武器/レックスディバイド

Last-modified: 2024-03-21 (木) 19:25:13

生贄を求め彷徨う非情な狩人。
牙と爪を研ぎ澄ませ、獲物を
喰らう時を待つ、轟竜の盾斧。
(レックスディバイド)

轟竜は哀れな生贄を踏み付け、
残忍な口を開き哄笑をあげる。
レックスディバイド強化/最終形態。
(轟盾斧【騎虎】)

目次

概要

  • MHXから登場したティガレックス素材のチャージアックス。
    一虎刀を小型化したような剣と轟竜の爪を刃としたスティラコサウルスの襟のような盾が特徴。
    高出力属性解放斬りの際に盾中央部の鋭い牙から漏れる煙が吐息を想起させるなど、
    全体的に荒々しくおぞましいビジュアルである。

MHX(X)

  • ブラックガードLV2から派生し、最終強化で轟盾斧【騎虎】となる。
    LV1の時点で下位の武器にもかかわらず、短いながらも青ゲージが出現。
    しかし、他の性能は攻撃力140、会心率は-25%となんとも微妙な性能で、
    近い時期に作れるアスラトアルマイサに会心率とスロットで負け、
    さらに向こうは斬れ味回復機能を持つ。
    だが、一度強化すれば攻撃力180、会心率-20%まで改善され、
    さらにもう一段階強化すれば、唐突に武器スロット1も出現。
  • 最終的には、獰猛ティガレックスとアカムトルムの素材を用いてLV4の轟盾斧【騎虎】となる。
    その最終的な性能は
    • ティガレックスらしく高い攻撃力220
    • ティガ武器なら恒例の会心率-15%
    • 無属性なので榴弾ビン
    • 匠なしで素の白20
    • スロット1
    となっており、非常に優秀。
    会心率によって期待値こそ下がるが、榴弾ビンは表示攻撃力依存であり会心無視なため、
    高い榴弾ダメージが期待できる。
    さらに、素で白20があるため、今作で非常に重くなった匠を切れるのは大きなメリット。
    業物絶対回避【臨戦】と組み合わせると、白から斬れ味が落ちないといったこともままある。
    • だが、上述の通り最終強化に獰猛ティガレックスの素材だけではなく、アカムトルムの素材まで必要となる。
      アカムトルムはHRが60以降でないとクエストが出現しないため、HR解放前での強化は不可能。
      ただし、アカムトルムの素材はレア素材ではないため、作成可能時期以外は良心的。
  • XXではG級を迎え、究極強化すると轟盾斧【大騎虎】となる。
    性能は
    • かなり高い攻撃力340
    • 変化が無かった会心率-15%
    • 榴弾ビン
    • 匠で延長不可の紫20
    • スロット1
    となっており、素で紫が付く無属性の榴弾チャージアックスとしては前作同様に高いスペックを誇る。
    しかし、今作では匠装備の作りやすさと紫ゲージの火力低下により相対的に評価が落ちてしまい、
    逆に多くのライバルが立ち塞がる形になってしまった。
    究極強化でまたも裏ボスのアカムトルム素材を使うためHR解放後しか作れないのが痛い部分である。
    白ゲージが長いためスキルが満足に揃えられないストーリー攻略として用意できれば活躍の場は増えただろうが、
    解放前に用意できる武器としては強すぎるかもしれない。
    • まず、アトラル・カ素材から作られる真名ネベトヘウトは、
      こちらのマイナス会心デメリットを消した上にスロ3の拡張性も備えたようなものであり、
      素の火力面もほぼ同じと考えればこちらの立場が辛いところ。
      ラスボス武器であるが、HR解放後すぐに作れるくらいの作成難度であることも厳しい部分である。
    • また、微量のマイナス会心と高攻撃力という点においては、
      匠無しの期待値が堂々1位、匠で実用レベルの紫と、大騎虎はおろか大抵の武器を見下ろすスペックを持つ
      本作復活組の角王盾斧ジオブロスが控えている。
    このように非常に厳しい状況ではあるが、腐っても素の期待値4位というのは強みではある。
    ライバル達の存在感に押されがちではあるが、ぎりぎり張り合える程度の性能は備えているので、
    X時代に愛着を持っていたプレイヤーなら文句なしに作成して良いだろう。

MHW:I

  • 今作では亜種の盾斧も初参戦したが、残念ながらどちらも汎用デザインの盾斧になってしまった。
    見た目はどちらもボーンアームズに素材を貼り付けたもの。

レックスアームズ

  • ドドガマル由来のガマルエスクードIを生産し、そこから派生することになるだろう。
  • 轟竜の天鱗で強化したレックスアームズIIの性能は、
    • そこそこの攻撃力972
    • いつもの会心率-15%
    • 素で長い白、匠で延長可能だが紫はなし
    • 素で無属性、属性解放爆破360
    • 無属性なので榴弾ビン
    • Lv1スロットが1個
    • MR最低のレア度10
    • パーツ強化にも対応
    クロムフォートIIIより完成時期は早いものの、人によっては天鱗が重い。
    そして、強敵と名高いディアブロス亜種を制さなければ作れない以上、作製難易度は低くない。
    • MR攻略段階では、無撃の乗った榴弾ビンはかなりの威力を誇る。
      同期に比べて性能が特別低いということはない、ティガ武器が好きなら作って損はないだろう。

カーサスアームズ

  • 黒轟竜の素材を用いた武器。
    ティガレックス亜種が導きの地にしか生息していないため、必然的に強化はラスボスの討伐後。
    レックスアームズIから派生する形で、カーサスアームズが完成する。
    天鱗を使わない分、ティガレックス亜種に慣れれば作製には苦労しないだろう。
  • その性能は、
    • 高めの攻撃力1008
    • 通常種武器から大きく悪化した会心率-30%
    • 素で短い白匠2から紫
    • 属性解放で睡眠240
    • 榴弾ビン
    • Lv1スロットが1個
    • レア度11
    • パーツ強化も可能
    どうしてこうなった。
    そう問いたくなるほど、色々と難がありすぎる。
    作製画面で性能を見て、困惑したハンターもいるかもしれない。
    • まず、攻撃力1008に対する会心率-30%があまりにも酷である。
      参考までに、MR解放前に作れるタナトスフォース攻撃力1044に会心率-30%である。
      • ちなみにこのタナトスフォースは前作から一転、非常に残念な評価を受けている。
        そんな武器よりも攻撃力が低く、かつ同じ会心率と言えば悲惨さが伝わるだろうか。
      • 何ならこちらより早く完成するラスボスの盾斧が、攻撃力1008に会心0%
        匠で短めだが紫無撃強化の対象
        こうまで惨敗だといっそ清々しいものがある
    • そしてスロット。
      タナトスフォースはLv2スロットを持ち、自前で無撃強化や剛刃研磨を確保できる。
      しかし、こちらのLv1スロットには無撃珠も剛刃珠も入らない
      得意を伸ばすのはおろか、弱点のフォローにも難儀してしまう。
    • もういっそのこと属性解放で、睡眠武器として運用しよう。
      幸い今作には、デフォで睡眠属性を宿した生産盾斧がない。
      覚醒させないと全属性揃わんのはどうなのかとも思うが…。
      そう思ったハンターに、とある武器が目に付く。それは…
      ドスジャグラス素材の牙竜盾斧【荒喰】II
      • あちらは攻撃力936。ビンダメージではこちらの圧勝。
        一方で、属性解放したあちらの睡眠属性値は330、さらにLv3スロットが2個もある。
        互いに属性解放が必須な以上、このスロット差は構築に大きく響く。
      • 当然作製可能時期はあちらの方がずっと早い。
        わざわざスキル構築が難しく、属性値も低い武器に乗り換えるかというと…。
        睡眠武器として見ても、立場はかなり怪しいものがある。
    総じて、もう1段階強化できても良さそうな性能。胸を張れる点が皆無。
    かなり残念な武器となってしまった。
    せめて会心率が通常種と一緒なら、スロットがLv2だったら…。
    • わざわざ作る意義は正直微塵もないが、現在では武器の重ね着が実装されている。
      強力な盾斧をこの武器の見た目にして暴れまわるのも一興だろう。

MHRise

  • 専用デザインで復活。Ver.1.0時点ではレックスディバイドII止まりだったが、
    Ver.2.0で登場したクシャルダオラの素材を用いることで轟盾斧【騎虎】へと強化可能になった。
    性能は
    • 高めの攻撃力220
    • 素で短いゲージを備える(匠での延長不可)
    • 引き換えに低めの会心率-15%
    • 無属性なのでもちろん榴弾ビン
    • Lv1スロット×1
    • 百竜強化は攻撃力強化III/会心率強化II/痛恨の一撃
    となっている。
    攻撃力と斬れ味を高い水準で保ちつつ、
    デメリットである会心率も容易にフォローが効く範囲で収まっているので
    斬撃・ビンダメージともにそこそこのレベルで運用できる。
    とはいえ、白ゲージ・青ゲージ共に長さはかなり心もとなく、
    防御研磨術も持たないので何かしらのフォローはしておきたい。
    • 強化前の精鋭討伐隊盾斧Iから百竜スキルの鉄蟲糸技強化を引き継げる。
      チャージアックスにおいてはアックスホッパーのみが対象だが、
      強化幅は1.1倍とかなり強力。ロマンを求めて付与してみるのもいいだろう。
  • 今作の無属性チャージアックスはいずれも個性的で、
    • こちらと同じ素での斬れ味に高い会心率を備える一方、ビン火力は控えめな斬撃特化型の夜走盾斧【冥冥裏】
    • こちらを上回る攻撃力240、かつ匠により白が出現し、スロットも優れるが会心-30%が重いゼミラブロスアームズ
    • 特化することで単独首位の攻撃力250を誇るが、斬れ味や会心率へのフォローが課題となる百竜盾斧【随機応変】
    といった具合に各々やや極端な性能を持っている。
    それらと比べると騎虎はどれにも程よく偏らないバランス型としての立ち位置になるだろうか。
    • 騎虎と同じく匠無しで伸びきった斬れ味をもつため特に競合相手になる冥冥裏とは
      高圧属性斬りなどのビンダメージ重視の構成で十分差別化できる。

MHR:S

凶悪な牙をのぞかせる盾斧。
一度抜けば、全ての獲物を
屠るまで進撃は止まらない
(轟盾斧【大騎虎】)

  • 超大型アプデに伴い、強化先に轟盾斧【大騎虎】も復活。
    さらに、傀異化素材で轟盾斧【大騎虎】へと最終強化される。
    少々半端な銘となってしまったその性能は
    • 轟竜武器の名に恥じぬ、高い攻撃力350
    • 延長不可で短めの紫同じ長さで白
    • 無骨な無属性
    • 上位から変化のない会心率-15%
    • 無いよりマシのLv1スロットが1つ
    • 百竜装飾品スロットはLv2。各種特効に対応
    一見、榴弾盾斧として完成された性能ではある。…が、強烈なライバルに押されている感じが否めない。
    • 真っ先に比較対象に上がるのは、同じ攻撃力350に無いも同然の龍属性値を持つ冥淵盾斧ログミー
      会心率は-25%と悪いのだが素で紫80を誇り、斬れ味ケアを放棄可能という強烈な強みを持っている。
      この武器が勝るのはLv1のスロットと、素の会心率10%だけ。
      今作も会心率が盛りやすい環境であるため、差は決して大きなものではない。
  • 決して使い物にならないわけではなく、十分に戦える性能は持っている。
    しかしログミーの方が早く完成する都合上、わざわざ作る理由に乏しいというのが実情である。
    • 何気に、百竜スキルの鉄蟲糸技強化が百竜装飾品にならず没収となったのも痛い。
      折角効果が乗るうえに連打可能なエアダッシュが登場したのに、差別化に使えないのはあまりに無念である。
  • Ver.14からは一転して活躍出来る機会を見出している。
    というのも、傀異スロットを強化するだけで攻撃力・斬れ味を増強出来るようになった影響が強い。
    これは他の武器でも勿論同じなのだが、上記で触れられたログミーと比べると、
    あちらは属性武器な事から9つ目のスロットを解放しても属性値しか強化されない。
    対してこちらは無属性武器なので、9つ目の解放で攻撃力が上昇する点が大きい。
    • 最終的には攻撃力390素紫50がデフォルトの性能となる。
      物理火力はログミーを完全に追い抜き、斬れ味も天衣無崩があれば心配無用。
      Lv1スロットも、剛心顕如盤石などの登場で価値は上がっている。
    • 一方で、新たなライバルとして凶華【朧雲】がエントリー。
      傀異スロットを最大まで拡張した場合で比較すると、攻撃力と斬れ味ではこちらが若干勝る。
      しかしあちらは中々の水属性とこの武器が没収された鉄蟲糸技強化を持っており、
      エアダッシュを連発するごり押し戦法でこちらの上を行く。
    • こちらは即妙やCFCで攻撃を的確に捌く、轟竜の名に反した丁寧な立ち回りでこそ真価を発揮する。
      飼い慣らせばあらゆる敵を噛み砕く獰猛な顎となるだろう。
    • 更なる攻撃力を求めたい場合はジオブロスになるが、
      あちらは紫ゲージを出す為に匠か斬れ味増強で傀異スロットを使用する必要がある。
      快適性ならログミー、総合力の朧雲&大騎虎、榴弾重視ではジオブロスになるか。

ルドラディバイド

MHX

  • 他の二つ名武器同様、荒鉤爪狩猟の証や荒鉤爪素材を用いてルドラディバイドとして生産され、
    最終強化のLV10で鉤爪盾斧【荒騎虎】となる。
    あの二つ名持ちモンスターを狩猟しないと作成できない当武器、気になる性能だが、
    • 通常種武器より低い攻撃力200
    • 代わりにマイナス会心より大きく上がった会心率10%
    • 匠要らずの青ゲージ100白ゲージ30
    • 無属性、故に榴弾ビン
    • 二つ名武器共通のスロット0
    • これも二つ名武器共通の、狩技ゲージが溜まりやすい効果
    となっている。
    武器単体としては全体的に手堅く扱いやすい性能ではある。
    …のだが、ライバルがあまりにも強すぎるというのが実情である。
    • まず第一のライバルは、同じく二つ名持ちモンスターの燼滅刃ディノバルドの武器、燼滅合刃バルドレッド
      同じ攻撃力、素の白ゲージ20、会心率が5%低いが、それ以上に爆破属性を持っているため、
      どちらかと言われればバルドレッドが選ばれやすい。
      臨戦のみで運用し、業物を切る(ないしその逆)という状況以外では基本的にバルドレッドに勝てない。
    • もう一つのライバルは、やはりというか通常種武器の轟盾斧【騎虎】
      会心率の差があるものの、それ以上に攻撃力で負けているため、榴弾ビンのダメージで劣る。
      また、武器スロットの有無も大きいだろう。スロット数が極端に少ない今作でこの差は大きい。
      差別化するのなら業物を切り、足りない火力と狩技を存分に活かしていくことだろうか。
    この武器が輝く時は、ずばり爆破属性が効きにくいモンスターと戦う時…
    若しくは大連続狩猟など長期戦を強いられるクエストだろうか。
    確かに燼滅合刃バルドレッドはかなりの高性能だが、悪名高き『燼滅刃の塵粉』を最終強化までに3個使用する。
    上述の通りこの武器の性能は高いので、バルドレッドが出来るまでは繋ぎとして活用出来る…かもしれない。
    こちらも荒鉤爪自体が強敵なのでなんともいえないが…
  • ちなみに、LV1生産時のルドラディバイドの性能は、攻撃力170、会心率10%、素白10。
    最終強化まで「まるで成長していない」ことがお分かりだろうか…。
    初めてこの武器の性能を見たとき、最終性能に夢を見たハンターは少なくなかったことだろう…。

MHXX

  • XXではG級を迎え、究極強化すると荒鉤爪盾斧BITEというぶっとんだ名へと変貌する。
    新モーションの追加で更なる強敵となった荒鉤爪を狩猟し、苦難の末に手に入れたその性能は
    • 平均的な攻撃力310
    • 全く変わらない会心率10%
    • 榴弾ビン
    • 匠で延長不可の白70紫30
    • スロット0
    と手堅く纏まっている…ように思われた。
    しかし、他武器を見渡すと、このスペックをもってしても立場が盤石でないと分かる。
    攻撃力の差が前にも増して通常種武器より開いており、殆ど進歩がない。
    更には紫ゲージの補正値が1.39に変更された今作では、
    素の紫ゲージだけが高火力を示す利点ではなくなってしまったのだ。
    • 様々な武器に目を向けてみると、ときぎぬヴァンクロム
      アムガリオンのような多数の属性持ち榴弾チャージアックスや、
      こちらと比べ物にならない具合に作成難度に恵まれた攻略用武器のカイゼルコマダントにも水をあけられている。
      上位互換が沢山…。
      期待値が最高クラスの通常種武器と比べると、落ちぶれ具合も凄まじい。
      この武器を作るかどうかは、素材の在庫とにかかっている…のかもしれない。

余談

  • ディバイドとは「分割する」という意味。チャージアックスの分離・合体機構からだろう。
  • 「騎虎」は実在の言葉であり「騎虎の勢い」という表現で使われることがある。
    物事が途中でやめられなくなること、勢いが激しい事の例えで、
    に一度乗すれば、降りれば喰われてしまうから降りられない」というところから来ている。
    轟竜の荒々しい攻撃性を表す言葉選びと言えよう。

関連項目

モンスター/ティガレックス
モンスター/ティガレックス亜種
モンスター/荒鉤爪ティガレックス
武器/ティガ武器