MH3Gで登場したスキル。
このスキル名で存在するのはMH3Gのみなのだが、効果そのものはその後も続投し、
そして名前を変えて復活したという珍しい経歴を持つスキル。
目次
概要
MH3G
- G級から登場するスキルで、10ポイントで「飛距離強化」が発動する。
飛距離と聞くと遠距離武器の弾がより遠くまで飛ぶ、つまり射程が伸びるのかと思う方もいるかもしれないが、
実際には、緊急回避時にハンターがより遠くまで跳ぶようになる。
つまり、回避距離UPの緊急回避版なのである
(尚、弾丸の飛ぶ距離は「射程距離」と呼ぶのが一般的で「飛距離」と呼ぶことはあまりない)。
- また、スキル発動中は大型モンスターと向き合った状態でも緊急回避ができるようになる。
だが、当たり判定はともかくモンスター自体をすり抜けることはできないので、
実際にやるとモンスターに引っ掛かり、無敵時間が切れて被弾という事態に陥る場合が多い。
一応相手に向かって斜め前へ飛び、相手の攻撃を回避しつつ相手の前脚の上を飛び越えることで、
壁に追い詰められた状態からの離脱や、回避しつつ懐へ飛び込むというテクニックもあるが、
基本的に大剣使いぐらいにしか必要のないテクニックであることもあり、
相手に向かって緊急回避することができない事実を知らないハンターもいるのではないだろうか。- 必然、緊急回避の暴発のデメリットが付き纏ってくるのは頭に留めておかなければならない。
通常でも回転回避をしようとして緊急回避の判定になってしまう事態は稀に起こるが、このスキルがあると
走っていれば確定でダイブしてしまうため、せっかくの攻撃チャンスを逃したり
起き上がりに攻撃を貰ってしまうこともある。
- 必然、緊急回避の暴発のデメリットが付き纏ってくるのは頭に留めておかなければならない。
- ほぼ回避距離の劣化版のようなスキルであり、進んで発動させるハンターはまずいない。
だが、広範囲攻撃を得意とする敵の金冠サイズと戦う際には、
通常では逃げ切れない攻撃の射程外に飛び出せたりするなど、地味に役立つこともある。
だが、そういったモンスターの代表格であるアカムトルムとウカムルバスがMH3Gに登場しないのはご愛嬌。
また、アグナコトルやイビルジョー等の薙ぎ払いブレスに対しては相性が良く、
緊急回避でブレスをすり抜けたり、懐に飛び込んで回避したりと被弾率を大幅に下げることができる。
だが、慣れたハンターほど攻撃を緊急回避よりフレーム回避で避ける傾向にあり、
そうでなくとも、通常通りに背を向けての緊急回避でも事足りることが多いのも事実。
- カプコンも需要が乏しいことについて見越していたのか、装飾品のスキルポイントを高く設定しており
跳躍珠【1】のスキルポイントが回避距離+1であるのに対し、滑空珠【1】は倍の飛距離+2となっている。
それならスキルの性能そのものを上げた方がよかったのではないのかとツッコミたくなるが、
上述の通り決して無意味なスキルではないので、
5スロで発動できるお手軽スキルの一つとしてありがたく使わせてもらおう。
MH4~MHXX
- 需要の少なさからかMH4では削除され、スキルとしての飛距離強化はなくなっている。
しかし、体術スキルにモンスターに向かって緊急回避ができる効果が追加されている。
体術+1の時点で飛距離強化の効果が発揮されるが、+2で特に新たな効果が出たりはしない。
あっても困るスキルではないので、完全には削除できなかったのだろう。
ただし体術に統合された都合上、5スロスキルではなくなってしまった。
- MHXでも体術の内包スキルとして続投。
当作ではモンスターに向かって緊急回避する時のみ飛距離が伸びるようになっている。
因みに、本来の緊急回避の方は回避距離のスキルを発動すると伸びる。
これでこのスキルもお役御免。
と、思われたのだが…?
MHW(:I)
- MHWorldでは「飛び込み」と名前を変えて
何故か復活。
効果はMH3Gの頃と全く同じだが、Lv1のみで発動できるので以前より更につけやすくなった。
が、つけやすくなったにもかかわらず何故か装飾品が存在せず、
オウビート・パピメルシリーズの腕か泥浴びの護石でしか発動できない。
当然ながらこんなスキルのために貴重な防具の一部位や護石の枠を割く人はおらず、
相変わらず需要は地の底に落ちている。- MHW:Iでは装飾品が追加されるかと思いきやされず、
さらに発動する防具さえも一切追加されないなど、完全に置いてけぼりを喰らってしまった。
マスターランクでは強力な範囲攻撃を行うモンスターも少なくないので、
手軽に発動できるのであれば需要は無くもないと思われるのだが……。
もしや開発陣からすらも忘れられていたのだろうか…
- MHW:Iでは装飾品が追加されるかと思いきやされず、
MHR(:S)
- MHRiseでも飛び込みスキルが続投。
今作ではLv1装飾品で簡単に発動が可能となり、かなり採用しやすくなっている。
- 本作のモンスターの攻撃には上空への疾翔けによって飛び越えることを想定したのか
広範囲に渡って当たり判定が存在するものが多数存在しているが、
常に翔蟲の数に余裕があるとは限らず場合によっては成す術無しな状況に陥ることもある。
そんな時でもこのスキルがあれば緊急回避で飛び込むことで疾翔けの代用が効くようになるため、
過去作と比べた場合の実用性はかなり高くなっている。
- MHRiseの真のラスボスに挑む際は、輪をかけて真面目に採用が検討されることもある。
初見では非常に回避が難しい威力の高い撃龍槍回転攻撃の際、
発動と同時に中央の雷球に向けて緊急回避すれば、
あとはそのまま殴り放題のボーナスタイムに突入できる、という寸法である。
また、雷リング攻撃に対しても、飛び込むように緊急回避して容易に安全地帯を確保できるのも美味しい。
緊急回避暴発のリスクは健在だが、過去に比べればかなり復権している。- MHR:SのMR個体は撃龍槍回転攻撃で出現する撃龍槍の本数が増加しており、
すり抜けて中に入るタイミングの見極めがかなりシビアになっている。
一歩間違えればあっという間に乙ってしまう危険性が高くなっているので、
上手く抜けられる自信が無いなら発動させておいた方が安定するだろう。
- MHR:SのMR個体は撃龍槍回転攻撃で出現する撃龍槍の本数が増加しており、