討伐戦/迷い込んだ赤ずきん3

初回勝率1割強だった難所。

青龍は2列目まで届く物痛撃・反撃アタッカー。
HP全快かつ増幅付きでクリティカルがハネあがるとぶった斬りでも400～500程度持っていかれる。早めにHPを削り攻撃力を減らしたい。
赤ずきんは後列まで届く魔法アタッカー。
前回と違いSP全快で最初から本気で攻撃してくる。
おばあちゃん2人は前々回と全く同じステータスでさほど脅威ではない。

敵2人が高火力。
中でも赤ずきんのプロミネンス（5行動毎／敵列:攻撃）の火力が高く、列に400ほど食らうためとにかく危険。
同じ列に3人並べるのは厳禁。前前中後後、前前中中後などでバラけさせよう。
（赤ずきんは5行動毎にプロミネンス・ブラッディマナの2つを持っているようで、運が良いと避けられるかも。）
4ターン目、ぶった斬り→五月雨斬り、フィンガーフレア→プロミネンスと連続で受ける事になるため、回復を万全にしたい。

青龍の五月雨斬り（5行動毎）、赤ずきんのイクスプロージョン（9行動毎）の全体攻撃にも注目。
後列に下がっていても容赦なく攻撃が飛んでくるため、自傷攻撃主体で固めると回復が追いつかず壊滅する恐れがある。
また、屍山血河、レッドショックは重傷条件で使ってくるようで、戦闘後半にも大ダメージを与えてくる。
いずれにせよ編成にはよく気を配りたい。

ダメージ減衰に衰弱、反撃防止に呪縛が有効だが、優しいおばあちゃんのキュアで剥がされてしまう。
しつこく何度も付与する手もあるが、貫攻撃で後ろまで一気に攻撃できるとよい。

榊
「さて、赤ずきんさんが使用される装置について調べてみましたが――」
榊
「該当するような装置が、このフォリウムの記録に『存在しません』でしたッ！！」

榊
「いやはやどういうことなんでしょうねぇ！存在しない？このフォリウムに！？」
榊
「未来も含めて全ての『過去』を記録するこの世界に、存在しないのですッ！！」
榊
「はてはて、このフォリウムに記録範囲が存在するのか、もしくは――」

カエダ
「……フォリウム内のことは記録されない。」

榊
「――ですが、フォリウム内のことは誰よりも貴方が把握できています。」
榊
「ここにまた探求すべき美味しいものがひとつ、ということですよ……ククッ」
榊
「いや、全く面白くもない単純な理屈もあるのですがね。
　それで納得しても意味がないもので、今は未知として味わおうかと。」
カエダ
「私はそんなことより美味しいものが食べたいわ……」

ティーテーブルへと戻ってゆくカエダ。

榊
「――というわけで、結局はUnknownということで…… なかなか一筋縄ではいかないようですねぇ。」
榊
「まぁまだこれからですね、よろしくお願いしますよ。」

　※頼まれた※

葉に向けて意識を集中する。

―― 気がつくと周囲の風景が変わっている。

高いビルが建つ市街地のようだ。
辺りは色々が破壊され煙を上げている。

青龍
「ハハッ！！ どうしたどうした！もう仕舞いかァ！！？」

サムライ風の男が暴れているようだ。

赤ずきん
「ちょ……青龍ちゃん、目立ちすぎ……！！」
青龍
「目立ったほうがあいつらが来るって、奴も言ってたろぉ？？
　――っと、ほら…… 噂をすれば何とやら。」

ニヤリを笑い、こちらを見る。

青龍
「いよぉ！てめーらが俺らの邪魔する連中か。赤ちゃんが随分お世話になったようだな。」
赤ずきん
「……その呼び方、やめてくれない？」

青龍
「やられたらやり返す、……分かるよな？
　そんじゃ、お付き合い願おうかぁぁッ！！」

長身の刀をグルッと一回しして、こちらに斬りかかってくる！！

　※襲われた※

青龍
「カカカッ！！いいじゃねぇかいいじゃねぇかッ！！
　いい具合の相手に目ぇ付けられたなァ赤ちゃんよぉぉッ！！！」
赤ずきん
「何言ってるの、いい迷惑よ……。私は旅行がしたいだけなのに。
　記録は取れたんだから、さっさと帰りましょ。」

手からポンッと例の装置が現れた！

青龍
「――おっと、お帰りの挨拶は不要だぜ？」

装置を守るように青龍が刀を構える。

ふたりがシュンっと消え、風景が徐々に真っ白になり ――

―― 気がつくと大樹の下。

榊
「おかえりなさいませ、ご報告をお願いいたします。」

記録の中での出来事を伝える。

榊
「サムライ風の男……なるほど、やはりあちらには仲間が。」
榊
「しかし記録を取っている……ですか。
　記録の中で記録を取り、ククッ……何とも馬鹿にされている感覚ッ！！」

何だかとても愉しそうだ。

榊
「――となりますと、次はこちらからご挨拶しなければいけませんねぇ！」
榊
「あの辺りの葉―― やたらと血の香りのする……おそらくいらっしゃるでしょう。」

榊
「しかし色々な情報が集まってきますねぇ！素晴らしいッ！！
　今後も頑張ってくださいませッ！！」

カエダ
「…………」
榊
「おや、少々力量を見誤りましたかな？
　しかしながら挑戦するその姿勢、貴方を選んだことは正解だったようですねぇ。」