ガララアジャラの素材を螺旋状に配置することで、攻撃力と麻痺による拘束の両立を図ったランス。
詳細は下記に譲るが、太刀、狩猟笛、
ヘビィボウガンと傑作揃いのガララ武器において、ランスもやはり傑作である。
目次
概要
- ガララ武器の中でも特に独特な外見をしている。
盾は鳥のトーテム像のようなデザインでまだ普通だが、槍の方は上手く説明できないような不思議な形状をしている。
恐らく体を捻った状態でのガララアジャラの尻尾をイメージしているのだろう。ぜひ実物を見てもらいたい。- 他のガララ武器は実用性重視であることが伝わるような堅実なデザインをしているだけに、
この武器の奇抜なデザインがより際立っている。
- 他のガララ武器は実用性重視であることが伝わるような堅実なデザインをしているだけに、
- 「spin crawler」を直訳すると回転しながら這う者という意味。
性能
MH4
- 初登場。「スピンクロウラー」→「スピンクロウラー改」→
「スピニングクロウラー」→「パラスピンクロウラー」の順に強化される。
- 下位で最初に生産できるスピンクロウラーだが、この時点で既に頭角を現している。
攻撃力 麻痺属性値 防御力 会心率 スロット 斬れ味 276 120 +5 -10% --- 緑100
- これだけの性能を持ちながら要求される素材も良心的で、
スパイクスピア改から強化する場合は絞蛇竜の甲殻×4、絞蛇竜の牙×2、麻痺袋×3。
麻痺袋×3さえあれば一回ガララアジャラを討伐するだけで集まっていることも多い。- 直接生産もできるのだが、その場合は例のクチバシを一つ要求されるためあまりオススメしない。
- そして、最終強化のパラスピンクロウラーの性能は…
攻撃力 麻痺属性値 防御力 会心率 スロット 斬れ味 414 200 +15 -5% 0-- 青60→白30
例のクチバシを二つと絞蛇竜の骨髄・延髄を一つずつ使うがそれに見合うだけの価値はあるだろう。
- 麻痺ランスのライバルとしてチャルク・ムラーカがいる。
こちらは麻痺属性値と白ゲージの長さとスロット数で優っているが、攻撃力は345と低いため、
マルチプレイでのサポート向きである。
ソロ向けのパラスピンクロウラーと上手く使い分けしていきたい。
MH4G
通常種武器
- めでたくG級派生が可能になった。パラジャイロスピア→アスクレピオスの2段階。
パラジャイロスピアに身も凍るクチバシが一つ、アスクレピオスに大竜玉が必要だが、
ほかに特に目立ったレア素材は必要ない。- 気になる性能は以下の通り#lb238371
会心率が再びマイナス10%に悪化しているが、攻撃力は644、麻痺属性は270と十分な値。
攻撃力 麻痺属性値 防御ボーナス 会心率 スロット 斬れ味 644 270 +25 -10% ○-- 白60→紫20
ただ、匠をつけても紫ゲージが少々厳しい長さ。
とはいえ、ほかの麻痺ランスが- 攻撃力が529とかなり低く匠でも紫が出ない上、
麻痺属性も320とさほど高くないチャルルク・アドク - 要覚醒でありながら攻撃力が621と微妙な上、
紫ゲージもどっこいどっこいであるクリスタリザシオン - 攻撃力こそ非常に高いが、属性値が覚醒させてなおイマイチな上、
作成難易度が非常に高い蛇帝槍タンドマデュラ
- 攻撃力が529とかなり低く匠でも紫が出ない上、
- 気になる性能は以下の通り#lb238371
亜種武器
- まるで氾濫する大河のごとき突進を可能にする、異国の神を模した亜種武器。
G級から生産可能。強化順はジンガラニール→ジンガラニール改→ケーリュケイオン。- ジンガラニールは一発生産も強化も可能。
一発生産の場合、剥ぎ取りで入手できない撥水甲が6個も必要なうえ、大竜玉も要求される。
強化の場合は撥水甲は4個で済むが、そのかわりに身も凍るクチバシが必要になってしまう。
どちらの方が容易かは甲乙つけがたいものがある。 - 水ランスは前作の時点でほぼ役割分担が定まっていたが、
本武器は644という高い攻撃力と10%の会心率、低めの水属性340、匠でそれなりの紫と物理型である。
同じくスロ2、匠で紫の海流槍エスメラルダがライバルか。
属性に振り切りすぎて物理性能が論外のシャークカイザー、
スロ3と高い水属性の奇槍ザクシュラ、
匠不要の白ゲージにおまけの水属性のホワイトカタストロフはターゲットが異なるだろう。 - 通常種では持っていた防御力ボーナスはなくなっている。
- ジンガラニールは一発生産も強化も可能。
- そのエスメラルダと性能を比較してみると…
属性値や斬れ味では負けているものの、
武器名 攻撃力 水属性値 会心率 スロット 斬れ味 ケーリュケイオン 644 340 10% ○○- 白10→紫20 海流槍エスメラルダ 575 430 0% ○○- 白30→紫30
会心率を含め、攻撃力ではエスメラルダを大きく上回っている。
相手の肉質にもよるが、攻撃性能は概してこちらが上と考えてよい。
MHX
- ベルダーランスLV4から派生してスピンクロウラーを作製できる。
またスピンクロウラーLV3から獰猛化素材を使用することでスピニングクロウラーに派生することが可能。
最終強化でスピンクロウラーはスピンナムクロウラー、スピニングクロウラーはパラスピンクロウラーとなる。
性能は以下の通り。武器名 攻撃力 麻痺属性値 会心率 スロット 斬れ味(匠+2) +その他 スピンナムクロウラー 200 16 -10% --- 青30(白20) 防御力+5 パラスピンクロウラー 160 20 -5% ○-- 青70(白30) 防御力+15 - スピンナムクロウラーが物理寄り、パラスピンクロウラーが属性寄りといった性能になっている。
スピンナムクロウラーは麻痺ランスとして物理性能が1位なため麻痺をおまけ程度に考えるなら優秀な性能。
一方のパラスピンクロウラーは物理性能・属性値・スロットが優秀なラングスイープの存在が痛い。
あちらは斬れ味があまりよくないためその点では勝っているが、斬れ味の補助が必要ない麻痺ランスとしては
素で白ゲージを持つダークスクウィードが立ちふさがる。
MHXX
- G級の解禁されたMHXXでは新たに2種類の麻痺ランスが増えたがガララランス2種の性能はというと…。
スピンナムクロウラーは究極強化でスピンラックロウラーと銘を改める。- 相変わらず高く麻痺ランス1位の攻撃力310
- 変わらない会心率-10%
- ワーストは免れたが相変わらず低い麻痺属性値18
- 素はわずかばかりの白10にそこそこの青ゲージ、斬れ味レベル+2で紫ゲージ20を得る。
- 防御力ボーナスは変化なく+5のまま
- スロットも据え置きの0
白ゲージでも他の麻痺ランスの紫ゲージよりも物理性能が高いが、
匠なしの運用の場合素で紫ゲージを持ち、属性値も優秀なダークチェイナーの方が使いやすいだろう。 - 基本的には麻痺ランスというよりも麻痺が入ることのある物理ランス。
とはいえやはり紫ゲージの際の物理性能は麻痺ランス中1位で、
尖った性能をしているため実用性は十分である。
後述する半端者よりはよっぽどマシである。
- 一方のパラスピンクロウラーは究極強化でパラジャイロスピアと銘を改める。
- トライデントと同率で麻痺ランスワーストの攻撃力260
- それをさらに引き下げる腐れ縁の会心率-5%
- それなりに伸びたが30の大台には届かなかった麻痺属性27
- 斬れ味は素で長い白。斬れ味レベル+2で長い紫ゲージ40が出る
- おまけ程度だがあって困らない防御+25
- スロットは据え置きの1
…が、こちらは性能がダークチェイナーにほぼ完全に食われてしまっているのが問題。- あちらの性能は攻撃力280かつ素で短めながら紫があり、白ゲージも十分な長さを誇る。
おまけにスロットは同等の1。
素の状態で比較してみると、パラジャイロスピアが勝っているのは麻痺属性値1と防御+25のみ。
扱いやすさでは長い白ゲージで健闘こそしたが、チェイナーにはどうしても見劣りしてしまう。
- かといって、斬れ味+2運用ではスロット2と麻痺属性値で大きく上回る伸槍ラングハスラーの壁が厚い。
- 一応パラジャイロスピアならではの利点は無い訳ではなく、斬れ味+2で出る紫ゲージの長さは麻痺ランスでも1位。
…しかし紫ゲージの補正値低下と攻撃力の低さから、
斬れ味+2で比較した場合の期待値はワースト2位とトライデントに次ぐ悲惨さであり、
弾かれにくい以外のメリットが薄い。- 斬れ味+1でも紫ゲージが得られるというメリットを考慮して+1で比較しても、
麻痺ランス7本中の4位と見事に半端者だということ強調してしまう結果に終わる。
- 斬れ味+1でも紫ゲージが得られるというメリットを考慮して+1で比較しても、
- と、4Gの頃の栄光はどこへやら、火力も麻痺属性も今一で
まさかのトライデントと同格の微妙性能止まりとなってしまった。
MHXおよびMHXX上位でこれを強化していたハンター諸君には残念なお知らせです…- トライデントはスロットを3つ備え、会心率は0%。
上回っているようにも見えるが、斬れ味は素で青、匠で白という落とし穴があり、
匠の有無に関係なくトライデントの期待値はパラジャイロの下である。
匠でキノコに優劣を逆転されるがそれはこちらも同じ。合掌。
- トライデントはスロットを3つ備え、会心率は0%。
余談
- 闘技大会の「ティガレックス亜種討伐」ではランス枠として本武器が採用されている。
…のだが、用意されたのはどういう訳か初期形態のスピンクロウラーである。
最終形態でも一つ前の方でもなく何故かこれである。
幸い発動スキルはしっかりしているので変に欲張らなければ十分クリアは狙えるだろう。
- アスクレピオスはギリシア神話に登場する医者。
非常に優れた医術の持ち主であり、その技は死者をも甦らせる程であったが、
この行いにより冥府の王ハーデスの強い抗議を受けてしまい、
聞き入れたゼウスの雷に撃たれ死亡した。その後、医学の功績を讃えられへびつかい座となった。
なお、前述の死者の蘇生は、大半が他の神々からの依頼である事が多かった。- 彼の持っていたとされる杖は1匹の蛇が巻き付いた形状をしており、現代では医学のシンボルマークになっている。
武器の名称としては恐らくこの杖の方が元ネタであろう。治療どころか狩猟に使っているが問題ないのだろうか
デザインが下記のケーリュケイオンと酷似しているため、国内外を問わず頻繁に混同される。
- 彼の持っていたとされる杖は1匹の蛇が巻き付いた形状をしており、現代では医学のシンボルマークになっている。
- ケーリュケイオンはギリシア神話の伝令神ヘルメースが携えている2匹の蛇が巻きついた杖。
この銘はギリシア語読みであり、ラテン語だとカドゥケウスとなる。
ところが神話では杖なのに対しこちらはランスである。あちらはあちらでトンファーなのだが。- 上記アスクレピオスの杖との見分け方は蛇の数と翼の有無。
蛇が2匹で翼があればこちらのケーリュケイオンである。
ヘルメースはまあやらせれば大体なんでもできるタイプの神である。
具体的には瞬足の神とされたり、エジプト神話のトート神と混同されて錬金術の神様になったりしている。
そしてエジプト神話と聞いて察しが着く方もいらっしゃるかもしれないがその通り、ちゃっかり出演済みである。
こちらの杖は商業や交通やその他諸々各種のシンボルとなっている。流石に医学にまでは関係していないが。
- 上記アスクレピオスの杖との見分け方は蛇の数と翼の有無。