鬼蛙ことテツカブラの素材から作成できるガンランス。
目次
概要
- 朱鬼銃槍と上位から強化、または派生できる蒼鬼銃槍鉋、
G級で亜種の素材を使った荒鬼銃槍大鉋の3つのデザインがある。- 名前の通り朱鬼銃槍系では朱く、蒼鬼銃槍鉋系では蒼い。
蒼鬼銃槍鉋系が蒼いのは、カブラシリーズのガンナー用と同様に、
柔軟性に富む青い(黒に近い)部位を使っていると思われる。
荒鬼銃槍大鉋は亜種の色を反映して緑がかった色をしている。
会心率はマイナスだが、同ランクガンランスと比べて高めの攻撃力がウリ。 - 名前の通り朱鬼銃槍系では朱く、蒼鬼銃槍鉋系では蒼い。
- MHXでは岩穿テツカブラの素材を使った渦動鬼銃槍系統が新たに登場した。
性能
MH4
- 初期段階の朱鬼銃槍は一発生産かスティールガンランスからの派生で製作可能。
一発生産の場合はカワズの油が必要になるがすべてテツカブラの素材のみで作れ、
派生の場合はテツカブラの素材は少なめで済むがスティールガンランスにモンスターの体液が必要になる。
自分の作りやすい方法で作るのが良いだろう。 朱鬼銃槍の段階では攻撃力は同時期で突き抜けているが、
斬れ味が黄色までしか出ず会心率も-20%と劣悪なため使い勝手はあまり良くない。
- 上位の蒼鬼銃槍鉋へと強化するとスロットが2つに増え、会心率も-15%に改善される。
素の斬れ味も緑に改善され、砲撃レベルも上位序盤で唯一のLV3となり一気に実用的な性能になる。
- 最終強化の蒼鬼銃槍鉋【鬼拵】になると
- 上位中盤としては非常に高い攻撃力391
- 初期からするとかなり改善された会心率-10%
- 斬れ味は素で長い緑ゲージ、匠で青40が現れる
- 柔軟性の光るスロット2
- 一応覚醒で(水属性230)が現れる。
- 砲撃タイプは通常型Lv4
貴重な通常型Lv4の砲撃により、上位中盤で手に入るにしては破格の性能を誇る。
通常斬れ味緑では肉質の硬い相手は難しいがこの武器は高い砲撃レベルがあるため、
砲撃→クイックリロード→叩きつけ→フルバーストの弾かれるモーションのない連携で砲撃を叩き込めばいい。
ただし突きが弾かれやすいという欠点はそのままであり、いくら長めの緑ゲージとはいっても
砲撃のみの戦い方をすればすぐに黄色まで落ちてしまうため砥石の消費は激しくなる。- 物理性能が高いため、ゴアギザミなどの下位でも作れる匠装備を活用して青ゲージで突くのも有効。
ただし下位防具がメインとなるため防御力は低くそれ相応のリスクがある。
ただの突きでは少し威力が高いが斬れ味に難のあるナマクラガンランスだが、
フルバーストを織り交ぜていくことで与えうるダメージは他の武器に比肩、
もしくはそれを上回ることもある。
特にグラビモスやバサルモスなど、肉質の硬い敵には効果抜群。
そうでなくとも、Lv4という砲撃Lvの高さで砲撃面では他の武器に比べて有利に立ち回れる。
スロット2を活かして砲術王、砲術マスターの発動も比較的容易に。
そんな砲撃バカが、なんと上位中盤で大したレア素材も使わずに作れてしまうのである。
テツカブラの厳めしい素材がここにきてこんなにも功を奏するとは…
- 最終的には攻撃力、会心率、斬れ味、スロットでこちら以上の性能を持ち、
龍属性と通常型Lv4を兼ね備えた黒龍銃槍が完全な上位互換となる。
とはいえ序盤のモンスターであるテツカブラの武器が、砲撃メインの通常型ガンランスとして、
HR解放後の強敵まで長く活躍できるというのはまさに快挙と言っていいだろう。
鬼拵自体は終盤の相手を除けば大抵この武器でなんとかなるほどのスペックを備えている。
攻略用やフルバースト入門には最適なので、新入りガンサーは作成を視野に入れてもいいだろう。
MH4G
- MH4Gでは通常のテツカブラではなくテツカブラ亜種の素材を使って強化する。
説明文によれば、熟練の技師が鍛え上げた銃槍であり、
テツカブラ亜種の厳めしい顔そのものを思わせる威圧感が宿っており、
一度睨まれれば、大蛇も逃げ出すという。
荒鬼銃槍大鉋は一発生産もできる。
- 最終強化となる荒鬼銃槍大鉋【焔口】の性能は
- G★2時点では高い攻撃力644
- 上位から変わらない会心率-10%
- 斬れ味は素でそこそこの青ゲージ、匠で白40が現れる。
- 上位からさらに増えたスロット3
- 覚醒は亜種らしく(火属性330)に変更されている。
- 砲撃タイプは通常型Lv5
攻撃力自体もG★2での完成武器としては比較的高い値をマークしており、
会心率を考慮しても紫ゲージの攻撃力575に匹敵する期待値があるため非常に強力。 - 上位同様に高い物理性能と砲撃レベルによって序盤のモンスターとは思えない高性能武器になっている。
斬れ味の問題も名匠珠の登場やG級の高性能な防具、
増えたスロット3などを活かせば斬れ味レベル+1を発動させるのは難しくなく、
G級でも白ゲージがあれば相当硬い部位でなければ弾かれないため、
ナマクラガンランスという汚名は返上できていると言える。- なお通常型Lv5の砲撃は10本しか存在せず、
焔口を除いてすべて強化時期がG★3または特別許可証の入手後となる。
- なお通常型Lv5の砲撃は10本しか存在せず、
- 覚醒による火属性運用はG★3で素で高い属性値を持ち、
攻撃力を除けば全体的に高水準なナナ=ソレイユが作れるようになり、
G★2では3つのスロットを活かしても匠と覚醒を両立させ、さらに砲術やガード性能までも付けるのは不可能なため、
やはり無属性武器として扱うのが妥当である。
どうでもいいが青い大蛇が相手なら説明文の通りになる
MHX
- テツカブラと共に続投。
今回は武器の強化システムが変わり朱鬼銃槍の姿のまま最終強化することができるようになった。
上位からMH4同様に蒼鬼銃槍鉋に派生することも可能になっている他、
二つ名持ちモンスターである岩穿テツカブラの渦動鬼銃槍系統が新系統として登場している。
なお今回は覚醒スキルがないため一貫して無属性武器となっている。
朱鬼銃槍【破岩】
- MH4の頃と同じく同時期の武器よりやや高めの攻撃力にマイナスの会心率と黄色い斬れ味が特徴。
砲撃は生産時から通常型LV2だが、ベルダーガンランスが通常型LV2で緑ゲージ持ちなため、
ナマクラガンランスであるこちらに出番はない。
ガムートの素材をつかってLV3まで強化するとやっと緑ゲージが得られ、物理性能はその時点では1位となる。
ただし緑ゲージが短く、属性を持たないため使いにくい。
- そのまま強化を続けLV6で最終強化の朱鬼銃槍【破岩】となる。性能は
- 非常に高い攻撃力240
- 生産時から変わらない会心率-20%
- 非常に長い緑ゲージ100、匠による追加分はすべて青
- 砲撃タイプは通常型LV3
- スロットはなし
獰猛化素材を必要としないため強化難度は低く、長い緑ゲージによって鈍器との相性も良い。
今作では匠の発動が非常に困難なため、長い緑ゲージを持つ武器を鈍器で運用することが珍しくない。 - 斬れ味レベル+1の時点で青ゲージが25出現するため、青ゲージでの運用も有効。
この場合白ゲージの206相当の期待値になるため、斬れ味レベル+1の範囲では案外悪くない数値である。
一線級の武器には当然劣るが、朱鬼銃槍の見た目が好みであれば十分実戦に耐える性能である。
- ライバルとなるのは骨銃槍の最終強化である竜骨銃槍だろう。
同じ攻撃力240でありながら会心率が0%であり、砲撃タイプも通常型LV3でこちらと同等である。
鈍器での運用はどちらも70や100と緑ゲージが長く差別点にならないが、
竜骨銃槍は斬れ味レベル+1では青ゲージが15しか出ないため、
斬れ味レベル+1を使っての運用ではこちらに分がある。
蒼鬼銃槍鉋【鬼拵】
- 今回は朱鬼銃槍のLV4から蒼鬼銃槍鉋に派生できるようになる。
派生には獰猛化狩猟の証Iを使うため獰猛化モンスターの狩猟が必要になり、
その後の強化も獰猛化素材を使うため強化難度は高めとなっている。
とはいえ獰猛化テツカブラは強力なR装備を作成するための依頼クエストの狩猟対象となっているため、
素材集めは比較的容易だといえる。
- 性能はMH4の頃と変わらず、会心率がマイルドになりスロットを2つ得る。
最終強化の蒼鬼銃槍鉋【鬼拵】になると- 控えられた攻撃力220
- 会心率-10%
- 素で短めの青ゲージ20、斬れ味レベル+1から白ゲージ15
- 砲撃タイプは通常型LV4
- スロットは2つ
通常型LV4の砲撃を持つのは覇砲槍クーネアペカム、ウィルガキャノンやエオストアヴァランガとマイティアザンランス。
どれも強力なモンスターの武器だがこの武器はテツカブラの武器、作成が簡単…ではなく、
今回は最終強化に覇竜の大牙を使うため強化はHR60のアカムトルムに挑めるようになってからとなる。
つまりMH4と違い強化時期が早いという利点が失われてしまっているのである。 - しかし鬼拵以外の通常型LV4の砲撃を持つガンランスはどれもスロットを持たず、
スキルの拡張性が低いMHXでは砲術王などのスキルを盛るのが難しくなっている。
また二つ名ガンランスはどちらも物理性能は会心率を含めても鬼拵より低く、
覇砲槍は物理期待値は1位だが緑ゲージまでしかないため、
硬い部位のある相手では立ち回りに工夫が必要になる。
そのためスキルの自由度や扱いやすさという点では鬼拵が一番優れているのである。
MHXX
- 今回は亜種が登場しないため、朱と蒼のままの見た目で最後まで強化できる。
朱鬼銃槍【破山】
- G級序盤で限界突破でき、攻撃力が一気に270まで上昇し、スロットを1つ得る。
斬れ味レベル+2で白ゲージも出るようになるため、
会心率を含めてもG★1時点ではトップクラスの火力を持つ。
その後は上位同様にG級セルレギオスの素材を使って究極強化である朱鬼銃槍【破山】まで強化できる。
G級のセルレギオスが登場するのはG★4となるため非常に遅いが、
獰猛化素材を使わないという点は変わらないため、
強化難度は相変わらず低めになっている。
- 朱鬼銃槍【破山】の性能は
- 全ガンランス中2位タイの攻撃力370
- 最後まで変わらない会心率-20%
- 非常に長い緑ゲージ160、斬れ味レベル+1では青のみだが、+2で白20が出現。
- 砲撃タイプは通常型LV4
- スロットは1つ
今回は斬れ味レベル+2で白ゲージも出るようになっている。
しかし高い攻撃力に対してマイナスの会心率が重く響き、実質的な攻撃力は350程度しかないため、
見た目ほどの攻撃力が期待できないという欠点を抱えている。 - 上位でのライバルだった骨銃槍の究極強化である歴伝竜骨銃槍が
攻撃力こそこちらよりやや低い360だが素で青ゲージを持ち、
斬れ味レベル+2で紫ゲージを得るというものになっており、
匠での運用では完全にあちらの圧勝になってしまっている。 - では鈍器運用はどうかというと、鈍器はMHXXでスキルの効果が
緑ゲージの場合攻撃力+15から攻撃力1.1倍に変更されており、
高い攻撃力を持つこの武器との相性は良好である。
しかし鈍器運用にも当然ライバルがおり、
覇撃槍イクセアペカムやブルトデアマンテは強化難度の点で差別化できるが、
ユアガリバーストが性能面と作成難度の点でほぼ上位互換となってしまっている。
一応強化時期の点で破山はHR解放前に作れるというメリットがあるためそこを差別点にしたい。
蒼鬼銃槍鉋【竜拵】
- 上位同様に獰猛化狩猟の証IVが必要になるため、強化時期はG★3以降と遅めになっている。
限界突破時点でスロットが3つに増え、さらに使い勝手が上がる。
その後強化を続け、覇竜の極大牙とG級獰猛化素材を使うことで究極強化のLV6蒼鬼銃槍鉋【竜拵】となる。
- 蒼鬼銃槍鉋【竜拵】の性能は
- 平均より高いが抜き出てはいない攻撃力330
- 変わらない会心率-10%
- 素で長めの青ゲージ50、匠増加分がすべて白
- 砲撃タイプは通常型LV5
- スロットは3つ
最大の砲撃レベルとスロット3という特徴はMH4Gの荒鬼銃槍大鉋【焔口】と同じである。
紫ゲージは相変わらず出ないが、MHXXでは紫と白の斬れ味補正の差が1.39と1.32で小さくなっており、
高い攻撃力があれば白ゲージの運用も実用的なものになっているためこれ自体は問題ではない。
渦動鬼銃槍
- MHXで新たに登場した二つ名持ちモンスターである岩穿テツカブラのガンランス。
通常種のガンランスと比べると武器の紋様が新たに増えたほか、刃や盾の角を催した装飾の色が黒に変化している。
MHX
- LV10で最終強化の渦動鬼銃槍【荒事】となる。その性能は
- 鬼拵と同等の攻撃力220
- 一転してプラスに転じた会心率+5%
- 素でそこそこの青ゲージ30、斬れ味レベル+1から白ゲージ15
- 空気のような防御力+5
- 砲撃タイプは放射型LV3
- 二つ名武器共通のスロットなし&狩技ゲージ補正1.2倍
高い攻撃力を持つという点ではやはりテツカブラらしい仕上がりになっている。
物理性能も高い攻撃力と斬れ味レベル+1でそこそこの白ゲージが得られる点によって、
汎用的に使いやすくなっている。
- 放射型のライバルとしては叛逆銃槍ロドレギオンが挙げられるだろう。
物理期待値はこちらより下だが、放射型LV4の砲撃に加え斬れ味修復能力を持ち、スロットも2つ空いている。
そのためスキルの自由度や戦いやすさ、砲撃を交えた戦法ではあちらが優れ、
突きを中心とした物理運用ではこちらが優れているという状態にある。
MHXX
- 岩穿G5までを制覇することで究極強化の渦動鬼銃槍【荒御鋒】へと強化できるようになる。
- 渦動鬼銃槍【荒御鋒】の性能は
- 比較的高めの攻撃力340
- 特に変化しなかった会心率+5%
- 素でそこそこの白ゲージ40、匠増加分がすべて紫
- やや存在感を主張した防御力+15
- 砲撃タイプは放射型LV4
- 二つ名武器共通のスロットなし&狩技ゲージ補正1.2倍
特に進歩したのが斬れ味で、テツカブラのガンランスとして初の紫ゲージを得ている。
しかし物理性能は突き抜けるほど高いわけではなく、斬れ味レベル+1で紫ゲージを得られる武器としては、
属性武器であるバーンチャリオットが同じ攻撃力、放射型LV4で2つのスロットと火属性35を持つ。
- 二つ名武器としてみると斬れ味レベル+1までの範囲では最大の物理期待値を持つ。
斬れ味レベル+2で化ける武器はいくつかあるが、
先端部分の斬れ味が短いため、砲撃によって斬れ味消費が激しくなりやすいガンランスでは運用にコツがいる。
そういった点で白ゲージでもそこそこの期待値のある二つ名ガンランスとしてみると、
非常に扱いやすい性能だといえるだろう。
余談
- 各強化段階での名前は
- 朱鬼銃槍【破岩】《しゅきじゅうそう・はがん》
- 蒼鬼銃槍鉋【鬼拵】《そうきじゅうそうがんな・おにごしらえ》
- 荒鬼銃槍大鉋【焔口】《あらおにじゅうそうおおがんな・えんく》
またよく勘違いされるが砲(石包)ではなく鉋(金包*1)である。
- 槍鉋(やりかんな)とは反った槍の穂先のような刃に長い柄を付けた鉋のことを指す。
実物は手の平大の刃に30cm程度の柄とかなり小さめで、木材の表面仕上げなどに用いる。
当然武器でもないし火薬などを込めたりはしない- 一方で朱鬼銃槍は持ち手の近くに黄色い板が斜めにぶっ刺さっているが、
これは槍鉋ではない普通の鉋の"カンナ身"というパーツに酷似している。
このことから考えると、本武器は鉋と槍鉋を組み合わせたデザインになっていると思われる。
- 一方で朱鬼銃槍は持ち手の近くに黄色い板が斜めにぶっ刺さっているが、
- 拵(こしらえ)とは、鞘に入れた刀剣を美しく仕上げたもの、
あるいはその装飾のことである。
ただこれはどう擁護しても槍だが…。
- 二つ名武器の渦動鬼銃槍は《かどうきじゅうそう》と読むと思われ、
渦動は文字通り渦巻き型の動きのことで、
渦巻状の模様が特徴になっている岩穿武器の見た目を表しているのだろう。
究極強化の【荒御鋒】は《あらみさき》と読み、住吉の大神の荒御魂としての名である。