将軍を守るツワモノが携えし
盾斧。防御転じて攻撃と成す、
敵の包囲を切り開く青き牙。
(ブレイドガード)
将を脅かす者を遍く斬り捨てる
ブレイドガード最終形態。
如何なる逆境も覆す青き閃光。
(ナデギリ)
MHXで登場した、ショウグンギザミのチャージアックス。
メインシリーズでは約7年振りとなるギザミ武器の新顔である。
目次
概要
- 鎌蟹素材を用いただけあり、チャージアックスでは唯一剣が鎌型になっている。
斧モードに変形する際は鎌の刃を折り畳み、柄と一体化してから合体する。
ショウグンギザミの可変式の爪を表現したギミックであろう。太刀にも似ている。
刃が並べられた盾の方はランスのそれに近い。
- 実は納刀時の変形パターンが2種類あり、狩場では鎌の刃を畳んで納刀するが、拠点では鎌を畳まずに納刀する。
刃を傷つけないようにするための工夫だろうか。
むしろ一般人がいる拠点でこそ鎌を畳むべきだと思うが
性能
MHX
- 生産時の銘はブレイドガード。
一発生産か、骨盾斧LV3からの派生で入手できる。
生産ではドラグライト鉱石、派生では竜頭殻がストッパーになりやすいが、
劣悪な斬れ味の骨盾斧が元とは思えない、長い緑ゲージを携えているのが魅力。
継戦能力は同時期に作れるチャアクの中でもピカイチ。
- LV6で終点を迎え、ナデギリの銘を手にする。
属性解放斬りで遍く敵を一掃する盾斧の姿は、「撫で斬り」の呼び名に相応しいだろう。 - 気になる性能は、
- 攻撃力210・会心率0%
- 榴弾ビン
- 素で青60、斬れ味+2で白40が出現
- スロット1
- 火力と斬れ味のバランスが高い水準に纏まってはいるが、
無属性チャアクには歴耀盾斧スタテロや轟盾斧【騎虎】といったライバルが存在する。
前者とはスロットによる自由度で、後者とは白ゲージの長さで差別化を図りたい。
しかし、こちらは強化である以上、あの悪名高い獰猛ギザミを狩らなくてはいけないため
作成難易度は相応に高い。
MHXX
従来の通常種武器に加えて、二つ名モンスターである鎧裂ショウグンギザミの武器が登場した。
ナデギリマクリ
- 通常種武器の究極強化「ナデギリマクリ」の性能は、
- 攻撃力330
- 会心率0%
- 榴弾ビン
- 素で白50、匠2で紫30
- スロット1
- 最終的にはスロット以外、後述のドナデギリの下位互換となってしまっている。
G★4の段階で究極強化可能なので、追加技が獰猛化と相性が悪く、相対的に上位よりはマシになったとはいえ、攻略用としては優秀か。
相変わらず手強い獰猛ギザミを倒す手間を忘れれば
ヨロイザキガード
- 生産段階では「ヨロイザキガード」、究極強化すると「鎧裂盾斧ドナデギリ」となる。
- 攻撃力330
- 会心率5%
- 榴弾ビン
- 素で白120、匠2で紫30
- 狩技ゲージ蓄積値1.2倍
- スロット無し
チャージアックスは業物があれば臨戦で容易に最大斬れ味を維持できるものの、
ビンの使用などで斬れ味を一気に消耗する面もある。
- この武器であればモンスターのダウンに斬れ味を気にせず属性解放ループ等が可能。
狩技枠が1つのブシドーやブレイヴスタイルで、安定性を重視するために通常の絶対回避を入れることもできる。
快適性重視の枠としては作成して損はないだろう。
- なお榴弾の威力はステータスに表示される攻撃力に依存するので、
ジオブロスなどに比べると純粋な火力はかなり劣っている。
- 5%の会心率は、挑戦者+2・連撃・弱点特効の組み合わせでちょうど会心率100%となり
更に超会心を詰めば爪護符食事込みでの火力は687(怒り時、肉質45以上限定ではあるが)と、
とんでもない期待値を発揮する。
ただし、これだけ増強してもなお砲術師搭載のほうが高出力のダメージが高いという点や、
絶対回避【臨戦】が斬れ味ケアの他に斧のまま弱点前にすっ飛んで高出力を叩き込む運用に直結することもあり、
上述したジオブロスやネベトヘウトほどメジャーに使われている武器ではない。
- 二つ名チャージアックス全般に言えることだが、この武器種は使い勝手の良い固有狩技がないものの、
メインに扱う属性解放斬りIIの後隙を大きくキャンセルして狩技を発動できるため、
絶対回避2種はそのどちらかが溜まっている間強気に攻める立ち回りを実現でき、有効度が他の武器種より高い。
よって狩技ゲージ蓄積補正は立ち回りやすさに大きく関与するため、
二つ名持ちといった獰猛化モンスター以外の難敵で目立った活躍が見込めるだろう。
ちなみに地味なところでビンチャージ後の隙もわずかにキャンセルできる。- とりわけこのドナデギリは、二つ名盾斧の中でも長い白ゲージによる自由度や上述した火力が出せるため、
重竜頭殻を6個も使うなど製作難易度は高いが、チャージアックス使いなら是非作成しておきたい武器である。
スキルによる斬れ味ケアの代わりに明鏡止水でさらに狩技を貯めやすくしてもいい。
- とりわけこのドナデギリは、二つ名盾斧の中でも長い白ゲージによる自由度や上述した火力が出せるため、
- 同作で登場したブレイヴスタイルにおいても、ビンを使う攻撃は斬れ味消費が2倍という都合上、
白ゲージ120というこの武器をもってしても主軸の属性解放斬りII→IIIループを使っていくだけで
ものの5分程の戦闘で青ゲージに落ちるのも珍しくなく、
まして他の武器で斬れ味を維持するのは困難なため、やはり相性の良い方である。
- 固有狩技を活かすためガード性能+2や増弾や砲術師などを搭載する場合などもこのスキル自由度は噛み合ってくる。
この場合、オーバーリミット中は急いでエネルギーブレイドやチェインソーサーを
どれだけ短期間で再装填できるかということが重要となってくる。
上述の通り明鏡止水を積む猶予も十分あるため、
この武器であれば2回のところを3回に増やすことが容易である。
オーバーリミット中にエネルギーブレイドを使えない状態であっても、
超高出力からチェインソーサーでの属性強化なども可能で、リカバリが効く。
武器倍率330の白ゲージで運用せねばならない点で、純粋な火力こそ幅を利かせている盾斧らに遅れを取るが、
狩技を組み合わせる運用法での回転率上昇は嬉しい要素である。
MHR:S
- サンブレイクにてショウグンギザミの復活と共にナデギリも復活。
一発生産はなく、ボーンシルトベイル改から派生させ、ブレイドガード、ブレイドガード改と
順番に強化していくことが唯一の入手法になる。
その性能と言うと- 榴弾盾斧としては低めの攻撃力320
- 会心率0%
- あまり高くない水属性33
- 以前と変わらない榴弾ビン
- 素で紫30、匠は有効
- スロットはLv4が1つ。百竜スロットはLv2
- 全体として悪い意味でまとまったせいで、使い所にかなり困る武器となってしまった。
- 同じ水属性榴弾盾斧の括りでは、しろたへの衣紋冥護斧改が存在感を放っている。
あちらは攻撃力こそさらに低い310だが、水属性58に会心率20%と斧強化向けに振り切れた特徴を持つ。 - 真蛙式・合ショウヒネリはさらに厳しい存在で、攻撃力340に水属性値36。
何と向こうの白ゲージに、こちらが紫ゲージでも負けてしまう。
斬撃で負け、属性値で負け、ビンダメで負け…実質Lv4スロットしか勝っている点がない。
素の紫がもっと長ければ斬れ味ケアの軽さで勝負できたかもしれないが…二つ名武器が恋しい。 - Ver.15ではとどめと言わんばかりに凶華【朧雲】が追加。
会心率を犠牲に合ショウヒネリを凌駕する圧倒的な攻撃力360に属性値44、短いが斬れ味紫に
加えて固有ギミックの鉄蟲糸技強化まで付いてくる。
会心率がどうにでもなる環境では-25%程度ではデメリットになりにくく、むしろ伸びしろとして捉えられるほど。
そんな凶華との差別化に上記2本がそれぞれ苦戦している中で、ナデギリが何とかなるかと言われると...
- 同じ水属性榴弾盾斧の括りでは、しろたへの衣紋冥護斧改が存在感を放っている。
- 水弱点に担ぐならばしろたへか強属性の魚の方が適任で、榴弾も斬撃もと欲張るなら蛙式か凶華。
そして榴弾による汎用性を重視するならこいつより攻撃力の高い武器はゴロゴロしている。
どっちを向いても平均点以下、という悲しみを背負わされている…。- 個別にスペックを見ていけばどうしようもなく使えないという点はない。
良くも悪くも運用方法が縛られるライバルに比べ、カスタマイズの幅が広いのは魅力か。
頼みのLv4のスロットも、アップデートに伴い有用なLv4装飾品が追加されていったため
多少なり立場は改善されている。
- 個別にスペックを見ていけばどうしようもなく使えないという点はない。
- ちなみに、本作のギザミ武器の解説文は、強化途中のものはMHXと同じ、
最終強化のものは「最終~」→「強化~」に変わっているのだが、
ナデギリは何故か「最終形態」のままになっている。