武器/フクロダタキ

Last-modified: 2022-10-13 (木) 20:42:31

MHP2Gで初登場したハンマーの一つ。
フルフルの皮を被せた怪鎚。袋状になったその中身を見ることは、固く禁じられている

目次

概要・性能

MHP2G

  • 狩猟笛のフルフルホルン改から強化できる。
    村長クエストの方なら、上位に上がってすぐにフルフルのクエストがあるため早い段階で作成できる。
    攻撃力が高く、集会場の上位ラオシャンロン撃退からアカムトルム討伐まで可能な優秀武器である。
    さらに次の強化先であるフクロダタキ改はG級に上がってすぐに作成可能。
    緊急クエストを出す為のダイミョウザザミ亜種やガノトトス亜種、そして緊急のナルガクルガに有効な武器となる。
    しかし最終形態である雷鎚フルフルは浮岳龍の体液が必要になるためG3まで行かないと強化できない。
    ちなみにそれ以外の素材は全てG1のフルフルクエストで収集できる
    (洞窟にいる大雷光虫から雷光ゼリーが取れる)。
  • 雷鎚フルフルは見た目の割りにハンマーの中でもかなり高い攻撃力を持っており、
    希少種夫婦やザザミ、ギザミ狩猟にはもってこいである。
    カオスオーダーの1508より一段階低いだけの1456で雷属性つき…というのはもう何かおかしい。
    反面属性値は250とあまり高くない。もしこれで属性値が高かったらバランスブレイカーになってしまうだろう。
    斬れ味レベル+1発動時に出て来る紫ゲージもカオスオーダーと同数値の30が現れるため、
    無属性武器として見ても非常に優秀なので、大連続狩猟でも頼りになる一品である。
    • 雷属性武器として考えた場合はスーパーノヴァがライバルになる。
      素の状態ではほぼ全ての状況で雷鎚フルフルの勝利だが、
      あちらはスロット2であるためスキル構成次第では逆転を許す事になる。
      こちらの方が紫ゲージが長いため総合性能ではかなり優勢だが、
      他の選択肢があることも一応頭に入れておいた方が良いだろう。
  • カオスオーダーと異なり武器スロット1を持つのが非常に大きく、
    例によってカイザミアカムを用いることで極めて高い物理期待値が得られる。
    カオスオーダーは武器スロットが無いことで業物見切り+2が限界であり、
    見切り+3雷鎚フルフルと見切り+2カオスオーダーの物理期待値の差は僅か1%
    よって、雷属性が通るモンスターに対しては雷鎚フルフルがカオスオーダーの「上位互換
    とすら考えることができ、極めて優秀な武器と言える。
    • もっとも、耳栓など防御スキルを使用する際は両者ほぼ同じスキル構成となり、
      雷が通らない相手に対してはカオスオーダーの素の攻撃力の高さが活きる形になる。
      全体的に雷鎚フルフルが優位ではあるが、カオスオーダーが下位互換という事ではない。
  • 当然、リオレウス希少種やクシャルダオラといったハンマーと相性のいい雷弱点のモンスターに関しては
    少なくとも弱点である頭を殴る分には雷鎚フルフルがほぼ確実にトップクラスである
    雷属性の通りがよく、かつ肉質が固めの部位でない限り僅差で
    真打と見切り+3を発動させたスイ【凶】やカイザミアカムのマグニチュードに負ける*1が、
    雷鎚フルフルの紫ゲージは業物込みで実質60ある
    (スイ【凶】とマグニチュードは同40)ため、継戦能力では圧勝である。
    総じて、ハンマー使いなら絶対に作成しておきたい一振りと言えよう。

MH4(G)

  • フルフルの復活に合わせて堂々の復活を果たした。
    雷槌フルフルへ強化する事は出来なくなっているが、
    亜種素材の導入によりブリードスパンク、そしてブリードバッシングという赤色のフルフルハンマーが新登場した。
  • 比較的早い段階で作成可能であるのは相変わらず、攻撃力も比較的高い値を保持し、
    MH4での最終強化となるブリードバッシングでは雷属性680と非常に高い。
    しかし匠でも青ゲージ止まりであり、以前のような大活躍は難しい性能になってしまった。
  • ライバルとなる王牙鎚【大雷】は匠で白ゲージがつくが属性値はたったの140。
    ただしこちらは更に雷属性のラージャン系か龍属性の獄鎚リュウガクに派生する。
    ラージャン系ハンマー最終強化の怒髪豪ダイラージャンは属性値が280と低めな上マイナス会心があるが、
    1040という高い攻撃力と匠で現れる長い白ゲージを持つ。
    属性より物理重視なハンマーの特性上、ブリードバッシングよりは有用かも知れない。
    • ちなみにブリードスパンクへ強化する際に、極秘の内部機構に密かに改良が施されたらしい。
      やたら高い雷属性値は改良の賜物だろうか?
  • MH4Gではさらなる強化先としてブリードバッシング改、そして最終形態のブリードフルブロウが登場。
    ブリードフルブロウは更に属性特化の強化を受けており、
    コンシューマーシリーズのハンマーとしては前例の無い雷属性720をマークする。
    しかし、前作のライバルたちも相応の強化を受けており、依然として風向きが悪い。
    とは言え驚異の雷属性と2つのスロットを活かす術、何よりフルフル(亜種)への愛があれば、
    活躍させる事もできなくはないだろう。

MHX

  • MHXでも続投。
    今作では雷属性ハンマーは種類が非常に多く、
    フクロダダキの他にグレートノヴァ・ラギア系2種・ラージャン系2種・ジンオウガ・ライゼクス・金雷公と
    合計9系統も存在する。
    フクロダタキはその中では物理寄りの性能となっている。
    製作難易度は他のものよりも低めであり、マイナス会心もないので使いやすい。
    そのままだと短めの青ゲージしかないが、匠2で白ゲージも40ほど出るので白ゲージを維持するのも楽だろう。
    他の雷属性ハンマーとの性能の比較は以下の通り。
    武器名攻撃力属性値斬れ味会心率スロット
    スーパーノヴァ190雷40青(匠白)0%1
    怒髪豪ダイラージャン200雷28青(匠白)-15%0
    鬼神鎚【金鬼】190雷32白(匠無効)-10%1
    ハイボルテック220雷18青(匠白)0%1
    雷迅鎚ボルテクス190雷32青(匠白)0%2
    王牙鎚【大雷】200雷34青(匠白)0%1
    金狼牙鎚【大雷】190雷40青(匠白)5%0
    電竜砕カクルハ180雷36白(匠白延長)20%1
    雷鎚フルフル210雷25青(匠白)0%1

MHXX

  • 限界突破によりG級強化が可能に。
    雷ハンマーとしてはG2時点で突破が可能と早く、同時期ではグレートノヴァ程度しかない。
    限界突破時点の性能は、攻撃力270・雷30となり、斬れ味は青50、匠で白が25ずつ増える。
    スロット数こそ負けているが、あちらに匠+2を盛った状態とこちらの素の状態がほぼ同じ火力となる。
  • 究極強化で雷鎚フルフルスイングと銘を変える。性能は
    • 攻撃力330、雷属性物理ハンマー第二位
    • 雷属性も33とそこそこ
    • 斬れ味は素で白20、匠2で紫が30まで伸びる
    • スロットは変わらず1
    レア素材不要で獰猛化フルフル素材と才覚の証のみと強化が容易で、
    G★4時点で究極強化をすることができる。
    今作のラスボスは雷弱点であるため、攻略用としても役立つだろう。
  • 匠+2で運用してのライバルは、ジンオウガのG級ハンマー、真・王牙鎚【破天】
    攻撃力は320とこちらより低いが、高い属性値40、更に斬れ味は白40、紫40を持つ強者。
    究極強化時期はHR解放後なのでこちらの方が有利…と思いきや、
    なんとあちらもまた、とあるクエストをクリアすればHR解放前に究極強化ができる。
    ただ、そのクエストは非常に難易度が高く出現条件も厳しいので後回しにすることが多いだろう。
    難度はともかく時期に勝っているかというと結局は微妙なところである。
  • 素で白20としてのライバルはラギアクルスのハンマー、エクスボルテック。
    攻撃力は340と高いものの、素の斬れ味白こそ同じだが匠2でも紫が出ない。
    さらに属性値がこちらを10も下回っているが、性能的にはそれほど差がない。
    あちらもG★4時点で究極強化できるものの、最終的には相手や好みで選んで構わない差である。

MHRise

  • フルフルの復活に伴い登場。
    今作では「攻撃力は低いが雷属性値の高いハンマー」の立ち位置にあり、序盤から生産可能。
    残念ながら、過去作にあった攻撃時にフルフルの鳴き声がするギミックはなくなってしまった。
    ただし、溜め開始時と溜め攻撃発動に電気がバチっと言う音は聞ける。
  • 下位フルフル狩猟でフクロダタキIが制作可能になる。
    今作はモンスターの強さがそのまま武器の強さに出る傾向にあるが、
    この武器もその例に漏れず、残念ながら攻撃力が低すぎるため最終候補としては出る幕はない。
    しかし満足に武器が作れない序盤において雷属性値40以上という上位クラスの数値は伊達ではなく、
    ヨツミワドウ・リオレイア・リオレウスといった
    序盤に登場する雷が効きやすいモンスターに対しては充分な威力を発揮するので、
    ストーリー攻略用としては使いやすい。
    • 下位トビカガチ狩猟でフクロダタキIIに強化可能になるが、
      下位ジンオウガ狩猟でより性能が良い王鎚カミナリIが生産可能になる。
      フクロダタキIIの方が先に作れるはするものの、
      雷属性が弱点でもある下位緊急マガイマガド戦に持っていけるという点以外あまり作るメリットがないのが残念。
  • 百竜強化の固有スキルは「雷やられになっているモンスターへのダメージ増加」であるが、
    雷やられの効果時間は短い上、そもそもハンマーは相手が雷やられであろうとなかろうと
    普通にスタンが取れる武器なので、それほどあまり旨みが無いのが現状。
    一応オトモが雷やられにさせるサポート行動があるので、他属性やられよりはマシだが…。
    幸いフクロダタキには「攻撃力強化II」と「属性強化【雷】I」があるので百竜強化先には困らないだろう。

MHR:S

  • MR★2でMR個体のフルフルが登場することで、雷鎚フルフル改への強化が解禁される。
    先んじてMR進出しているスーパーノヴァ改より攻撃力は劣るが、既にこの時点で素白10の斬れ味で勝る。
    ヤツカダキ原種素材で雷鎚フルフルスイングへ再強化されるが、その少し後には電竜砕ゼクスムマの復活参戦や
    王牙鎚【大雷】改のMR帯進出により攻略用武器としての立場を奪われやすくなってしまう。
  • ストーリークリア後、傀異化した血の投入で究極強化・雷鎚フルフルスイング改に至る。
    その性能は
    • 属性ハンマー最終なら標準レベルの攻撃力310
    • 微増を繰り返した結果の雷50
    • 斬れ味は素で紫20、匠で70まで延長可能。白も長め
    • スロットはLv4×1
    • フルフル武器では珍しい百竜スロットLv1
    と、属性寄りのバランス型ハンマーに仕上がった。
    だが強豪揃いの今回の雷ハンマー争いにおいて、フルフルスイング改はどうにも不安材料が目立ちやすい。
  • もっとも問題になるのが百竜スロットLv1。
    初期状態で他にLv1なのは鬼神鎚【金鬼】だけだが、
    あちらは紫50のストレスフリーな斬れ味と攻撃力320を両立させた代償と捉えやすいのに対し、
    フルフルスイング改は攻撃力が属性ハンマー標準域、属性値でもトップでないのにLv1である。
    これにより攻撃寄りながら同じバランス型の真・王牙鎚【破天】に物理面で大きく突き放され、
    匠1で紫を出した神潰・雷禍烈震にすら簡単に追い付かれる。
    傀異錬成でLv2に拡張可能とはいえ、そのために使う4枠で他のハンマーはさらなる性能向上を図れてしまう。
  • なら作成時期の早さで出番を、と考えたいところだが、
    今度は全く同時期に完成するハイパーノヴァ改が立ちはだかる。
    スーパーノヴァ改の時と同じく斬れ味でこそフルフルスイング改が勝るものの、
    攻撃力・属性値どちらも負けており、さらに雷ハンマー唯一の素で百竜Lv3持ち。
    通常スロットLv2・Lv1・Lv1に防御ボーナスと山盛りのオマケもついている。
    斬れ味ケアや斬れ味延長にスキルを使いたくない、というケース以外は厳しい争いになるだろう。
  • どうにも折り合いが悪く、今回も下位と同じく早期登場による仮支え役という感はあるが、
    雷ハンマーのレベルが高すぎるだけで決してどうしようもない落第武器というところまでは行かない。
    性能での数少ないセールスポイントである、武器自体にLV4スロットがある点も活かしたいところ。
    • Ver.12での武器の重ね着実装により、最前線スペックでフルフルを振ることは可能になった。

余談

  • 「袋叩き」とは複数人で寄って集って一人を攻撃する事を指すが、
    この武器については見た目からして「袋で叩く」からフクロダタキなのだと思われる。
  • ハンマーを振る度にフルフルの鳴き声を発する。カプコンの遊び心だろう。
    特に縦3を入れるときの「ホワ ホワ ホワアアアヲ」は何ともいえない響きである。
    面白いと感じるか、うるさくて敵わないと感じるかは人それぞれであろう。
    • レウス(こっちは強化して外見が変わると声も変わる)や
      クックのハンマーも同じようにそれぞれレウスとクックの鳴き声がする。
  • 溜めるとほんの少し膨らむギミック付き。またフルフルの皮が素材のためか、
    抜刀時にぐにぐにと生物じみた不気味な効果音がする。
    その辺りの気味悪さはさすがにフルフル武器といったところか。
  • この武器はフルフル素材にしては血管などの見た目が少なく、ビジュアルも丸っこいのでちょっとかわいい。
    まあ、声が聞こえるし、溜めると歪になったりして結局は不気味なのだが。
  • なお、上述のように中身を見ることは禁じられているという設定だが、
    カメラアングルによっては袋の中身を見ることが出来る。
    中身は黄色い何か。雷光ゼリーでコーティングされたフルフルの赤身だろうか?
  • ハンター大全Gの武器紹介によれば、好奇心に負けて切り開き、内部を確認してしまった人物がいるらしい。
    しかしその構造を解析する事はできなかったという。
    やはり工房の技術というのは素人では理解できないほど高度なものなのだろうか?
    「袋に詰められた何かに食われた」とか「見た人全員が行方不明になった」みたいな話じゃなくてよかった
    • 本武器は雷属性のハンマーの為、使用者の安全を考慮して見てはいけないと伝えているのかもしれない。
      家電製品などの注意書によくある「ご自身での分解、修理はしないでください」的なものだろうか。

関連項目

モンスター/フルフル
モンスター/フルフル亜種
武器/フルフル武器


*1 具体的には、風纏い時クシャルダオラの頭(打撃55雷35)でスイより低くマグニより高いダメージ期待値であり、リオレウス希少種の頭(打撃40雷30)でスイを微差で上回る