武器/シェルバレット

Last-modified: 2023-11-21 (火) 08:04:44

アルセルタスの素材で作られたライトボウガン。
徹甲虫の素材による滑らかな回転機構が効率よく弾丸をばらまき、獲物を速やかに屠る。

目次

概要

  • 見た目はガトリングガン。あまり類例のない機械感バリバリのライトである。
    過去にロングバレル装着でガトリング砲身が姿を現す銃があったが、こっちはである。
    また構えていると銃身が回転するという徹底ぶり。
    • 強化を重ねても説明文ではアルセルタスがメインでゲネル・セルタスは出てこない。
      つまり、たとえ最終強化にゲネル・セルタスの素材しか使わなかろうが
      この武器は説明文的にはアルセルタス武器であり、
      ゲネル・セルタスの助けなど借りていないということになる。
      あの鬼嫁にアルセルタスが勝利した数少ない事例…なのだろうか?
      • まぁ「軽」量級の兵士の素材から作られた「ライト」ボウガンなのに
        「重」量級の女帝がメインになったらそれこそアルセルタスの立つ瀬がないが。
        …と思ったらMHXで登場したヘビィボウガンもアルセルタス武器扱いだったが。
        まあ本編ではアルセルタス自身が飛び道具扱いだが
      • またMHXからは機銃ストラフィング派生はゲネル・セルタス素材がメインに記載されている。
        MH4(G)時代はともかく現在は他のセルタス武器同様初期段階はアルセルタス、
        派生後はゲネル・セルタス扱いに落ち着いているのだろう。
    • 余談として、MHX系統には外見にピッタリの弾丸を高速連射できる狩技が存在する。
      残念ながら見た目ほどの威力は期待できないものの、イメージを優先するならぜひセットで使ってみよう。
  • セルタスシリーズと組み合わせると、非常によく似合う。
    スキルも徹甲榴弾追加が有効に機能するので、好相性。

性能

MH4

  • 生産時に必要な素材は、徹甲虫の角2本に甲殻が6個、後は甲虫の腹袋1個。
    ほぼ間違いなく、アルセルタス素材より甲虫の腹袋の方がひっかかる。
    今回は旅団にオルタロス討伐クエがないので、集会所のブナハブラ討伐クエのサブ狙いが一番楽だと思われる。
  • 散弾と毒弾、水冷弾の扱いに長けたライト。
    …というか一段階強化のシェルガトリングでも、速射対応弾は水冷弾ではなく毒弾である。
    5発装填&速射対応と、本来の毒使いであるイーオスのライトを上回るほどである。
    セルタス一族が戦闘に毒を用いることは一切ないのだが…?
    ブレが初期状態から右/大とクセが強いが、ガンナーにはうれしい防御力UPの特性がある。
    • 最終強化の蜂巣リボルヴァルカンでようやく水冷弾速射に対応。
      水冷弾速射が可能なライトでは最高の247という攻撃力により、水弱点相手には滅法強い。
      というか水属性に関しては黒龍のライトを上回る
      また毒弾もLV2毒弾3発+速射により、圧倒的な蓄積値を誇る。
      水冷弾+毒弾の速射…この組み合わせ、何か思いつかないだろうか?
      そう、この銃はグラビモス亜種に対して圧倒的なアドバンテージを誇る銃なのだ。
      強力な新技を引っさげて緊急クエストに登場する本種は大きな壁となることが多いのだが
      毒弾速射で常時毒に侵し続け、水冷速射であっという間に討伐することが可能。
      作製時期からいっても、グラビモスだけを殺す機械と言っていいだろう。バグだけに。
      一方で物理弾に関しては散弾が比較的多く扱えるぐらいで平凡なので、相手を選ぶライトである。
    • おまけの防御力ボーナスは+30と比較的高め。
      今作では裸で挑むことでおなじみのバキクエの相手が水属性弱点のブラキディオスと言うこともあり、
      ライトボウガンで挑む場合はこの武器が最適解かもしれない。
  • 上位武器のインセクヴァールカンにすると、LV2毒弾が装填可能&速射対応だが、
    その代わりLV1毒弾の装填数が減るという妙な特徴がある。まぁそれでも3発装填なので十分使えるが。
  • ちなみに、最終強化までしてもレア度は5止まり。
    リミッター解除はできないため、毒弾や水冷弾の速射を活かした運用をしていこう。

MH4G

  • G級の強化先として機銃ストラフィング→機銃砲バタルビトリアが追加された。
    カラーリングは亜種カラーではなく従来のカラーを濃い目にしたような感じになっている。
    • 機銃ストラフィングからは弾倉が追加されている
      よりガトリング感バリバリになったがこの武器の様な特殊効果は無い。ただの飾りである。
  • 性能だが、攻撃力は377。生産水冷弾速射ライトの中ではこれに次いで2番目に高い。
    防御力も45までアップしている。
    亜種の素材を用いた為に麻痺弾が速射に対応しており拘束力も行える。
    毒弾速射もあるのでやはりグラビモスには大きなアドバンテージがある。
    …が、毒弾はLV2ではなくLV1に差し替えられてしまった。何故だ。
    これにより毒を入れる性能に限っては強化前のリボルヴァルカンに劣ってしまっている。
    • LV2毒弾は1発あたりの蓄積値が高い代わりに装填数・リロード速度・反動などで劣る事が多いのだが、
      リボルヴァルカンのLV2速射とストラフィング以上のLV1速射を比較してみると・・・
      この系列は何故かLV2の方が装填数が1発多い
      リロード速度は装填速度スキルをつけずデフォの「普通」のままだとLV1もLV2も中程度になり同じ、
      反動は速射なので連発数が少ないLV2の方が単純に硬直が短くて済む、
      それでいてワントリガーあたりの蓄積量はLV1だと25×3=75しか無いのに対し
      LV2は50×2=100も蓄積できるのでLV2の方が強く、LV2速射の方がどこを取っても強い。
    • 調合素材でもLV1毒弾は10個しか持てない毒テングダケなので
      相手によっては弾切れを起こして途中で毒を入れられなくなってしまうのに対し、
      LV2毒弾は99個持てるイーオスの毒牙なのでまず弾切れを起こす事が無い。
    • もちろん毒弾以外の性能はパワーアップするものばかりなので強化するだけ損と言う訳ではないが、
      素材が余っているなら毒専用ボウガンとしてもう1つ作るのもアリだろう。
  • 前作ではできなかったリミッター解除ができる様になったが、
    一部弾の装填数が増えたくらいでラインナップは変わらないため、速射で運用した方が使い易いだろう。
    また、バタルビトリアへの強化に特濃重甲エキスが要求されるのに注意。

MHX

  • 今作ではセルタス夫婦共々上位からの登場となる。
    生産時点ではシェルバレットで、そのまま最大レベルにするとインセクヴァールカンになる。
    その性能は
    • 及第点の攻撃力200
    • もはや絶望的なブレ左右大
    • 散弾を使えと言わんばかりの反動
    • 残念ながらスロット0
    散弾を撃ちなさいと言わんばかりの構成だが、肝心の散弾装填数はLV1から順に2/3/3としょぼい。
    武器内蔵弾も毒煙弾、榴散弾、硬化弾と使いにくい種類なのも痛い。
    おまけにLV1通常弾の装填数が1発、速射は装填数が死んでいるLV1通常弾とLV1散弾と
    はっきり言ってインセクヴァールカンを使うのはオススメできない。そう、インセクヴァールカンは
    • 他方、同じ「シェル」の名を背負い
      本作にて新登場した蟹の甲殻を背負う水属性散弾銃
      圧倒的な性能差があり、サポート特化の散弾銃として広く愛用されている。
      これも、インセクヴァ―ルカンが見向きもされない不遇の現状にさらに拍車を掛けている。
  • 獰猛化ゲネル・セルタスの素材を組み込む事で機銃ストラフィングとなり、
    更なる強化で機銃砲バタルビトリアが完成する。
    性能は
    • 文句無しの攻撃力220
    • 暴れ撃ちやブレ狙撃も可能なブレ右大
    • セルタス武器らしく復活した防御+20
    • 大幅にラインナップが変わったというか4Gと同じであるLV1水冷弾、LV1毒弾、LV1麻痺弾の速射
    • 同じくガラリと変わった武器内蔵弾LV2氷結弾&LV2水冷弾と鬼人硬化弾
    • 散弾を使う上で最低限の反動中*1
    • こちらもスロット0
    大きく内容が変わり、サポートもこなせる散弾銃へと成長した。
    麻痺弾速射で動きを止め、毒弾速射で毒に浸し、弱点ならば氷結弾や水冷弾で攻めていける。
    特にアルバトリオン等は散弾が弱点に収束するので相性は良い方。
  • ライバルは満を持して復活した、ライト界で名散弾銃として知られるアルデバラン
    あちらは味方にSAを付与して散弾を回し撃ちする等、火力に徹した戦術が可能なので、
    こちらは状態異常や属性弾等で差別化していきたい。

MHXX

  • 上位までではがっかりな性能だったインセクヴァールカンだったが、G級派生は一味違い、
    • 限界突破直後ではありがちな攻撃力230
    • 速射対応弾はそのままのLV1通常弾、LV1散弾
    • 通常弾3/7/8、散弾4/5/5と速射弾が倍以上に増加し、それ以外も実用的なレベルになった装填数
    • 突如現れたスロット3
    と、一体何があったと言いたくなる程の強化を施され、一級品のLV1散弾速射ボウガンになった。
  • さらに究極強化でも強化は続き、MH4時代の蜂巣リボルヴァルカンの銘を再び冠した。
    その性能は
    • 攻撃力は究極強化では平均的な320
    • 物理弾の装填数はさらに伸び、通常弾5/7/9、散弾5/6/5発に
    • 水冷弾が5発装填になり、おまけでLV1拡散弾が2発装填に
    • その他の性能は据え置き
    上位までの体たらくは何だったのかと言いたくなる程まともな性能になった。
    とはいえ、ブレ左右大と対応弾数の少なさから出来る事が少ないボウガンなのは相変わらず。
    限界突破はG★1ですぐにできるが、あとは究極強化まで強化段階がないため、
    攻略用の散弾ライトとしては厳しい部分がある。
    ただし、究極強化に必要となる才覚の証3つはG★4のキークエストをこなす過程で手に入るため、
    嫁のレア素材に悩ませられなければ完成時期自体は他武器と比べても早い。
    • すさまじいブレでやたらと連射の多いLV1通常弾を放つ姿は、
      そのルックスも合わせて正しく機関銃といえるだろう。
      実際の機関銃で散弾を撃つことはないのだが、
      こちらは『弾丸をばら撒く』というイメージでのチョイスだろうか。
  • そして、もう一方の機銃砲バタルビトリアは究極強化で銘を機銃砲ズィクビトリアと改める。
    その性能は
    • やや高めの攻撃力330
    • 速射対応弾は変わらずLV1水冷弾、LV1毒弾、LV1麻痺弾
    • 散弾が6/6/5発と1発ずつ増え、通常弾も8/8/9発とこちらも十分な装填数に
    • LV1毒弾が1発増え4発装填に、さらにLV2麻痺弾が2発装填になり実用性が向上
    • 速射対応のLV1水冷弾が一級品の6発装填に。LV1氷結弾も5発装填に増加
    • 内蔵弾はLV2水冷弾が6発装填で42発内蔵。
      LV2氷結弾は5発装填で45発内蔵とLV2水冷弾より内蔵数が多い
    • 残念ながらこちらは据え置きのスロット0
    上位と変わらず毒・麻痺弾速射を軸に散弾銃としては勿論、
    水冷と氷結を使える2属性ライトや通常ライトの代用としても使える使い回しが効く一品になった。
    • こちらは獰猛ゲネル・セルタス素材が必要なため完成時期はHR解放後だが、
      限界突破やLV4→LV5間に比べてLV5→LV6間の性能強化幅はそう大きくはないので
      LV5のままでも実用的な性能を誇る。

余談

  • 武器銘に「ヴァールカン」とあるからには「ガトリング砲」では無く「バルカン砲」なのだろうが
    では「ガトリング砲」と「バルカン砲」では何が違うのか?
    実の所「バルカン(Vulcan)」は、
    アメリカのさる株式会社が開発したとあるガトリング砲の「製品名(登録商標)」である。
    つまり「バルカン」は数ある「ガトリング」の内の一つに過ぎず、
    「機関砲」と言う意味合いで「バルカン」を用いるのは本来誤用である。
    鷹の爪がトウガラシの1品種なのと似た様なものだろう*2*3
    そもそも、根本的な機工としてはボウガンなのだからガトリングでもなんでも無いのだが。
    • ちなみにバルカン(ヴァルカン)とは本来、ローマ神話に登場する火の神「ウルカヌス」の英語読みを指す。
      火の神の名称と言うことでイメージしやすいのか、武器や兵器の名前としてもよく使用された。
      上述のガトリング砲の商品名として登録されたのもその結果である。
    • また、ヴァールカンと伸ばしていることからどこぞの武闘家の掛け声を思い出す人もいるかもしれない。
      バアァァァァァルカン!
      武闘家のくせにバルカンを使うとはとんでもない奴だと思うかもしれないが、
      諸々の事情から対戦相手も平然と使ってくる上に、
      狙撃銃・念波誘導兵器・ビームなどより強力な飛び道具も飛び交っているので大した問題ではなかったりする。
  • MH4系ではこの武器からの派生で、ロンナークプシカレイofヴァイスという二つのライトができるが、
    これらのライトは全て基本性能が同じである。
    • リロード普通、反動中
    • 通常弾は全て装填可能、散弾はLV1、2
    • レベル1拡散弾が一発だけ入る
    • 回復弾と麻痺弾は共にLV1のみ
    以上の特性はこの3系統のライト全てに共有である。
    もちろん、細かい装填数や速射対応弾で差別化されているが、
    同じ武器から派生していることがここまでわかりやすいのは珍しい。
  • MHWorldにて「機関竜弾」という機関銃のように高速で弾をばら撒く特殊弾が実装された。
    完全にガトリングなこのボウガンで撃てたらさぞ似合うことだろうが、
    残念ながら機関竜弾はヘビィボウガンの特殊弾。
    仮にMHWにセルタス夫妻が来てこのボウガンが作れても残念ながら使えない。
    • 後のMHR:Sにおいてガトリング砲型ボウガンの後輩で、
      見た目通りに機関竜弾を撃てるヘビィボウガンが登場した。
      性能は機関竜弾を除けば見た目と裏腹に大砲の系統だったが。

関連項目

モンスター/アルセルタス
モンスター/ゲネル・セルタス
武器/セルタス武器
武器/チャージグリフサルト - アルセルタス素材のヘビィボウガン。こちらの説明文もアルセルタス押し
武器/ハニーコーマー - その名もズバリ『蜂の巣』である、ランゴスタ素材のヘビィボウガン


*1 LV2散弾までは反動中、LV3はやや小ならば無反動で撃てる。MHXのシェルバレット系列ならばサイレンサーでLV3を無反動で撃てる。
*2 「無限軌道(履帯)」を『キャタピラ』、「ロードコーン(パイロン)」を『カラーコーン』、「波消ブロック」を『テトラポット』と呼ぶ等々類例も多々あるが、何れも特定企業の登録商標。エスカレーターも元々登録商標だが、他に適当な呼び方が無く、開発した会社も登録を破棄したのでエスカレーターが正式な名前になった特殊な例もある
*3 因みにバズーカは登録商標でも正式な名称でもなく、特定のロケットランチャーの「愛称」である