フィールド/龍結晶の地

Last-modified: 2023-07-30 (日) 23:32:46

MHWorldに登場するフィールド。
同作で最後に解放されるフィールドであり、新大陸の核心を成す領域でもある。

目次

概要

  • 溶岩が成す漆黒の大地灼熱のマグマ、そして“龍結晶”と呼ばれる巨大結晶群からなるフィールド。
    現在解明できる新大陸の地域分布においては終着点となる最奥地とされ、
    シリーズに登場する汎用フィールドの中でも屈指と言えるほど異質異常な実態を呈する領域である。
  • 全体としては滔々と流れ出る溶岩を孕んだ火山の山脈地帯。
    外縁部はマグマが冷え固まった玄武岩が荒々しい地形を成しているが、
    火山の内部に当たる深層部は莫大なエネルギーに呼応した溶岩が瀑布のように流れ落ち、
    溢れんばかりのマグマがエリアの大部分を満たす灼熱の溶岩地帯となっている。
    • 深層部については活発化した火山活動、とめどなく流れ出るマグマが強調されており、
      噴火によって地面が揺れたり、溶岩の噴出で画面が振動したりと特殊な演出が存在する。
      全体的な印象は、既存フィールドで言うと溶岩峡谷などに近いか。
  • だが最大の特徴は、フィールドを取り巻いている美しく輝く巨大結晶体である。
    結晶体群は地上から突き出るように、あるいは領域全体を覆い尽くすように地表に現出しており、
    フィールド中央部には『天然の巨大神殿』とも称された山の如きスケールの超巨大結晶体が鎮座する。
    黒い玄武岩と輝く結晶が織り成す黒と白のコントラストは非常に美しく、
    その途方もないスケールも相まって新大陸のフィールドでも一際現実離れした雰囲気を放っている。
    • これらの結晶は単なる背景オブジェクトではなく、結晶に関わるギミックも多数用意されており、
      中には結晶体群そのものによって形成されたといっても過言ではないエリアも存在している。
      火山の要素を内包しているが、実態としては文字通り「結晶の地」と言えるフィールドである。
    これらの結晶はハンターズギルドより『龍結晶』と呼ばれるが、
    その正体は大地へ解放された高純度の古龍の生命エネルギーが結晶化した代物
    死した古龍種はその身に宿す規格外のエネルギーを解放し、地中深くを渡る地脈*1へと供給する。
    そうして地脈の内部を流れるエネルギーが過剰なまでに集積し、この地に溢れ出したものこそが龍結晶であり、
    つまりは「自然の化身たる古龍のエネルギーそのものによって形成されたフィールド」といっても過言ではない。
    • この膨大な龍結晶の由来こそ、MHWorldのテーマの一つであった古龍渡りである。
      新大陸とは「天寿を全うした強大な古龍種が渡りを行って到達する場所」であり、
      何万年も前から多くの古龍が訪れ、死地としてきた新大陸には莫大なエネルギーが齎され続けた。
      そうした古龍の終着点としての新大陸の歴史を象徴するのが他ならぬ「龍結晶の地」、
      山脈の如き結晶として現出するほどに積み重ねられた古龍の生命の灯火だったというのが真相となる。
  • 龍結晶とは死した古龍が秘めていた巨大な生命エネルギーそのものであり、
    故にそれが無数に存在する龍結晶の地には途轍もないエネルギーが満ち溢れている
    充溢するエネルギーはその土地に存在する生物に直接影響を及ぼすほど*2で、
    設定上この地で育ったモンスターは他のフィールドのそれよりも強靭かつ獰猛とされる。
    また、膨大な生命エネルギーに引き寄せられる形で各地から極めて強大なモンスターが集っており、
    後述の通り汎用フィールドにおいては類を見ないレベルで激しい生存競争が繰り広げられている。
    まさに「強者のエネルギーが構築した、強者のための領域」こそが龍結晶の地である。
    • 出現モンスターが他のフィールドのそれよりも強靭かつ獰猛という世界観設定は、
      本フィールドの発見に前後して亜種モンスター/上位モンスターが出現するという形で表現されている。
      亜種/上位モンスターはいずれも際立って栄養肥沃な土地で強大化したものとされており、
      恐らく何らかの形で龍結晶の地の恩恵に預かることで上位相当の実力を得たという解釈なのだろう。
      無論、後には龍結晶の地とは無関係にMR個体なども登場するのでフレーバー程度の表現であるが、
      それまでと別格の強さを誇る亜種/上位個体との遭遇がプレイヤーに強烈なインパクトを与えたことは想像に難くなく、
      龍結晶の地を由来とするモンスターの強大さを印象付ける妙手であったと言えよう。
  • 地理的には新大陸の墓場である「瘴気の谷」から地脈回廊を経た奥地に存在する。
    本来は瘴気の谷を取り巻く大峡谷によってこの地に続く道は閉ざされていたのだが、
    熔山龍ゾラ・マグダラオスが地脈回廊へと到来する過程で大規模な地形変動が発生、
    地脈回廊から先に「大地の隙間」を生じさせ、その隙間が偶然にも未開の地へと通じたのである。
    その後、それまでマグダラオスと共に現れていたネルギガンテが地脈回廊で消息を絶ち、
    その追跡調査を行っていた大団長が「大地の隙間」を発見、遂にこの地へと到達した。
  • 大団長は、亜種モンスター(の多く)はこの地からやってきたと推測している。
    「ゾラ・マグダラオス誘導作戦」成功によって訪れた束の間の平穏を破り、
    各地に「謎の痕跡」を残したモンスターの正体はリオレイア亜種と判明。
    かの個体は調査団に「新大陸にも亜種がいる」「長年の調査活動で発見できなかった」事実を提示しただけでなく、
    総司令が「よほど栄養豊富な地で育ったのだろう」と言わしめる程に素晴らしい状態までに成長し、
    かつ十二分な栄養(エネルギー)の恩恵を受けて通常種から亜種へと分化したものと推測される特徴を有していた。
    これらは間接的に途轍もないエネルギーが充溢している領域=龍結晶の地の存在を示すものであり、
    調査団は本格的に「今の新大陸に起きている異変」へと足を踏み入れていくことになる。
    • なお、作中ではリオレイア亜種が龍結晶の地に出現することはない。
      この点については設定資料集において考察がなされており、
      龍結晶の地が古龍種を始めとする極めて強大なモンスターの巣窟であるため、
      安全な産卵と卵の保全を目的として脅威の少ない陸珊瑚の台地などに身を移した可能性が指摘されている。
      もしかすると個体数の少なさなどから調査団に確認されておらず狩猟対象にならないだけで、
      リオレウス亜種と番うことなく単独で龍結晶の地に棲息しているリオレイア亜種も存在するのかもしれない*3
  • 奇面族のガジャブーはこの一帯を住処としており、あちこちに彼らが利用している抜け道がある。
    この抜け道はガジャブーと交流を深めると利用できるようになる。
    上手く利用できれば広大な龍結晶の地をスムーズに移動できるようになるだろう。
    各抜け道はマップ上にも表記され、色は違ってもナンバリングが同じ抜け道同士が繋がっている。
  • ここで採取できる特産品は青い宝石とコハクのかたまり。
    通常のもので30pt台、質のいいもので50pt台のものが採取できるため、
    ちまちま集めておくだけでもだいぶ調査ポイントを貯められる。
    • なお、コハク=琥珀とは天然樹脂が長い年月をかけて石化したものであることから、
      遥か太古においてはこの地にも樹林が存在していたものと推測される
      (カブトガニも本来火山地帯では確認できない種である)。
      樹木の類が消滅した理由は定かではないが、設定資料集においては長い年月による地殻変動か、
      度重なる古龍渡り(と古龍エネルギーの蓄積)の影響で巨大な環境変化が生じたためとの考察がある。
  • 夜間に火山の方角を見ると、頂上付近で落雷が発生しているのが見える。
    これは現実世界においても見られる「火山雷」と呼ばれる自然現象であり、
    火山が噴出させる火山灰粒子が摩擦により帯電することで発生するものである、
    その性質上噴煙が激しい地でしか確認できないとされており、この地の火山活動の激しさを物語る。

各エリア紹介

エリア1(2層:南部)・南初期キャンプ

  • 初期キャンプは地脈回廊から続く細い洞窟を抜けた先の、崖に面する開けた場所に設営されている。
    崖から先には超巨大な龍結晶と玄武岩の岩地、遠方で噴火を続ける火山が織り成す大パノラマが広がっており、
    このフィールドの様相を一望することができる。
  • ストーリーで初めて訪れる際は大団長と共に地脈回廊から続く洞窟地帯を進み、
    美しい水辺や溶岩地帯、龍結晶が生えた領域を抜けてキャンプ設営ポイントに辿り着くという演出がある。
    シームレスで展開されるムービーも相まって、前述の光景を目の当たりにした際のインパクトは筆舌に尽くし難い。
    • この演出の都合上、エリア1にはキャンプのみならずその南方に広がる非常に長い洞窟も含まれている。
      洞窟内には釣りスポットやハチミツを採取できる地点があるほか、
      1層のエリア7へのショートカットポイントも存在するため、たまには探索してみるのも一興である。
      なお、引き返した先の最奥部では地脈回廊がちょっとだけ見える。
  • ガジャブーらからはここは「水くみ滝」と呼ばれているようだ。
    彼らと交流を深めた後は、エリア8の「ぎしきの踊り場」へのショートカットが開通する。

エリア2(2層:中央部)

  • 初期キャンプから出て手前には段差のある広場があり、奥にはより広く、そして傾斜が強めの広場がある。
    手前の広場からはエリア8西部に、奥の広場からはエリア3やエリア6へ行ける。
    大型モンスター達は殆ど手前の広場に入ってこないため、主戦場は奥の広場となるだろう。
  • 手前側の広場にはバルノスが群れを作って生息している。
    枯れ木の上にはスタミナライチュウが生息しているので有り難く頂こう。
    主戦場となる奥の広場にはシビレガスガエル・ニトロガスガエルが生息しており、
    上手く利用すれば大きなチャンスを作ることができる。
  • 奥の広場の東側の壁は円形に抉られたような形状をしている。
    ここに現れたウラガンキンはこの壁を利用してスムーズに反転しながら転がってくるため大変危険。

エリア3(2層:北西部)

  • 無数の龍結晶の破片が地面に這い添うように表出したエリア。
    玄武岩が形成した断層が特徴的で、高低差が激しい広場となっている。
    段差が多く、段差を挟んでモンスターと正対する事も少なくない。
    積極的に活用し、狩猟時間の短縮を狙おう。
  • 地面の龍結晶にはギミックが存在し、特定の攻撃を加えると結晶が散らばってモンスターにダメージを与えられる。
    • ちなみにこの結晶は切断属性であり、尻尾の切断も可能。
      しかしダメージそのものは微々たる量なので、これだけで切断するのはソロではほぼ不可能である。
      仲間が蓄積値をギリギリまで貯めるなど準備をしておけば、
      ハンマーのスタンプでしっぽを切断するように見えるという世紀の瞬間に相まみえることは、一応可能である。
    • 煌めく龍結晶の破片が地面に広がっている関係で、落とし物を見落としやすいエリアでもある。
      クシャルダオラとの主戦場になりやすいエリアなので、貴重な落とし物を逃さないよう注意。
  • リオレウス(亜種)、(紅蓮滾る)バゼルギウスはこのエリア3を寝床とする。龍結晶の破片がちょっと痛そうである。
    バゼルギウスに関しては戦闘時以外でも寝床にお誂え向きなエリア4に移動することがあるのだが、
    流石にクシャルダオラの聖域で休息を取るのは危険だと判断したのか、そちらで寝ることはない。
  • ヒンヤリダケが沢山生えているので、クーラードリンクを忘れてしまったらここで回収しておこう。

エリア4(2層:北東部)

  • 北西にある山を登るエリア。途中には楔虫がいるので利用して素早く登山しよう。
    二段目と三段目の楔虫は連続して使用できるので、
    二段目の楔虫を使い、さらに上手く空中で三段目の楔虫に捕まって移動できるとカッコいい。
  • 頂上には広場があり、いかにも戦場といった雰囲気を醸し出している。
    中央には高台があり、奥側にはその高台よりさらに高い段がある。
    高い段に立っている二本の柱には楔虫が取り付いている。
    • 中央の高台は楔虫を利用しないと登れないと思いがちだが、実は普通によじ登れる
      ツタも無く、意味ありげに楔虫が配置されているので非常に勘違いしやすい。
  • 頂上は鋼龍クシャルダオラの巣にして寝床である。
    龍結晶の地においても一段と高所に存在しているこの領域は特殊な気象条件が存在し、
    瀕死に陥ったクシャルダオラの極限まで高まった風を起こす能力と合致することで
    頂上全体を覆うが如く複数の竜巻が荒れ狂うように出現するという恐ろしい現象が発生する。
    一般に竜巻を引き起こす能力についてはアマツマガツチに一歩譲るとされる鋼龍だが、
    自身の領域たるこのエリアでの竜巻の暴威は嵐龍のそれにも全く引けを取らない凄まじさである。
    • 天災級の大嵐の只中にいるようとすら表現されるこのギミックは危険極まりなく、
      移動する竜巻や超竜巻を引き起こす能力を持つMRクシャルダオラ戦などにおいては
      エリア全体を竜巻が乱舞し続けてまともに戦闘が行えない地獄絵図になることも。
      今作においてはモンスターを怒らせることで誘導可能状態にできるため、
      クシャルダオラを怒らせてこのエリアから引き離すことで活路を開きたいところ。
  • 広場の橋からは直接エリア2や3に飛び降りる事も可能。
    普通に転落死しそうな高さだが、やはりハンターは受け身を取るだけで無傷である。
    ここに限らず、一定以上の高さから飛び降りた場合、
    さすがに無茶な高さだったのか受け身を取った後に少しの硬直時間があるが、
    ジャンプ攻撃で着地すると何事も無く回避行動に移れる。
    • 南の崖っぷちの東壁には不可思議な模様が描かれている。
      ガジャブーはここから神の声を聞いて飛び降りていたらしい。
  • 龍結晶の地に出現したジンオウガ亜種は、なんとこのエリアを寝床にする。
    バゼルギウスでさえ遠慮する高台の上で堂々と休眠する胆力は見事というほかない。
  • 中央の高台には歴戦のクシャルダオラの痕跡が落ちているのでこまめに集めたい。

エリア5(1層:南部)

  • 二つの高台に挟まれたエリア。中央は大型モンスターの通り道となっている。
    南側の高台にはガストドンが群れを作っている。
    閃光羽虫もよく飛んでいるため、活用させてもらおう。
    • なお、このエリアのガストドンには幻の環境生物「ゴワゴワクイナ」が乗っている可能性がある。
      モンスターが通る前に確認してはいかがだろうか。
  • 南東の開けた所からは大きな湖も見えるが、残念ながら降りて釣りをすることはできない。
  • 高台では骨塚やハチミツ等が採取できる。ガストドンの妨害に注意。
  • MHW:Iにおいてはブラキディオスの登場ムービーの舞台となっており、同時に主任爆殺現場でもある。

エリア6(1層:南東部)

  • エリア2から円形の通路を抜けた先にあるエリア。
    北東に小高く盛り上がった平らな高台が存在し、二つの鉱脈が存在する。
    火薬岩を好むバクダンコロガシもよく姿を見せる。
  • ここの壁は恐らくウラガンキンによって円状に変形しており、
    エリア2と同じくウラガンキンはこの地形を利用して攻撃してくる。
  • 高台はモンスターの寝床となっている。
    MHWorld時点ではここで休息を取るモンスターはウラガンキンしかおらず、
    ヴォルガノスやリオレウス亜種、そしてイビルジョーと棲み分けられた主任専用の休眠スペースだった。
    洞窟内で薄暗く地の利も生かせるこの領域は、ウラガンキンにとっても最も落ち着ける場所なのだろう。
    • MHW:Iからはラージャン、ブラキディオス、ディノバルド、ティガレックス(亜種)、
      そしてまさかのイヴェルカーナと、極めて強大なモンスター達が続々と寝床とするようになってしまった。
      お昼寝中に現れた彼らの咆哮に怯んで飛び起きるウラガンキンの姿が確認されることもあり、
      更なる生態系上位者に安寧を奪われてしまった感のある姿は哀愁を漂わせる。
  • ここには歴戦のウラガンキンの痕跡が落ちている事がある。

エリア7(1層:南部)

  • 地下の火山の中にあるエリア。火山活動の真っただ中にある危険な場所で、
    エリア中央部から時折溶岩が噴出することがある。
    この爆発的に噴出する溶岩にはモンスターも耐えられないようで、当たれば150ダメージを与える事が可能。
    しかも多段ヒットらしく、噴出している間そこに留まらせれば数回はダメージを与えられる。
    クエストや探索中たまにバゼルギウスやドドガマルの部位破壊が起こる原因はこれ。
    またこのエリアに生息するランゴスタも勝手に飛び込んで砕け散ることがある。
    何もしていないのに調査レポートを発見した時や、小型モンスター討伐のバウンティが
    進行した時は大抵ランゴスタが溶岩の犠牲になっている。
    文字通り飛んで火に入る夏の虫である。
    • 噴出中の溶岩にハンターが触れると、ダメージ+吹っ飛び【大】+火属性やられを受ける。
      普段の狩りでは触れたいものではないが、
      きちんとした防具を着込めば微少なダメージで済む事を利用し、
      わざと吹っ飛んでモンスターの大技を回避する事もできなくはない。
  • エリア5へ通じる通路の横には釣りスポットがある。
    釣り好きの調査員から依頼される白金魚はここに現れる。
  • 北部には巨大な龍結晶によって形成された洞窟が存在する。
    ここには古代竜人が住んでいる。
    また、奇面族の抜け道が密集している。どうやら彼らからはここは「汗かき広場」と呼ばれているようだ。
    • 黄色い穴からはエリア8:ぎしきの踊り場へ行ける。
      青い穴からはエリア16:部族のアジトへと行ける。
      水色の穴からはエリア8:光り石の丘へと行ける。
      一方通行の崖があってエリア7からエリア8へ直接行けないので、この抜け道を利用すると良い。

エリア8(1層:東部)・東キャンプ

  • 横に広いエリアで、大きく西部と東部に分けられる。
    主戦場となるのは西部であり、東部はキャンプが存在する他、奇面族の広場が存在する。
    また、東部からエリア3へ登ることができる。
  • 西部は巨大な龍結晶が無数に生え、まるで絡まるようにしてできた結晶洞窟となっている。
    隙間と言えど結構広く、リオレウス亜種がよくここに飛来し、引っかき傷を付けていく。
    また、ここはドドガマルやイビルジョーの寝床ともなっている。
    緑色の奇面族の抜け道からはエリア7の汗かき広場(水色の穴)へ行ける。
    天井から突き出ている太い龍結晶は、攻撃することで落石として利用することができる。
    強大なモンスター達との主戦場になるエリアなので、積極的に狙っていきたい。
    また地面から突き出た長い結晶は駆け上がることができ、モンスターへ乗り攻防を仕掛けられる。
    ただ、この結晶はモンスターの攻撃で簡単に崩れてしまうため、
    ギミックとして有効に活用できるものではない。
    • 広くて有利なギミックもあるので戦いやすいが、ほとんどの大型モンスターもここを通るため乱入がよく発生する。
      辺り一面火のになったり、所狭しと突進を繰り返されたり、
      魔物みたいなやつらにしつこく追いかけ回されたりと阿鼻叫喚の地獄と化すこともしばしば。
  • 青い宝石は増殖中、このエリアに多数出現する。
    敵ガジャブーがたむろしている辺りからエリア7へ飛び降りることができ、
    その崖にはノアストーンが採れるポイントが密着するように出現する。
  • 東部には結晶洞窟が存在する。初めて訪れた時は幻想的かつ力強い風景に圧倒されるであろう。
    龍結晶の橋を渡った先にはガジャブーらから「ぎしきの踊り場」と呼ばれている広場があるが、
    イベント時だけで普段彼らはここにはいない。
    この洞窟の中にも奇面族の抜け道があり、
    緑色の穴からはエリア7の汗かき広場(黄色い穴)に、
    橙色の穴からはエリア1の水くみ滝に、青い穴からは部族のアジト(黄色い穴)へ行ける。
  • キャンプには釣り場が存在し、魚類調査のバウンティで最後に求められる「カセキカンス」がまれに現れる。
    その他にもバクヤクデメキンや白金魚など多数の魚が生息しており、
    これらの魚は全て巨大種が出現することもある。
    ヒカリゴケの上に月光ゲッコーが現れることもあり、上述の通りちょっと行けば
    虹色ドスヘラクレスの出現ポイントであるエリア3へ行けるため、
    希少な環境生物を狙う上で重要な拠点となっている。
    また、気付きにくいが天井に楔虫がいる。これを使うと採掘ポイントのある段差へ移動可能。
    その段差に飛び降りるポイントがあり、飛び降りると上記結晶洞窟の結晶の上に落ちる。
    結晶の上にはこの方法でしか行けない採掘ポイントがある。

エリア9(1層:北東部)

  • 山のような迫力の超巨大結晶体の前に広がった大きな広場。
    ネルギガンテに加えてクシャルダオラ、テスカト、イヴェルカーナまでもが現れるため、
    龍結晶の地においては古龍との主戦場となるエリアの一つである。
    東側は多少の起伏はあるものの広さは十分で、広範囲攻撃で猛威を振るうモンスターとも戦いやすい。
    中央やや西側付近に段差が走っており、上手く誘導すればジャンプ攻撃も可能。
    • 非戦闘状態の古龍の多くはこのエリアで休息を取る(地面に座ってくつろぐ)生態行動を見せる。
      超巨大な龍結晶に最も隣接したエリアの一つであることを踏まえると、
      龍結晶が内包する莫大なエネルギーの恩恵を受けやすく、古龍にとっては心地よい環境なのかもしれない。
    • 龍結晶の地に出現する全ての大型古龍種が姿を見せる関係上、
      古龍種同士の縄張り争いが発生しやすいエリアでもある。
      瀕死のクシャルダオラを巣から引き離してこのエリアに誘導し、
      テスカトやネルギガンテとの鉢合わせを期待するのも立派な戦術といえよう。
  • 東の高い崖を登ればエリア3へと行ける。エリア14への道は最初は閉ざされているが、
    ネルギガンテ初討伐クエスト内のムービーでネルギガンテがこの壁を破ることで開通する。
    この関係で、龍結晶の地においてネルギガンテと初めて相対するエリアともなっている。
  • 理由は不明だが、東側の上空にはバルノスもよく密集している。
    よくこのエリアを訪れる古龍のお零れを狙っているのだろうか。
  • エリア14へと繋がる通路の前には歴戦ネルギガンテの痕跡が落ちていることもあるが、その確率は低い。
    もし痕跡が見つかったらラッキー程度に思っておこう。
  • ガジャブーらからはここは「ひかり石の丘」と呼ばれているようだ。

エリア10(1層:南西部)

  • 溶岩の湖の上にある平坦な岩場によって形成されたエリア。
    高みの火口から溶岩流が雪崩のように流れ落ちている。
    ヴォルガノスの棲家となっており、岩場の隙間に開いた穴から顔を出す様子がよく見られるほか、
    このエリアでは溶岩弾を振り撒きながら穴から穴へと飛び移る特殊攻撃を仕掛けてくることもある。
    瀕死時の寝床でもあるので、溶岩竜の狩猟時はよく訪れることになるだろう。
    • 巣であるためか、このエリアには歴戦のヴォルガノスの痕跡が落ちていることがある。
  • エリア11へ通じる通路の途中には種火石が落ちている。
    スリンガー松明弾をヴォルガノスに当てると冷えた溶岩が再び赤熱化して肉質が軟化するので活用しよう。
  • 因みに、エリア11、13の方向を見ると、時折、溶岩隕石のようなものが落ちていくのが見える。

エリア11(1層:南西部)

  • 灼熱の溶岩の滝に囲まれた危険なエリア。
    中央の窪んだ地帯に落ちると地形ダメージを受け、急激に体力が減っていく。
    両端の安全な所で戦うか、ダメージ地帯の中にある安全な足場の上で戦おう。
  • 北東の洞窟と南西の足場にはガストドンが群れを作っていることが多い。
    また、中央の足場の上ではニトロガスガエルが生息している。
  • この地の火山帯の中でも屈指の危険領域であるが、
    ヴォルガノス、ウラガンキン、ティガレックス(亜種)、オドガロン亜種、リオレウス亜種、ブラキディオス、
    バゼルギウス、イビルジョーに加えてテオナナ夫婦と、火山地帯に適応した強者が揃って顔を見せる
    ガストドンを狙う捕食者の餌場でもあるためモンスター同士の争いが発生しやすく、
    ハンターを交えて三つ巴、最悪四つ巴の大混戦となることも少なくない。
  • エリア10から入ってすぐのガストドンが居る岸の所からでもエリア13の方向で上述した隕石が見られる。
    この溶岩隕石は、北西の方向に小さく見える火山の頂上から定期的に勢いよく放たれている。

エリア12(1層:西部)

  • 壁から溶岩が噴出している洞窟のエリア。
    溶岩の割合は他エリアに比べれば少ないが、
    モンスターの攻撃によって地面が砕け、その下から溶岩が露出する事もある。
    当然、この溶岩に触れると地形ダメージを受けてしまう。
    • 露出した部分にはよく見ると少し大きい岩があり、
      その岩を攻撃するとハジケ結晶が複数散らばって落ちる。
  • 青い鉱脈が三つもあるのでユニオン鉱石集めの際にお世話になるだろう。
    またこのエリアの鉱脈からは他のエリアより獄炎石を入手しやすい。
  • エリア16キャンプから直接ここにショートカットが可能。
    また、エリア13へ通じる道は普段は閉じられているが
    テオ・テスカトル、ナナ・テスカトリ、ベヒーモスが出現した時のみ、壁が無くなって通路が開く。

エリア13(1層:西部)

  • 赤熱した岩の細道の先にある、溶岩に囲まれた広場。
    テオ・テスカトル、ナナ・テスカトリの寝床となっており、普段は入ることができない。
    ベヒーモスが最終エリアとして移動する場合もある。
  • エリア4がクシャルダオラの聖域だとすれば、こちらはテスカトの聖域である。
    中央の広場には大規模な亀裂が走っているが、テスカトは粉塵爆発で地面を振動させることで
    噴火を引き起こし、亀裂から溶岩を噴出させるという荒技を披露する。
    溶岩に当たるとダメージと共に打ち上げられてしまうので、起き上がりに粉塵爆発を重ねられると危険。
    テスカトが意図的に引き起こす噴火であるためか、エリア7のものと違ってモンスターへのダメージは入らない。
  • ここにも鉱脈やコハクのかたまりがあるが、残念ながら探索の時には入れない。
    • スキル「感知」を付けているといつでも割と頻繁に活性化していることが分かる。

エリア14(1層:北部)

  • まるで木のような龍結晶が何本も生えた広場のエリア。ネルギガンテの初期エリアとなっている。
    傾斜が激しいのでスライディング攻撃を利用しよう。
    龍結晶を利用してジャンプ攻撃もできるが、明後日の方向に跳んでいくことも多いので
    無闇に多用すると逆効果になることもある。
    また、北西キャンプ(及びエリア12)へと通じる道があるが、
    しゃがまないと通れないので戦闘中に避難する際は注意したい。
  • 前述したように初期では行けず、物語中にネルギガンテが壁を破壊する事で赴けるようになる。
  • エリア14とエリア15の龍結晶は他と比べて非常に刺々しいが、
    これはこのエリアに形成された龍結晶が比較的新しいものであるためとされる。
    • この鋭利な結晶は悉くを殲ぼすネルギガンテが有する金剛棘との類似点が見られる。
      金剛棘は龍結晶と同じく古龍の生命エネルギーを糧に形成されたものとの設定が公開されており、
      色を始めとしたデザインの近似は意図的なものと思われる。
  • オドガロン亜種はこのエリアで眠りにつく。
    エリア14で休眠する種は他にいないので寝床の奪い合いになる心配はないが、
    なんといってもネルギガンテの勢力圏内なのが気がかりではある。

エリア15(1層:北部)

  • エリア9に存在する超巨大龍結晶の裏側に存在するエリア。
    龍結晶の地の最奥部であり、ネルギガンテの寝床となっている。
    瀕死まで追い詰めた滅尽龍との最後の戦いの舞台となる領域であり、
    古龍を喰らう古龍との戦いは概ねこのエリアで決着を迎えることになる。
  • エリア14以上に刺々しく黒ずんだ龍結晶が地上や天井を問わず無数に生え揃い、
    龍結晶で形成された洞窟を形成している。
    南側と東側には凄まじい数の龍結晶が重なって形成された壁が聳えているが、
    これらはネルギガンテの攻撃によって破壊される特殊演出が存在する。
    分厚く鋭利な龍結晶の壁が破棘滅尽旋・天で木っ端微塵に粉砕される様は一見の価値あり。
    • 龍結晶のエネルギーの影響か、東側の壁の奥は蒼い光で照らされた空気が立ち込めている。
      破棘滅尽旋で壁を破壊したネルギガンテが蒼く染まった空気をバックに悠然と現れる様は大変美しく、
      ここで戦う場合は是非とも拝んでおきたい光景である。
    • もう一つの壁はエリア16へと続く道を塞いでおり、ガジャブーと仲良くなる事で解放される。
  • 北側では天井の龍結晶から針状の結晶が何本も落ちてくる。
    これにもダメージ判定があり、ハンターはこれに当たると吹っ飛ばされてしまう。
    モンスターにも効果はあるが、一本につき1ダメージしか与えられない。
    • この棘が降ってくる条件は「下でモンスターが行動する」だけ
      実質ギミック範囲内では常時棘が降ってくるようなものであり
      回数とメリットに対してハンターが被る実害が釣り合っているとは到底言えない。
      特にMHW:Iで登場する希少種戦ではクエストを通して主戦場となることから(後述)、
      「龍結晶の棘」の厄介さが一気に知れ渡ることとなった。
      加えて金銀夫妻は乗り状態になるとやたらと棘の下に向かおうとするので、
      せっかくの乗りダウンを無駄にされたハンターも少なくない。
  • MHW:Iではリオレウス希少種とリオレイア希少種も出現するようになった。
    特筆すべき点として、希少種は本フィールドの最奥となるこのエリアから一切移動しない
    (他のモンスターに見られるような摂食行動も行わない)。
    通常フィールドに出現するモンスターでエリア移動を一切行わないのは非常に珍しい。
    • 後に語られたところによると、この特異な仕様は「本来人の踏み入れない領域を根城としており、
      他の生態系との絡みが強い場所には棲息していない」という希少種の生態設定を反映したものらしい。
      設定では、古龍を捕食するために寝床を開けているネルギガンテの巣を簒奪するためとも、
      また殆どのモンスターが現れない秘境に巣作りを試みているためとも考察されており、
      捕食行動に向かわない理由は、既に満たされた状態で繁殖を間近に控えた個体故ともされる。

エリア16(1層:北西部)・北西キャンプ

  • ガジャブーのアジトとキャンプがあるエリア。
    この二つは水路によって繋がっているが、アジトからキャンプへの一方通行。
  • ガジャブーのアジトには謎の祭壇やら壺やらが配置されており、独特な雰囲気を醸し出している。
    同じ奇面族であったチャチャブーと違い、彼らの文化がよく窺い知れる。
    また、彼らはこの辺りに生息していない環境生物のユラユラを飼っているようだ。
  • キャンプへ通じる水路の途中には青い宝石がある。
    また、環境情報が「コハクのかたまりが増殖中」の時、黄昏の石が拾える採取ポイントがここに出現する。

フィールドギミック一覧

ギミックエリア発動方法効果備考
巨大な浮岩8攻撃を加える大ダメージ、大ダウン 
火山の噴出口7時間経過持続ダメージ 
龍結晶315特定の攻撃を加える結晶が散らばり
モンスターに追加ダメージ
 
回復ツユクサ8攻撃を加える
零距離で〇
50回復モンスターも回復する
シビレガスガエル2攻撃を加える
零距離で〇
麻痺属性のガスを吐くハンターにも影響がある
ニトロガスガエル211攻撃を加える
零距離で〇
爆発性の液体を放つ液体は約2秒後に爆発
閃光羽虫515攻撃を加える
零距離で〇
閃光を放つエリア15はネルギガンテが壁を破壊した後に使用可能
スタミナライチュウ2零距離で〇2分間スタミナ消費半減 

結晶を散らせる技一覧

名前
大剣溜め斬り、強溜め斬り、真・溜め斬り、斬り上げ、飛び込みなぎ払い、ジャンプ溜め斬り
太刀ジャンプ斬り、ジャンプ気刃斬り、ジャンプ気刃二連斬り、ジャンプ気刃三連斬り
片手剣溜め斬り、ジャンプ斬り
双剣無し
ハンマー縦振りI、縦振りII、溜め叩きつけ、溜め強叩きつけ、ジャンプ叩きつけ、ジャンプ溜め攻撃
狩猟笛前方攻撃、後方攻撃、叩きつけ、横演奏、後方演奏、ジャンプ叩きつけ
ランス突進フィニッシュ突き、ジャンプ突き
ガンランス叩きつけ、なぎ払い、ジャンプ突き、ジャンプ叩きつけ、ジャンプリロード叩きつけ、空中フルバースト
スラッシュアックス斧:なぎ払い変形斬り、斧:ジャンプ斬り、斧:ジャンプ変形斬り
剣:変形斬り下がり、剣:属性解放突き、剣:ジャンプ斬り、剣:ジャンプ変形斬り
チャージアックス剣:変形斬り、剣:溜め二連斬り、剣:高圧属性斬り、剣:ジャンプ斬り、剣:ジャンプ変形斬り
斧:斬り上げ、斧:縦斬り、斧:変形斬り、斧:叩きつけ、斧:突進叩きつけ
斧:属性解放斬りII、斧:高出力属性解放斬り、斧:超高出力属性解放斬り
操虫棍叩きつけ、ジャンプ斬り、ジャンプ突進斬り
ライトボウガン無し
ヘビィボウガン無し
無し

奇面族の抜け道

  • 今までもついでに解説していたが、改めてもう一度整理しよう。
    是非覚えて狩猟に活用しよう。
抜け道1 エリア1:黄色い穴 ⇔ エリア8:橙色の穴
抜け道2 エリア7:黄色い穴 ⇔ エリア8:緑色の穴(東側)
抜け道3 エリア7:水色の穴 ⇔ エリア8:緑色の穴(西側)
抜け道4 エリア8:青い穴 ⇔ エリア16:黄色い穴
抜け道5 エリア7:青い穴 ⇔ エリア16:緑色の穴

出現モンスター

小型モンスター
ガストドン
ランゴスタ
ガジャブー
バルノス
大型モンスター
ラージャン
リオレウス(通常種/亜種/希少種)
リオレイア希少種
ティガレックス(通常種/亜種)
バゼルギウス(通常個体/特殊個体)
ヴォルガノス
ウラガンキン
イビルジョー(通常個体/特殊個体)
ブラキディオス
ディノバルド
アンジャナフ亜種
バフバロ
ジンオウガ亜種
オドガロン亜種
ドドガマル
クシャルダオラ
テオ・テスカトル
ナナ・テスカトリ
ネルギガンテ(通常個体/特殊個体)
イヴェルカーナ
超大型モンスター
ベヒーモス
(ゼノ・ジーヴァ)*4

出現するモンスターについて

  • 新大陸に朽ちたあらゆる古龍の生命エネルギーが充溢する領域であるため、
    巨大な力に引き寄せられた強大なモンスターたちが集う汎用フィールド屈指の危険地帯である。
    特に超大型モンスターである魔獣ベヒーモス含む古龍種が7種*5も君臨し
    そのうちの4種が専用のテリトリーエリアを構えているフィールドは他に類を見ず、
    巨大なエネルギーによって古龍種を巣食わせ続けるこの地域の異常性を浮き彫りにしている。
    • クシャルダオラテスカトイヴェルカーナネルギガンテ歴戦王》が5種*6も登場する領域でもある。
      歴戦王は永きに渡り生き続けることで蓄積した莫大なエネルギーに加えて
      地脈を流れる生命エネルギーを得ることで劇的に強大化した個体とされており、
      際立って古龍エネルギーが膨大な龍結晶の地に現れたのは必然と言えよう。
    • ベヒーモスが現れた理由については「龍結晶の地の地脈を流れる生命エネルギー」の影響とされている。
      FF世界でも地脈を流れる「エーテル」と呼ばれる生命エネルギーが確認されており*7
      奇跡的とも言える両作品の世界観設定の合致がもたらした出現であった。
    古龍種以外に目を向けると、古龍級生物の代表格にしてトラウマモンスター代表格でもある
    ラージャン、(怒り喰らう)イビルジョー、(紅蓮滾る)バゼルギウス3大巨頭が揃い踏みし、
    フィールド最奥にはリオス希少種夫婦も登場する。
    紅蓮滾るバゼルギウスは今作では龍結晶の地(と導きの地の火山地帯)にしか姿を見せないため、
    彼らが一堂に会する通常フィールドは現状このフィールドのみである。
  • 一般モンスターもジンオウガ亜種オドガロン亜種ブラキディオスティガレックス亜種など強者が顔を並べるが、
    これらの面子も格上のモンスターと鉢合わせれば呆気なく追い払われてしまうため、
    古龍種や古龍級生物が犇くこのフィールドではかなり肩身が狭い方である。
    オドガロン亜種に完敗し、ムービーでブラキディオスに打ち倒されている主任(とそのライバル)に至っては更にその下であり、
    火山帯では強者のはずのウラガンキンが生態系下層に位置する*8というとんでもない事態となっている。
  • 裏設定によれば、昔からこの地の固有種だったと考えられているドドガマルを除き、
    この地に出現する殆どの生物は龍結晶の地に満ちた膨大な生命エネルギーに招き寄せられた外来種である。
    また、誕生のためにエネルギーを希求するジーヴァが別大陸からも古龍を呼び寄せていたことが判明しており、
    その干渉を受けてこの地に出現した古龍種も少なくないと思われる*9
    なお、ネルギガンテについては招き寄せられた古龍を喰らうために出現したとされており、
    同じ外来種ではあるものの、他の生物たちとは異なる経緯で現れたイレギュラーである。
    • 設定ではあまりにも強大なモンスターが集結しすぎたために
      空に逃れられる翼竜種を除くと小型モンスターが生き残り難い環境とされ、
      実際に獣人族及び翼竜種を除くと小型モンスターは2種、中型モンスターは1種しか棲息していない
      この点で魔境化しつつも小型モンスターや中型モンスターが多数生息するフィールドとは一線を画しており、
      古龍を始めとした強者のみが生き残れる熾烈な生存競争の舞台であることが否応なく理解できよう。

フィールドの成り立ち

  • 新大陸時系列総覧によれば、新大陸は原始時代から古の龍が死地とする場所であり、
    元より天寿を全うした古龍たちが齎す膨大なエネルギーに満ちた地であったようだが、
    原始時代の時点では龍結晶の地という特殊な環境は存在していなかったらしい。
    つまり死した古龍の生命エネルギーは地脈を通して全土を巡っていたと思われるが、
    そのエネルギーに現在のような過剰なまでの偏りは存在しなかったということになる。
    • ちなみに現在はエネルギー純度の分布にあからさまな偏りが生じており、
      龍結晶の地が最もエネルギーに満ち、そこから外海へ向けて徐々に純度が下がっていく。
  • 歴史を紐解くと、遥か太古に規格外の体躯を誇る超巨大古龍が新大陸を訪れて寿命を迎え、
    後にその地で誕生した大いなる存在が大規模な地殻変動を引き起こして瘴気の谷の原型を形成。
    結果として地下深層の地脈が「ある領域」に表出、更に瘴気の谷が新たな古龍の終の場として確立し、
    瘴気の谷で朽ちる古龍の生命エネルギーが、谷の深層の地脈を通して特定の領域に集まる」というサイクルが完成した。
    そして地脈の偏りによって長年に渡り膨大な古龍のエネルギーが蓄積し続け、
    遂には純度の高いエネルギーが結晶化するようになった領域が、他ならぬ《龍結晶の地》である。
    • つまり、この地が龍結晶が生成されるほど巨大なエネルギーを満たす土地となったのは
      極めて強大な超大型古龍が引き起こした天変地異の賜物であり、偶然の産物だったということになる。
      無論、それも原始時代から既に古龍の死地としての性質を有していた「新大陸」という基盤があればこそだが。
  • このようにして「龍結晶の地の土台となる環境」は完成をみたが、
    だが現在見られるような神殿さながらの超巨大結晶体群が形作られた原因は他にある。
    龍結晶の地の地下深層に根を下ろしたある生命体が羽化のためのエネルギーを希求し、
    地脈を流れる古龍のエネルギーを龍結晶の地に過剰なまでに収束させるとともに、
    更なるエネルギーを得るべく現大陸から新大陸へと古龍を呼び寄せるようになったのである。
    これこそが古龍渡りの頻度が急速に上昇した所以であり、更には新大陸中の地脈エネルギーの急激な増加、
    そして龍結晶の地において異常なまでに巨大なエネルギー結晶体の生成を招くこととなった。
    全ての黒幕であった「ある生命体」とは言うまでもなく、古龍の王たるジーヴァである。
    • 元より龍結晶が生成されるほどの生命力が集っていた龍結晶の地に
      更なるエネルギーが収束したことで、かの地のエネルギーは途轍もない規模になっていた。
      その量は別のジーヴァが誕生した幽境の谷よりもなお多かったとされており、
      この地で誕生したジーヴァはある種の特別な個体であった可能性が示唆されている

余談

  • 発売前には名称や存在が公開されなかった通常フィールドの1つ*10
    通常フィールドでありながら実際に赴けるのは上位昇級後と遅く、その点でも特徴的*11
    この関係上、電撃の最速攻略本では一切情報が記されていない。
    • 発売前のPVには「結晶がたくさんある火山地帯」すなわち龍結晶の地が何度も映っており、
      特にヴォルガノス、ウラガンキン、テオ・テスカトルの紹介では明らかに映り込んでいる。
      開発側もこれらのモンスターを紹介する際に火山系フィールドがあることは示唆していたものの、
      なぜかその名称については全く触れられず、そのまま発売日を迎えることとなった。
      これは名称自体が「龍結晶の地」とMHWorldの核心的部分であったが故の措置と思われる。
  • エリア3とエリア15の一部の地面には尖った結晶が点在しているが、
    この結晶に攻撃を加えると結晶が周囲に飛び散るというギミックがある。
    近くにモンスターがいれば飛び散った結晶でダメージを与えられるが、
    このダメージが結構馬鹿にできないレベルであり、上手く活用出来れば十分なダメージソースになる。
    この結晶の側でモンスターがダウンしたら大ダメージのチャンスである。
    • ちなみに飛び散り対応でない技でもちゃんと判定があるらしく、攻撃が当たるとヒットエフェクトが出る。
      そのためか、高出力状態のスラッシュアックスの剣モードで攻撃すると追撃の炸裂が多数発生する。
      他武器以上に大ダメージが期待できるので狙ってみるのもいいだろう。
    • ただし、このギミックはモンスター側も利用できるものであり、
      例えばエリア3ではクシャルダオラのブレスや竜巻でも結晶が飛び散る。
      勿論その結晶に当たればハンターがダメージを受けてしまうので、その事も留意しておいた方が良いだろう。
      寝床での竜巻のギミックといい、龍結晶の地でのクシャルダオラはやはり強敵である。
  • 地上の多くの地面や壁はまるで人工物のようにも見える角形の柱で構成されている。
    しかしこれは歴とした自然の産物であり、「柱状奇岩」と呼ばれるものである。
    このような奇岩が構成した特徴的な地形は「柱状節理」と呼ばれる。
    柱状奇岩は遥か昔に起きた火山活動によって地上に流出した溶岩が冷え固まり、
    さらにそこに亀裂が入って生じたもの。
    • 我々の世界ではイギリス・北アイルランドにある「ジャイアンツ・コーズウェー」が有名である。
      また、火山が多数存在する日本でも節理は様々な場所に存在しており、
      特に福井県にある「東尋坊」などは良くも悪くも有名な柱状節理の名所である。
  • 英語名は『Elder’s Recess』。
    Elderは古龍種を指すものと考えられ、Recessは奥まった場所を意味する。
    本編の立ち位置を踏まえつつ意訳すると、「古龍が支配する深奥部」と言ったところか。
    まさしく数多の古龍たちの玉座であるこのフィールドに相応しい名称であり、
    最大の特徴にして根幹である「龍結晶」を押し出した日本語名とはまた違った趣があると言えよう。
  • 終盤やG級作品に登場するフィールドが魔境化するのは昨今の恒例となったが、
    龍結晶の地については「他に類を見ない巨大な古龍のエネルギーに誘引された」との設定が存在しており、
    世界観設定と絡める形で強大なモンスターが集う現象を説明している珍しいフィールドである。
    • また、強大な大型古龍であるネロミェールや(死を纏う)ヴァルハザクの出現は確認されていない。
      これは両者が最大限能力を発揮するのに不可欠な水と瘴気(胞子)の要素が龍結晶の地に殆ど存在せず、
      そもそも生息環境に適していないためであると考えられる。
  • 超大型モンスターが出現する現状唯一の汎用フィールド。
    汎用フィールドのエリアの一つを利用した決戦場のような専用フィールドは存在したが、
    龍結晶の地のような超大型モンスターがそのまま登場し、かつエリア移動を行う例は類を見ない。
  • 初期案のイラストでは、ラオシャンロン、アカムトルム、ヤマツカミ、ダラ・アマデュラの姿が見られる。
    まだワールドに登場するモンスターも固まってない頃に、
    強いモンスターが集まる土地というコンセプトで描かれたものであるが、
    これらのモンスターが登場する場面も見てみたいものである。
    アカムトルムやヤマツカミならまだしも、ダラ・アマデュラが来たら不毛の土地になりかねないが。
  • 龍結晶は古龍が持つエネルギーが結晶化したものとされているが、現実にも生物由来の宝石が存在する。
    アンモナイトが変化したアンモライトや、針葉樹の樹脂が化石化した琥珀などがある。
    もちろん高純度の生命エネルギーそのものが結晶化した龍結晶とは根本の部分が大きく違うが、
    開発談によればアンモライトの存在も龍結晶というイメージの出発点の一つになったようである。

関連項目

フィールド/瘴気の谷 - 古龍渡りの終着点、瘴気の谷で生涯を終えた古龍たちのエネルギーは、龍結晶の地に集結し結晶となる。
フィールド/地脈回廊 - 瘴気の谷を超えて地脈回廊にゾラ・マグダラオスが到来したことにより、龍結晶の地の存在が確認された。
フィールド/地脈の収束地 - 龍結晶の地の深奥。MHWorldのストーリーにおける最終決戦の場。
モンスター/ゼノ・ジーヴァ - 地脈の収束地に潜み、このフィールドの成り立ち、さらに言えば新大陸の生態系と古龍渡りの真相となる古龍。
アイテム/龍脈石 - 龍結晶と同じ成分を持つアイテム。


*1 龍脈と呼ばれる場合もある。
*2 兄貴肌の5期団曰く「力が湧いてくる」とのこと。
*3 設定上、リオレイア亜種は強烈な猛毒を打ち込みバゼルギウスを退却させた例も確認されている強者であり、少なくとも龍結晶の地において淘汰されるほど生態的地位が低いとは考え難い。
*4 実際の狩猟地は地脈の収束地だが、生息地は龍結晶の地とされている。地脈の収束地は龍結晶の地の地下深層に存在しており、上層部はこのフィールド特有の玄武岩が存在することも確認できるため、地理的には同じ領域ということなのだろう。
*5 設定上この地に属するゼノ・ジーヴァを含めれば8種。
*6 こちらもゼノ・ジーヴァを含めれば6種となる。
*7 このエネルギーの奔流が「エーテライト」を用いた転送魔法の由来とされる。
*8 公式曰くウラガンキンについては「(他のフィールドにおける)クルルヤックのようなポジション」とのこと。龍結晶の地がどれほど異常な環境かが分かる。
*9 実際に本編ではゾラ・マグダラオスもまたゼノ・ジーヴァに招き寄せられて地脈回廊の先の龍結晶の地を目指していた。
*10 旧作の通常フィールドでは天空山の前例がある
*11 非G級作品における初登場の通常フィールドが上位からという例はシリーズ初となる