MHF-G7にて実装されたドスゲネポスの双剣。
残虐な刃は、獲物に消えない爪痕を残すと謳われる。
目次
概要
- 麻痺鳥竜ドスゲネポスのG級武器。
MHFではハイゲネポスクロウズというゲネポス素材の双剣が存在するが、
こちらはG級ドスゲネポス特異個体の実装に併せ、
特異個体のカラーリングを元に新たにデザインされたものである。
見た目はドスゲネポスの皮と鋭利な牙をあしらったシンプルなデザイン。
- ちなみにMHFでは中型鳥竜4種の双剣が存在しており、
この武器の追加によってG級でもギアノス双剣以外は揃うことになった。
ドスギアノスが実装されないためG級ギアノス双剣は絶望的だが…
性能
- やはりというか、最初はそこらの剛種武器とどっこいどっこいなのだが、
なんと最初から紫ゲージが解放されており、麻痺値も緋猛双剣と同じ130はある。
そのため、他のGR1双剣と比べると頭一つ抜けてはいるだろう。
- 最終強化時の性能は以下の通り。
- 攻撃力714
- G級麻痺双剣では最高の麻痺属性値160
- 紫ゲージも長く、及第点
念のため書くがこれはG級最序盤モンスターであるドスゲネポスの武器である。
- G9現在、その最大の特徴は何と言っても麻痺値160。
これはG9現在の全双剣でもトップクラスの麻痺値であり、
そもそもG級の麻痺双剣はいずれも攻撃力や斬れ味に不安を抱えるものとなっているため、
現在では麻痺双剣はエリモスリーデル一択とすら言える状況である。
このエリモスリーデル以降、麻痺双剣は中々追加されず、
2年後に追加された辿異武器の「光極龍双剣ジィン」が麻痺値150であるため、
他の性能はともかく、麻痺値だけなら現在でもエリモスリーデルが最高値である。
- MHFの双剣はG9で状態異常の発生判定式が見直される*1まで、
麻痺値が10~30と極端に抑えられていた。
これは、リファイン前の仕様では手数武器で状態異常値が180もあればぶっ壊れる世界であったため、
こと双剣に関しては麻痺・睡眠属性値は30までという厳重なリミッターが長年存在していたからである。
そんな中エリモスリーデルは麻痺値40と、従来の限界を超える(と言っても微弱だが)数値を有しており、
状態異常双剣の常識を覆した状態異常値も話題となっていた。
もっとも当時は物理性能の高さに期待するしかなく、
それを上回る武器が次々と登場してきたことで話題に上がらなくなっていたのだが…
- 麻痺値160という数値は一見低いようにも見えるが、
双剣の手数を考えるとよっぽどの耐性でなければ十分麻痺を取ることはできる。
ただし元の数値が(片手剣などと比較して)低すぎるため、劇物取扱皆伝との相性はあまり良くない。
状態異常攻撃強化との相性は良いが、スキル枠が課題か。
- 物理性能に関して言えば、かなりの高水準にはある。
紫ゲージのG級武器としては攻撃力が2番目に高く、
1位の覇皇爪テラカムトルムはマイナス会心があるため、それも踏まえると差はかなり小さい。
G7当時は武器自体に会心率の無い状態がスキル配置上最も好ましいものとなっており、
武器自体の会心率は無駄になりやすい環境が存在していたため、
覇皇爪テラカムトルム実装前までは事実上最高物理火力の双剣だった。
- この双剣は、アクラ・ヴァシム並びにアクラ・ジェビアのG級麻痺双剣である、
ヴァシュネル・レメンやジェビアショーテルのほぼ上位に位置している。
攻撃性能が段違いな上に、麻痺値でも優位に立つためである。
しかもヴァシム・ジェビア共にGR7モンスターなので、この2対もまたGR7相当の武器である。
同期の鳥竜種どころか強大な大型モンスターが素材である武器ですら食ってしまえる性能には、
ただただ感服せざるを得ない。
もう一度言うが、これはドスゲネポス武器である。
- ただし現在では物理火力のみでは優位に立つのは難しい。
同じ紫ゲージ武器で言うと、攻撃力705と僅差で迫る上にリーチ長、
氷属性付きの白一角ソリュドムが存在する他、
閃転スキルや剛撃スキル復権などの影響で武器自体の会心率も考慮する必要があることを踏まえると、
アキュート・エッジやジルバ・アンセム、改爆狼双剣【シャク】、ネロ=ラースやネグルドエオニオなどの、
会心率付きの武器達が迫る。- また、スキル等の倍率上昇が充実してくると、
その物理火力すら多くの空色ゲージ武器に追い抜かれてしまう為、
最終的には物理火力だけを頼りにした運用はできなくなる。
- また、スキル等の倍率上昇が充実してくると、
- 麻痺に関しては上述したように実質一強であるが、
この武器がそうなったように、麻痺自体が近年のMHFでは最重要視されなくなっており、
更にG9では同時に斬れ味に応じた属性値補正が物理補正と同格まで引き上げられる、
という劇的なテコ入れが行われたため、属性への比重が非常に大きいMHFの双剣では
「属性がない」という事実は決して無視することはできない。
- とは言え、G級前半から作成できる武器としては決して侮れないポテンシャルを持っており、
麻痺双剣、もしくは無属性双剣として作成しても損はしないだろう。
ちなみに基礎性能であるLv20時の攻撃力は504と、
GR4の爆狼双剣【シュン】やGR5のミルト・テュレイラとほぼ同水準の攻撃力を有し、
斬れ味もこの時点で完成するため、鍛えながら使っていくのも手である。
- 作成に際しては基本的には他のG級武器と同じだが、
ドスゲネポスのレア素材はいずれも入手がしやすくなっており、途中までの強化は比較的たやすい。
ただし2個必要なHC素材「ドスゲネポスの袋」は剥ぎ取り回数の問題で他のHC素材より入手が難しい。
必要なら狩人祭の祭ポイント交換なども活用するとよい。
また、Lv48の強化に使う俗に言う「剥ぎ取り希少素材」は
ドスゲネポスの仕様上非常に入手しやすいのだが、
そのLv48であのG級ナナ・テスカトリの「炎妃龍の絶殻」を使用する。
全体的に見ると、作成強化自体は他のG級武器と比べれば低い方ではあると言える。
余談
- MHF-G9までの麻痺・睡眠双剣は上述したように属性値のリミットが存在していたのは事実であるが、
そんな状況下でも他武器種で常識を覆すような麻痺武器が存在し、
当初は猛威を振るっていたがG7時点では武器選択の一つに収まるという情勢だったため、
「今なら双剣の麻痺上限を撤廃しても問題ないのでは」という声や、エリモスリーデルの麻痺値から、
「この状態異常値は今後、双剣の麻痺・睡眠値リミッターが撤廃される布石か?」との予想もあり、
果たしてそれはG9にて現実となった。
上述したようにそれまでに様々な調整が行われたことやG9現在のMHFの風潮から、
エリモスリーデルが他武器(または武器種)を駆逐するような事態は発生していない。- なお、更に余談であるが天廊武器の双剣はカスタマイズで麻痺属性値50にすることはできた。
ただしこちらの上限は現在も50のまま(アップデート前に告知されている)である。
天廊双剣は他武器種に比べ極めて低いコストで麻痺値をMAXにできるため、
そのまま上方修正すると色々問題があるためだろうか。
普通に上限を上げるだけでは駄目なのだろうか。
- なお、更に余談であるが天廊武器の双剣はカスタマイズで麻痺属性値50にすることはできた。
- 本家ではMHP2Gにて双属性という形だが麻痺値100以上の双剣が登場。
MHP3以降は純粋に200を超える双剣をも登場している。
良くも悪くも麻痺双剣を代表するアイルー君メラルー君の性能の変遷が一つの目安である。
それらと比較するとMHFの双剣の麻痺値はまだ高くは無いとも言えるが、
システムやアクションの違いもあるため一概には言えない部分である。
関連項目
モンスター/ドスゲネポス
武器/ギガランポスクロウズ - G級ドスランポスの双剣