MHW:Iのメインモンスター、冰龍イヴェルカーナの素材で作られた片手剣。
目次
概要
- 見た目は剣、盾ともに線対称のフォルムで、濃紺のベースに雪が降ったかの如き白い装飾があしらわれており、
盾部分には氷柱を模した飾りが施されている。
氷の鎧を纏ったイヴェルカーナの荘厳で優美な出で立ちをよく表しているといえよう。
性能
MHW:I
- 前作のメインモンスターであるネルギガンテの片手剣とは対照的に、骨素材武器を強化し続けることで派生が可能。
最終強化で氷帝アンナパレスとなる。その性能は- 属性武器としては高めの攻撃力378、会心率は0%
- 少し控えめの氷属性値270
- 斬れ味は素で白50だが匠で出るゲージは全て紫
- 武器としては非常に貴重なLV4スロットが1つ
- メインモンスターの武器らしく、高いレベルでまとまった優等生ともいうべき性能である。
属性値の低さが玉に瑕ではあるものの、全体的に優秀な性能であり致命的な欠点はないと言っていい。
逆に言えば尖った長所もなく、強いて言えばLv4スロット程度。
レア度が最高の12であるためカスタム強化枠が少ない点も悩み所か。 - Worldでは生産武器にたった1本しか存在しなかった*1氷属性片手剣だが、
今作では本武器を含めなかなかの業物が3種類存在する。
前作で唯一無二だったレイ=トリアングラーは凍て刺すレイギエナの素材でネフ=グレイシアへと強化される。
攻撃力はかなり控えめなものの圧倒的な氷属性値480を誇り、
匠で出る紫がこちらより短いものの素の白ゲージはこちらより長い。
もう一本は今作で復活したベリオロスの片手剣、ナールドボッシェ。
攻撃力はこちらに劣り斬れ味にも難があるものの、非常に高い会心率30%を備えており属性値もこちらより上。- ネフ=グレイシアとは明確に物理重視、属性重視と棲み分けがなされているため、
同じ運用をすることはないと思われる。
ナールドボッシェに関しては斬れ味でこちらに優位がある上、
見切りの強化もあって相変わらず会心率をフォローする手段が豊富な今作においては
30%の差を埋めることはさほど難しくはなく、むしろ素の攻撃力によるアドバンテージが大きい。
カスタム強化枠に関しては両者ともにレア度11であるため1枠のみの差であり、
こちらにはLv4スロットも存在する。
総じて一般的なスキル構成の範疇では、取り回しの良さでは最も優秀な氷属性片手剣と言っても良いだろう。
美しいフォルムをしているので、全て揃えてみるのもよいかもしれない。 - ネフ=グレイシアとは明確に物理重視、属性重視と棲み分けがなされているため、
- 最終強化には本作のラスボスであるアン・イシュワルダの剛爪を要求される為、それまではお預けとなる。
一方、ネフ=グレイシアとナールドボッシェは遅くてもイヴェルカーナの剛爪を手に入れられる頃には
完成する為、本格的な出番は実質クリア後となるだろう。
ちなみに、アイスブリーゼの段階でも攻撃力364に加えて匠で紫ゲージが50出現となかなかに強力であり、
アン・イシュワルダが氷に弱いこともあって攻略にも十分有用な性能を備えている。
- アップデートで登場した氷刃佩くベリオロスの片手剣、シルバーボッシュは、
攻撃力こそ同じなものの匠延長可能な素紫20と長い白の斬れ味、氷属性420、会心率15%と
攻撃面の性能は完全に上を行かれてしまっている。
スロットは1つも無いがもはやLv4スロット1つで逆転できる範疇ではない。
ただ、あちらもストーリークリア後でなければ生産出来ず、作成に必要な氷牙竜チケットは
歴戦の個体の撃破が必須となるためハードルは高めで、時期による制限もある*2。
イヴェルカーナ討伐~氷刃佩くベリオロスを討伐できる十分な装備の構築までは繋ぎとして使えるだろう。
また、特殊個体含むベリオロスは人によってはかなり苦手だと感じるハンターも少なくないため、
どうしてもベリオロスに勝てないハンターは引き続きこちらを使う選択肢も十分アリである。
MHR:S
白銀の世界を覇した皇帝が携え
ていたという偉大なる宝剣。
冰気を高めやすい性質を持つ。
- 今回は氷帝アンナパレスを一発生産することになる。
追加枠なので性能にも期待が高まるが…- かなり高めの攻撃力340、会心率は0%
- 控えめの氷属性値24
- 斬れ味は素で紫30、匠で延長可能
- 優秀なLv4&Lv1スロット
- なんでも入る百竜装飾品スロットLv3
- 冰龍派生固有の冰気蓄積ボーナス
- 属性値はやや頼りないが、物理面は文句なしのトップクラス。
氷片手剣の中ではゴシャ!ギガゴザクゥ!、氷輪手斧プレリューネが物理寄りのライバルとなる。
比較すると前者は会心率に難があるが攻撃力が10高い、後者は攻撃力が10低いが斬れ味が20長い。
拡張性の高さでのライバルはセクトトレスブランだが、斬れ味と攻撃力で優位なため火力で劣ることは早々ない。
どのライバルにも長所があるものの、物理寄りとして癖のない高水準な数値と拡張性でアンナパレスの評価は一際高い。
見た目や使い勝手など好みで選ぶのもいいだろう。
- この武器の特徴である冰気蓄積ボーナスだが、
上述通り基本性能だけでも物理型の氷片手剣として優秀なため、冰気片手剣としても筆頭候補である。
というのも、今作の片手剣が納刀をしづらい武器に仕上がっているため、
なかなかゲージ補正を回復することができないのである。
滅・昇竜撃を強化できればこの上ないのだが、他の片手剣ではいまいちマッチしない。
アンナパレスは属性がおまけでほぼ物理ダメージで戦い、使い果たした状態からおよそ1段階分
他の武器より早く溜められるため、冰気片手剣という構築にとても相性が良い。
かつての冰気ジャストラッシュ片手剣を求めるあなたに。
- 本作では、盾に飾られた一対のペンデュラムが固定され動かなくなっている。
当初、負荷軽減を目的とした仕様だろうと考えられていたが、ver.15.0.0アップデートにて、
片手剣「氷帝アンナパレス」の盾が、意図しない表示になっている不具合を修正します。
という調整内容が告知され、愛用するハンターは喜んだのだった。
…のだが。実際のアップデートでは何も変わっていないことが判明。
愛用するハンターは落胆したのだった。何を修正したのだろうか…?
余談
- ブリーゼ(brise)はドイツ語でそよ風と言った意味。英語のbreezeに相当する語である。
- 最終強化の銘の由来かどうか定かではないが、18世紀のロシア皇帝であるアンナが
戦勝記念として川の上に氷の宮殿を作らせたというエピソードがある。