MH世界に生息する動物の一種。
概要
- カムラの里の近辺などに生息するナマコの一種。
全身は緑色で体中に小さな突起があり、遠目からは瓜ないし胡瓜のように見える姿をしている。
大社跡のような山間部に流れる川、寒冷群島のような低温の地域など、
かなり広い地域で生息が確認されている事から環境適応能力はかなり高い部類と思われる。
基本的には浅瀬の砂利の下などに隠れているが、中には砂地や洞窟などに潜んでいる個体もいるらしい。
- ヨツミワドウが大好物としている生き物で、
発見すると水や砂利ごと掻き込むように呑み込んでしまう。
その際に食べ零しと思われる個体が数匹程度周囲に飛び散る様子が確認でき、
この瞬間だけゲームの画面上にもハッキリとその姿が映る。
あくまで演出の一環に過ぎず、それ以上の意味を持たないが、
それでもMH世界の一般的な生物をプレイヤーが直接見る事ができる珍しいケースと言えるだろう。- ただし画面には一瞬しか映らないので、その場でじっくり観察したりはできない。
もう少しよく見てみたいという人はスクショ機能やカメラ撮影を駆使するか、
公式インスタグラムやモンハン部の「モンスターハンターライズ」ミュージアムなどで公開されている
設定イラストなどを見てみると良いだろう。
- ただし画面には一瞬しか映らないので、その場でじっくり観察したりはできない。
- ヨツミワドウにとっては食べ損ねると一気に機嫌が悪くなるくらい優先度の高い食料であるが、
ハンターやオトモアイルーなどからするとそれほど価値を見出せる存在ではないのか、
狩猟に利用する事も売り払ったり食べようとしたりする事も無い。
わざわざ砂利の中や地面の下からウリナマコを掘り返すのがめんどくさいだけなのかもしれないが。
- MH-RにおけるMHRiseとのコラボイベントにおいてもウリナマコが登場しており、
フェルジア大陸でも生息していることが確認されている。ただしその生息域はジンズエの森のみ。
コラボイベントのストーリーにおいてはこのウリナマコを追い求めてフェルジア大陸の外から、
ヨツミワドウがわざわざ海を渡ってきている。どうやってその所在を知ったのだろうか
フウガの里ではウリナマコのヌカ漬けが特産品となっており、人間も食べられることが確認されている。
ウリナマコのモノマネも出来るウツシ教官はこのヌカ漬けを「カムラの里になかった食し方」と言っていることから、
カムラの里の住民たちにも、別の方法でウリナマコが食べられている可能性も考えられるが詳細は不明である。
余談
- ナマコは漢字では「海鼠」と書く。英語では「sea cucumber(シー・キューカンバー)」と呼ぶ。
Sea cucumberを直訳すると「海キュウリ」であり、
ウリナマコとはこの英名に因んだ言葉遊びともなっている。
その字面からも分かるように、ナマコは基本的に海生生物である。
しかし、ウリナマコは前述のように明らかに淡水であるはずの大社跡の川でも全く問題なく生活している。
尤も、イワシやマグロなどが平然と淡水の川や湖を泳いでいるMH世界なら
然程おかしな話ではないのかもしれない。
- モチーフにはナマコのほかにナメクジやウミウシ、
そして見た目と名前からお分かりだろうがキュウリの要素がメインに使われている
(上述のようにナマコの英名はそのまま海キュウリである)。
ヨツミワドウのモチーフの一つである河童はキュウリを好むという言い伝えも有名。
ヨツミワドウが好んで食べるのはそういったこともあってだろう。
また、キュウリのぬか漬けは漬物でもメジャーなものの一つでもある。
そんな食べられやすい見た目でいいのかウリナマコ。
- ウリナマコが食用にされる件だが、
現実世界でもナマコは日本含めて国や地方によっては食用にされ、
日本でも東北地方等だとナマコはスーパーマーケットなどでも購入可能な食材である。
日本では外身は刺身や酢の物などで食感を楽しむのを目的で食用とされ、
中身の内臓や卵巣は塩漬けにされて珍味として扱われている。
中国料理でのナマコは乾燥させたものを水や出汁で戻して調理する。
ウリナマコの場合、カムラの里ではどのように食されるのか不明だが、
フウガの里ではぬか漬けのようにキュウリっぽい扱いを受けているので、
現実世界とは食べ方が全く異なるのかもしれない。