MH3で初登場した特殊な狩猟地。
砂の海原ともいうべき途方もないスケールの砂漠であり、撃龍船という専用の狩猟船で出撃する。
概要
- 狩りフィールドの一つ。ロックラック周辺に広がる、地平線の先まで続く広大な砂漠。
ジエン・モーラン種およびダレン・モーラン戦専用のフィールド。
撃龍船もフィールドの一部となっており、耐久度が0になると強制的にクエストは失敗となる。
- 一応エリアは存在するが、自由にエリアを移動する事は出来ない。
クエストは撃龍船内の船室(ベースキャンプ)から始まり、
ボックスの隣にある階段を上がると撃龍船の甲板(エリア1)に出る。
前半戦はこの甲板の上で戦う。搭載された迎撃兵器をフルに使って撃龍船を守りながら戦おう。
なお、船の下は運河の如く流れる流砂であり、落ちるとそのまま地面を突き抜け体が沈んでしまう。
しかし撃龍船から渡される命綱でキャンプに戻る事が出来る。
流砂の中にはジエン・モーランの食べ残しを狙うデルクスも居り、
船上に飛び込んで来てはこちらの邪魔をしてくるので注意。
なお、ジエン・モーランをエリア1で討伐する事は出来ない。
- ジエン・モーランが一定の行動を終えるか、一定以上の体力を減らすと、
アナウンスの後に決戦ステージ(エリア2)へと戦場が移る。
ここまで来るとデルクスの姿が消える。砂漠に足を付ける事が出来、船上だけでなく砂上も戦場となる。
また、この決戦ステージにはさりげなく地面が高くなっている丘がある。
- なお、本来撃龍槍は使用すると10分間は再度使うことができないものだが、
エリア1で使用後、エリア2に移動した場合には、たとえ10分経過していなくてもすぐ再使用可能になる
(ただし、MH4では移動を挟んでも即座に使うことはできない)。
また、エリア1で大砲の弾やバリスタの弾を採集し尽くしてしまったとしても、
エリア2に到達すると再度採集が可能になる。
なお、エリア2に到達した後は力尽きようがモドリ玉を使おうがベースキャンプには戻れない。
そしてMH3Gではモドリ玉さえ使うことが出来ない。- このため、力尽きたタイミングによっては、
復活→ジエンの攻撃が直撃→即乙という笑えない展開になることも。
特に火力が跳ね上がるG級でガンナーだと起こりやすい。
- このため、力尽きたタイミングによっては、
- 特定の状況下でのみ、ジエン・モーランの身体に乗ったり、口内に侵入したりする事が出来る。
大ダメージを与えたり、貴重な素材を入手したりできるチャンスでもあるが、決して安全な場所ではないので注意。
- 大砂漠というクソ暑そうなステージだが、クーラードリンクは一切いらない。
ドSのカプコンにもかかわらず親切設計である。
また夜のフィールドに行く事ができるが、こちらもホットドリンクは必要無い。
- モンスター生態図鑑によると、大砂漠に代表される砂海は、かつては本当に海の底だったらしい。
その証拠に、砂海の下には珊瑚や貝など多様なミネラル分を含む砂岩層が存在しているとのこと。
ジエン・モーランはこのミネラル分を食料としているようだ。
しかし、これはロックラック周辺の大砂漠の話であり、
バルバレ周辺の大砂漠も同じく、かつては海の底だったのかは不明。
余談
- MHP3~MH4Gでは、大砂漠を舞台としたクエストを20回以上クリアすると、
「守護神」の称号を得ることができる。- 一方、「アルカディア」という称号もあるのだが、これはMHP3なら霊峰・極圏・溶岩峡谷・神域を、
MH3Gならば、塔・神域・厄海を舞台としたクエストを、それぞれ合計20回以上クリアで入手できる。
なぜか、大砂漠が省かれているのである。特殊フィールドだというのに…。- ちなみに、「アルカディア」とはギリシアに古来から存在する地を指し、
転じて「ユートピア」、「理想郷」といった意味を持つ。
いずれも理想郷には程遠い地獄のような場所だが、理想郷という言葉は「楽園」的な意味以外にも、
「他地域から隔絶された場所」と言う意味もあるため、どちらかと言うと後者を意識しての設定だろう。
そう考えれば、ロックラックにいる人々からすれば馴染み深く、
街のすぐ近くに広がる大砂漠が省かれている理由も納得がいく。
- ちなみに、「アルカディア」とはギリシアに古来から存在する地を指し、
- なお、当然「守護神」も「アルカディア」も勲章「狩人のあゆみ」を入手するには所持している必要がある。
そのため、「狩人のあゆみ」を入手するためにも、
ジエン・モーラン種を20体以上討伐 or 撃退しなくてはならないので多少面倒臭かったりする。
もっとも、MHP3ではジエン・モーランをマラソンするのは容易だし良い資金稼ぎにもなる上、
その何十倍も面倒臭い勲章もある。
- 一方、「アルカディア」という称号もあるのだが、これはMHP3なら霊峰・極圏・溶岩峡谷・神域を、
- 潜航エリアにてジエン・モーランの振り下ろしでHPが0になり、大砂漠へ接触すると
力尽きて倒れながら砂漠の海へ沈むハンターの姿を見ることができる。
そしてそれでクエスト失敗になった場合、
撃龍船が力尽きたハンターを置いてどんどん遠ざかっていく。
ジエン・モーラン戦に飽きてきたら一度ご覧になってはいかがだろうか?
- 前述の通り、潜航エリアでは「ハンターは」砂漠の上を歩くことはできない。
実は通常通りに動けないのはハンター(とデルクス)だけであり、
それを除けば砂漠は流れてすらいないただの地面で、撃龍船も動いていない。
何かの拍子にオトモが落下した場合、砂海を悠々闊歩する姿を見ることができる。
- MH4のPV第2弾、第3弾でも撃龍船が大砂漠のような場所を航行しているシーンが登場したので、
MH4でもこのフィールドが続投することが早い段階から示唆されていた。
さらに、同PVではジエン・モーランと酷似した龍:ダレン・モーランの姿が映し出されており、
本作でもジエン・モーランと同等の存在がいるということが判明していた。- なお、ダレン・モーランとの戦闘の流れは基本的にはジエン・モーランと同じ。
最初に砂漠エリアで戦闘した後、相手が一定の行動を取り終えるか、
こちらが一定のダメージを与えることで決戦場へと移行し、そこで最後の戦闘が行われる。
- なお、ダレン・モーランとの戦闘の流れは基本的にはジエン・モーランと同じ。
- MH4に登場する大砂漠は一見すると今までの使いまわしだが、
決戦ステージでカメラを回してみると、背後の街がバルバレになっているのが確認できる。
また、大砂漠と言ってもMH3の大砂漠とMH4の大砂漠が地理的に同じものであるかどうかは定かではない。
- 「人が沈み、生物が泳ぎ、船が進むほどに流動性の高い砂」というと如何にも非現実的、ファンタジーな印象を受ける。
しかしなんとそのような砂、現実でも生み出すことができるのだ。
砂にかかる重力と釣り合うように真下から空気を吹き上げて砂を撹拌し、
砂の一粒一粒が自由に動けるようにしてしまうことで、まるで液体のような振る舞いをみせてくれるのである。
大砂漠の底からも、実は絶えず空気が溢れ続けていたり…するのだろうか?- ちなみに、この現象を「流動層」という。
我々一般人の感覚からはかなり逸脱した大変面白い挙動なので、
興味のある方は是非一度ご覧いただきたい。
- ちなみに、この現象を「流動層」という。
関連項目
世界観/ロックラック
世界観/バルバレ
フィールド/撃龍船
フィールド/砂漠
フィールド/砂原
フィールド/砂
フィールド/大海原
モンスター/ジエン・モーラン
モンスター/ジエン・モーラン亜種
モンスター/ダレン・モーラン
BGM/ジエン・モーラン戦闘BGM