」という表現は、KHIにてソラが行った人の心のキーブレードによる心の解放だろう。「KHIの時のようにハートレスと化してロクサスを復活させるのか?」といったニュアンスと思われる。

しかし、ヴィクセンが完成させた最新式のレプリカを使い器を用意することで、ロクサスの肉体が用意できるかもしれないことがリクの推測によって判明する。
 
キーブレード墓場の決戦にてソラとシオンが戦っている頃、レイディアントガーデンでは、イエンツォ(ゼクシオン)がヴィクセンに託されたレプリカとトワイライトタウンのコンピュータに残されたロクサスのデータをもとに素体をある程度完成させていた。
そして、ソラの中に眠るロクサスの心がシオンを思い出したことをきっかけに心が解放され、ソラとの心の繋がりをもとに墓場に駆けつけた。

  • この時彼は文字通りに降ってくる。
  • Daysの作品ページを見てもらえるとわかるが、ロクサスがこの世界に戻ってきた事で、彼が生きた年月はこの時DAY 365となった。
  • この後、サイクスを相手にロクサス、シオンと共闘する(後述)。

その後、マスター・ゼアノートによってキングダムハーツが開かれかける中、リアとシオンと共にソラの前に現れた。

  • ロクサスとヴェントゥスは見た目が似ているというか同じだが、ついに2人が対面する機会が訪れる。しかし状況が状況であるためか、目が合って少し驚く程度であった。
    • ソラがヴェントゥスを初めて見た際にもロクサスそっくりの容姿について特に反応が無かったこともあり、彼らの対面時のリアクションを期待していたファンからは不満の声が少なくない。
    • 対面する場面では直前にリアが「(遅くなって悪い)説明がややこしくてよ」とソラに伝えた辺り、彼があらかじめロクサスにヴェンの事など、これまでの事を説明した可能性がある。

エンディングでは、リアやシオンと共に時計台でアイスを食べていたところへ、アイザやハイネ達が訪れ、総勢7名でアイスを食べる。

  • 復活時は黒コートであったが、この時は私服に戻っている。
  • この時、アイスを食べている彼らの上にふと大きな影が落ちるのだが、この形をよく見るとグミシップであることが分かる。

その後、デスティニーアイランドではリクやテラとかけっこをしていた。

  • この時、デスティニーアイランドに行った事で彼が何人とも交わしていた「海に行く」という約束も達成された。が、離れ小島に出店など在る訳がなく、あれだけ話題に出ていた焼きそばは誰も食べられなかった…。
  • ちなみにKHIIの終盤で「これからはいつでも会える」と話していたナミネには、少なくともゲーム中の描写では完全ノータッチ(リクに丸投げ)。いくら「親友たちとの再会」という大事があったとはいえ、これはこれでどうなんだ、という声が上がっている。

復活後のロクサスは、何故か二刀流のまま。これは現在の彼の状態を考えるとおかしな話である。
キーワード/【二刀流】
 
詳細は上記記事を参照してほしいが、彼の復活についてはまだ何か語られていない部分がある、と見るべき部分かもしれない。

  • しかし、未だに「なぜロクサスが二刀流を使えたのか」という疑問自体がはっきりと明言されていない状態で、今後きちんと説明はあるのだろうか……。

前述したとおりサイクス戦にて共闘する。ソラが積極的に攻めずとも一人でサイクスのHPをガンガン削っていく。
それもそのはず、アルティマニアによればロクサスは常に無敵なのである。

  • バトル開始時にキーブレード解放と似た動きを取り、その後常に金色のオーラを纏うようになる。
  • ゲーム中でもこの戦闘でゲームオーバーになると、「光をまとったロクサスは怯まないので攻撃はロクサスに任せましょう」とのアドバイスが出る。

攻撃面についても、「たたかう」による威力倍率の合計がなんと20.0というぶっとんだ合計値に上る。

  • これはあくまで一連のコンボがフルヒットした値であるため、一撃一撃は標準レベルである。が、ロクサスはこれを無敵で行うため、サイクスがバーサクで暴れていようとお構いなく叩き込んでいく。
  • ちなみに、他のキャラクターの「たたかう」での威力倍率の合計はアクアが高めで12前後、他は王様とリクの空中コンボが8.1と7.0、後は3~5程度である。

他にMP消費技として2本のキーブレードで螺旋を描くようにクルクルして弾を飛ばすクロスショットと、移動した後に攻撃するクロススラッシュを使用する。こちらの威力倍率は2.0と普通だが、当てるとサイクスを問答無用で吹っ飛ばすというやはり強力なもの。これで吹き飛んだ間にバーサクゲージが切れ、息切れしたサイクスを袋叩きにするのは多くの人が見る光景。

バーサクで凶暴化し、怯まずに暴れまわるサイクス。そんなサイクスに怯まないどころかダメージすら受けないロクサスがガンガン体力を削っていく。

  • 言葉にするとすごい戦闘である。

トドメ以外は全てロクサスに任せておけるレベルである。なおこの時同時に共闘するシオンはソラに付き添うような行動をするため、ずっと逃げ回ることで実際にロクサス1人に任せる展開になりやすい。
 
ロクサスがシステム的に極端に強いという現象はKHIIFMやDaysでも見られたので、例によって「ロクサスが弱かったらちょっとイヤじゃないですか」という事なのだろう。ブレない開発陣である。

  • 共闘キャラクターのステータスは基本一律(操作時のリクとアクアも同様)だが、唯一キャラクターごとに差がある最大HPも230で、王様、リクに次いで3番目。
    • 病み上がりの上女性であるとはいえ、いちキーブレードマスターであるアクアより5高い。
  • 他の共闘キャラクターは王様やアクアなどキーブレードマスターを含めそれほど差はないため、頭一つ分抜けているロクサスは単純な戦闘能力で見ればキーブレードマスターをはるかに超える強さを持っているということになってしまう。
    ソラの成長に比例して実力が向上しているのか、それともロクサスのキーブレード使いとしての天賦の資質ゆえなのか。
    • 正直、他のキーブレード使いとも共闘する一連の闘いの中、一人だけ贔屓するのはいかがなものだろうか(王様やアクアを強くするならともかく……)。
      • 一応、ヴァニタスのようになり立てとはいえキーブレードマスターのアクアと互角以上に渡り合えているため、戦闘能力の高さ=キーブレードマスターになりやすいというわけではないと思われる。
  • アルティマニアにも掲載されているがデータ上、被弾時・瀕死時・戦闘不能時のHPゲージ用の顔グラフィックが存在する。しかし、この戦闘でのロクサスは無敵のために、通常はプレイしていても見ることが出来ない。
  • この辺はロクサスが設定がおかしくなるレベルでゲーム的に強いのか、それともDaysで絶不調時のロクサスに敗北しているサイクスが相手だからゲーム的にも強い設定にされているのか、いまいち判断に困る。
    • サイクスのレポートでは「ロクサスが強くなった」という態で書かれている。サイクスの性格的に過大評価や、自分の体裁を繕った表現をするとは考えにくい。
      明かされている設定からすると奪われるのはソラ由来の力だけであり、ロクサス自身の戦闘能力は奪われるわけではないと思われるので、サイクス戦やシオン戦でのロクサスはソラの力が制限された中で自身の力で戦っていたのだとすれば、一概に絶不調とは言えない(一応、シオンに吸収される以上のスピードでロクサス自身の力が成長したとすれば、ロクサス自身の力も奪われていた可能性があるが)。
      • そうすると、二刀流時の戦闘能力の高さはロクサスの力+シオンから戻ったソラの力ということになるだろうか。
      • Daysのサイクス戦終了後もロクサスはこれといって疲弊している様子がなかったので、二人の間にけっこうな実力差があるのは間違いなさそうである。

晴れて復活を果たし、光の守護者の一員として戦線に加わったロクサスであるが、彼にとって世界を護るための戦いに参加するのはこれが初めてとなる。
というのも、生まれた境遇や、身を置いていた組織からして致し方ないのだが、これまでのロクサスにとっての戦う理由とは任務や自衛が主であり、しかも目立つことはご法度だったため。キーブレードを持つ者でありながらその使命を教え、導いてくれる者もおらず、機関の一員としてハートレスを討伐する任務を遂行する日々にあっては、ハートレスを倒すことで結果的に人を助けたことはあっても人助けそのものが目的とはならなかった。
とはいえXIII機関に属していたのはゼムナス、ひいてはゼアノートの悪事に加担するためではない。ソラとしての記憶がなく常識に疎い部分はあるにせよ、ロクサス自身は情に厚く、これと決めた自分の信念を貫く、真っ直ぐな心の持ち主である。
これまでは自身の置かれていた状況からその心が世界を救う方向に向いていなかっただけで、彼が何にも囚われず自由な立場でキーブレードを振るえる時が来れば、このように光の守護者として世界を護るために戦うことに何ら不自然なところはないだろう。

KHIIIRM

追加シナリオ「Re Mind」に登場。プレイアブルキャラクターとしても操作可能になった。ゼムナス&サイクス戦では強制、サイクス戦ではソラとの2択で使用出来る。

  • HPバーが同じくプレイアブルであるアクアよりも多いが、元々リクやアクアといった一時操作可能となるキャラクターのステータスは共闘時と同じなので、共闘時のステータスを反映したものと思われる。
  • プレイアブル時はKHIIIのように無敵とはならないので、ステータスアイコンの表情の変化をゲーム中でも見ることができるようになった。

KHIIIのエンディング後に再び時間遡行してきたソラは、過去の時間軸のソラの心の中にあるロクサスの心に辿り着いた。
そこで対面したロクサスから頼み事をされ、ソラはそれを引き受けロクサスの目覚めの園の鍵穴を開き、ロクサスは復活する。
ソラがタイミングを作り、ロクサスたちがゼムナスに一斉に攻撃することでロクサスたちはゼムナスの持つ「異端の印」を取り返す。それはノーバディでなくなった今のロクサスたちが持たない、彼らの繋がりのルーツであり、単なる印であってもゼムナスを倒す前にこれを取り戻したいというのがロクサスからソラへの頼みであった。

  • 時間遡行によって過去は変わらないとチリシィが説明していたが、ここだけはKHIII本編と異なる出来事が発生する。しかし結果は変わることはなく、この後は過去と同様にカイリがゼムナスにさらわれ、同じ歴史を辿ることとなる。
    • モバイルポータルのおはなしにも「過去で起こったことは覆らない。この戦いの中でやはりカイリはさらわれてしまう。」と、歴史の改変が起こるも結果は変わらなかったことを示唆する文がある。
      • 一方、ロクサスが復活してから異端の印を取り戻すまでの間、この時間の本来のソラは未来のソラに乗っ取られる形で意識を失っている。「書き換えはできない」「ソラの心が過去に戻ったのはすでに起こっていたこと」とチリシィが語ったことを踏まえると、ソラが知らないだけで本編中もこの一連のやりとりは行われていたと思われる。

 
キングダムハーツを抑える中で、襲いかかってきたレプリカ・ゼアノートと守護者たちと一緒に戦うことになる。
この戦いの中ではシオンとヴェントゥスとの連携技が発生し、技の成功後はヴェントゥスとの掛け合いがある。ようやく実現した彼らの会話はどこか微笑ましい。

  • 「ロクサスって言ったっけ?結構やるな!」「ああ。お前もな、ヴェントゥス」

戦闘後、レプリカ・ゼアノートに鍵穴へ吹き飛ばされてしまうが、ソラとカイリの繋がる心に呼び寄せられるように舞い戻り、守護者たちのキーブレードで光を放ち、アーマー・ゼアノートを倒した。


バトル面としては、本編時で見せた強烈な威力の技をそのまま扱える。ただし無敵は再現されない。
ガード及びカウンターも使用可能で、カウンターは当たると確実に相手を怯ませる。
攻撃中はスーパーアーマーが付き、遠距離で「たたかう」を使うと光となって一瞬で敵に近づいて攻撃する。
さらに接近戦ではシチュエーションコマンドスライドターンがリアクションコマンドのごとく頻繁に出現。KHIIのロクサス編でのダスク戦を彷彿させる、敵の背後に素早く回り込みながらの高速戦闘を行うことができる。

  • KHIIとは違い、スロー演出で発動される。

一転して通常攻撃は非常に動作が重く、ほぼ怯むことがないサイクスと相性が悪いため動きにくい。サイクスは通常攻撃ではほとんど怯まないので、カウンターで怯ませて、バーサクが切れたら高威力のコンボを叩き込む戦法が有効。

  • 通常攻撃のコンボはKHIIFMで使用していた連続斬りが元ネタ。敵ボス用の攻撃を元にしているため、動作がやや重い。

回避アクションは光を発しながら高速移動を行う。動作時間が短く隙がほぼ無い上に、一度に2回まで連続で実行できるという、今作の回避アクションの中でも随一の性能。
魔法は「ウォタガ」と「ケアルガ」を使用可能。
フォーム値を溜めることで使用可能となるシチュエーションコマンドはクロスショット及び、連携技のシンクオブユー
 
ソラと選択ができるサイクス戦は、ソラ操作を選択する(ロクサスがCPU操作になる)と、本編と同様に戦闘開始と同時に光のオーラをまとって無敵化し、大暴れするロクサスに任せておくだけでサイクスのHPがゴリゴリ減っていく。
ロクサスを操作できる機会であるが、2戦目はアクセルが抜けるのでロクサス操作では連携技も発動できず戦力的にもダウンする。本編クリアのステータスとプレイヤースキルがあればサイクス相手にそう苦戦することはないはずだが、よほど楽に突破したい・ソラのレベルが低くて心許ない等の理由があればソラ操作にするのも楽。


リミットカットエピソードでは登場しないが、消えてしまったソラの手がかりを探るために自分とシオンの記憶を調べていることがリクの口から明かされている。

MoM

回想以外でシナリオに登場はないがゲームプレイにおいては、パーティー「DAYS」でリーダーを務める。他のメンバーはシオンとアクセル。
KHIの楽曲をクリアすると使用可能になる。
アビリティは近距離がイベントホライズン、遠距離がファイガ