武器/ザクゥンタ

Last-modified: 2023-11-27 (月) 12:02:30

目次

概要

  • MH4で初登場した、ケチャワチャ素材で作られたランス。
    新たな機構を組み込み、性能向上を果たした意欲作。
  • ケチャ武器の例に漏れず変な名前だが、ギミックもまた変わっている。
    納刀状態では円錐状のごく普通のランスなのだが、
    抜刀すると柄の辺りから4枚の刃がせり上がり、穂先に展開する。
    この刃が貫くと言うより掴み取るような形で獲物を切り裂くらしい。

性能

MH4(G)

通常種武器

  • 強化順は、
    ザクゥンタ→ザクキーマ→ザクキーマ改→ザクスキラーマ→ザクスシュラーマと、
    5回もの強化を経てようやく最終強化になる気の長い武器である。
    また、強化途中に王槍テンライチャク・ムルカといった
    優秀な武器への寄り道も用意されており、一本道で最終強化に至る場面が非常に少ない武器でもある。
    • ちなみにスパイクスピアからの強化も可能だが、強化で作ると奇猿狐の耳がひっかかるので
      人にもよるが一発生産の方が楽かもしれない。
  • ザクゥンタは割と簡単に手に入る割に長めの緑ゲージと水属性を持ち、テツカブラ相手に使いやすい。
    というかケチャ武器全般が、入手時期の関係上そういった役割を任されている感があるが…。
    序盤の鉄板防具であるカブラシリーズを調達する際には優秀なお供となってくれるだろう。
  • 最終強化のザクスシュラーマは、やや属性寄りのパラメーターで本作の水ランスでは唯一で白が付く。
    しかし白ゲージ自体はかなり短く、基本的には青ゲージで運用しなければならないのがキツイ。
    また匠なしでは微弱な青しか持たないので、使うなら匠はほぼ必須となる。
    しかし青ゲージで割り切るなら、匠なしでも十分な青を持つ水尖槍トリシュラがひっかかり、
    属性特化で運用したいなら圧倒的な水属性値を誇るサメが気になる。
    バランスはいいのだが、悪く見れば器用貧乏と取れてしまうのが残念なところか。
  • 4Gではザクスシュラーマから更に奇槍ザクシュラへと強化できる。
    水属性値は550と高水準でスロットも3つあるが、攻撃力とゲージはあまり優秀とは言えない。
    しかしながらこの武器は、G級ケチャワチャを狩猟するだけで強化に必要な素材が揃うので作成難易度が非常に低い。
    G級に上がった直後に作成すれば、当分の間は活躍が期待できる一品である。

亜種武器

  • 4Gで登場した亜種の素材を用いることで、亜種が操る属性である火属性のランスへと派生が可能。
    ザクスシュラーマからキルシュラータ、そして最終強化系である白槍キルシュラーザンへと強化する。
    キルシュラータは一発生産できるほか、ザクスシュラーマとその強化系である奇槍ザクシュラの両方から
    キルシュラータへと派生可能という珍しいツリーを持つ。
  • キルシュラーザンの性能の方はというと、
    • G級ランス最終強化系としてはかなり低い部類の攻撃力506
    • その攻撃力を補う圧倒的な火属性630
    • 残念ながら紫は出ないものの匠で長大な白ゲージ
    • 非常に優秀なスロット3
    となっている。
    最終強化に火竜の剛翼爪が必要だが、G1にリオレイア通常種が出現するクエストがあるので
    G1の時点で手軽に最終強化まで持っていくことが出来る。
  • 属性特化のキルシュラーザンのステータスを若干物理寄りに傾けたリオレウス亜種のプロミネンスソウル
    物理攻撃力重視のモノブロスの真紅槍モノブロスと共に最終強化ランスの火属性枠を担ってきたが、
    2015年1月9日をもって、遂にG級リオレウス希少種の狩猟が解禁され
    レッドテイルの最終強化形態ディバイン=ソルが降臨。
    攻撃力、斬れ味、属性値、スロットいずれも癖のない高水準な性能に仕上がっており、
    最終的には火属性枠を明け渡すこととなるだろう。
    • しかし、覇王の証Gを使用する関係上ディバイン=ソルへ強化可能になるのはゴグマジオス撃破後となるため、
      攻略用の繋ぎの属性特化武器としては存分に活躍してくれるはず。
      また、特にオオナズチの様な属性偏重の相手に対して、長い白ゲージを生かした属性攻めは非常に高い安定性を誇り、
      他の槍と並んで再び採用される余地もある為、作っておく事に決して損はない。

MHX

  • 今作も続投。
    通常個体の素材を主に使ったザクゥンタと、
    獰猛化個体の素材を使ったザクスキラーマの二種類に分岐する。
  • 前者は雪獅子の鋭牙や重甲虫素材、
    獰猛な鋭牙などをつぎ込み上位強化を終えると物理よりのバランス型ザクキーマに。
    • 属性武器としては高い攻撃力:220
    • 素で青ゲージ10。匠+2で白ゲージ10という斬れ味の悪さ。
    • 高くはないが低くもない水属性:25
    • 環境の厳しいMHXではありがたいスロ1
    匠を積んでも実質青運用。弾かれが怖く要求スキルも多いランスとしては鈍器運用も難儀する。
    眼の上のたんこぶはスパイラルボア
    攻撃力で並び、属性は15とこちらの圧勝だがスロットは2つ。
    素の斬れ味が青10というのは共通だがあちらはなんと匠+2で白ゲージが30も出るため、
    継戦能力で大差を付けられてしまう。
    更にあちらは下位からの付き合いになり、ルドロス以外の素材は別の海竜の尾と体液だけで済む。
    肉質が柔らかく水属性が通る相手ならザクキーマでも通用するだろうが…。
  • 獰猛化素材側の後者は属性型ザクシュラーマ
    • 控えめな攻撃力:190
    • 素で青ゲージ30。匠+2で白ゲージ20と派生前より改善された斬れ味
    • ランストップの水属性:40
    • 手放しでうれしいスロット2
    ライバルはサメラバーカップ…と言いたいが、
    属性値を含めてほぼこちらの圧勝なので属性運用での競合相手はほぼいない。
    が、そういう武器がそう都合によく楽に作れる訳もなく生産難度は高い。
    のっけから狩猟の証Iを使い、重甲エキス嵐龍の角×2
    序盤の牙獣種武器とは思えないほど面倒な素材のオンパレード(MHXにはよくある事だが)。
    攻略には使えないが隻眼宝纏燼滅刃などでは頼りになるだろう。

MHXX

  • G級派生が登場。前者はザクキマターキ、後者は奇槍ザクシュラという名称になる。
    「ザク」に対するこだわりがうかがえる。
  • まず通常個体の武器、ザクキマターキの性能は
    • 非常に高い攻撃力340
    • 素で白10、斬れ味レベル+2*1紫10
    • 平均的な水属性29
    • スロット1
    攻撃力は水属性ランスで2位、1位の凶矛【凌雲】はマイナス会心が付いているため、
    匠使用時、非使用時共に物理期待値でトップになる。
    しかし手数の多く納刀の遅いランスにとって白10という斬れ味の短さは致命的で、
    匠非使用時ならタマミツネのランス二種を使った方が良い場合が殆どである。
  • 一方、匠を使った場合でも登場する紫は10と問題は変わっていないようにも見えるが、
    実は白ゲージ時の期待値でも他のランスの紫ゲージの期待値とほぼ同じ数値であり、
    白の長さは十分にあるので、モンスターのエリア移動時などの安全な時に砥石を使って紫にして、
    普段は白に落ちてもそのまま使う、というやり方で戦うことが出来る。
    この場合は業物をつけて少しでも紫で戦える時間を長くしたい。
    • 実はこの戦法は矛砕ダイミョウザザミのウィルギガントランスでも同じことが出来る。
      あちらの場合はこの武器よりも物理期待値が高い代わりに属性値が低く、僅かながら防御力アップ、
      そして二つ名武器の狩技ゲージの補助が可能と、どちらかと言えばこちらの分が悪い。
      しかしこちらはスロットを1つ持ち、製作難易度は遥かに低いのでこれらの点で十分に差別化を図れる。
  • 一方の獰猛化個体の奇槍ザクシュラは
    • 控えめな攻撃力290
    • 素で白30、斬れ味レベル+2で紫30
    • 非常に高い水属性45
    • 拡張性が広がるスロット3
    攻撃力は水ランスでワースト2位タイであるが水属性値はトップ
    さらに唯一の3スロット持ちとザクキマターキとは大きく性能が異なる。
    高い属性値を活かすため、グラビモス等の水を大きく弱点とするモンスターを選んで使いたい。
    この場合は同じ属性型のガノトトスのランス、瀑流槍オセアーノと立場を争うことになる。
    属性値は僅か1しか変わらず、物理期待値においては30(あちらの会心率-20%を考慮しても14)の差があり惨敗。
    匠使用時の斬れ味もこちらと同じと立場はかなり苦しい。
    しかしあちらは全体の斬れ味長と空きスロットに問題を抱えており、スキル事情がそれぞれで異なる。
    こちらは業物を主軸に属性系スキルをしこたま積んだ属性特化運用において花開くランスといえる。

余談

関連項目

モンスター/ケチャワチャ
モンスター/ケチャワチャ亜種
武器/ケチャ武器
武器/巨獣双剣 - ザク後輩
武器/ゴシャザクゥ - 同上


*1 以降「匠」と表記