MHR:Sにて初登場した環境生物の一種。
本作が初登場のフィールド、城塞高地における希少生物である。
概要
- 全身に灰色と黒の羽毛を纏い、城塞高地の付近に生息するという非常に希少な鳥竜。
普段は標高の高い山岳地帯を根城にしているとされ、人目に触れることは滅多にないという。
加えて、まれに降り立った場合も翼を畳んだ状態で直立不動となり、遠距離からでは
体色と相まって生物と認識することすら困難な生態から、幻の生物と言われている。
- 体型や頭部は現実世界における猛禽類に近く、脚部は鷲や鷹のような鉤爪を備えている。
直立した状態のハンターと同程度の身長を持つため、相対してみると意外に迫力がある。
また、常にハンターを見つめ続ける鋭い金色の瞳、ほぼ微動だにせず佇み続ける様子は
「動かない鳥」「目つきが怖い鳥」として知られるハシビロコウを思わせる。
- 希少生物の例に漏れず、ハンター側のジェスチャーにはリアクションを返してくれる。
ハンターが同じ目線までやってくるとハンターの方に常に向き直り、
特に「大きく手を振る」や「驚く」を選ぶと、畳んでいた翼を広げて末端が金色に染まった
美しい模様を持つ翼面を見せてくれるため、一見の価値あり。
- 遭遇できる場所はエリア4の山頂付近。ウロコモリトカゲのいるポイントでもある。
城塞エリアのあたりでカラスの鳴き声のようなものを聞くことができれば出現の予兆。
遭遇が近くなるとエリア3の上空を旋回している姿が見えるため判別が可能。
この段階になるとエリア3から見上げることで金色の羽根をはっきりと確認できるため見間違うことはないだろう。
姿を確認できてからおよそ3分程度経過すると山頂付近の特定の位置に降下し、直立不動の姿勢で佇む。
着陸してからは東の方を向いてしばらく微動だにしないが、じっと見ていると時々首を傾げるようなしぐさを見せる。
さらに見ていると下の方を覗き込むように体を傾けるしぐさも見せ始め、着陸から約7分ほどで飛び立ち東の空へ消えていく。- 他の希少生物は建造物や洞窟の最深部だの大きな建造物の屋根上だの背景だの
出現場所がいかにも何かいますと言わんばかりだったことが多かったのだが
ガーゴルダの着陸地点は山頂ではなくその少し下、氷と岩に呑まれた小さな廃屋の屋根の上である。
下からも上からも到達しにくいことは確かだが非常に目立たない場所であり
旋回する姿を目撃するにしても、何もない上空に目を向ける機会もそうあるものではない。
ハンターノートの説明文にもある通りノーヒントで探し出すのは至難の業である。 - エリア3の上空を旋回しはじめるタイミングはある程度ランダムのようで
探索クエストを昼からスタートすると大体夕方(クエスト情報が更新されるタイミングの前後)が着陸時期だが
夜からスタートするとスタート直後にはすでに旋回していたりすることもある。
着陸場所が分からないうちは旋回する姿を追って、着陸地点を見届けよう。
かなりの高所なので常に視界に入れながら向かうつもりなら翔蟲使いや壁面移動のスキルがあると楽。 - 見え始めてからファストトラベルを使用するといなくなってしまうので注意。
最初から遭遇ポイントに移動して待っているのが堅実。目の前で待っていてもそれだけで逃げはしない。
ちなみに上空にいる状態で撮影を試みても遠すぎて記録されない…が、近くの高台から翔虫でムリヤリ接近し
ぶら下りながらカメラを構える荒技を使えば旋回中の姿を記載できる
- 他の希少生物は建造物や洞窟の最深部だの大きな建造物の屋根上だの背景だの
余談
- 名称と生態から、モチーフは「ガーゴイル」と「ガルーダ」を合わせたものだろう。
- ガーゴイルは西洋ファンタジーにおける「動く石像」系モンスターの一種。
元々は教会などの屋根に設置された彫像型の雨樋だったが、
悪魔やモンスターを象ったものも多くあり、そこから転じて動く石像または石像に
化ける悪魔そのものといったイメージが生み出された。
実際、エリア2と3を区切る崩れた壁、撃龍槍上の窪みにはガーゴルダの石像が2体設置されている。 - ガルーダはインド神話に登場する炎のように光り輝く神鳥。
インドにおける伝承では赤い翼をもつとされているのだが
仏教圏では金翅鳥と呼ばれており、これが内側にしかない金色の羽根の由来と思われる。
またこのガルーダを前身として仏教の守護神の一柱、迦楼羅が生まれるなど
これも一つの和洋折衷と言えるかもしれない。
- ガーゴイルは西洋ファンタジーにおける「動く石像」系モンスターの一種。
- 置物の一つである「ガーゴルダの鋳像」はこのガーゴルダを記録しなければ福引に登場しない。
鋳像なので当然全身金色。見た目がシンプルなせいか他の鋳像と比べてだいぶ大きく作られており
種族が鳥竜であることも相まって新種の大型モンスターの鋳像と言われても納得しかねない出来である。