概要
- 周囲の地形より高くなっている場所。「段差」とも呼ばれる。
実用的な高台は森丘など、入り組んだ岩肌を登れるような場所に多い傾向がある。
ハンターが数人しか立てないような小さなものや、
エリアの半分以上を占める大規模なものまで、様々な規模の高台がある。- 前者のような場所では、大型モンスターは上ってこれないケースが多い。
滑空や飛び掛かりによって一時的に高台に乗ることはあるが、
大抵はその後に初期位置へと移動する。
小型・中型モンスターなどは高台でも戦闘を継続することが多い。
- 前者のような場所では、大型モンスターは上ってこれないケースが多い。
- しがみ付く、ぶら下がる、ツタや崖を登る、飛び降りるなど、
段差となっている場所に移動する際には、ハンターが何らかのアクションを取ることが多い。- 高台に乗ることで普段届かない部位に攻撃を当てることができる。
ただ、前述の通り隙となる行動が発生するため、剣士の立ち回りには若干利用し辛い。
その場から動かず、多少距離があっても狙撃できるガンナーとの相性が良い。
- 高台に乗ることで普段届かない部位に攻撃を当てることができる。
MH無印~MH3Gなどの各作品
- MH無印~MHP2Gなどでは地形破壊の概念が(一部を除いて)存在せず、
様々な場面で高台を利用できた。
一方、運搬クエストなどでは高台から落下して運搬中の品を落としてしまったり、
しがみ付くなどの動作が出来ないため高台に上れずルートを制限されたりと、
周囲のモンスター以上の難敵と化す場合もある。
- MH3以降の秘境は、特定エリアの上部に存在する高台である場合が多い。
かなり高い位置に存在しているため、下のモンスターを攻撃するのは難しいだろう。
- モンスターの当る攻撃が限られてくるので、避難場所として使われることもある。
また、高台を使いハメる戦法を高台ハメと呼ぶ。
ハンターの中には「高台=ハメるためだけの場所」という認識を持つ人も居るという。- この様な認識を持つハンターが多い理由として、
ハメを行いやすい高台が多いフィールドが多数存在したことや、
初期のモンスターが高台上のハンターに攻撃する手段が乏しかったことが挙げられる。
特に、初期作の強敵として名を馳せた角竜が旧砂漠などの高台に弱く、
サイズによってはバインドボイス以外完封できてしまう場面も存在した*1。 - 開発陣もこのことを憂慮しているのか、近年では対策が進んでいる。
高台に上ったハンターにも当たるような攻撃を追加したり、
高台自体の高さを下げてモンスターの肉弾技が当たるようにしたり、
エリアチェンジの場所を変えて、高台へ移動できないようにしたり……。
中には、モンスターの移動速度を早めてハメを無くそうと試みたケースもある。- 段差のある場所に小型モンスター(ランゴスタなど)を配置する場合も多い。
高低差を無視して攻撃してくるため、高台利用のハンターにはターゲット以上に面倒な相手でもある。
- 段差のある場所に小型モンスター(ランゴスタなど)を配置する場合も多い。
大闘技場には代々高台が設置されていたが、上に岩が配置されたり、
立てる範囲が狭くなったりと度々ハメ対策を施され、遂に3Gでは完全撤去された。 - この様な認識を持つハンターが多い理由として、
MH4以降
- MH4系のフィールドは過去作に比べ非常に起伏に富んだ地形をしているが、
モンスターも上下に誘導する飛び道具やジャンプ攻撃を行い、
さらには垂直な壁を走り回ったりといった対応パターンを持っているため、
これまで以上に高低差が戦略上重要な要素になってくる。
また、これによってハンターが一方的に攻撃できる高台も殆ど存在しないと推測される。- ただし、小型モンスターは激しい高低差に対応できないものも存在しており、
こうしたモンスターからの妨害を避ける意味で、戦略的に高台を利用する価値はあるだろう。
代表的なものとしては、リノプロスの突進は段差を登ることで防ぐことができる。
運搬クエストでは非常に有効な対処法の一つである。
- ただし、小型モンスターは激しい高低差に対応できないものも存在しており、
- MH4系では高低差を利用したジャンプ攻撃を行えるようになっている。
これを受けてか高台の傾向に変化がみられる。
従来は壁際に多かった高台がエリア中央付近に複数存在していたり、
円柱のような高台がポツンと立っていたりする。
エリア自体が段々になっている場所もあり、従来の高台のイメージからはかなり逸脱している。
- なお、フィールドには細かい「段差」も増えたが、これが中々の曲者。
ダッシュや回避で突っ込めば大きな高台同様にジャンプを行えるが、高度も飛距離も少なめ。
回転回避を行ったつもりがジャンプに化けてしまい被弾することが多く、
これが多数存在するフィールドは、特にガンナーからは最悪に近いレベルで嫌われている。
なお、段差際でモンスターに接触することで位置がずれると、落下するモーションを取ってしまう。
当然着地時には隙ができるため、そのまま攻撃を受けてしまうことも。
特にガード主体の戦法を取るランスやガンランスがこのケースで被弾しやすく、
一時は「バグではないか」と言われるほどであった。- ちなみにこの段差の影響を受けるのはハンターだけで、大型モンスターはそれがどうしたと言わんばかりに攻撃してくる。
こういった段差はあちこちに無駄に存在しているため、邪魔者扱いされることも多い。
- ちなみにこの段差の影響を受けるのはハンターだけで、大型モンスターはそれがどうしたと言わんばかりに攻撃してくる。
余談
- オンラインではしばしば初心者ガンナーが高台によじ登り、そこから撃ち続けるという光景が見られる。
これらは「高台ガンナー」と呼ばれ、地雷ガンナーの代名詞となっている。
地雷と呼ばれる所以はいくつかあるが、おおむね- クリティカル距離を完全に無視している
- 射程外のモンスターには何にもしない
- 高台の直下は大抵の剣士にとって不利な地形
またMH3以降の作品では高台自体があっさり破壊されてしまったり、
MH4以降ではモンスターに普通に狙い撃ちにされてしまうため全くと言っていいほど戦力にならない。
なかにはモンスターが遠くに行ってしまうのを見ながらぼーっと突っ立っているだけということも。
そもそもクリティカル距離などの基本中の基本すらできていない論外のにわかガンナーである場合が多いため、
オンラインで見つけたらそれとなく注意してあげるのが優しさだろう。- 一応、真っ当なガンナーでも高台から滅多撃ちにするという戦法は存在する。
しかしこれは対象モンスターや狩猟フィールドを入念に吟味した上で、
味方と事前に手順の打ち合わせを行い実行する非常にシビアな戦略である。
これを「どこでも」「何にでも」「誰とでも」行うようなガンナーはまさに地雷以外の何物でもない。