武器/スキュラフィスト

Last-modified: 2023-11-29 (水) 01:59:41

MH4から登場する、ネルスキュラの素材で作られた弓。
細身ながら、強くしなやかな素材が矢に目を見張る破壊力を与える。

目次

概要

  • ネルスキュラの白い甲殻と、極細の糸で作られた剛射タイプの弓。
    高級感と不気味さの際立つスキュラ武器の中でも、ひときわ不安をかき立てる見た目をしている。
    特に蜘蛛の苦手な人には生理的な嫌悪感を抱かせるかもしれないが、好きな人にはたまらないものである。
  • フィストと聞くと多くの人が「拳」を連想するかもしれないが、
    実際は拳とは程遠いフレームの細い武器である。
    そのフレームにはネルスキュラの長い爪が放射状にあしらわれ、まるで手のような形状をしているため、
    銘の由来となったのは“fist”の持つもう一つの意味の「手」の方であろう。
  • 5つに枝分かれした上部のフレームが特徴。その内の1本が納弓時にハンターの脇腹に刺さっている。
    上位版に強化すると枝分かれが1本増え、さらにそれぞれの大きさが同じになり、かなり横幅の広い弓になる。
    納弓するとこの内の1本がハンターの胴の前に来るため、弓がハンターに絡みついているかのように見える。
    同時に弦は中心から何本も蜘蛛の巣状に増え、
    フレームを大きく支えるように張り巡らされる秀逸なデザインとなる。
  • ネルスキュラ、ブナハブラゲネル・セルタスといった虫モンスターの素材を中心に強化してゆく。
    レア素材をあまり必要とされないため、作成・強化の難易度は比較的低い。
    ただし上位最終、G級最終強化には
    それぞれ何故これが必要なのかと問い詰めたくなるようなレア素材が求められる。
    途中派生はせず、ネルスキュラ亜種の素材も用いて最終的にボールドボイドウェブとなる。

性能

MH4

  • おそらく多くのアーチャーが最初に手にする剛射弓。
    睡眠ビン強化機能を持ち、強化はないが毒ビンも装填できるなど、
    搦め手を用いて翻弄するその戦い方はネルスキュラそのもの。
  • 弓としては高会心率の連射弓に分類されるタイプになる。
    生産段階から会心率が20%と優秀で、最終強化のスキュラルシュレッダは驚異の会心率40%を誇る。
    また、上位武器のスキュラルハガーIからは覚醒を得る。
    • しかしネルスキュラはゲリョスの皮で補うほど雷が苦手である。
      なぜわざわざ自分の弱点を解放させるのだろう?
      • 雷弱点≒通電しやすいということであるため、
        確かに電気を帯びさせやすいと解釈することもできる。
        ただ、その電気は一体どこから来るのかは謎である。
    • スキュラルシュレッダは地味に溜め2が連射5だが、
      覚醒させても属性値が低いので、溜め2中心の立ち回りは非効率だろう。
    • 一応後述のイベント武器が出るまでは、唯一の雷剛射弓ではあるという個性があった。
  • 決して悪い性能ではないのだが、強撃ビンが装填できないこと、
    連射弓はライバルが多いこと、睡眠ビン強化は地味な特性であることからやや影は薄い。蜘蛛だけに
    ティガアロー系統ユミ系統勇気と希望の凄弓や増弾必須だが覇弓レラカムトルム
    ラスボス武器の神算鬼謀に穿つヨイチ、さらに聖なる弓も全て連射弓である
    (ヨイチ以外全て強撃ビンが使える。さらに聖なる弓は剛射覚醒で雷属性を備えている)。
    生産難易度の低さや数少ない雷連射弓であることを活かして頑張ろう。
    マルチプレイなら連射と剛射で味方を巻き込まずに部位破壊と素早い状態異常蓄積を同時に狙う、
    いぶし銀なサポートができるかもしれない。
    睡眠爆殺が有効かつ比較的身体が小さめのキリン相手には相性が良い。
    • 雷連射弓として考えると、ライバルは前述の聖なる弓のみとなる。
      あちらと比較すると、属性値、対応ビン、溜め4の使いやすさ*1で劣っている代わりに、
      溜め3のレベル、会心率、スロット、睡眠ビン強化、そして何より作成難度に優れており
      差別化はできている。
      それにしても、どうして雷連射弓は要覚醒のものしかないのだろうか…。
  • とりあえず剛射を使ってみたい人は闘技大会「ジンオウガ亜種」がオススメ。
    支給品にはなんと強走薬グレートが入っている。
    強走効果中は剛射が使い放題であるため弓とは思えない程の手数を実現でき、ぶっちゃけ物凄く強い
    弓に必須とされる集中スキルは無いが、ソロでのSランクも十分に狙えるポテンシャルを持つ。
    旧作品の弓しか使ったことの無い人はその手数に驚愕することだろう。

MH4G

  • MH4Gでは通常種のG級素材を使用してスキュラヴァルアローに、
    そこから亜種の素材を投入しボイドウェブを経て、最終的にボールドボイドウェブに強化される。
    ボイドウェブからは亜種の体色を反映してフレームが黒っぽくなり、シャープな印象になる。
  • この武器自体にフルフル素材は使わないが、亜種はフルフルの皮を纏っているため、
    覚醒での雷属性にある程度は説明がつくようになった。
  • 攻撃力は312と低めだが会心率が50%あるため、期待値は351となる。
    強撃瓶追加が必須になるとはいえ、これは同じ剛射連射弓の魔弓グリモワールよりも高い。
    残念ながら麻痺ビンは装填可能にならなかったが、睡眠ビン強化は変わらず。
    覚醒で現れる雷属性も上昇したものの、やはりG級武器としては物足りない。
    しかし会心率は50%にまで達するため、
    会心撃【特殊】会心撃【属性】を付けた構成も視野に入れるといいだろう。
    また「覚醒で属性が付く状態異常ビンが使える連射弓」ということで、
    奥義及びマゴグシリーズとの相性は良好。
  • 見切りマスターと挑戦者+2を発動することで、怒り時のみ会心率が100パーセントになる。
    この状態なら会心撃がどちらも確定で発動するようになるが、見切りマスターが30ポイントと非常に重いこと、
    挑戦者もGXハンターのおかげで楽になったは良いが、
    それでも相応に重いこと、さらに会心撃が7スロスキルであること、
    弓ゆえに集中が欲しいことを考えると、非常に重たい。
    特に属性は覚醒必須なので、重いどころか、如何なるお守りを用いても発動できない。
    • 力の解放+2なら単品で会心率100パーセントに加え、スタミナ消費が減る効果までついてくるが、
      こちらはもともと有効活用の難しいスキルなのでロマンの域は出ない。
    • 弓に乗る会心撃【特殊】の効果は属性値が1.5倍にもなるので、
      睡眠ビンなら元の強化と併せて計2.25倍となる。
      力の解放が発動していない時は睡眠ビンを使わないという使い分けもできるので、
      上手く扱えばかなりの回数眠らせることができるだろう。
  • しかもここまでやって、キリンが3回眠る程度でしかない。さらにキリン相手となるとボマーが必要になるが、
    ボマーを発動しようとすると特定の神おま1個のみしか、発動条件を満たすお守りが該当しない。
    浪漫は有るには有るが、素直に強撃ビンを追加して運用した方がよい。
  • なお、最終強化に太古龍骨と轟竜の天鱗とを要求されるため、作成難度は相応に高い。
  • 恐らく最終強化のボールドボイドウェブは「World Wide Web(ワールドワイドウェブ)」の捩りであろう。
    URLに入っている「www」がそれである。
    決して(笑)(笑)(笑)などではない
    • bold(ボールド)は「大胆な」、void(ボイド)は「空虚な」、
      そしてweb(ウェブ)は「蜘蛛の巣」という意味である。

MHXX

影射ネル=アルタ

  • MHXではお休みだったネルスキュラの再登場に伴いこの武器もめでたく復活。
    一発生産かエクラアルクLV2からの派生でスキュラフィストを入手できる。
    なお、G級生産でいきなりネルスルペレザ(LV3)を手に入れることも可能。
    究極強化で影射ネル=アルタへと進化する。その性能は…
    • 控えめな攻撃力310
    • やっぱり高い会心率40%
    • スロット2
    • LV1強撃、毒、睡眠、ペイントビンに対応(もちろん睡眠ビン強化)
    • 溜め段階は貫通LV2-連射LV5-連射LV4-(拡散LV4)
    • 曲射は集中型
    期待値こそ高いものの、LV2強撃ビン未対応がやはり痛い。
    ここまでなら睡眠ビン強化以外の特色は特に無い弓だった。
  • 現在ではイベントクエストを使えばネルスルペレザLV5をG★1で入手出来るが、
    此方はネル=アルタより攻撃力が20低いだけで他の性能はすべて同じであり
    たとえLV2強撃ビン非対応であってもその火力はダントツである。
    上位弓であっても勇猛と光明の凄烈弓や斬竜弓ブライドあたりならイベクエも難しくなく、
    やや影の薄い存在から一転、攻略時の有力な連射弓候補に化けた。
  • そして、もう一方の系統は更に化ける。
    攻略時はネルスルペレザを使い、ランクが追いついたら乗り換えるというのも手だろう。

スキュラヴァルアロー

  • ネルスルペレザLV3からスキュラルハガーに派生し、
    シャガルマガラの素材を加えてスキュラルシュレッダへと強化、
    更に獰猛化ネルスキュラやラスボスの素材を投入する事によりスキュラヴァルアローへと強化できる。
    その性能は
    • 少し上がった攻撃力320
    • その分下がった会心率30%
    • 1つ減ったスロット1
    • LV2強撃、毒、睡眠、ペイントビンに対応(やっぱり睡眠ビン強化)
    • 溜め段階は貫通LV2-連射LV5-連射LV5-(拡散LV3)
    • 曲射は集中型
    LV2強撃ビンに対応し弱点を克服(ついでに期待値も少し上がっている)。
    装填数UPが必須となるウプウアウトレギオンを除くと、
    なんと連射弓で最高の期待値を誇るという大出世を遂げる。
    ヘビィボウガンと同じく今作のスキュラガンナー武器は恵まれている。
  • ライバルとなる連射弓はウプウアウト、轟弓聖なる弓G隻眼大弓あたりだろうか。
    • ウプウアウトは装填数UP必須だが、
      ブレイヴスタイルでの溜め3剛(連)射運用ですらこちらを上回るDPSが出る。
      超会心を考慮しても1%程度向こうが上で、
      その上向こうは立ち撃ちなら溜め4運用だとさらに火力が上がるので、単純な火力では及ばない。
      こちらは装填数UPが要らないので他のスキルで火力や生存性を盛って対抗しよう。
      またあちらは状態異常ビンが一切装備できない為、その点でも優位に立てる。
    • ウプウアウト以外は強撃ビン全LV装填、そして全状態異常ビン装填or狩技ゲージの補助などの特性を持つ。
      継戦能力では彼等に道を譲ることになるだろう。
      • ただし、聖なる弓Gを除く3つは全部曲射が爆裂型なので
        ブレイヴスタイルだとマルチプレイでは扱いづらい。
        スキュラは集中型なので安心してマルチにも担いでいける。
  • 何気に溜め2の時点で連射LV5であることから、エリアルスタイルとの相性もいい。
    弓のエリアルスタイルはMHXXで強化されたため、普段と違う事をしたい場合には選択肢にも入ってくるだろう。
    睡眠ビン強化をうまく生かせば本職には及ばないまでも中々の拘束力を発揮する。
    ただ、エリアルと連射との相性自体は微妙なため、
    拘束もやりたいが連射での地上戦もやりたいという中途半端な運用である事には留意しよう。

関連項目

モンスター/ネルスキュラ
モンスター/ネルスキュラ亜種
武器/スキュラ武器
武器/スアルクピウス - 弦がクモの巣になってる弓仲間


*1 聖なる弓は溜め4初期解放かつ連射LV5