クエスト/実写映画コラボシリーズ

Last-modified: 2023-02-10 (金) 20:19:35

目次

概要

  • システムとしてはウィッチャー3とのコラボでゲラルトを操作した時に近い。
    • プレイヤーはMHWの主人公では無く、映画の主人公として登場するアルテミスを操作する
      演者は実写映画と同じくミラ・ジョヴォビッチが努め、母国語の英語で話す。
      言語はストーリーの都合上オプション設定に関わらず、アルテミス以外はモンハン語固定となっている。
    • キャンプに設置してあるアイテムボックスで武器の変更が可能となっている。
      ただし今回の武器は実際に生産出来る武器ではなく、アルテミスの双剣以外も、
      骨や鉄の初期武器の見た目ながらMRストーリー終盤程度の性能を持っている、
      本クエスト(とその続きに当たるクエスト)限定の装備となっている。
    • アイテムは最初からある程度のものを所持している他、支給品ボックスの中には、
      回復アイテムや弾丸などがいくつか入っている。
  • なお、2021年12月3日をもってこれらのイベントクエストは配信終了となり、現在受注不可能となっている。
    クエスト報酬で生産した限定防具などについては、配信終了後も使用可能である。

The New World 新世界にて

作品クエストレベルクエスト種別目的地報酬金制限時間条件
MHW:IMR★1特殊クエスト大蟻塚の荒地18000z50分MR1以上
1人まで
とあるレンジャー
どうやらまたこちらの世界に来たようね。
だけど、あの二人はどこに?
仕方がない、彼らを探し出さないと。
※本クエストはアルテミスを操作するクエストとなります
  • 映画の宣伝を兼ねたクエストだけあって、MR1から受注可能となっている。
    謎の砂嵐と共に再びモンスターハンターの世界に転移してきた異世界のレンジャー*1、アルテミス。
    共に転移したと思われる2名が見当たらないことを不審に思いつつ、
    見知った顔である大団長が翼竜で飛んでいくのを目撃し、後を追跡することに。
    • "再び"と書いたように、彼女は一度モンハン世界に来訪している。
      そのため、このイベントクエストの時系列は映画本編の終了後となっている。
      もっとも、後述するが来訪したこの世界自体は彼女曰く「過去の世界」とされており、
      アルテミスは映画本編後、世界は映画本編前(?)という状況になっている。
  • 大団長を追跡してエリア8にたどり着き、彼らしき足跡を調べていると、
    背後から地面を割ってディアブロス亜種が出現。「またこいつ!」と辟易しつつも、
    アルテミスは探索を中断し、目の前の障害を排除することとなる。
    • ディアブロス亜種戦に関しては、特筆すべき点はあまりなく、
      体力が低いことと遭遇したエリア8から移動しないということくらいだろう。
      斜面が多いエリアなので本来の武器である双剣が映えるほか、
      片手剣やハンマーも乗りを狙いやすく戦いやすいだろう。
      また、空中にはノイオスが飛んでいるため、音爆弾代わりに使える。
    • 戦闘BGMが、なんと真紅の角となっている。モノブロスはリストラ宣告されたのに
      エリア固定という特徴ゆえに追跡BGMが必要ないことから、
      原曲をそのまま使用できるという上手いファンサービスとなっている。
  • ディアブロス亜種を討伐すると即座にムービーが入り、大団長が現れる。
    しかしアルテミスは英語、大団長はモンスターハンターの言語で話しているために、
    言葉が通じず、意思疎通がままならないという事態に陥っている。
    そこに巨大なリオレウスが現れ、古代樹の森方面に飛んでいくのを見ると、
    大団長はその寝床を探るべく翼竜を使って追跡。そこにアルテミスがワイヤーを撃ち込み、
    大団長と共にリオレウスを追って……といったところでクエストは終了。
    後編のクエスト、「Our World 私達の世界へ」に続くことになる。
    • 彼女は映画本編の後のようで大団長*2とは面識があり、
      また、彼らもなんらかの転移に巻き込まれたようで「あなたもこっちに帰れたのね」と言っている*3が、
      大団長には当然面識はなく、また言葉も通じないために5期団の誰かと勘違いしている。
      そして映画本編で討伐された巨大リオレウスが生きていることから、
      彼女は「映画本編よりも過去のモンハン世界に来てしまった」と推察している。
  • 報酬においては受注できるランクの関係上ディアブロス亜種の素材は入手できない。
    討伐後即ムービーになることから剥ぎ取りも不可能となっている。
    代わりにいくつかの消費アイテムと、確定で固有報酬であるチョコレートを5個入手できる。
    また、初回クリア時にはギルドカードの背景やポーズが追加され、
    マイハウス用BGMとして真紅の角を設定可能になる。
    • チョコレートはアルテミスが我々の世界から持ち込んだもののようで、
      調査団の物資である支給品を勝手に使った分のお礼にキャンプに置いたものらしい。
      我々もよく目にする市販品なのか、軍用糧食に含まれるものなのかは不明だが、
      映画本編では(食べかけの)板チョコをハンターと食べていた。
      ただしチョコレート自体はモンハン世界でも確認されており、
      MHW:Iでは祭の期間中の限定食事において使用されている。
      映画でのハンターは「chocolate」を「美味しいもの」と理解し、
      こんがり肉をアルテミスに「chocolate!」と勧めるシーンがあるが、
      もしやモンハン語では発音が違うのだろうか……
  • 既にストーリーをクリアしたエンドコンテンツのハンターにとっては、
    重ね着装備が生産できる後編を受注するための通過点に過ぎないと言えるが
    ストーリー攻略中、特にマスターランク突入直後のハンターにとっては有用なクエストとなる。
    というのも、チョコレートを使って生産できるEXアルテミスシリーズは、
    体力増強や気絶耐性、耳栓など有用なスキルが揃っており、
    シリーズスキルでは加速再生と強運も発動する高性能な装備である。
    また、MR1で生産できる防具としては高い防御力を有しているため、
    ガーディアン防具などの上位までの装備から乗り換えるのに最適といえる。
    サブデータ含め、新規キャラで攻略する場合は重宝するだろう。
    • なお、生産できるアルテミス装備はワンセット装備ではなく、
      プレイヤーのハンターがアルテミスと同形状の装備(頭はカツラ)を身につける形となる。
      一方でコラボクエストで装備している防具もアルテミス装備で性能も同じだが、
      こちらはコラボクエスト限定のワンセット装備となっている。

Our World 私達の世界へ

作品クエストレベルクエスト種別目的地報酬金制限時間条件
MHW:IMR★1特殊クエスト古代樹の森25200z50分MR1以上
1人まで
とあるレンジャー
なぜ、あの怪物が生きているの?
倒したはずよね? もしかしてこの世界は…。
とにかく、私達の世界へ戻らないと。
※本クエストはアルテミスを操作するクエストとなります
  • 本シリーズクエストの後編にあたり、先に上述した前編のクエストをクリアしておく必要がある。
    映画でアルテミスらに立ち塞がることにもなるリオレウスを狩猟することに。
    • 前編のストーリーの流れをまとめると、ディアブロス亜種をなんとか狩猟したその時に巨大なリオレウスを発見。
      過去にモンスターハンターの世界に異世界転移した際に狩猟したはずの強敵に困惑するものの、
      勝手に討伐に向かおうと翼竜で飛び去る大団長本人にワイヤーを引っ掛け無理やり同行することに。
      古代樹方面へ飛び去ったリオレウスを追いかけて東キャンプに到達したところから開始である。
    • 後編のストーリーは前編のラストから直接始まるのだが、
      アルテミスが話す言語は我々の世界でもお馴染みの英語であり、
      大団長が話す言語はいわゆるモンハン世界の言語であり、我々の世界にはない言語。
      この言語の壁故にアルテミスと大団長はどうしても意思疎通が困難になってしまっている。
      キャンプ到着後にはアルテミスが過去の転移時に作ったであろう手製の辞書を使い、
      それを見た大団長も片言気味の分かりやすい言葉で話すことにより、
      辛うじてリオレウスを手分けして探す旨は伝えられている。
      しかしながら戦闘時には「助けに来て」と英語で言ったアルテミスに対して、
      大団長はそれを「手出し無用」と解釈するなど、相変わらず齟齬が生じている。
  • 本クエストに登場する武器の性能は大体どれも同じ無属性物理偏重のもので、
    ストーリーが地続きな為、当然前編と同じである。
    リオレウスの体力が低めに設定されているため、どれを選んでも有利不利はあまり感じないだろう。
    アイテムに関しては、今回は相手に合わせて解毒薬などが用意されている。
  • 装備うんぬんよりも度肝を抜かれるのは、なんといってもリオレウスの巨大さ
    映画では予告の時点でやたら巨大だと話題にあがるほどだったが、
    そのままゲーム内にやってきてしまった
    ダウン時に頭に並ぶと頭部の大きさは余裕でアルテミスの身長の倍は超えており、
    直立時は近接武器だとまず足しか攻撃が当たらないほど。
    最大金冠を鼻で笑うレベルだが、サイズは測定されずリザルト画面にも映らないため詳細は不明。
    ついでにブレス時の火球もバカでかくなっており、着弾地点で大爆発を起こすためかなり厄介。
    また、直接攻撃の当たり判定も見た目に違わない広さを持つので、
    踏みつけによる毒→ブレス→毒と炎上で乙と一気に逝く可能性には注意しておこう。
    あまりに巨大だからか、はじけクルミの効果が一切ない点も少々厄介。
    一方で滞空状態には移行しなくなっており、
    バックジャンプ火球ブレスを行った後は(怒り状態では毒爪急襲をしながら)そのまま着地し滞空を解除する。
    その上怯み値がかなり低めに設定されており、足を適当に斬ればそこそこダウンしてくれるため、
    リーチや対空性能に欠ける武器種でも苦労はしない。
    ぶっ飛ばしも通用するので、狙ってみてもいいだろう。
    • デカすぎるせいなのか、クラッチクローや乗り中のナイフのSEが聞こえなくなっている。
      本作はハンター(カメラ)から遠い音ほど小さく聞こえるが、
      リオレウスの巨体に合わせてカメラが遠くに引きすぎているせいかもしれない。
      もしかして素手で顔面を殴って方向転換したり、背中をボコボコにしているのだろうか…
  • 前編のディアブロス亜種との戦闘BGMに『真紅の角』が使われていたように、
    今回のリオレウス戦においての戦闘BGMは『咆哮』が使用されている。
    コラボクエストではあるが、メインシリーズで『咆哮』がリオレウス用BGMとして使われるのは初めて
    クリア後にはマイハウス用BGMとしても設定可能になるので、
    懐かしいBGMを堪能したり、アレンジされた舞い降りる伝説と聴き比べるのもいいだろう。
    (3か4シリーズでデビューしてそのままMHWに流れてきたか何かで)
    森丘の戦闘BGMを知らない海外のハンターを中心に、
    なぜミラボレアスの曲が流れているのかという反応もあった。カルチャーショック!!!
  • クエスト達成時にリオレウスは一度倒れるものの、すぐに立ち上がりアルテミスに反撃の意志を示すが、
    突然発生した黒い暗雲と雷鳴を警戒して逃げていく。
    アルテミスはこの雲に突入して現実世界に帰還するが、
    その際に大団長に英語とモンハン世界の言語の自作翻訳辞典を託しており、
    これが後に、映画モンスターハンターで役にたつのであろうことを仄めかしつつ、
    一連のイベントクエストはここで完結になる。
    • アルテミスの推察によると、映画の時系列よりも前に転移してきたらしい。
      メタなことを言うと、リオレウスをここで倒すと映画で倒す主役が消えることになってしまうし、
      翻訳辞典を大団長に託したのも、映画で会話が成立せずグダグダになるのを防ぐための伏線の可能性が高い。
      イベント中の会話から察するに、少なくとも大団長*4はこの辞典のおかげで
      映画の時系列になる頃に英語を話せるようになったと考えられる。

余談

  • 報酬では前編でチョコレート、後編の本クエストでアルテミスの手帳が排出される。
    アルテミスの手帳は説明文からして、大団長に託された英語-モンハン世界の言語の辞書のことだろう。
    チョコレートは防具生産、アルテミスの手帳は重ね着生産に使用する。
    どちらも1回のクリアで生産できるのであまり苦労はしない。

関連項目

イベント・メディア展開/モンスターハンター(映画)
武器/アルテミスの双剣
防具/アルテミスシリーズ
モンスター/ディアブロス亜種
モンスター/リオレウス
BGM/砂漠戦闘BGM
BGM/森丘戦闘BGM
登場人物/大団長
登場人物/料理長 - 詳細は当記事にて。
世界観/言語
システム/イベントクエスト
クエスト/ウィッチャーシリーズ - 類似点の多いクエスト。


*1 ここでいう異世界とはすなわち我々と同じ世界、レンジャーは軍の特殊部隊員
*2 映画においてはロン・パールマン演じる"アドミラル"
*3 映画のラストでは全員モンハン世界側で狩猟中であり、むしろ"帰れた"のはアルテミスの方のはず。映画ラストが固まる前にクエストの筋が決まったのだろうか
*4 映画ではアドミラル(海軍大将や提督という意味)という役名であり、ロン・パールマン氏が演じる