武器/アイスルード

Last-modified: 2023-09-21 (木) 12:06:13

目次

概要

  • MHW:Iで登場したモンスター、冰龍イヴェルカーナの素材を用いて作られた剣斧。
    万物を凍てつかせる古龍、イヴェルカーナの素材の特徴が色濃く表れた武器。
  • 武器本体の色は気品のある群青色であり、斧の中心に青い宝石が埋め込まれているのもあって非常に美しい。
    しかし刃に目を向けてみると、氷のような白色をした鋭利な棘が複数配置されており、
    高貴さだけでなく、獲物に対する静かな殺意も感じ取れるデザインをしている。

性能

MHW:I

  • 骨素材のスラッシュアックス、マイティ=ギアIIからの派生強化によって作成可能。
    初期形態のアイスルードの作成には冰龍の靭尾が2つ必要なので、尻尾の切断は積極的に狙いたい。
    その後は1回の強化で最終形態に出来るが、そこでラスボスの素材も必要になる。
  • 最終強化形態の「氷魔ニーズウォック」の性能は、
    • 攻撃力945、会心率0%と優秀な物理火力
    • 一方で低い氷属性300
    • ビンは強撃ビン
    • スロットはLv4が1つと優秀
    • 斬れ味は白40、匠Lv1から紫ゲージ
    • レア度12、カスタム強化枠は最大6
    全ての性能が物理型として調整された、扱いやすい氷属性スラアク
    属性武器として見ると高い攻撃力に加えて、ビンは武器自体の性能と噛み合う強撃ビンというチョイス。
    Lv4スロットがあるので拡張性も高く、総合性能は非常に高い。
    一方で氷属性値は、覚醒が必要なのに属性値が酷いコイツを除けば氷属性剣斧の中では最低クラス。
    斬れ味についても、紫ゲージで運用するなら匠Lv3~Lv4は欲しくなる。白ゲージまで含めて運用するなら
    そこまで匠を積む必要性は無いだろうが、いずれにせよ何らかの斬れ味のフォローは考えたい所。
  • 氷属性武器としてライバルになるのは、ベリオ武器のゴアフロストアンバーと、
    レイギエナ武器のヘクター=グレイシア。簡単に言うと、スキル構成や運用方針で使い分けられる関係にある。
    • ゴアフロストアンバーは、攻撃力875に氷属性390、斬れ味は素で白30、ビンは強撃ビン。
      ここまではこちらが優勢と言えるが、あちらは過去作から恒例の会心率30%も持っているのが特徴。
      達人芸超会心を筆頭に、会心率に関わるスキルを搭載するなら一考の余地がある性能と言える。
    • ヘクター=グレイシアは攻撃力こそ840と低いものの、氷属性値は圧巻の540。
      それを強属性ビンが後押ししており、属性特化運用に適した一振りである。
      モンスターの物理肉質と属性肉質を鑑みて、より適した方を選ぶといいだろう。
  • 現在では、上記2本に加えて、氷刃佩くベリオロスの素材を使用したゴアフロストオラリアも追加されている。
    他の武器種では氷刃佩くベリオロス武器に性能が上回られている傾向にあるが、剣斧ではどうかというと、
    • こちらと同じ攻撃力945
    • こちらを上回る会心率15%、氷属性480
    • ビンは強属性ビン
    • 装飾品スロットは無し
    • 斬れ味は素で紫20、匠で延長可能
    と、やはり会心率や属性値、斬れ味といった性能では負けてしまっているものの、
    搭載されているビンが違うため、相手取るモンスターの肉質によってはこちらにも活躍の機会はある。
    例えば、黄金パージ後のマム・タロトは物理肉質が非常に柔らかく、こういったモンスターに対しては
    物理型かつ強撃ビン持ちのニーズウォックが適していると言える。
    ただ一方で、属性値が重要となる相手だとニーズウォックでは分が悪い。具体的には、
    大技の阻止のために、大量の属性ダメージを与える必要があるアルバトリオンが相手の場合、
    ゴアフロストオラリアおよび皇金武器に任せた方がいい。

MHR:S

氷獄に巣食う大蛇と見紛う姿は
目にした者の魂を凍結させる
冰気を高めやすい性質を持つ。

  • MHR:Sにイヴェルカーナが参戦したVer.14より本武器も実装。
    途中の強化段階はなく「氷魔ニーズウォック」を一発生産することになる。
  • 気になる性能であるが、
    • 本作の氷スラアクとしては最も高い攻撃力340
    • やはりと言うべきか低め……というかMR氷スラアク最低の氷29
    • 高い物理を補強する強撃ビンは健在
    • 素で紫20、続く白は30
    • 本作氷属性スラアクでは唯一のLv4スロット持ち
    • 百竜装飾品スロットLv3
    と、物理型としてかなりの高水準をキープしている。
  • 攻撃力340・素紫・強撃ビンの武器は他にも存在しているが、
    百竜スロットLv3、つまり標準でビン変形強化を搭載できるのはこの武器のみとなっている。
    それゆえに錬成スロットを全て他のスペック強化につぎ込めるため、
    物理特化にして相手を問わない汎用性を高めるもよし、
    属性を重点的に強化して他の氷剣斧との差を埋めるもよしと贅沢な仕様になっていると言える。
  • 強撃ビンの氷属性スラアクとしてはエジニハ=ダオラ氷輪剣斧プルニーマが対抗馬として上がる。
    • エジニハ=ダオラは攻撃力320、Lv1スロット1個なのでその点はこちらが圧倒的に有利だが、
      氷属性58という強属性ビン級の属性値でもって襲いかかる。
      百竜スロットLv3も同じである以上属性値では逆立ちしても敵わないので、
      既に持っているならLv4スロットで差別化する、こちらを氷の効きが鈍い相手に使い分けるなどが必要だろう。
    • 氷輪剣斧プルニーマは攻撃力330、氷36とこちらを若干属性寄りにしており、
      素紫40という長い紫ゲージによる安定感が持ち味の武器となっている。
      ただし、百竜スロットがLv2止まりであるため、最終的なスペックの伸びはこちらが上。
      ワイヤーステップ+刃鱗運用ならともかく剛刃研磨メインで立ち回るならこちらの方が相性が良いので、
      プレイスタイルも踏まえた判断になってくるか。
    • ちなみに、どちらもまだ持っていないorクリア後のMR上げ中であれば、
      MR10&一発生産で作れるこちらの方が早く最終強化状態で実戦投入できる*1
      MR50緊急クエストの激昂したラージャンや、MR70のバルファルク相手に使うのも面白いかもしれない。
  • 本作の氷弱点モンスターは物理が硬いが氷がものすごく通るという相手は少なく、
    氷も物理も通るか、氷も物理も通らない(状態になる)の二極化傾向が強い。
    そのため、状況問わずダメージを出しやすい本武器は安定したダメージを出しやすいとは言えるが、
    流石に属性値が低いので氷武器として扱うなら錬成でテコ入れを図ってやる必要はあるだろう。

余談

  • 最終強化名の由来は、北欧神話に登場するヘビ、あるいはドラゴンの「ニーズヘッグ」だろう。
    名前は「怒りに燃えてうずくまる者」を意味しており、神話では世界樹ユグドラシルの根元にある泉に棲み、
    ユグドラシルの3つ目の根に齧りつき、養分を奪っているとされている。
    回復カスタムをしてパンパンゼミをすれば神話の再現が出来るぞ!
    ドラゴンの名前としては有名な部類にあり、RPG作品では強力なドラゴンの名前として採用されることもある。
    近年の作品で言うと、MHWでコラボしたFF14でも同名のドラゴンが登場している。

関連項目

モンスター/イヴェルカーナ
武器/イヴェルカーナ武器
武器/ヴァルハラ - MHFでの強化先がニーズヘッグの名を持つランス


*1 イベントクエストを利用すれば、エジニハ=ダオラもMR10で最終強化は可能になるが。