討伐戦/造られし雑な記録

一番最初に選択可能な討伐戦。とっても簡単。
「Party画面で連れ出す味方を選ぶ」という仕様に慣れておこう。
難易度は変更すると極端に強くなるので、慣れないうちは「ふつう」を推奨。討伐戦のページも参照。

大樹の下のふたり。

榊
「さてさて！それでは早速、お仕事をお願いいたしますッ！！」

　※頼まれた※

榊
「……まずはこの大樹の"記録"である"葉の世界"に入り込む方法から教えねばなりませんね。」
榊
「といっても、変色した葉を見つけましたら、その葉に対して意識を集中する。それだけでございます。」
カエダ
「入り込める葉はこちらで決めさせてもらうわ。
　中には凶暴な害虫もいるようだから、無茶だと愚痴ら―― 無茶されても困るし。愚痴られても嫌だし。」

榊
「そうですねぇ。最初はカエダさんが創ってしまった害虫から駆除していただきましょうか。」
榊
「あちらの黄色い葉ですね、他愛もない落書きのようなものがいるはずですよ。」

葉に向けて意識を集中してみる。

すると ――

―― 気がつくと周囲の風景が変わっていた。

遠近感のない、線がふにゃふにゃと走る白い空間。

榊の言っていたとおり、落書きのようなものが数人。

マイケル
「おやおや、ようこそいらっしゃいました！私たちはマイケルと申します！！」
マイケル
「話はカエダという方を通じて聴こえていましたよ。
　私を駆除しにいらっしゃったというわけですねっ」

マイケル
「でしたらてっとり早く、決闘を始めましょうか。
　……すぐに終わらせてあげましょう！！」

　※挑まれた※

全てのマイケルが爆散した。

風景が徐々に真っ白になり ――

―― 気がつくと大樹の下。

カエダ
「……早かったわね。」
榊
「おかえりなさいませ！無事駆除できたようですねぇ。」
カエダ
「ただの落書きだもの、簡単よね。」

榊
「今回のこの葉は少々特別製でして、実際の害虫はもっと手強いかもしれません。
　今のこの世界、カエダさんが下手なことをすると害虫が増えてしまうもので……今回のはそれによるちょっとした害虫なのです。」
榊
「それでも流れは掴めたかと思います。このような具合に、害虫駆除を進めていただければと。」

榊
「それでは！今後ともよろしくお願いいたしますッ！！」

大樹の葉を一枚一枚見て、何かを確認している榊。

さっさとティーテーブルに戻るカエダ。

カエダ
「…………」
榊
「おや、少々力量を見誤りましたかな？
　しかしながら挑戦するその姿勢、貴方を選んだことは正解だったようですねぇ。」