スキル/秘術

Last-modified: 2023-07-08 (土) 10:57:29

MHXXで新たに追加されたスキル。SP10でスキル加点+2が発動する。
+2という名前ではあるが+1があったりする訳ではない。+2まで含めてスキル名である。

概要

  • アトラル・カの防具であるネセトシリーズの固有スキルの一つ。
    その効果はスキル名の通り「全てのスキルポイントの合計値が“+2”される」というもので、
    装飾品を含めて装備品で得られたスキルポイントを底上げする効力を持つ。
    そのため、SP10で発動するスキルは“+8”、15で発動するスキルは“+13”というように、
    本来発動には足りないSPでスキルを発動させる事ができる。
    また、SP-10でマイナススキルが発動してしまう場合も“-8”扱いとなり発動を免れる。
    この2点はどの部位・お守りにも属さないため、特定部位のSPを倍加する効果によって加点分が倍になることはない。
    ちなみに仕様上、装飾品でマイナス1ポイントだけSPが付いた場合、「+1」に逆転するという妙な現象が起きる。
    特に意味はないが。
    • 類似スキルとしてMHG・MHPにのみ存在した「胴系統+1」「胴系統+2」がある。
      これらは胴防具の持つスキルポイントを伸ばす*1というものであったが、
      こちらは胴系統+2を遥かに超えるフレキシブルな運用が可能となっている。
    • ちなみに秘術そのものもスキルの効果を受けるため、発動時のSPは必然的に“+12”となる。
      じゃあ2ポイント削ってもいいんじゃね?と思うかもしれないが削ってはいけない。
      秘術のスキルポイントは防具を変更する度に再計算されるので、
      1部位でも防具を外すと「元のポイント」が9以下になってしまい、スキル加点+2自体が発動しなくなる。
      例えば一式着て発動させてから、秘術2ポイントの剣士用の頭だけ外すと秘術は8ポイントとなりやはり発動できない。
    • なお剣士・ガンナーともに、セット品の護石強化共々胴には1ポイントしかついていないので、
      胴系統倍加で横着する事は不可能。
      当然ながらお守りや装飾品にも非対応であり、必ずネセトシリーズを一式装備する必要がある。
      • 一応、ガンナー用装備は頭以外の4部位で10ポイント稼げるため、ピアス系防具との併用は可能。
        実用性はあんまりない。
  • MHXX(MHX)の環境下だと5スロスキル以外は大抵「1スロット=1ポイント」の傾向にあるので、
    概ね一つのスキル系列に対して1~2スロット分の空きを生むことができる効果となる。
    装飾品の必要スロットが増えれば話も変わるが、地味ながらも影響力は馬鹿にできない。
  • とはいえ、ネセトシリーズ自体は秘術と護石強化しかスキルポイントを持たない防具であり、
    秘術の効果を考慮しても、一部位ごと得られるスキルポイントは事実上“+8”が最大となる。
    仮にガード強化を発動させるにしても強壁珠【1】と強壁珠【2】を二つずつ使う必要があり、
    二部位で発動できるという点ではコトルXシリーズ に劣ってしまう。
    また単体でスキルの発動するピアスで対応できるものも相対的にあまり得策ではない。
    基本的に防具だけではスキルポイントを稼げないので、本命は護石強化の効果になるだろう。
    どちらかといえば秘術の効果は弱点を補う補助的なものに近い。
    • なお、ネセトシリーズには2スロットしか存在しない部位が三ヶ所存在する。
      影響力は決して馬鹿にできない効果ではあるが、過大評価するのも考えものである。
  • 言うまでも無いが、このスキル(及び護石系統倍加)はステータスやアクションに一切影響を与えない。
    装飾品やお守りを使わない事には話にならないので、最低限そこは弁えて扱うようにすること。
  • なお、このスキルを発動するために秘術のポイントが10pt必要なことを踏まえると、
    秘術以外に5つのスキルのポイントを強化してやっと元がとれる(10pt=2pt×5)計算になり、
    そこまで強力なスキルとはいいがたい。
    • 装飾品などで好きなスキル構成で発動できるとなると、
      本来特定の防具でしかスキルポイントを稼げないスキルポイントを補うという使い方もでき、
      この場合はそもそも秘術を1pt稼ぐこととそれらのスキルポイントを稼ぐことが等価ではなくなり、
      仮にこのスキル以外に5スキル以下しか詰めなくても発動する意味合いも出てくる。
      良くも悪くもプレイヤーの装備構成力次第のスキルといえるだろう。
      逆に開発側にとっては予想外に強力な構成を生み出されかねないスキルともいえるため、
      このスキルの登場もMHXXのネセトシリーズのみ、ということもあり得るだろう。
    • ちなみに、この元が取れるか否かという観点においては護石強化との相性は絶妙。
      第1、第2スキルとスロットを使用してのおよそ3種類*2で計6ポイントフォローできる。
      特に3スロットのお守りとの相性が良く、3スロ4ポイント、
      もしくは2スロ3ポイント+同スキル1スロット1ポイントの装飾品をお守りに装着すると
      (4pt×2=8+2pt=10pt)となり、
      お守りの3スロットのみでスキルが発動出来るため非常においしい。
      ただし本来の第1、第2スキルに関しては「どちらもポイント最大値」という理想のお守りの場合は
      スキルポイントを2倍した時点でスキル発動には十分なポイントが稼げるため、
      このスキルの加点分が無駄になってしまう。
      その代わり「どちらも4」「第1が4で攻撃、達人が9ポイント止まり」「第1が4で〇属性攻撃が7ポイント止まり」
      などお守りにネセト一式では理想値という新たな価値を与え得る、独特な立場にある。

関連項目

モンスター/アトラル・カ
防具/ネセトシリーズ
スキル/胴系統倍加 - 胴系統+○についての説明あり。
スキル/護石強化 - ネセトシリーズで同時に発動するスキル
スキル/風雷合一 - こちらもスキルポイントを+2するが…


*1 MHPまでは装飾品がないため、防具自体のスキルポイント以外が増えることはない。
*2 スロットの装飾品を別種にすれば増えるが、その場合は他のスロットと組み合わせる必要があるが、装飾品の性質上4種類が限界だろう。