武器/グレートノヴァ

Last-modified: 2023-11-29 (水) 01:51:05

様々な結晶を用いて加工されたハンマー。本来は天文学的値段だが、ギルドの厚意で提供された。

各種クリスタルの結晶を大胆に用いた一品であり非常に綺麗。しかし、全力で叩きつけたら砕けそうである…。

目次

概要

  • 初代ではポリタンぐらいしかなかった雷ハンマーだが、MHGでまともな性能として実装されたのがこれである。
    その後もなんとMHP2まで実戦レベルの雷ハンマーはこれしかなかった。
    • MHP2Gではフクロダタキが存在するので、この武器への依存度は下がっている。
  • 性能的には、どちらかと言えば属性寄りであり、斬れ味がそこそこで、
    スロットが2個空いているなどなかなか優秀。
  • 無属性のスパイクハンマーからクリスタルロックを経て、グレートノヴァに強化して初めて属性が付く。
    上位素材が必要なので、下位やオフでは雷ハンマーは使えない
    • 素材は雷武器だけあり、基本のノヴァクリスタル以外にも、
      キリンの雷角や電撃袋がいるが、そこまで苦労はしないだろう。
      …が、「天文学的値段」の謳い文句通りやたら強化に金がいる。
      MHGではそこまででもないが、MH2では驚くなかれ123150ゼニーである。
      古龍武器にはこれ以上の価格の武器も存在するが、一般武器では最高クラスの値段である。
      ギルドの厚意がなかったら一体いくらかかるのだろうか…?
  • クリスタルロックとグレートノヴァは微妙に色合いが異なり、
    ハンター大全の武器一覧などでもきちんと分けて記載されている。
    後述のXXで別系統として復活したのもこれがあったためと思われる。

MHP

  • 強化先のスーパーノヴァはMHPから存在しており、こちらも属性寄りのハンマーである。
    攻撃力はやや低いものの、属性値が非常に高く、匠でしっかり白ゲージを得られる。
    これ以外の雷属性ハンマーは完全下位互換のポリタンGのみしか存在しておらず、実質この武器一択になる。
    金リオレイア・銀リオレウスの弱点属性ということもあって、よく金銀二頭クエストで使用されているようだ。
    • 移植元であるMHGでは、グレートノヴァで打ち止めとなるのだが、
      こちらはGクラスの素材が必要なのにもかかわらず匠を発動させても緑ゲージ止まりと、
      もはや完全にネタ武器状態である。その他の雷属性ハンマーもやはりポリタンGのみである。
      MHPでは、グレートノヴァにはハードクラスで強化でき、匠で青ゲージを得る。

MHP2(G)

  • 最終的にスーパーノヴァへ強化され、攻撃力1352・雷450・匠で紫20という性能になるが、
    攻撃力で頭一つ抜けたフクロダタキの最終進化、雷鎚フルフルがライバルとなってくる。
    物理肉質が硬く、雷属性に弱いモンスターへの運用をメインに据えると差別化できるだろう…
    と言いたい所だが、雷鎚フルフルの攻撃力が高すぎるため、
    雷が非常に通るような相手でも基本的に与ダメージで勝つ事はできない。*1
    幸いにも、雷鎚フルフルには1個しかないスロットがこちらには2個備わっているため、
    スキル構成と相手取るモンスター次第ではそれらを上回るダメージを叩き出す事もある。
    • 具体的には、雷鎚フルフルでは業物耳栓という構成に見切りを付ける場合「+1」が限界であるが、
      武器スロ2を持つこの武器なら見切りを「+2」に伸ばすことができる。
      これによって、ナルガクルガやクシャルダオラの頭への攻撃なら、*2
      あちらを極々僅差で上回り、トップのダメージを出せる。
  • もっとも、雷鎚フルフルが紫30を持つのにもかかわらず、
    スーパーノヴァは紫20であるため、継戦能力で確実に敗北するという落とし穴があったりする。
    また雷鎚フルフルは、その紫ゲージの長さに任せて業物を切り、砥石高速で代用する選択肢もある。
    あちらにはスロットが1つあるため、匠・耳栓・砥石高速・見切り「+2」というスキル構成を実現できる。
    この場合、残念ながら期待値ではあちらに敗北してしまう。
    仮に紫が30、欲を言えば40あれば、かなりの活躍が見込めたため惜しい所である。
  • ウカムルバス討伐後にはクリスタルノヴァGが作成可能。
    が、攻撃力1456・匠で紫20・スロット1・属性無しと、雷鎚フルフルの完全下位互換である。

MH4G

  • MH4のテオ・テスカトルは、怒り解除時に凄まじい爆破攻撃を行う。
    「ビッグバン」などの通称で呼ばれていたが、
    後に公式名称が、この武器の最終進化形と同じ「スーパーノヴァ」であることが判明した。
    しかし、スーパーノヴァを担いで超新星対決を挑もうにも、
    スーパーノヴァやグレートノヴァはおろか、クリスタルロック系列そのものがMH4には未登場。
    肝心なときにいないヤツである。続編での復活に期待したい。
    肝心な時と言ってもテオには雷が殆ど効かないが。
  • その後、MH4Gにて無事復活。生産武器としてではなく発掘武器として入手できる。
    ただし、武器名はクリスタルロック。やはりスーパーノヴァは肝心な時にいない
    肝心な時と言ってもテオには雷が殆ど効かないのだが。
    入手するにはギルドクエストでイャンガルルガもしくはラージャンと戦うことが必須である。
    ちなみにテオ・テスカトルを倒して手に入るハンマーはドラゴンブレイカーである。
    何故このハンマーがテオ・テスカトルで入手できる武器でないのだろうか?
    発掘武器なので性能はランダムだが、とんでもない性能の武器が出れば最前線で活躍させることも可能。
    また、色がとても美しく発光しているものは文字通り宝石である。
    • そして、前述のとおりMHXでスーパーノヴァが復活した。
      テオ・テスカトルに担いでスーパーノヴァ対決をしてみてもいいかもしれない。
      テオには雷が殆ど効かないのは内緒。

MHX(X)

  • ついにMHXで復活をとげた。
    ベルダーハンマーLv4からグレートノヴァLv1に派生する。
    スーパーノヴァ使いであるMH4系列のテオ・テスカトルも続投しているが、今作では武器の強化がレベル制なため
    武器名がグレートノヴァから変わらず、やはりスーパーノヴァ対決はできないかに思われたが…
    • なんと最終強化であるレベル5まで強化すると、武器名が変わりスーパーノヴァとなる。
      ついに今作で、スーパーノヴァ対決ができるようになった。
    • MHXXにおいてさらに強化を進めていくと、その名を「ハイパーノヴァ」へと変える。
      平均的な攻撃力300に、46という雷属性ハンマー2位の数値。加えて嬉しい防御+20と唯一無二の3スロット。
      素の斬れ味は白10だが斬れ味+1で白35、+2で紫20が出る。
      絶対回避【臨戦】を使えばどちらもキープは容易く、また紫が弱体化された今作では白ゲージでも火力が出るため、
      スロット数を生かしてスキルを盛ればなかなかに強い。
    • さらにココット村の依頼クエストを進めていくと、「クリスタルロック」が生産可能になる。
      強化するとクリスタルノヴァ→クリスタルガラクシアと名前を変えていく。間違ってもクリスタルガラクタではない。
      が、こちらは無属性で、攻撃力330で素で白30、匠+2で紫30でスロット2という性能からわかるように、
      残念ながら真名バアラトゲバルの下位互換。やはりクリスタルガラクタか、とか言わない。
      • だが、中間形態のクリスタルノヴァには見た目通りに輝くタイミングがあり、
        G★2で強化できるLv4の段階では非常に貴重な紫10の斬れ味が出るハンマーの内の一振りで、
        つなぎとしては十分に使える。
        …が、同時期に紫の斬れ味が出るライバルの極鎚ジャガーノートと比較すると、
        あちらは紫20の斬れ味が出る上に攻撃力で勝っており、スロット2を除けば性能が劣るのがネック。
        一応あちらは派生前のアンヴィルハンマーの強化に大量の鉱石素材が必要とはいえ、
        こちらはこちらで長丁場の依頼クエストをこなさないと生産すらできないので…
        ダメ押しとして、あっちはやろうと思えばG★1で強化可能なのは密に、密に。

        依頼クエストでの会話曰く、アルバレッドと共にヘルブラザーズのどちらかが愛用するハンマーでもあるらしい。
        アルバレッドが赤くカスタムされたヘビィであることからそちらが赤鬼、となればこちらは黒鬼の愛用品だろうか。

MHRise

  • 鉱石系から派生してグレートノヴァに強化でき、完成形では今作も無事スーパーノヴァとなる。
    今作はモンスター側のスーパーノヴァがゲーム内にも登場する公式名称となったため、
    スーパーノヴァ対決はより堂々たるものになった。
  • 性能面では属性ハンマーとして十分な攻撃力と属性値を備え、
    装飾品スロットはLv1*3、斬れ味は素青で匠Lv3から白と、
    ひとまず最後まで使っていける良性能を有している。
    オマケで防御力ボーナスも5ついてくるが、
    この誤差みたいな数字はグレートノヴァに派生してからスーパーノヴァで完成するまで一切増加しない
  • 百竜強化は自前の竜種特効と、派生元の鉱石系で付けられる鉄蟲糸技強化の二つが強力。
    もう一つ自前の弱点特効【属性】も、
    やや属性寄りのこの武器、かつ雷属性でハンマーという組み合わせから、使えるシーンはそれなりに多い。
    属性値は素で40に加え、スロットを属性強化で埋めるなら実質46にも及ぶ。弱点特効【属性】を楽しむのにもってこい。
  • しかし競合相手が手強いため、やり込むハンターからは採用されにくい。
    ジンオウガ武器の王牙鎚【大雷】は、こちらよりもやや物理寄りというだけで基本性能には大差ないものの、
    百竜強化の水棲系特効が雷属性とよくマッチしており非常に使いやすい。
    では水棲系以外ならどうかというと、
    Ver.3.0で追加されたラスボス武器が空棲系特効を持っており王牙鎚【大雷】と補完し合っている。
    しかも基本性能で水をあけられており、
    こちらが武器スロット込みで属性値46に対し、
    あちらは武器スロット無しで強化前から47、強化後で49もある。
    攻撃力と斬れ味は同じで、弱点特効【属性】の倍率が1.3倍と高いことを加味すれば、
    まだ食らいついていくことはできるが……
  • 他の武器が揃ってくると、この武器はお役御免となりがちである。
    そんなこの武器の強みは、レア素材を全く使わないにもかかわらず、一線級の強さに手が届いていることだろう。
    ギルドの厚意のお陰で強化にかかる金銭も上記2者より安く済む。
    必要素材の関係で結局ジンオウガやマガイマガドと交戦する必要はあるが、
    いずれも手に入りやすい素材なのですぐに揃うし、
    何ならマガイマガド素材は落とし物で済ませることができる。
    攻略で使ったら感謝とともに乗り換え、攻略後も時には愛をもって使っていきたい。

MHR:S

  • スーパーノヴァ改でMR帯デビュー。MRトビカガチ素材の雷光針が必要だがハードルは低い。
    ライバルの雷ハンマーに上位止まりが多い序盤では主力になれる。
    百竜スロットLv3があるので、弱点特効【属性】は健在。
    今回は特効系にも入れ替えられるので、無印Riseのように特効に泣かされることはない。
    また最終強化まで変わらなかった防御ボーナスがついに動き、+10になっている。
    やっぱり誤差である。5差だけに
  • その後、城塞高地で産出されるセントリア鉱石の解放でハイパーノヴァへ強化。
    しかし攻撃力が20も上回る王牙鎚【大雷】改が進出してくるため、肩身が狭くなることに。
  • そしてストーリークリア後、傀異化素材を投入して究極強化ハイパーノヴァ改へ到達。
    素材が竜骨なのでMR20到達から強化可能と、やはり時期の早さには定評がある。
    スロットがLv2・Lv1×2にちょっぴり拡張され、防御ボーナスはすっかり伸びて+20。
    雷属性値もスロット使用なしで59と、次点ながら中々の数値。
    攻撃力も320と伸び、ストーリー後半時期に立場を脅かした真・王牙鎚【破天】と差が消えた上、
    特効も差別化にならないので、物理性能差はあちらに素紫10の斬れ味があることのみ。
    もはや後塵を拝する相手でなく、肩を並べる好敵手になれたと言えるだろう。
    • 相変わらず神潰・雷禍烈震は強大な相手。堂々トップの雷属性値73はさすがに高い。
      しかし今回は攻撃力で10上回るので、総合火力では負けない。
      完全属性特化にするならこちらも弱点特効【属性】を持ち出すという選択肢があるので、
      百竜ノ淵源を超えても今回はお役御免とはならなさそうである。
    • アップデートに於いて武器の傀異錬成により素の属性値が爆増、乗算である弱点特効【属性】が更に生きる。
      こちらは紫ゲージを出した上で火力に振り切ることで、属性肉質25以上を対象とした場合雷禍烈震を上回ることが可能。
      紫運用のハードルはあちらのが低く、武器スロ差を考慮した上で尚雷禍のが自由度は高い。
      逆に白ゲージ運用同士においてはこちらがスキルを盛りやすい、と立場が逆転する。

MHF

  • MHFではSP武器版である、緑の色合いが美しいネフライトノヴァSPが存在する。
    無属性のハンマーとなっており、属性のマイナス補正が存在する変種相手には、
    安定した性能を発揮できる。
    なお、こちらは値段に関しては特にコメントされていない。

余談

  • ノヴァ(英:Nova)とは新星を意味する。
    白色矮星の表面で強い爆発が起こり、光度が大幅に増幅する現象のこと。
    よく「赤色(超)巨星の最期に起こす爆発」と勘違いされがちだが、
    それは「超」新星であり、英語ではグレートの上位強化であるスーパーノヴァ(Super nova)と呼ばれる。
    ただし、これらはどちらかと言うと火属性寄りの現象である。
    • なお、様々な理由でこの爆発は規模を変えることがあり、
      穏やかな爆発の際には「フェイントスーパーノヴァ」、
      凄まじい爆発の際には「ハイパーノヴァ」と呼ばれることがある。
      他にも、爆発のメカニズムが異なり白色矮星同士の衝突で発生する「キロノヴァ」と言うものもある。
      残念ながら、グレートノヴァなる階級は現実には存在しない。
  • 本来は天文学的値段らしいが、ゲーム中で実際にかかる費用はどの程度だろうか。
    MHXでベルダーハンマーからスーパーノヴァ強化までにかかるゼニーは
    1275*3→1700→2550→3400→1500→3000→18000→19500→21000。
    20000ゼニーで一生遊んで暮らせるらしいので、この時点でとんでもない金額である。
    とは言えこれ位の費用は他の武器でも必要になるので特別高い価格では無いが。
    • しかし素材もハンターが用立てているのにギルドの厚意とはどういう事だろうか。
      本当は加工に凄まじい費用が掛かる所を、ギルドが保険めいてゼニーを負担しているのか?
    • さりげなく、この武器のフレーバーテキストによって
      モンハン世界にも「天文学」が存在している事が示唆されている。
      また、天文学で桁違いに大きい数字を扱うということは、
      おそらく夜空の星や月などが桁違いに遠い宇宙空間に浮かんでいることも
      モンハン世界では理解されているという事だろう。
  • 現実において硬く美麗な結晶といえば、ダイヤモンドが思い浮かぶ。
    宝飾品以外にも、耐摩耗性や熱伝導性が優れるため工業用としても極めて有用であり、
    原材料は普通に手に入る炭素に過ぎないこともあって、
    人工合成に成功している鉱物のひとつでもある。
    しかしダイヤモンドは硬すぎるあまり衝撃を逃がす余地がないため打撃には弱く、金槌で叩けば砕けるほど脆い。
    値段もさることながら、この脆さのため現実にはダイヤモンドはじめ硬い鉱石の装甲やハンマーは存在しないのである*4
    翻って、ノヴァ系ハンマーはギルドがわざわざ厚意を見せて提供し
    ハンターが堂々と持ち出すぐらいには打撃武器として有用な訳で、
    かなり頑強な鉱石が利用されているのだろう。

関連項目

アイテム/ライトクリスタル
狩技:スーパーノヴァ - 同じ名を持つ狩技


*1 リオレイア希少種(打撃40雷30)のような部位でも負ける。
*2 リオス希少種へのダメージもトップだが、その二体は耳栓が有効では無いので除外。
*3 購入なら2550
*4 戦車用セラミック装甲など特殊な用途では硬さを優先した装甲もあるが、必要な大きさや費用対効果の面で一般利用はされない。