- 種族
- 鋏角種(鋏角目 スキュラ科)
- 別名
- 影蜘蛛(かげぐも)
- 英語表記
- Nerscylla
- 危険度
- MH4・MH4G・MHXX:★4
- 登場作品
- MH4, MH4G, MHXX, MHST, MHST2, MH-R
目次
生態・特徴
- ハンターズギルドから《影蜘蛛》と通称される大型モンスター。
その呼び名の通り、巨大な蜘蛛のような不気味な姿をしており、
そのシルエットは本種の発見以前に確認されていたモンスターとは大きく異なる。
頭部に特徴的な伸縮自在の大顎状の器官「鋏角」を有していることから、
近年になって新たに確立された分類カテゴリ「鋏角種」に分類されることとなった。
- 地底洞窟や原生林などでの目撃情報が多い。
自分の縄張りとした場所に腹部から産出する強靭な糸を用いて巨大な巣を作り上げ、
そのテリトリー内に迷い込んできた獲物に積極的に襲い掛かる。
ネルスキュラの生息域では周辺地域の村人や家畜などが気付かずにその縄張りに侵入してしまい、
結果としてネルスキュラに襲撃されるという被害が多数報告されているという。
地底洞窟に存在する巣は、洞穴の広大な空間を覆い尽くさんばかりの規模を誇り、
その中心部には捕らわれた数多の獲物の亡骸が糸の塊に包まれてぶら下がっているという
異様という他ない陰惨な光景が広がっているらしい。
なお、影蜘蛛は基本的にテリトリーである巣から離れる事は無いが、
時折巣を変更するため、それまで暮らしてきた巣を完全に放棄して大移動する事がある。
この移動の最中に思わぬ場所で遭遇してしまう事もあり、そのような点からも危険性は高いとされる。
- 特筆すべきは捕食した獲物の表皮などを剥ぎ取り、それを自らの身に纏う習性を持っている点である。
例としてバルバレ管轄地域に見られるネルスキュラは毒怪鳥ゲリョスを好んで捕食するが、
その際に捕食したゲリョスの外皮を剥ぎ取り、それを外套のように纏うことが確認されている。
本来ネルスキュラは電撃を大きな弱点としているが、絶縁性に富んだゲリョスの外皮はその弱点を補うため、
ネルスキュラにとってゲリョスは非常に理想的な食糧兼素材元であると言える。
獲物を捕食するだけでなく、その素材を利用して自らを強化するという生態は、
数多く存在するモンスターの中でも極めて珍しい特性であり、
同時にネルスキュラの本能的な知能の高さを表していると言えよう。
なお、後述する鋏角や背部の棘に含まれている猛毒についても、
実は捕食したゲリョスから同時に摂取した毒をネルスキュラ自身が攻撃に転用したものである。
時おりネルスキュラは巣や天井にしがみ付き逆さまになったままじっとしていることがあるが、
これは外殻からにじみ出るゲリョスの毒を背中側に滴らせることで結晶化させ、
背部に毒棘を形成および摂取した毒素をこのような形で貯蓄する行動だと考えられている。
その際には結晶化しきれなかった毒液が地面に垂れることとなるが、
ネルスキュラはこの毒液で地面の獲物や外敵を攻撃できることも理解しており、
戦闘中には故意に敵の頭上でこの体勢を取り、毒液を浴びせてくることがある。
- 戦闘においては元来長けている機動力に加え、
縄張り一帯に張り巡らされた巣と地面を縦横無尽に行き来し、
相手の頭上や背後、真下から奇襲を仕掛ける戦法を得意とする。
また、腹部から吐き出される強靭な糸で拘束したり、その糸を手繰り寄せて獲物を引き込んだり、
発射した糸を地面や壁などに貼り付け、その伸縮性を利用して突撃を仕掛けたりと、
非常にトリッキーな動きを見せる事でも知られている。
上記したように背部の結晶から猛毒液を滴らせることで眼下の対象に毒を浴びせるほか、
腹部には睡眠性の毒を含んだ鋭い針を持ち、接近戦を挑んでくる獲物を昏倒させてしまう。
自慢の鋏角は摂取した出血性の毒を豊富に有しており、断ち切るように挟み込んで牙を深々と食い込ませ、
更にその傷から直接猛毒を注入することで外敵に致命傷を負わせる。
一方で鋏角は物々しい見た目に反して外部からの攻撃には脆く、
この鋏角での攻撃はネルスキュラにとっても大きなリスクを伴う。
ネルスキュラ自身もそのことを理解しているのか糸や睡眠毒で動きを封じたり、
爪による攻撃で牽制をした後に行ったり、蔦や巣から這い上がりながら行うなど
外敵の隙や不意を突く形で行うことが多い。
一部の強靭な個体は自ら蓄積した毒の成分がより強くなっており、
腹部の毒針より分泌される毒も睡眠性のものから濃縮された出血毒に変じている場合がある。
このように多彩な毒や糸を利用した独特な戦法を用いることから、
経験を積んだハンターにとっても大きな壁となり得る存在であり、
その危険性は一般に知られる鳥竜種を凌駕し、中型飛竜にも匹敵するとされる。
なお、興奮すると通常は青い目が赤く変色し、腹部の裏側に赤い斑紋が浮かび上がる。
- 上記の通り、獲物の外皮を纏っている個体が多いためにあまり知られていないが、
本来のネルスキュラの外殻は、一部の毒々しい模様を除けば美しい白色である。
この外殻は色合いの美しさから女性からの人気が高く、高級品として取引されている。
また、その外殻は強度の割に非常に軽く、
これを利用した武具は機能美と機動力を両立した工房の意欲作として高く評価されている。
概要
- MH4にて新たに登場したモンスター。
亜種については下記の記事を参照されたし。- モンスター/ネルスキュラ亜種(骸蜘蛛、MH4Gより登場)
- モンスターハンターシリーズ初の蜘蛛型モンスターであり、
種族も今まで大体の虫が入っていた甲虫種ではなく、新たな種族である鋏角(きょうかく)種となっている。
この鋏角というのは頭部に隠し持っている大顎状の器官を指しているらしく、
その器官で強烈な攻撃を仕掛けてくることもある。
尤も、一般的な蜘蛛は御存じの通り8本脚であるが、
ネルスキュラの脚の本数は6本であり、そのうちの2本は鎌状に発達しているなど、
現実の蜘蛛とは決定的に違う特徴がある。
- 蜘蛛がモチーフであることから、自らの特性を生かしたトリッキーな戦法を好む。
特に、突進や拘束など、糸を絡めた攻撃が多く、
その知性の高さに予想外の苦戦を強いられたハンターは数しれない。
拘束後は必殺技や毒や睡眠がついた攻撃を容赦なく行う。
その様子は正に捕食者である。- そしてネルスキュラの最大の特徴は、分類にもある通り鋏角である。
この鋏角には毒が仕込まれており、普段は隠されているが、
狩猟中に引き出して挟み込むことで強力なダメージと毒を与える。
- 見た目にも主に鎌に似た腕や毒々しい紫の外套の下に隠された美しい体など、死神を連想させる要素が多い。
そのスタイリッシュな姿から女性ファンや海外ファンからの人気が高くもあるが、
蜘蛛の象徴でもある青い6つの目や気持ち悪い腹部もしっかりと残しており、かなり不気味である。
嫌いな人はとことん嫌いになる見た目である。
背中には巨大な紫色の水晶のような棘が多数飛び出している。
これはネルスキュラの生態上重要なもので、攻撃にも転用できる便利なシロモノである。
- そしてネルスキュラの最大の特徴は、分類にもある通り鋏角である。
- 肉質は見た目の通り脚や爪などはやや硬めで、顔と腹が柔らかい。
切断は腹の方が、打撃は顔の方がよく通るという違いはあるが、
いずれにしても顔・腹ともにどの武器でも肉質50以上はある。
ただし背中のトゲ破壊前に限り、弾は何故か背中のトゲが一番通る。
- 部位破壊箇所は背中の毒棘、身に纏っている外套、そして前足の爪。
- このうち、爪の部位破壊を行うと左爪が丸々もげる。
ショウグンギザミのように刃部分だけ無くなるとかそういうレベルではなく、
爪先から根元近くまで木っ端微塵に砕けてしまうのである。
尻尾以外の体の一部分が欠損するモンスターはボルボロスに次いで2体目となるが、
こちらは部位が部位なので、初見にはいささかショッキングな描写である。
爪の素材が欲しい、という人はある程度覚悟した方がいいかもしれない。
左爪が無くなる関係上、爪での攻撃の範囲が狭くなり、
此方の攻撃を爪に阻まれ難くなるので立ち回りは楽になる。
ついでに破壊後の姿が姿なのか、当のネルスキュラも左爪をもがれてのけぞった直後、
一体何が起こったのかと言わんばかりに左爪を見る動作が確認できる。
- このうち、爪の部位破壊を行うと左爪が丸々もげる。
- 戦闘エリアも広大な蜘蛛の巣。
現実世界での大型のクモはその体を糸で吊るのが困難なため、地中などで暮らしている種が多いのだが、
ネルスキュラは巨体の割に軽いのか、それとも糸がものすごく丈夫なのか、
エリア一つを覆い尽くしそうなほど巨大な巣を作って暮らしているようだ。
あの大きさなのだから相当大きな餌が必要なのだろう。
また、ファミ通や公式サイトの情報によると、巣に迷い込んだ村人や家畜などの被害が絶えないそうである。
しかも、この巣は地底火山でも殆どが崩れていない。
それどころかマグマを堰き止めていたのが他でもないネルスキュラの糸なのである。
糸に何かしらの耐火・耐熱性を持たせる工夫が施されているのだろうか。
それとも、純粋にマグマの熱にも耐える恐ろしい強度を持っているということか。- 主な生息地となっている地底洞窟の巣やツタの張ったフィールドの地面を見ると
糸に包まれた、どこか見覚えのある翼と頭がぶら下がっているのを確認できるが、
よく見るとこの不気味な物体は全て捕獲されてしまったゲリョスである。- 但し、後者については皮はどうやら残っているようだ。
そのサイズが通常戦う個体より小さいことから、成長過程にある個体である可能性もある。
となれば、未熟な個体である(=皮も未熟)がゆえに捕食だけされて放置されたのかもしれない。
見るに耐えない無残な状態になっているゲリョスは、ネルスキュラの不気味さを一層引き立てる。 - 但し、後者については皮はどうやら残っているようだ。
- 主な生息地となっている地底洞窟の巣やツタの張ったフィールドの地面を見ると
MH4
- 糸を使った突進攻撃を仕掛けたり、尻から糸を出して天井から降りてきたり、
糸を飛ばして拘束してきたりと自らの特性を生かした攻撃を多数持つ。
巨体に反して意外に身軽で、こちらの攻撃をひらりひらりと回避しながら攻撃してくるため、
慣れないうちはなかなか動きを見切れず苦戦する。乗り状態なども駆使して攻撃を加えていこう。
また、蜘蛛の巣の表裏面を駆使したトリッキーな攻撃パターンも繰り出してくる。
姿が蜘蛛なだけに、よりリアルに感じられる。
- 吐き出した糸はしばらくその場に残り、触れたハンター達を糸拘束状態にして拘束してしまう。
この状態だと行動不能になるばかりか、ネルスキュラに引き寄せられて更なる追撃を喰らってしまう。
糸拘束状態は消散剤で解除できるほか、急いでレバガチャすれば追撃を喰らう前に振り解くことができる。
- 腹部には睡眠性の毒の仕込まれた針を持っており、これで敵を突き刺して昏倒させることもある。
上位になると睡眠針が無くなり、こちらも猛毒の針になる。
- 背中には巨大な紫色の水晶のような棘が多数飛び出しており、
この棘からも毒を分泌し、ハンターの頭上を移動する際に毒液を垂らす行動も見せる。
乗り状態の時にはこの棘にしがみ付いているようだが、毒を浴びたりしないのだろうか…。
そこに乗って大丈夫?というモンスターは他にもいるが。
- 分類にもある通り本種一番の武器である鋏角を使った必殺技は気絶値も比較的高く、
直前までに攻撃を喰らっていると鋏角による大ダメージ+毒状態+気絶と非常に危険な状態になってしまう。
幸いにも当たり判定は一瞬であり、また下位では予備動作が長いため見切ることが出来れば前転でも回避できる。
また、肉質が柔かいため避けることができれば反撃のチャンス。- しかし、上位になると爪を擦り合わせた後、振り向きざまに一瞬で鋏角を出して挟む攻撃が追加される。
初見では訳も分からず猛毒状態にされ慌ててしまい、ミスをしたプレイヤーも多いのではないだろうか。
この攻撃のダメージは低めに設定されており、また猛毒状態の時間も非常に短いため慌てずに回復しよう。
- さらに、狂竜化個体はこの鋏角を用いた攻撃で狂竜ウイルスを打ち込んでくることがある。
猛毒とウイルスの双方を使い分けて攻撃してくるため厄介極まりない。
手数の少ない武器の場合はウイルスを克服できないわ猛毒を解除しないといけないわで
かなりの苦戦を強いられることになるだろう。
一方で、手数が多い≒克服が容易な武器の場合は
猛毒の使用頻度が減ることからむしろ楽だと感じるかもしれない。
- しかし、上位になると爪を擦り合わせた後、振り向きざまに一瞬で鋏角を出して挟む攻撃が追加される。
- 顔部位で怯みを取ると、ネルスキュラはハデにひっくり返ってダウンする。
剣士武器だと爪などに吸われてしまう事が多く、また正面に立つために毒のリスクが高まるが、
離れた所からピンポイント狙撃できるボウガンだと顔を狙撃し続けて連続で怯みを取りやすい。
G級武器で上位以下のクエストに行ったり体力の低い探索個体を相手にするとより顕著になるが、
このひっくり返りダウンが絶大な隙を晒す上に何度ひっくり返しても別に耐性が上がるとかは全く無いので、
ある程度狙撃の腕があるガンナーならばハメに近い形で一方的に攻撃し続ける事が可能。
それで倒してしまうと部位破壊が殆どできないのが難点だが、倒すだけなら非常に楽。- また、後述のようにゲリョスの皮を纏っているため、一番最初は体色が灰色のように見えるが、
部位破壊で皮を剥いでいくと意外や意外、本来のネルスキュラの体色は真っ白である。
要はトゲを壊してもまだ終わりではないということである。
大きく盛り上がったゲリョスの皮を剥がされたネルスキュラの本体は、
華奢で鋭角的といういかにもな見た目をしている。
「背中の毒棘壊したからもう胴体は終了だな」と部位破壊を止めて、
ダウン状態や乗り状態で適当に背中を攻撃していたら「なんだこりゃ?」
となってしまうのはだれもが通る道である。- 実は、毒棘と外套の破壊はそれぞれ別の部位での破壊判定ということになっている。
毒棘は背中、外套は胸部の耐久値を削ることで破壊が達成される。
また、毒棘に関しては2段階の破壊段階があり、2段階目まで達成しないと報酬は受け取れない。
毒棘と胸部の部位はかなり近いため、
「1段階目で毒棘破壊→2段階目で外套破壊」という誤解をしてしまう人が多いのも無理はないのだが。
- 実は、毒棘と外套の破壊はそれぞれ別の部位での破壊判定ということになっている。
- また、後述のようにゲリョスの皮を纏っているため、一番最初は体色が灰色のように見えるが、
MH4G
- ネルスキュラ全体の仕様変更でMH4Gでは、鋏角を使った必殺技を下位個体も使用する暴挙に出るようになった。
使用頻度は低いが、注意しよう。
ただ下位個体なので、MH4からのプレイヤーであればこの記事を見るまでは気づかなかった人も多いのでは?
- G級の実装に伴い、ネルスキュラもG級個体が登場。
基本的な仕様は上位のものを受け継いでおり、針や鋏角も猛毒になっている。
加えて一つ一つの攻撃の出も早くなっているため、油断は禁物。
たかがネルスキュラと侮っていると、あっという間に火事場体力まで追い込まれる。
- 口から鋏角を出して開いた後すぐに挟み込まずそのままハンターに迫り来る
というとんでもない攻撃パターンが追加された。
攻撃判定付き+猛毒のしたたる鋏角を開きながら突進してくるため前方に立つのは非常に危険。
これまでネルスキュラの鋏角攻撃はリーチが短く、挟み込んだ後の隙が大きいため、
ある程度距離を置いていれば避けやすく、
攻撃後すぐに反撃を噛ますという戦法が狙いやすかったが、
ネルスキュラとの距離が離れていると使用頻度が激増するためにそのような手段が難しくなった。
特に、一撃が重い大剣やハンマーは引っかかりやすく、初見ではまず辛酸を舐めることになる。- この攻撃中の鋏角は180°近くガバッと開いているため、見た目以上に攻撃範囲が広く、
運が悪いと納刀ダッシュでも避けられないことも。
更に、自分が目の前にいるにもかかわらず、
他の人を狙って繰り出したものに巻き込まれる事も多く、PTであっても気が抜けない。
しかし中心には当たり判定がないため、ガードをして顔の前で待っていると
ネルスキュラがスルーしていくことがある。 - 過去作を知るハンターの中には、ショウグンギザミの蟹ドーザーを思い出すという人も。
ネルスキュラが口から鋏角を出したら下手に攻め込もうとせず、その後の動向に気を配ろう。 - この攻撃中の鋏角は180°近くガバッと開いているため、見た目以上に攻撃範囲が広く、
- 集会所・村合わせてG級ネルスキュラの登場するクエストが
捕獲クエストの「影蜘蛛はシャープなフォルム」と高難易度=出現不安定な「地底洞窟の狂撃部隊」しかないため、
素材集めが少々面倒*3。
捕獲クエは火力過多なパーティーで行くとかえって失敗確率が上がってしまうのが厄介。- 一応イベクエで「ドクターのドキ毒研究」が配信されたが、
こちらはドスイーオス、ゲリョス亜種との大連続なのでネルスキュラ単体の素材集めにはやや効率が悪い。
ただドスイーオスもゲリョス亜種もステータスがあまり高くないので、場合によってはこれが早いことも。
- 一応イベクエで「ドクターのドキ毒研究」が配信されたが、
- 亜種もそうだが、ネルスキュラはG級でも
G級にありがちな酷い隙潰し目新しい行動が多くはなく、
G級モンスターの中では比較的戦いやすいという評価が一般的である。
武器も割と強力なので、困ったら頼るといいかもしれない。
MHXX
- MHXではMH4で登場した大型モンスターの多くが続投される中、未登場という憂き目に遭ったネルスキュラ。
しかしMHXXにて復活が報じられ、MH4出身の大型モンスターは超大型を除いて揃い踏みとなった。
- ネルスキュラの復活により、これまでに登場した全ての種族(魚類以外)が集結する。
- MH3では海竜種と獣竜種が登場した一方牙獣種と甲殻種が居なくなり、
MHP3では牙竜種が初登場し、同時に牙獣種が新規3種を携えて復帰するも、
甲殻種は音沙汰なし。これはMH3Gでも同様であった。
MH4では両生種、鋏角種、蛇竜種が登場したが同時に海竜種がリストラされ、
MH4Gでは久しぶりに甲殻種が再登場したが海竜種は依然として不在。
MHXでは海竜種が再登場したが、ネルスキュラのリストラにより鋏角種が消滅。
そして、MHXXではネルスキュラの復活により鋏角種が再登場。
地味に変遷は複雑で、結局「その時点で存在していた種族が全て登場した作品」というのは、
MHP2G以来、実に9年ぶりとなる。
その最後のピースとなったのが、このネルスキュラに他ならない。
- MH3では海竜種と獣竜種が登場した一方牙獣種と甲殻種が居なくなり、
- 今作では、ネルスキュラが沼地に進出していたことが判明した。
沼地には代表的な獲物であるゲリョスが生息しており、
ネルスキュラ自身も「巣を捨てて大移動することがある」という設定を持つため、世界観的には自然である。- ネルスキュラには初めての「二重床が一切存在しないフィールド」となるが、
二重床に対応した行動が多いモンスターである関係上、動きが大きく制限されている。
沼地には天井のある洞窟が多く、天井を利用した立体的な戦闘をするのではないかと予想されていたが、
実際には洞窟エリアには移動しない。 - 前作からの
ツッコミ所独特の特徴である
「天井も木枝も何も無い上空に糸を飛ばして宙を移動する」と言う亜空間突進は今作でも健在。
ただ、鬱蒼と木々が生い茂る狭い空間での戦いも多いため不思議と違和感は無い。
カメラワークのギリギリ外に張り出ているであろう枝や蔦にでも飛ばして絡めているのであろうとも見える。
と言うより、まず、ツッコんでいる暇が無い素早さとトリッキーな動きも前作と変わらずである。
- ネルスキュラには初めての「二重床が一切存在しないフィールド」となるが、
- 上位からの登場ということだが、MH4の下位個体と同じく
鋏角攻撃や毒液は猛毒でなく毒に、尻の針攻撃は睡眠属性になっている。
元気ドリンコの持ち込みを忘れないようにしたい。
- G級個体は概ねMH4Gと同じ行動を取る。
鋏角や毒液は再び猛毒を与えるものになっているので注意。
一方、針攻撃は睡眠属性のまま。
ネルスキュラから作られる武器の多くが睡眠属性なのに
睡眠攻撃を一切しなくなるのはおかしいと判断されたからだろうか。
糸拘束、睡眠、猛毒と状態異常が嵐のように襲ってくるため、対策を怠れば瞬く間にネコタクが迎えに来る。
- また、G級では獰猛化個体も登場する。
4シリーズの狂竜個体のように動きがブーストされ、目まぐるしく周囲を動き回る。
そして鋏角攻撃が獰猛化による攻撃力ブースト&猛毒付与のため、
たとえ体力MAXでもくらってしまうと一転して大ピンチになってしまう。
ただ、攻撃速度はゆっくりになっているので予備動作を確認したら慌てず範囲外に逃げよう。
- 変更点として、糸拘束状態はだるまスキルや狩猟笛の旋律で無効化できるようになった。
一方で、レバガチャでの脱出は困難になったため、拘束されると高確率で追撃を受ける。
拘束状態は消散剤で解除することもできる。
のだが、消散剤を使って解除しても大体ガッツポーズ中に追撃される。いいかげん空気を読んで欲しいところである
防御力に不安がある場合は対策スキルを発動させた方がいいだろう。
- 新たな怯みモーションが追加されており、下腹部を攻撃し続けると前方にすっ飛んで行く。
他の種族で言えば、尻尾を切断した時の動きに該当する。
ガンナーで貫通弾や貫通矢を使っていると意図せずとも頻繁に起こるが、
大抵の場合こちらに向かって来るのでクリティカル距離の維持が面倒な上に
何よりデカい蜘蛛が突然飛び込んで来るので心臓に悪い。- これに伴い、腹部怯みで転倒しなくなってしまった。
切断にとっては最大の弱点で打・弾に対しても弱点特効が機能するくらいには柔らかい部位だが、
狙いすぎると怯みで大きく距離を離されて仕切り直しとなる
(ガンナーの場合は上記の通り逆に突っ込んでくることもある…)。
4(G)では比較的安全な後方に陣取っての転倒ハメも容易にできてしまっていたので、
その対策も兼ねているのだろうか。
- これに伴い、腹部怯みで転倒しなくなってしまった。
- ネルスキュラの素材アイコンの色は4(G)同様白だが、武具強化の際の必要カテゴリ素材に表示される
アイコンはなぜか紫色になっている。
派生作品
MHST
- 残念ながらMHXでは未登場となったが、ストーリーズにて満を持して復活。オトモンにも出来る。
野生の個体はモンソーネ平原のモンスターの巣で遭遇できる。
- テクニック型モンスターだが、テクニック攻撃に加えパワー攻撃も主体として攻めてくる。
特筆して火力が高い訳ではないが、搦め手で一発逆転の大火力を出してくる事があるため油断は禁物。- こちらのスキルを封印する『封じ針』がパワー型である関係か、
テクニック型にしてはパワーの使用頻度が高い。
テクニックとパワーが半々ぐらいの確率で来るので、
「次はパワーが来るかも」と思った時にはスピードを出すと勝てる場面も。
とはいえ半々の確率で飛んでくるなら、「5割負け:5割勝ち」になるスピード攻撃よりも
「5割あいこ:5割勝ち」になるパワー攻撃を出した方がこちらの被害は少ない。- マヒ状態にして討伐すると帰巣しやすくなる。
- こちらのスキルを封印する『封じ針』がパワー型である関係か、
- 睡眠を使ってくるのが厄介。
特に「睡眠状態の対象に大ダメージ」という特性の『睡眠チェイサー』が来ると
100前後ものダメージを受ける為、育成状況や負傷状況によっては一撃で落ちてしまうことも。
睡眠無効をつけるか元気ドリンコを入れる等、体力と防御力に自信がない場合は睡眠対策を欠かさないように。 - 本家ではゲリョスの皮を剥がないと(=部位破壊しないと)雷属性の通りが悪かったが、
今作では部位破壊が一部のボスでしかできないシステム的な制約の為か、雷も火と同様に効く。- 言い換えれば部位破壊がないので火も常時効く。
- 糸拘束はスピード攻撃封印攻撃として使ってくるが、
前述の通りスピード攻撃は需要が低いので実害はないに等しい。- しかもオトモンとして使用した場合でも、3すくみ特性がテクニックなせいでむしろ自分の首を絞める。
- スピード攻撃を禁止した次のターンでモンスターを入れ替えれば、
スピードを使ってくる敵に対してパワー系のモンスターを使いやすくなるという運用方法はあるが、
そもそもスピードを使ってくる敵にはネルスキュラ自身が得意というジレンマ。
- ストーリー中では中ボスとして登場し、
その生態を活かした展開によってストーリーの重要なポイントに発展する。
マップの構造と相まって、本編未プレイのライダーでも印象に残る事は間違いないだろう。- 該当マップでは、ボス戦後、ゲリョスとネルスキュラが常時徘徊するようになる。
……ゲリョスの行く末やいかに。
- 該当マップでは、ボス戦後、ゲリョスとネルスキュラが常時徘徊するようになる。
- DLクエストではティガレックスと同時に狩猟が解禁される。
サブクエストの巣が設置されるクエストなので必ず遭遇できる上に、特殊な個体の卵を手に入れられる。
ある程度育てていれば特に苦も無く討伐可能で、
ティガレックス共々、この時点では破格の経験値と資金を確定で得られるため、
レベル上げと資金稼ぎに非常に有用。
オトモン
- 睡眠が使える貴重なモンスターであり、ステータス的にそつなく戦えるため、
テクニックを中心に立ち回る無属性モンスターとして無難に活躍できる。
- 睡眠針→睡眠チェイサーのコンボが非常に強力なので、
相手に対して有効な弱点属性を持つモンスターが居ない場合には大きなアドバンテージとなる。
反面、傾向を無視しても弱点属性を突くスキルを有しているモンスターのほうが強い場面も多いので、
どちらがいいかは各々の判断とレベル次第といったところ。
- 生まれたばかりの子供の時は当然ながらゲリョスの皮を被っていないので、
真っ白な地肌?を見ることが出来る。
成体よりもつぶらで大きな目は、蜘蛛愛好家にとってはたまらないだろう。
後述する映画版モンハンみたいな生まれ方ではなくて本当によかった。- そして大人になると同時にどこから拾ってきたのか、しれっとゲリョスの皮を被る。
突然負傷する戦闘狂ともども野生化が進行している。
厩舎アイルーがちゃんと面倒を見ていない疑惑も。
なおゲリョスを厩舎に一緒に預けても問題は無いのでその点は安心しよう。
- そして大人になると同時にどこから拾ってきたのか、しれっとゲリョスの皮を被る。
- ライドアクションは「ツタ登り」「モンスター探知」の二つ。
モンスターの登場順の都合上、「ツタ登り」を最初に入手できるモンスターになる。
手に入れ次第、ボルデの丘から旅路をなぞり直したライダーも多いだろう。- DLクエストで登場する巣から手に入る個体は
モンスター探知の代わりに「隠密移動」のライドアクションを持っている。
効果中はほかのモンスターに見つからずに移動できるようになるが、
効果時間が非常に短いので敵をやり過ごすというよりはバックアタックを取るのに有利。
- DLクエストで登場する巣から手に入る個体は
- 絆技はプレデターズニードル。
糸を操りつつ振り子の要領で飛びかかり、お尻の針を相手に突き刺すという演出になっている。
単体に大ダメージを与えるとともに、確率で眠らせる事がある。
- 乗った状態で歩き回ると、四つ足をカサカサと動かしながら移動するので非常にうるさい。
ちまちまと動き回るその様はまさに虫のソレなので、
苦手な人にとってはかなり険しいモンスターになるだろう。- 逆に生まれたばかりの子供の状態やツタをちまちまと上る様などは、好きな人にとってはたまらないだろう。
- 余談だが、他のオトモンからブレス系の攻撃を継承させた場合、
口ではなくなぜか尻から属性エネルギーを放出するという演出が取られる。
ブレス対決の場合も同様に、尻からぶっとい属性エネルギーのビームを打ち出す。
オトモンの中には口ではない箇所からブレスを放出する奴がちらほらいるが、
その中でも特に違和感バリバリである。
効率を優先するあまりに、技の修業を短期間で済ませたのだろうか…。- 後に登場した鋏角種の後輩であるヤツカダキは、
腹(つまり尻のある部位)に溜め込んだ可燃性ガスを吐き出し、それに着火することで火炎放射を行なう習性がある。
ブレス系特技を継承したネルスキュラももしかしたら似たような理屈でブレスが出せるのかもしれない。
それでも水や雷あたりは言い訳しづらいが…。
- 後に登場した鋏角種の後輩であるヤツカダキは、
MHST2
- 続編であるMHST2にも登場。
今作では密林地帯であるロロスカの樹林に棲息しており、ここでのボスも務めている。
なお、ロロスカ地方は雪と氷に包まれた寒冷地であり、
明らかに氷雪地帯であるモンスターの巣に現れたり、
そこからタマゴが取れるという若干不可思議な光景を目にする事が出来る。
まぁ氷の洞窟の中で泥浴びするヤツよりはマシだが……
- 今作ではモンスターの行動は決まっており、ネルスキュラの場合は通常時はテクニック攻撃を行い、
怒り状態に入るとすくみ無しの「テクニック封じ」を行なった後スピード攻撃となる。
テクニック封じをまともに受けてしまうとその後のスピード攻撃に対応できなくなるので注意。
オトモンに当たった場合はオトモン変更を行えばいいものの、
ライダー本人に当たってしまうとなかなか渋い。- また、「封じ針」や「睡眠針」と言ったお馴染みの行動も繰り出してくる。
これらの行動は針を部位破壊する事で防ぐ事が出来るので積極的に狙おう。
- また、「封じ針」や「睡眠針」と言ったお馴染みの行動も繰り出してくる。
- 部位が非常に多く、頭部、針、脚、腹部、胸部の五つがある。
一つ一つの耐久値は低く、二回ダブルアクションを決めれば部位破壊できる箇所もある。
その代わりか、どこを部位破壊してもダウンして隙を晒す事はない。
- 弱点は想像通りの火属性。序盤はテクニック攻撃を出してくるので、
火パワーである破滅レウスやアンジャナフならば簡単に体力を削れるだろう。
なお火属性攻撃で針の部位破壊を達成すると帰巣しやすくなる。- ちなみに、今回もゲリョスの皮を破壊することはできない。
加えて、今回は雷属性は有効ではなくなっている。
- ちなみに、今回もゲリョスの皮を破壊することはできない。
- エンドコンテンツである「竜の拠り地」にも出現する。
彼がいる階層での試練は≪指定した部位を規定回数破壊≫する事なのだが、
ネルスキュラはこの指定された部位を全て持っている。
この為、戦いの回数を最小限に抑えたい場合、
ネコタクで行き帰りしながら彼を殴り続けるのが最も効率が良い。
そこまで強くないから倒すのにも苦労しないし
オトモン
- 前作と同じくテクニック傾向のオトモンで、
ライドアクションも同様に「モンスター探知」「ツタ登り」の二つ。
ロロスカの樹林には「キノコ探知」「ツタ登り」のババコンガ、
「昆虫探知」「ツタ登り」のケチャワチャがいるので、ツタ登り用員はこの中から好きな奴を選ぼう。
こちらは高めの回復力や会心率を持つので、それらのスキルを組み合わせてみるのも一考。
- アクティブスキルは背水遺伝子【小】の「リベンジアタック」、
睡眠遺伝子【中】の「スリープニードル」、影蜘蛛遺伝子【中】の「睡眠チェイサー」の三つ。
どれもテクニックタイプのスキルである。- スリープニードルは単体に無属性小ダメージを与え、中確率で1ターン睡眠状態にする。
前作ではパワータイプ技だったが、テクニックタイプに変更された。 - 睡眠チェイサーは単体に無属性中ダメージを与え、相手が睡眠状態ならばダメージアップ。
前作と同じで、スリープニードルで眠らせてからのこれを繰り出すのが主な戦い方となるだろう。 - リベンジアタックはパオウルムーが持っているものと同じ。
単体に無属性小ダメージを与え、HPが少ない時に使うと与えるダメージが増える。
その増加量は攻撃力が多少低いネルスキュラでもいいダメージを見込める程。 - ランダム遺伝子はは状態異常付与遺伝子を持っている可能性がある他、その遺伝子の【特大】版や、
追い討ち遺伝子の【特大】を持っている事もある。
その反面、他に持っている可能性がある遺伝子は全て状態異常耐性であり、攻撃に有用なものは無い。
- スリープニードルは単体に無属性小ダメージを与え、中確率で1ターン睡眠状態にする。
- 絆技は前作同様「プレデターズニードル」。
単体ダメージと共に睡眠状態にする効果があるのだが、
絆を全て消費してしまうのでこの直後に睡眠チェイサーを確定で撃てないのが悩ましいところ。
MHSP
- 01・02弾に登場。
数少ない睡眠武器の供給源であり、ネルスキュラ自身も状態異常のエキスパート。
- 初期狩力は29。
さすがに中盤モンスターらしくまずまずの数値だが、これでもスペックはフルフルと同等である。
勿論餌ゲリョスよりも上。
但しどちらかと言うと火力よりも多彩な状態異常で攻めるテクニカルなモンスターである為、
ある意味ハンターとの連携が試される。
- 多くのモンスターが愛らしい姿をしていることで評判の幼体だが、
ネルスキュラはこの段階からゲリョスの皮を纏っており、少々不気味。
- 通常種は悲惨な運命を辿ったことで有名。
当時のネルスキュラが落とす素材は攻撃と素早さを上げる物しかなく、
(セルレギオスの項目に詳しいが)、当時は速さと攻撃力を重視する風潮があった為、
速さと攻撃をひたすら上げる為に大量に狩られていたのである。
誰が呼んだか「ネルスキュラ道場」。- 02弾では☆2に降格してしまったが、トモとしての性能が据え置きで☆2時点では破格だった為
中盤を切り抜けるには悪くない、即戦力として挙げられるようにもなった。
ついでに落とす素材に防御上昇の物が増え、ささやかに抵抗をし出した
- 02弾では☆2に降格してしまったが、トモとしての性能が据え置きで☆2時点では破格だった為
- 特殊攻撃は「昏睡鋏角攻撃」。
ネルスキュラのスペックならば特殊攻撃Lv2があってもおかしくないのだが、なぜかLv2は無い。
映像作品
ハリウッド版モンスターハンター
- なんとハリウッド版の実写映画にも
数少ない登場モンスターの一体としてこのネルスキュラが選ばれている。
ある程度は分かりやすいディフォルメの効いた見た目をしていたゲーム版と違って、
映画ではより生物的にアレンジされているためかかなりクリーチャーじみた恐ろしい姿となっている。
さらに劇中では複数の個体で群れをなして人間に襲いかかり、
しかも人間に卵を植え付けるというゲーム中には無い生態も見せている。
人間に植え付けられた卵から幼体ネルスキュラが産まれるシーンはトラウマ級。
「ファミリーでの一狩りも大歓迎!」とは何だったのか……- また、本作では強敵であるディアブロス亜種への対抗策として、
なんと本種の睡眠針を利用して昏倒させるという作戦が組まれる事になる。
モンスターの力を利用してモンスターを制するというアツい展開だが、
果たしてその結果や如何に……。
- また、本作では強敵であるディアブロス亜種への対抗策として、
- 「体色が黒」「生息地が砂漠に近い乾燥した岩場」
「毒を注入された人物が一時的に仮死状態になっている(≒麻痺?)」
「作中にて、ディアブロス亜種が単にディアブロスとだけ呼ばれている」という四点を踏まえると、
このネルスキュラたちは亜種である可能性もある。
作中ではほど近く(人の歩ける範囲内)に水源があり、
それが水脈として地中を通っているために保湿が目的の皮は不要なのかもしれない。
やや飛躍するが、そういった良好な環境から大繁殖に成功したとすれば、
本種の知能の高さをもってして群れ、社会性の獲得に至ったとしてもおかしくはないだろう。- MH4Gではネルスキュラ亜種が複数同時に現れるイベントクエストがあり、
そのクエストで出てくる個体が親子である可能性が指摘されている点や、
コラボ元の生物が「幼体は獲物に寄生して生命力を奪う」と言う生態だったことを考えると、
やはりそのあたりを拡大解釈しての抜擢だったのかもしれない。
- ただし、パンフレット等ではディアブロス亜種は「ディアブロス亜種」と表記されているのに対し、
こちらはただ単に「ネルスキュラ」と表記されている。
亜種の要素を取り込んだだけで通常種という扱いなのだろうか?
- MH4Gではネルスキュラ亜種が複数同時に現れるイベントクエストがあり、
MH:LotG
- 彼のメディア露出の波は止まらず、Netflixで公開されたCG映像作品である
「モンスターハンター:レジェンド・オブ・ザ・ギルド」にも出演。
両方の作品に出演できているのはモンハンの顔であるリオレウスを差し置いてネルスキュラだけである。
以前から海外人気が高いという話はあったが、やはりかなり愛されているようである。
ちなみに、2018年のプレスリリースの時から彼はイメージボードに描かれていた。
- 中盤に登場し、学者気質のハンターであるマエとの戦闘中に
樹海を通りがかったジュリアス・エイデンに遭遇する。
粘着性の糸と前脚を利用して襲いかかってエイデンを拘束、
エリートハンターであるジュリアスを苦戦させるかなりの活躍を見せた。
樹海を立体的に動き回る戦闘シーンはなかなかの見応えで、
猟虫に着地するマエやジュリアスの双剣捌きなどは非常にカッコいい。- 実写版とは異なり、概ねゲーム本編に即したデザインとなっている。
また、蜘蛛の巣が地底洞窟のものよりかなり本物の蜘蛛らしい粘着質かつ細かいものになっており、
これが樹海に大きく広がっているのはかなりの脅威となるだろう。
ジュリアスからも「かなり厄介」*4と評されている。 - 因みにマエ曰く、情報を収集する為に長く戦っていただけだった様子。
ジュリアスが来た事で結果的に早く殺す事になってしまった事に憤慨していた。
また、これもマエ曰くだが、成体ではない若い個体だったようだ。
「この前のより凶暴」というセリフもあるので、ハリウッド版同様複数体で居た可能性もある。 - 最終的にはマエにボーンロッドで腹を突き刺されて死んでしまうのだが、
マエは少しの間ネルスキュラをボーンロッド一本で支えるというかなりの怪力を見せている。
やはりハンターは一般人とは一線を画す超人なのだろうか……。
- 実写版とは異なり、概ねゲーム本編に即したデザインとなっている。
武具
- 睡眠性の針や、毒を帯びた鋏角を使った武器は毒属性または睡眠属性を得る。
ただし、大剣のように覚醒させないと属性がつかないものもある。
細身ながら機械的な外見をしており、ロボットアニメに登場する武装のような見た目である。- 斬れ味が非常に優れており、最終強化では素で白ゲージを持ち、更に匠で伸ばすことも可能。
操虫棍以外は睡眠属性であるため、攻撃力は最終的にワンランク低いものとなってしまうが、
ある程度の会心率を持っており数値ほどの火力不足は感じない。 - MH4Gではほとんどの武器はG級での強化段階にて亜種素材を投入することになり、最終的には亜種カラーとなる。
- 斬れ味が非常に優れており、最終強化では素で白ゲージを持ち、更に匠で伸ばすことも可能。
- 防具のスキルは観察眼や高速設置など蜘蛛を思わせるもの。
スキル構成上、捕獲クエストなどでは活躍が期待できる。- なお、公式HPの武器紹介のページで、ガンランスを所持しているハンターの着用している防具が、
このネルスキュラのもの(男性用)。
全体的に細身で蜘蛛型のモンスターから作られた防具とは到底思えないほどスタイリッシュで、
カッコいい外観である。女性用はやや外観が異なるが、やはり同じようなコンセプトのデザイン、
更にはヘビィボウガンや、果てはオトモ装備までもが、
SFチックなデザインをしているという念の入れようである。- ……と言うより、モロに某SF漫画を意識したデザインなのだが、詳細を語ると長くなるので割愛。
- また、同じく公式HPの弓の紹介ページでハンターが手にしている弓も
ネルスキュラの素材から作られた弓であるスキュラフィストである。
7月20日の電撃オンラインの記事およびPV第5弾では、大剣:ブロードブレイドも公開されている。
- なお、公式HPの武器紹介のページで、ガンランスを所持しているハンターの着用している防具が、
- 防具の着彩設定で色を変更すると、防具の大部分の色が変更される。
初期はネルスキュラ本来の体色を思わせる真っ白な色だが、
群青色にするとゲリョスの表皮の色に近くなる。
余談
- 雑誌『ニンテンドードリーム』での藤岡ディレクターへのインタビューによると、
すばり「虫型モンスターが欲しい」という要望から生まれたのがネルスキュラだったようだ。
デザインに関しては「裏表が逆になると面白いモンスター」というアイデアから蜘蛛となったが、
やはり蜘蛛過ぎると不気味がられて面白みも無いと試行錯誤があったようだ*5。
デザインのインパクト性を考えるか「コート(皮)を被せる」という案が生まれ、
「飛竜を食べる虫」という世界観上の立ち位置が明確となったという。
ゲリョスの皮を被ったネルスキュラは、コートをまとった死神をイメージしているようだ。- なお、同作の巨大虫モンスターであるゲネル・セルタスは
「中盤から登場する、ネルスキュラに続く虫型モンスター」として発案されたのだという。
ネルスキュラが採用されなければセルタス種の誕生も無かったようだ。
- なお、同作の巨大虫モンスターであるゲネル・セルタスは
- ネルスキュラのネーミングの由来は現状明かされていないが、
"Nerscylla"という英語版での表記から推測するに、
メソポタミア神話における死を司る冥府神「ネルガル(Nergal)」と
ギリシャ神話に登場する無数の脚や頭部をもつ異形の海の怪物「スキュラ(Scylla)」の組み合わせからか。
ネルガルは上述のようにネルスキュラに死神のイメージが取り入れられていることと、
スキュラは無数の脚を持つ点からクモと関連付けたとすればモチーフとして合致する。
- 2013年8月8日発売のファミ通に掲載された藤岡Dのコメントにて、
ネルスキュラがゲリョスを捕食対象としており、狩猟したゲリョスの表皮を纏っていることが判明した。
これまでにも他の大型モンスターを捕食してしまうモンスターは存在したが、
表皮を剥ぎ取って纏うという不気味な生態を持ったモンスターは前例がない。
こうなってくると、食べることしか頭にないモンスターなどより余程恐ろしい存在である。
また、危険度に関しても、ゲリョスの危険度3に対してネルスキュラの危険度は4と高い。
その他、藤岡Dも「序盤から中盤へ至る登竜門的なモンスター」であるとコメントしている。- なぜこのような習性を持つに至ったのかはまだ明らかにされていないが、
ファンの間ではこれを用いて弱点属性をカバーしているのではないか、
擬態の補助に用いるのではないかなどと噂されている。
現実世界の蜘蛛ではゴミグモの仲間が獲物の残骸などを自分の周囲に貼り付けることで
擬態に利用しているが、この習性を参考にした可能性もある。
- ただし、ゴミグモや類似するミノムシが周囲の繊維や塵芥を無造作に利用するのと異なり、
意図的に特定の獲物を狙いその皮を剥ぎ取る「加工」を施して用いるのは特筆すべきであろう。
後述するように、本種は獲物の皮で弱点への耐性を得たり、食べて蓄積した毒を利用するため、
人類のそれとはまた異質ではあるが「文化」や「知性」を有しているとも解釈することができ、
これは人類に例えれば、防寒のために毛皮を持つ生物を仕留めて毛皮の服を作るようなもので、
謂わば動物が自然物を加工して作成した、特有の機能を持つ道具の使用と見做せるからである。
なお、現実世界においても人間以外の動物に「文化」や「道具の使用」が認められた例はある。- ネルスキュラ本体の最大の弱点は雷属性である。
しかし、その本体を覆っているのは絶縁性に優れる事で有名なゲリョスの外皮。
どうやら多くのハンターが予想した通り、自分の弱点をカバーするための武装のようである。
なお、何故ゲリョスの皮が雷に強いと知っているのかは不明。
皮が絶縁性であることを見抜く、シャーロックホームズ張りの観察眼でも備えているのか。
逆説的に、皮をまとう習性を持つ個体が子孫を残し続けた結果が現状なのかもしれない。
生存競争とは厳しいものである。
地底洞窟には雷を扱うフルフルも生息しているあたり、何か関係しているのかもしれないが、
残念ながらゲーム内ではこれといった絡みはない。
今後さらなる生態が解明されることに期待したい。
- ネルスキュラ本体の最大の弱点は雷属性である。
- やや事情は異なるが、カニの仲間にはイソギンチャクや海綿動物、海藻などを
身体に付着させる習性を持つ種が存在する。
また「他の生物の体の一部」を背負う、という意味ではヤドカリも似通っている。
クモはカニやヤドカリと同じ先祖を持つという説もあり、案外このあたりから着想を得ている可能性もある。
- ちなみに、蜘蛛は巣にかかる生物ならば、自分より大きくても捕食にかかるという。
蜘蛛自身のサイズにもよるが、カエルやネズミ、小鳥なども食べてしまうようだ。
さらに某台所の黒い悪魔を捕食対象にする種もいるとか
こうした観点から考えると、ネルスキュラが自分と同等以上のサイズの大型モンスターを
捕食するという行動自体はそこまで不自然なことではないと言えるだろう。
- なお、上記のインタビューが掲載される以前の2013年7月に発売されたフィギュアでも
ネルスキュラの皮膜を剥ぐことができ、実際に試してみた購入者から
「モールドがゲリョスのフィギュアのものと一致する」という指摘がなされていた。
- 実際の蜘蛛の糸は非常に頑丈に出来ており、同じ太さであればその強度は鋼をも上回るとされている。
ネルスキュラほどの巨体を支えられるほどの太さの糸なら、
下手をすればワイヤー並の強度を持つということも十分に考えられる。
…それを腕力だけで引きちぎるハンターは本当に何者なのか…。
- 普通の蜘蛛の巣なら触れると糸が引っ付いて絡まってしまうもの*6だが、
ネルスキュラの巣の場合、巣のどこを歩いたり登ったりしようと体の自由を奪われることはなく、
何も心配せずに足場として利用できる。
フィールド内にあるネルスキュラの巣は、捕獲の用途には用いられないものなのかもしれない。
- なぜこのような習性を持つに至ったのかはまだ明らかにされていないが、
- 後に雑誌『ニンテンドードリーム』での藤岡要ディレクターへのインタビューにより、
実はネルスキュラの出血毒は捕食したゲリョスの毒を蓄積したものである事が判明した*7。
ネルスキュラはゲリョスの皮のみならず、肉と共に食べた毒をも利用していたのである。
クモの巣やツタの裏をはい回るネルスキュラは時おり背部の毒棘から毒液を垂らすことがあるが、
あれは本来、摂取後に外殻から分泌されるゲリョスの毒を背部から集中して滴らせることで
ネルスキュラが用いるための毒の結晶(=毒棘)を生成する行為であるらしい。
- 4シリーズでトップクラスの乗りにくさを誇るモンスターとして評判。
理由としては- ハンターから離れたり、背後に回り込もうとしたりする行動パターンのせいで、
そもそもジャンプ攻撃を当てづらい。 - 何とかジャンプ攻撃を当てても、足など乗り判定の無い部位に攻撃が吸われやすい。
- ようやく乗れたとしても、暴れる時間が長い上に頻度も高く、振り落とされやすい。
- 数少ない3回連続で暴れることがあるモンスターであり、ゲージを非常に溜めにくい。
- 咆哮を持っていないため耳栓や金剛体効果でチャンスを増やすことができない
乗りを主軸に戦っている人は特に注意が必要だろう。 - ハンターから離れたり、背後に回り込もうとしたりする行動パターンのせいで、
- 通常種・亜種に共通することだが、外套に使う皮は全て(獲物の)通常種のものばかりであり、
生息地が通常種と大差無いはずの亜種の皮を被った個体は登場しない。
通常種と比べて捕食に難儀するためなのか、はたまた皮を手に入れたところで
特性が違う(特にフルフル亜種)から外套には不適切なことを見抜いているからなのか。
とはいえメタ的な話をしてしまえば見た目も弱点も変わってしまい、
開発陣としてもプレイヤーとしても面倒な要素になってしまうので致し方無いところではあるか。
- MHST2では登場したものの本編ではMHXX以降登場に恵まれなかったが結局MHRiseでも登場はならず。
一時期は鋏角種の新モンスターと本種を見間違える人も居た。
- 元ネタが蜘蛛であるモンスターにはMHFに登場するゴゴモアがおり、
糸を駆使するスタイルから攻撃方法も似通ったものが見られる。
とはいえ種族も骨格も違う種なので、類似しているのは飽くまでも攻撃方法のみであり、
当然ながら同種とは全く異なる狩猟となる。
- ネット上でのネルスキュラの評判は、外観面はなかなか良好。
発売前は特に「虫型の新種が追加された」という点を評価する声も大きく、
どこぞの女王虫とは違って不気味ながらもスタイリッシュで格好良い外見もあり、
虫好きの人々は久々に登場した期待の新星に歓迎の声を上げたとか。
発売後は斬れ味、属性ともに優秀だということが判明したスキュラ武器にお世話になる人が多く、
そちらの面でも人気を博している。
またファミ通でMH4Gの発売前に行われた『狩りたい新モンスターランキング』では、
投票対象モンスターに対する一言コメントも掲載されていたが、
ネルスキュラは女性プレイヤーに「「MH4」で登場した新モンスターの中で1番好き」と評されており、
これを見る限りでは女性プレイヤーからのウケもそれなりに良かったらしい。- ちなみに、マニアというかフェティシズムというか、
どのようなジャンルであれ、探せばそういう嗜好の持ち主はいるもので、
ネルスキュラの専用掲示板では「スキュラたん」などの愛称で親しまれ、
「糸に巻かれたい」、「挟まれたい」といった若干危ない意見が寄せられたり、
薄皮を纏った少女の擬人化イラストが投下されたりと多方面から人気を博している。
まあ大抵の場合、その薄皮の正体はというと…- なお、開発側もこういった反応が出ることを予想していたのか、
どうしたことかこの類の嗜好の人物はゲーム内にも登場しており、
「ネルスキュラに愛を込めて」という訳のわからないタイトルのクエストがある。
このクエストの依頼主である生真面目な若者は蜘蛛が大好きらしく、
それが高じるあまりネルスキュラに頬ずりしてみたいとのたまい、
ネルスキュラの狩猟依頼を提示してくる。
変わり者のレッテルを貼られる事を承知の上で依頼をしているのだから筋金入りである。
ところでそんなに好きなのに捕獲ではなく狩猟でいいんですか?
- また、かの旅団の看板娘はネルスキュラを「クールでダークネスなモンスター」と称しており、
我らの団ハンターに「ハサミの動きを再現してほしい」とお願いしていた。
やはり彼女もネルスキュラの魅力に取りつかれているようである。
- なお、開発側もこういった反応が出ることを予想していたのか、
- しかし、やはりダメな人は徹底的にダメらしい。
世界観上でもMHXXではとある弟子持ちのハンターが
ネルスキュラの目や脚に生理的嫌悪感を覚えて弱腰になったり、
MHSTのリヴェルトは主人公やナビルーと共に立ち向かっている時は問題なかったのに、
討伐が完了した途端に「もう立ち直れないかもしれない…」とテンションをガタ落ちさせたりしている*8。 - 前者に関しても別のクエスト依頼文でも弱気になってしまった事が窺い知れる。
理由は『重甲虫が徹甲虫をムシャムシャ……コワイ!』とあるので、違う方向性での嫌悪感…というか恐怖感だが。
なお該当クエストは獰猛化個体なのでムシャムシャする事はない。
二重床が存在するエリアにおいて、天井へ別階層へとハンターから徹底的に逃げ続け、
安全圏から執拗に射撃を続ける単調なミス待ちの戦闘スタイルを不快に感じる人も少なくない。
一応、咆哮や風圧などスキルによる対策が必要な妨害攻撃を行わず、
唯一行う妨害行動の糸攻撃も全力でレバガチャすれば攻撃前に抜け出すことも可能。
そうでなくても5スロスキルで無効化できる。
また移動速度は素早いが、鋏角挟みなどの大技は総じてモーションが見切りやすいことから、
スピード感のある狩猟を楽しめるとして評価する声もある。
その素早く狡猾で独特な戦闘スタイルを受け入れられるかどうかで、
プレイヤーによって評価がガラリと変わるモンスターと言えるかもしれない。- 戦闘に関する評価には開発も自覚していると思しき発言もあり、
タイムアタックの狩猟対象がネルスキュラであると発表した際に一番嫌がられたと回想している他、
「(その反応に対して)そうだろうと予想していた」と語られることもあった。
本種は「嫌らしい行動が多い代わりに、装備さえ整えればゴリ押しで倒せる」強さに設定しているようで、
旅団クエストの展開的にも次の装備への乗り換えを推奨しているという。
- ちなみに、マニアというかフェティシズムというか、
素材
- 影蜘蛛の甲殻
- ネルスキュラの外殻。毒々しい模様が入っている。ひときわ軽量なのが特徴。
また、白い色合いは女性からの人気が高いとのことで、高級品扱いされているらしい。
より質の高いものは「堅殻」、更に上質なものは「重殻」と呼ばれる。
- 影蜘蛛の鋏角
- 鋏角種の由来ともなったネルスキュラの伸縮自在のキバ。
鍵状に湾曲した刃が幾つも生えているだけでなく、大量の毒にまみれている。
これにより、獲物を勢いよく挟みこんで体表を抉りつつ、
傷口から体内に直接毒素を打ち込んで仕留めることを可能としている。
より屈強な個体の持つものは「堅鋏角」、更に屈強な個体が持つものは「重鋏角」と呼ばれ、
こういった鋏角は帯びる毒素も猛毒へと強化されている。- 種を特徴付ける重要な部位であるためか、クエストの確定報酬はこの素材となっている。
甲殻等の基本素材が確定報酬になっていないのはかなり珍しい。
このため、部位破壊することはできないが、確定報酬に加えて剥ぎ取り・捕獲でも出るので容易に入手できる。
- 種を特徴付ける重要な部位であるためか、クエストの確定報酬はこの素材となっている。
- 影蜘蛛の爪
- ネルスキュラの爪。
非常に軽く、ネルスキュラの素早い攻撃はその軽さ故可能とも言われている。
その他、仕留めた獲物の解体のためにも使用される。
先端は鎌状になっており、斬れ味も鋭く、優秀な武器素材となる。
より上質なものは「鋭爪」、更に上質なものは「剛爪」と呼ばれる。- 武器などにそこそこの量を要求される割には手に入りづらく、ストッパー素材になることもしばしば。
- 影蜘蛛の棘
- 背中に生えている紫色の棘。
特性上、武器としてよりも毒の貯蔵器官としての役割が強い。
内部には毒腺があり、巣の下を通る獲物にはここから毒を滴らせて攻撃を仕掛けることもあるが、
棘を破壊されてしまうとこの攻撃を使用することができなくなってしまう。
屈強な個体の持つものは「上棘」、更に屈強な個体のもつものは「秘棘」と呼ばれ、大量の猛毒を含んでいる。
- 睡眠袋
- 強力な催眠性の毒液を生み出すネルスキュラの内臓器官。
腹部の針と繋がっており、この針を打ち込んだ相手を深い眠りに誘う。
ただし強靭な個体の場合は同じ攻撃にゲリョスから得た出血性の猛毒を利用するようになり、
それに反比例するかのように睡眠性の毒を使った攻撃を行わなくなってしまう。
そのためこの素材が入手できるのは、まだ猛毒攻撃を会得していない比較的弱い個体に限られる。
- ゴム質の皮
- 本来は毒怪鳥の表皮であるが、ネルスキュラは弱点属性である雷属性をカバーするために
これを外套のように身に纏っている。
ネルスキュラの本体を集中的に攻撃すると破壊することができ、部位破壊報酬として入手できることがある。
強靭な個体からは「ゴム質の上皮」や「ゴム質の特上皮」を入手できることがある。
関連項目
モンスター/ネルスキュラ亜種
武器/スキュラ武器
防具/スキュラシリーズ
システム/糸拘束状態
BGM/地底洞窟戦闘BGM - 地底洞窟の汎用BGM「暗闇の捕食者」はネルスキュラのテーマ曲である。
モンスター/ゲリョス - 捕食対象。また、ネルスキュラはゲリョスの表皮を引き剥がして纏う。
モンスター/ゴゴモア - 糸を使った攻撃を行う点が共通。初期コンセプトも蜘蛛であった。
モンスター/オストガロア - 捕食した生物の骸を身に纏う点が共通する。
モンスター/アトラル・カ - 糸で攻撃を行ったり束縛したりする上、物を纏い己を強化する、虫型モンスターと共通点が多い。
モンスター/ヤツカダキ - 鋏角種の後輩。
システム/特殊装具 - 直接関係はないが「自分の体の一部では無い何かを纏う事で耐性を得る」点が共通している。