武器/ハーイゲヴァー

Last-modified: 2023-11-07 (火) 09:18:03

化け鮫ザボアザギルの素材から作られるライトボウガン。
堅い氷を貫くザボアザギルの生態そのままに、貫通氷結弾や貫通弾の扱いに特に優れる。

目次

概要

  • ザボアザギルはMH4からいたが、何故か無かったザボア素材ライトがMHXにてようやく登場。
    ザボアザギル自体が上位からの登場なので、当然この武器も上位になってから生産可能。
    一発生産の他、ハンターライフルLV6からも派生可能。
  • 外見はまさにザボアザギルの頭と言った感じ。
    ザボアに似た流線型の頭をしており、口から砲身が覗いている。
    ボウガンとしては異色の形状ではあるが、鮫型の形状はかなり格好いい。
    • サイレンサーを装着すると銃身下部から頭と同じ形状のパーツが伸び上下対称のようなシルエットになり、
      銃口付近は膨らんだザボアザギルのようなパーツで覆われる。
      よく見ると下あごの牙も生えており、元々の頭と噛み合った形になるのがチャーミング。
      一方ロングバレルは、骨を削って作ったような妙に生々しい顎の形状をしている。
      こちらのパーツはかなり長く、納刀状態で地面スレスレになるほど。
      その不気味な形状は、口が伸びる鮫として有名な「ミツクリザメ」を彷彿とさせる。

性能

MHX

  • 生産段階の「ハーイゲヴァー」は攻撃力190、会心率0%、スロットなし、ブレなし
    リロード「普通」、反動「中」、内蔵弾はLV1貫通氷結弾、速射対応もLV1貫通氷結弾。
    貫通属性弾が速射対応というのは非常に珍しく、大型モンスターの全身に属性ダメージを与えられる。
    装填数はやや少ないが、そこはサブ弾を含めた全弾装填でカバー可能。
    その他の装填数は氷結弾は当然として、貫通弾が4/6/5と多めに入る他は特徴無し。
    • 最終強化は「口裂けハーイゲヴァー」。攻撃力210になったが、他に目を引く変更点としては
      内蔵弾にLV2貫通氷結弾とLV2氷結弾も加わり、LV2貫通氷結弾は速射に対応している。
    なんと言っても魅力的なのはLV1・LV2両方の貫通属性弾を速射できるという事。
    LV2貫通氷結弾の速射は隙「中」でDPS的にあまりよろしくはないが、弾持ちはよくなるので、
    属性特化した装備構成ならばかなりのダメージが期待できる。
    また武器内蔵弾を主力として使う場合特定射撃強化で大幅な火力増強を望める。
    他の属性貫通速射ライトと同様に氷属性攻撃強化+2と特定射撃強化を併用すれば、
    内蔵弾のみで狩りを終えることも可能。
    ただし武器内蔵弾の現地調合はできないため、外してしまった場合のリカバリが効かない。
    氷属性に特化するならば弾薬節約を一緒に発動させられれば安定性が増すだろう。
  • その他には貫通弾の装填数も優れているが、こちらはあくまでサブウェポン。
    貫通氷結弾が有効な相手には必然的に貫通弾も有効である事が多いが、
    貫通氷結弾には氷属性攻撃強化は乗っても貫通弾強化が乗らない。
    また、普通の貫通弾を使う場合は反動を1段階軽減して「やや小」に抑える必要も出てくる。
  • 最大の欠点は、貫通氷結弾が有効な相手が少ないこと。
    ガララアジャラやジンオウガ、ラージャンなどは軒並み弾肉質が柔らかく、物理弾のほうがずっと効果的。
    アルバトリオンや燼滅刃は氷弱点の状態でいてくれる時間が不安定で、
    ハプルボッカはそもそも全身を地上に晒すタイミングが限られる。
    ハーイゲヴァーが有効なモンスターはライゼクス、意外なところで矛砕(のヤド)くらいしかいないのである…。
    • また、LV2への強化に早くも「雪甲大塊」と「獰猛な氷塊」を要求されるため、
      獰猛化ザボアザギルは元より、上位のガムートを狩猟できる腕前が無いと
      このボウガンの真の本領は発揮できない。
      生産時点でもそこそこの強さとは言え、LV2氷結弾すら使えずLV1貫通氷結弾速射しか取り柄が無いとなると、
      向こうしばらくLV1氷結弾速射の雪獅子のボウガンで凌ぐ方が心強い。
      (巨象のボウガンは、作りやすい割りに扱いが難義なので、お好みで。)
      挙句、最終強化の「口裂けハーイゲヴァー」に強化するには
      ウカムルバスの素材が必要=HR60になることがほぼ必須*1であるため
      獰猛相手や矛砕を制していなければ完全に宝の持ち腐れとなってしまう。
      バサルモス亜種やディアブロスにぶち込める日が来ることを期待しよう。
      • 一応、獰猛化したライゼクス、矛砕ダイミョウザザミなら担ぐ相手として問題ない。
        特に矛砕のヤドは普段は狙いにくいが属性肉質25で、3回以上貫通が当たる見込みもある
        「貫通属性弾で撃ってください」と言わんばかりの部位。
        威力自体は存分に堪能出来るだけにディアブロスのリストラが悔やまれる。
      • などと言っていたら続編のダブルクロスにてディアブロスの復帰が決定。G級クエストも決定したため、
        氷属性が弱点のモンスター相手にこの武器も日の目を見る事が出来そうだ。
  • 氷属性ボウガンとして、なんと
    伝説の銘銃ホーネス=ダオラが肩を並べるライバルとなる。
    あちらは、攻撃力230でのLV2通常弾速射という独特の個性で一線を隔する別物とは言え、
    上記の通り、むしろ貫通氷結弾に特化している点こそが、ハーイゲヴァー最大の欠点と見ると、
    「氷属性も併せて使える汎用性の高さ」に於いて、あちらの方が圧倒的な利便性を誇る。
    ただし、ホーネス=ダオラは作成時期が集会所上位最終盤となるため、
    ホーネス=ダオラを手にする頃には口裂けハーイゲヴァーで充分に事足りる、なんて事も普通にある。

MHXX

  • MHXXでは究極強化で口裂けハーイザルヴとなる。
    使える弾は変わらず順当に強化され、貫通弾の装填数が6/6/5で物理も問題ない。
    地味に速射ではない氷結弾が7発装填になったりと使い勝手は良好。
    本作で復帰したディアブロスだけではなく、
    新たな二つ名持ちとして実装された青電主ライゼクスにも有効なので活躍の場が増えた。
    流石に氷結弾だけで青電主を削り切れるかというと怪しいが、
    貫通弾もフルで活かせばソロ討伐も可能だろう。

余談

  • 聞き慣れない語感の武器銘だが、由来は恐らくドイツ語の鮫(Hai)と銃(Gewehr)だろう。
  • ライトボウガンスレの住人からは「ハゲ」という蔑称愛称を付けられている。
  • 因みにMHXで唯一LV1貫通属性弾を速射できる銃だったりする。
    MHXXでは対応銃が増えて唯一の個性ではなくなってしまったが、それでも両レベルの貫通属性弾が速射できるのは
    この銃だけである。
    • ちなみに他のLV1貫通属性弾速射対応武器は武器のみである。

関連項目

武器/ザボア武器
モンスター/ザボアザギル
武器/ド級弩アルデバラン - 「ベルクーツ」がこの武器のLV1から派生可能


*1 他人のクエストに参加させて貰うとかイベントクエストという選択肢もあるが、その場合でも最低限HR8が必要