アクション/雷球

Last-modified: 2024-04-13 (土) 12:28:36

目次

概要

  • 雷撃冥雷のエネルギーを球状に結集し、標的に向けて放出する攻撃。
  • 落雷雷ブレスとは異なるもので、
    雷ブレスは口から雷球を吐くのに対し、雷球は口以外の部位から射出されるというのが大きな違い。
    ベルキュロスドラギュロスが代表的な使い手。
    エネルギーを保つためか、地面を移動媒体とし、這うように高速で飛んでくる。
    また、個体によっては機雷状の雷球を無数にばら撒く攻撃も繰り出す。

主な使用モンスター

ベルキュロス

  • 翼や尻尾、鉤爪などの放電器官によって雷球を放出する。
    こちらにもある通り、ベルキュロスは個体によって繰り出す技が異なる。
    ドラギュロスのものに比べると、雷球自体は小型。
鉤爪雷球
滞空状態から大きく飛び上がり、そのまま横方向に翼を叩きつける。
その際、鉤爪の根元から3つの雷球を放出する。
雷球は「W」の文字のように3wayの軌道を描くため、鉤爪よりもベルキュロス側にいれば当たらない。
全タイプが使用。
電撃尻尾叩きつけ
滞空状態から後方へ向けて尻尾を叩きつけ、雷球を複数放出する。
タイプ毎の雷球の軌道に関する詳細はこちら
雷球ばら撒き
タイプBや特異個体のみが使用。
タイプAやCも用いる「電撃左回転尻尾」と「電撃鉤爪なぎ払い」に付属。
攻撃の瞬間に機雷状の雷球を無数にばら撒く
雷球は地上付近をフラフラ動き回り、当たるとダメージとともに麻痺するか、吹き飛ばされる。
威力も侮れず、単純な攻撃手段としての役割に加え、
ハンターを容易に近づけさせない防御手段としても効果を発揮する。
軌道が不規則で予測困難、さらに数の多さで非常に厄介。
次の行動中も雷球は這い回るため、無理に雷球の間を縫って反撃するよりも回避に徹したほうが良い。
古龍を思わせる不可思議な放電方法だが、
資料設定集によれば、大気中の塵を帯電させて浮かべているようだ。

ドラギュロス

  • 冥雷の力を凝縮した龍属性の雷球を放つ。
    ベルキュロスよりもその扱いに長けており、巨大な雷球を放つ技がある。
鉤爪冥雷球
龍属性版で、ベルキュロスのものと同モーション。
軌道も同様。
冥雷尻尾叩きつけ
空中から黒い冥雷を帯びた尻尾を叩きつけ、V字方向に赤い冥雷球を2発放つ。
フォワード.4以前は非怒り時のみ冥雷球を飛ばすという仕様だったが、
同アップデートにて仕様変更がされ、常時冥雷球を飛ばすようになっている。
鉤爪六方冥雷球
ドラギュロスの攻撃の中でも特に広範囲を誇る技。
後方にバックジャンプした勢いで翼を前方に叩きつけ、
地面に突き刺さった鉤爪の先端から大型の冥雷球を六方向同時に放つ。
軌道は六角形の頂点を目指すような形、冥雷球の射程はエリアの端に到達するまで。
鉤爪の前方に一発、自身に一発、その他斜め4方向に四発となっている
(記号で表すならば「*」と言えばわかるだろうか)。
前方や周囲に飛んでいく五発はもちろんだが、ドラギュロス側にも飛んでくるため、
攻撃チャンスと思って後ろから近づいたりすると貫通してきた冥雷球に直撃する場合も。
「鉤爪から周囲六方向に発射される」という説明を聞いて勘付いた方もいるかもしれないが、
この攻撃において何より危険なのは、特殊な軌道故に巻き添えが多発しやすいというところにある。
また、冥雷球が発射されるタイミングは鉤爪を叩きつけてからワンテンポ後であり、
鉤爪を回転回避やステップで避けたりすると、回避直後の僅かな隙に冥雷球をもらってしまう。
可能であれば鉤爪は移動して避け、冥雷球をすり抜けるように回避したい。
交差冥雷球
ドラギュロス特異個体や幻の冥雷竜、覇種が用いる。
鳴き声を上げながら後方に飛び上がると同時に鉤爪から大型の冥雷球を6個飛ばす。
冥雷球は3対で×印を描くように交差状軌道で飛ぶ。
前方広範囲を複雑な軌道でカバーする関係上、
適当に走っていると先読みしたのではないかというくらい当たるため、
ガード可能武器はガードすることをおすすめする。
なお、交差地点で当たると実質的にダメージ2倍+麻痺の判定も連続2回に陥るため、非常に危険である。
回転回避やステップでの回避方法は、鉤爪六方冥雷球と基本的に同じ。
ただし、冥雷球同士の間隔は狭いため、回避した先で別の雷球に被弾することもある。
ガード不可能な武器種は特に注意したい攻撃。
冥雷球ばら撒き
剛種特異個体や幻の冥雷竜が繰り出す。
通常個体or上位特異個体では完全に隙だらけモーションだった「羽ばたき」
(上体を起こして翼を振るい、鉤爪を引っかける攻撃)が変貌。
羽ばたくと大型の冥雷球が次々と周囲に発生し、しばらく動き回った後、爆発を起こす。
威力が異常なほど高く、雷球に接触して麻痺⇒動けないところで雷球爆発の即死コンボに陥ることもある
(特に幻の冥雷竜は攻撃力が高いため、油断するとキャンプ送りになりやすい)。
前方よりも、後方のほうがうじゃうじゃ湧いてくる。
なお、広範囲高威力の技を連発する覇種ではバランス調整なのか、
冥雷球の発生がオミットされ、再び攻撃チャンスとなっている。
  • 参考までに、特異個体の公式紹介動画にて、
    最初に繰り出す技が交差冥雷球、その次に繰り出す技が冥雷球ばら撒きとなっている。

類似攻撃

ジンオウガ

  • 身体を翻して雷光虫を集め、作り出した球をカーブするように高速で放つ技を持つ。
    あくまでも虫の集合体であるため、厳密には「雷球」ではない。
  • 通常種の場合、通常時は1発しか放ってこないが、雷光虫が集まってくると2発同時、
    超帯電状態時は2発放ってから間髪入れずもう一度2発放つようになる。
    これらは虫の集合体を飛ばしているため、地上ではなく空中を飛ぶ。
    • MH4GのG級ジンオウガはサマーソルトやボディプレスなどの大技に合わせ、
      その隙をカバーするように複数の雷光虫弾を繰り出し、離脱するハンターを追撃する。
      射出される雷弾にはカーブがかかっており、直進軌道を予想していると痛い目に遭うので注意。
    • また、高レベルギルドクエストに登場する個体は、
      2発放った後にすぐさま尻尾叩きつけに繋げるというアグレッシブなコンボ技も繰り出す。
      不要な接近を禁じ、なおかつ雷光虫弾射出の隙を無くしてくるので2重の意味で厄介。
    • 極限状態では、その場でジャンプしながら繰り出す雷光虫弾のみ、ピンク色の大雷光虫弾に変化する
      大雷光虫弾はゆっくりと飛びながらハンターを追いかけ続け、一定時間が経つと炸裂する。
      ホーミング中に触れると尻餅をつき、炸裂に当たると麻痺してしまう。
      とにかくしつこくハンターを追いかけてくるため無視してジンオウガを攻撃するのは大変危険で、
      使われたら納刀して炸裂するまで逃げ続けた方が良い場合も多い。
    • 獰猛化ジンオウガが頭部に蒸気を纏っている状態で放つ雷光虫弾は、
      数や軌道こそ変わらないもののサイズがかなり大きくなっている。
      攻撃範囲が広がったとは言えそこまで避け辛いわけではないが、初見では驚かされるだろう。
    • MHW:Iではスピンする様に飛び上がりながら全方位に雷光虫を飛ばすという、
      MHXでラギアクルスが扱うそれを彷彿とさせる攻撃を行ってくる。
    • MHFの遷悠種ジンオウガのそれは数が大幅に増えており、
      G級遷悠種に至っては弾幕と言って差し支えない物量を誇る。
      穿龍棍対策として斜め上目がけて飛ばすタイプも存在している。
      ちなみに4GのG級個体のように、サイドタックルと同時に雷光虫弾を飛ばすパターンもある(数は数倍だが)。
    • MHSTでは「雷光虫弾」という名称で登場。背中から雷光虫の塊を二発発射する。
      指示に必要な絆ゲージが15と割と手軽に使用でき、威力もそれなりにあるので、使い勝手は良い。
  • 亜種の場合、蝕龍蟲弾と呼ばれる赤黒い球体を扱う。
    属性からしてすでに雷球ではないが。
    ジンオウガ亜種の代名詞と言っても過言ではない攻撃であり、龍光纏い時にはこれでもかというほどの量を飛ばす。
    蝕龍蟲弾は射出された後、一旦ジンオウガ亜種の周囲で停止し、
    その後ハンターの位置を捕捉して高速で飛んでいく
    つまり射出直後はバリアの如く展開され、その後ホーミングつきの蝕龍蟲弾に変貌するため、極めて厄介。
    この攻防一体の攻撃技を何度も操り出し、ハンターの機動力を奪った上で
    本体が大技を繰り出す、というのがジンオウガ亜種の基本スタイルである。
    • この蝕龍蟲弾はいうまでもなく龍属性やられ効果を持ち、直撃を受けると武器やビンの属性が無効化されてしまう。
      一度に最大4発射出するが、PTプレイでは動き出すまでどれが自分に飛んでくるか分からないため、
      非常に回避がし辛く、また一発一発の威力も高い。
      とにかくハンターを一方的に不利にする性能を持ち合わせまくっており、通常種のものよりも遥かに危険である。
    • MH4シリーズの上位個体はやや仕様が異なり、
      射出されたのち一定時間その場で浮遊するのは同じだが、その後飛んでいく方向がランダムになっている。
      追尾がなくなった分やや脅威度は下がったと言えるが、
      ランダムなだけに思わぬ事故も発生するので注意が必要。
    • MHSTでもある程度レベルを上げると使用可能になる。
      属性が龍属性になっていることを除けば、通常種の雷光虫弾とほぼ同じ感覚で使用できる。
  • 金雷公ジンオウガの放つ雷光虫弾は重雷光虫弾と呼ばれている。
    こちらは斜め向きの放物線を描いて飛ぶが、
    最大の特徴は地面に着弾した場合、重雷光虫弾がしばらくその場に留まって放電することである。
    トラップとしても非常に邪魔な攻撃である事に加え、気絶値もかなり高く、
    真帯電状態時は食らえばほぼ確実に気絶してしまうのが非常に厄介。

ラギアクルス

  • MH3Gまでは雷球に該当する攻撃を持ちあわせていなかった*1が、MHXにて久方ぶりの登場を果たした際に身につけた。
    MHXのラギアクルスは陸上でも強力な雷撃を操れるようになったが、
    その一つとして正真正銘の雷球を発射できるようになった
    ただし公式ガイドブックによれば、下記の技自体は螺旋放電という名前である。
  • 少し後ずさった直後に体を丸め、放電しながらその場でスピンする事で、
    自身の周囲に2個(怒り時は3個)の雷球を発生させる技である。
    放たれた雷球は、ラギアクルスを中心として渦を巻くような軌道で飛び、近寄るハンターを蹴散らす。
    しかも、その軌道の中心点はラギアクルス本体であり、
    その後ラギアクルスが別の攻撃などで移動すれば雷球も仲良くラギアクルスに付いてくる
    ジンオウガの雷光弾はその正体が生物なので、カーブ軌道や追尾能力もまあ納得だが、
    虫を操る能力など無いラギアクルスのこれは、間違いなく純粋な雷球であり、不自然さが際立ってしまっている。
    • とはいえ、MHXは過去のメインシリーズと比べてゲーム性がかなり強調されており、
      ハンターも常識を覆すような超常的な技を平然と使っていくような状況なので、あまり気にしない方がいいかもしれない。

青電主ライゼクス

  • ライゼクスも二つ名個体限定で「超電磁球」という名称の雷球攻撃を持つ。
  • 発動モーションは左右の翼を打ち付けて青い雷球を発生させ、それを前方に撃ち出す、というもの。
    空中に放たれた雷球は弾けるようなエフェクトと共にハンターを電磁力で吸引し始め、移動を制限する。
    更に吸引中も青電主は別行動が可能であり、磁力に抗うハンターにあらゆる手で追撃を仕掛けてくる。
    • 一つは滑空からの突進。幸い緊急回避すればやり過ごせるため、
      襲来する方向をちゃんと確認して避ければ問題無い。
    • もう一つはライトニングブレード大放電のコンボ。
      どちらも高威力の攻撃であり、連続して放ってくるためブレードを緊急回避してしまうと
      続く大放電の回避が困難となる、厄介なパターンである。
      雷球の吸引力を逆に利用して初撃を躱すなど、回避には工夫が必要となる。
      なお、こちらのコンボを繰り出す場合は超電磁球発生のエフェクトが通常よりも大きい。
    もちろん、雷球そのものにも攻撃判定はあり、当たると吹き飛ばされる。
    タイミングによっては青電主の起き攻めが決まってしまうため、雷球への被弾も避けたいところ。

ナルハタタヒメ

  • 雷球の変種とも言える、雷輪と呼ばれる攻撃を主に使用する。
    その名の通りリング状になった雷エネルギーであり、中心部には当たり判定が無いが、
    拡大あるいは収縮するように飛来するという特徴がある。
    特に、横倒しになって水平に広がっていくタイプの雷輪は非常に避けづらく、
    地上にいるハンターや速射砲などの兵器に居座る者をなぎ払うように設置されるため厄介。
    • 百竜ノ淵源ナルハタタヒメは、回転しながら飛んでいく雷輪を放つ。
      ただでさえ見極めづらい判定が更に分かりにくくなっているため、冷静に対処したい。
  • 一応、雷球を召喚する攻撃も持ち合わせている。
    身体をくねらせるように飛行して周囲に6つの雷球を作り出した後、
    ブレスを放つと同時に雷球を雷輪に変化させ、ハンターに向けて飛ばすというもの。
    また、本種の放つブレスも球状のものが多く、こちらが「雷球」と呼ばれることもある。

トリドクレス

  • G級個体のみが使用する。
    蓄電時に複数の雷球を撒き散らしつつ疾走する攻撃で、この雷球はゆっくりと外側へ向けて移動していき、
    一定時間後に次々と爆発を起こす。
    攻撃範囲はかなり広いが、トリドクレスはこの攻撃の後に確定で威嚇行動をするため攻撃のチャンスとなる。

関連項目

アクション/雷
システム/雷属性
アクション/電気ブレス
アクション/放電
アクション/冥雷


*1 大放電の際に出現する電気の塊が「雷球」と呼称されることはあった