無印から登場の、岩竜素材の毒属性ランス。
MH3系列や、MHWシリーズには登場しない。
目次
概要
- 毒性の強い岩竜バサルモスの翼を用い、希少鉱石や毒性の素材を加えて作られる毒属性のランス。
無骨な槍身とは対照的に、盾は整った形のタワーシールド。何故か中心に正方形の穴が空いている。
バサルモスの成体であるグラビモス素材を使った、豪槍グラビモスや黒槍グラビモス系列の原型となる武器である。
なお、作品によっては派生元となるトライデントと盾のデザインがほぼ完全に一致している。
性能
- シリーズ共通の傾向として、攻撃力と比べると毒属性値は決して高いとはいえず、
基本的には物理攻撃力で押し、ついでに毒を狙っていくような感覚での運用が主となる。
MH
- ネタ武器枠を除き、本作唯一の毒属性ランスの系列。
ハードランク素材である岩竜の翼を用いた一発生産によってのみ入手可能。
説明文の割に毒属性は12と極めて低く、その他の性能も攻撃力275、斬れ味黄とノーマルランク並。
改に強化することでようやく斬れ味が緑となるが、まだまだ性能は低く、
ヴェノムスクウィードまで強化してようやくハードのクエストに持ち込める最低限の性能になるが、
鎧竜の翼と頭という2大レア素材を必要とする上、この段階でヴェノムランスの原形を失ってしまう。
MHG、MHP
- 一発生産のほか、MHGではロングホーンG改、MHPではオーガーランスからの強化が可能になった。
さらに、武器性能に修正が加わり、ヴェノムランスの時点で短いものの斬れ味緑を獲得、
攻撃力に至っては437と、無印の豪槍グラビモスの413をも上回る値まで強化された。
相変わらず毒属性は120と低いが、無属性槍のように運用しつつ強化素材を集めることも不可能ではない。
MH2
- 一発生産のみ。
本作より下位武器に変更、またスクウィードまで原形を留めたまま強化されるほか、
ここから直接、豪槍と黒槍へ分岐派生するようになった。
やはり属性値は高くないが、総合的には状態異常属性武器としては及第点の武器性能を持つ。
MHP2
- 一発生産、もしくはパラライザーからの派生強化によっても入手できる。
同時期前後で作成できる蛇槍【ナーガ】が属性重視でありながら攻撃力もそれなりに高く、
ヴェノムスクウィードの時点ではほぼ完敗、豪槍グラビモスまで強化してようやく【ナーガ】と対等の性能という有様。
上位素材で激槍まで強化すれば【ヴリトラ】を総合性能で上回るので、将来性を考えて作るならこちらか。
MHP2G
- 激槍から重槍→重火槍グラビモスへと派生するため、本武器の毒属性ランスとしての未来は閉ざされてしまった。
G級まで使える攻略用の毒属性武器を望むのであれば、蛇槍を選ぶほうがよいだろう。
本武器以上に攻撃特化したホウテンゲキもあるにはあるが、毒属性値が低すぎてもはや無属性武器のようなものである。 - また、G武器として生まれ変わったヴェノムランスGも登場する。
やはり攻撃力重視にはなっているが、そこまで高いわけでもなく、
かと言って毒属性が強化されているかと言えばそうでもないという不憫な立ち位置である。
MH4(G)
- 第5弾PVにて、存在が確認された。
今回は最終強化が黒槍グラビモスになり、最後まで毒属性を貫く。
下位の段階では斬れ味が悪くマイナス会心がつくなど使い勝手が悪いが、
黒槍になれば実用レベルの緑と少しの青ゲージを得、会心もゼロになり、
もともと高めの攻撃力とそこそこの毒が相まって、なかなか優秀な部類の武器となる。
大抵のモンスターに気兼ねなく担げ、オマケに防御力がつくので、
HR6になったら早めに作ると楽になるだろう。
- ただし総合能力はホウテンゲキ【凶】に劣る為、
そちらを作った後は使われなくなる。
- MH4Gでは特に変わらないが、OPでランポス装備のランサーが装備している。
MHXX
- セインランスLV5からのヴェノムランスLV1に派生する。
また、G級にてヴェノムスクウィードLV3を直接生産することもできる。
LV1から豪槍グラビモスに派生が可能。
- ヴェノムランスのまま究極強化を行うと「バジラットヴェノム」LV6になる。
性能は- 攻撃力340
- 会心率-15%
- 毒属性34
- 斬れ味は青40、匠+2で白30と紫10
- スロット無し
幸い属性値もそこそこあり、白ゲージも30出るので、
「紫+白の40の間高い火力が出る毒属性ランス」として見ると使い勝手はさほど悪くはない。
MHRise
- バサルモスの復活と共に再登場。
発売時点ではヴェノムランスIIで強化が止まっていたが、Ver.2.0にて遂にヴェノムスクウィードになる。
その性能は…- 高めの攻撃力220
- 実用的な毒属性23
- お馴染み会心率-15%
- 充分な長さの緑ゲージにLV2以上の匠で青ゲージが出現するが白は出ない。
- スロットはLV1が一つ
- 百竜強化は防御力強化III、属性強化【毒】II、鈍刃の一撃だがバベルIから竜種特効を、
更にその派生元のアイアンランスから鉄蟲糸技強化を引き継げる。
- 単体で見れば決して悪くないのだが、如何せんライバルが強すぎる。
特に物理面では角槍ディアブロスやティガスティンガーII、爆鱗槍バゼルミニアドが立ちはだかる。
特にティガスティンガーは轟槍【独虎】が上位強化の最後に控えている。
斬れ味が白から青に落ちて尚ディア槍を上回る怪物が相手ではいよいよどうしようもない。
活躍させる為には毒が効いて爆破が効きにくい相手に担いでいくなど工夫が必要だろう。
- そのまま使える緑の斬れ味と毒を最大限に活かせるのが、ナズチ防具。頭には心眼Lv2を搭載しており、
胴から脚のいずれか3部位をナズチ防具で揃えれば、毒の時間を倍加するスキルを得られる。
自信があるなら腰でLv2分付与されるフルチャージを伸ばしてみても良いだろう。
ジャストガード等を駆使すれば、他近接武器よりは容易に維持出来る。
硬い部位でも地道に刺し、長時間の毒でジワジワと削り、好機あらば強力な鉄蟲糸技をお見舞いする……
そんな1本に仕上げることも出来るだろう。- 匠+2で青を出せば鈍器運用より期待値は上がるが砥石と剛刃研磨が必須となる。
匠を入れつつ好きなスキルが組める余裕があるなら一考の価値あり。
- 匠+2で青を出せば鈍器運用より期待値は上がるが砥石と剛刃研磨が必須となる。
MHR:S
- 傀異化した竜骨を7個に30pt分のバサルモスの素材を投入する事で、バジラットヴェノムに強化可能。
- 高い攻撃力360
- 微増した毒属性29
- 変化なしの会心率-15%
- 斬れ味は白30。延長しても紫は出現しない。
- スロットはLV2が一つに強化。
- 百竜装飾品スロットは2。
- Ver.14.0では錬成解放ボーナスにより、錬成スロットを開けるだけで390もの攻撃力に到達する。
それでいて、斬れ味ゲージもマイナス会心も十分フォロー出来る値に収まっており、
全体的に扱いやすく物理期待値も非常に高い一本に仕上がっている。
Ver.16.0では最後のスロットを開けるだけで更に攻撃力+10、斬れ味+10。素で攻撃力400という怪物武器に仕上がる。
- 高攻撃力と乗算される蓄積時攻撃強化との相性は抜群で、スキル発動時の破壊力はあらゆるランスの中でも随一。
同じく乗算のアンカーレイジや攻めの守勢を発動した際の破壊力は凄まじい。- 攻勢で低い会心率を補いつつ更に火力に特化させても良いだろう。
毒属性も標準程度はあるので、ランスの手数に霞皮の恩恵を組み合わせて攻勢の発動時間を伸ばすと尚、火力は伸びる。
ただでさえ1スロ枠はカツカツなので、人によっては大きなスロットに、
1スロの霞皮の恩恵を入れる…という、実にもどかしい思いをする事になるかもしれないが…
- 攻勢で低い会心率を補いつつ更に火力に特化させても良いだろう。
- 前作でのライバルであるティガ槍、ブロス槍は蓄積時攻撃強化の恩恵を受ける事が出来ない。
逆に言えば蓄積時攻撃強化の有無で、差が埋まるどころか期待値はあちらが勝る点は注意したい。
- また、似たような高攻撃力毒属性には七星槍【天枢】が存在する。
しかし、向こうにはスロットによる拡張性が、
こちらは白のみで管理していい斬れ味ゲージ、毒属性値による攻勢の活かしやすさなど、
差別化出来るポイントも十分あるので、どちらを担ぐかは好みで決めても良い。
- やり込み前提ではあるが、大属性時代と化した現環境でも下手な属性武器ならば超える火力を叩き出せる可能性を秘め、
物理メインで見たならば最終候補の一つだろう。
MHF
- MH2のツリーを引き継ぎ、豪槍と黒槍への分岐派生も同じだが、
黒槍の方は、強化を進めるとHC武器である真漆黒重槍グラビモスへと進化する。
下位からスタートし、HCまで強化できる数少ない武器の一つとなっている。
余談
- 上記から分かる通り、基本的にこの武器はバサルモス武器としてのスタートを切るものの、
実際はグラビモスとのハイブリッド武器であると言える。
実質、同一の種なので、素材の相性は良いのだろう。- しかしMHXXとMHR(:S)ではバサルモス武器として最終強化を迎えることができる。
関連項目
モンスター/バサルモス
武器/グラビド武器
武器/重火槍グラビモス - MHP2Gにおける最終強化形態