MHWで初登場したイビルジョー素材の片手剣。
高い物理攻撃力と龍属性を持つ。
目次
概要
- 今までのシリーズに存在しなかった、イビルジョーの片手剣。
- 外見はイビルジョー製太刀のカラミティペインを小型化したような、
盾はネルギガンテの素材から作られる討滅の尖兵に近く、
刺々しい形状のカイトシールドに鎖を巻き付けた外見をしている。- 片手剣繋がりで言えば、剣の形状は叛逆牙バグナレギオンやサーペントバイト系列にも似ている。
性能
MHW
- 作製ツリーは単独で、フェイタルジョー→フェイタルヴァイトへ強化される。
その性能は…- 全片手剣中最大の物理攻撃力である308
- なかなかの属性値龍属性210と龍封力【大】
- 他のイビルジョー武器と比べるとやや低い会心率-20%
- 斬れ味は青30だが匠を発動させた場合全て白ゲージが出現。
- MHWに共通するイビルジョー武器の性能としてスロット無し
- マイナス会心に関しては会心率を上昇させるスキルが多く、
レア度7の為二回施せるカスタム強化で軽減も可能な為大した問題にはならないだろう。
片手剣はスタミナを使う行動が少ないため、
スタミナが満タンの場合に会心率が上昇する渾身と相性がいい。
一方の斬れ味は片手剣としては素の状態では物足りない。
匠や剛刃研磨、達人芸など、白ゲージを維持して戦うためのスキルは用意しておこう。
- 一番のライバルはネルギガンテの片手剣、討滅の尖兵だろう。
単純な期待値であればこちらが上回るが、あちらは斬れ味のフォローが不要で、
1スロの存在により体力増強や気絶耐性などの生存重視を始め自由な構成にすることが可能。
火力のフェイタルヴァイトと安定性能の討滅の尖兵としっかりと住み分けができているとも言える。
- また、Ver.3.00からは「ガイラスライサー・土砂」もライバルになりうる。
斬れ味では劣る土砂だが、攻撃力で並んで会心率で勝ち、しかも無属性なので無属性強化が可能。
無属性強化の強化分は武器倍率1.1倍なので、斬れ味補正の差を埋めて来ている。
加えて防御力+25も大きく、さらにスロットもささやかながらレベル1が一つ。
白を維持という概念もないので、スキルが軽く済むのも特徴である。
はっきり言って物理性能の火力差は誤差も良いところではあるが、念頭に入れておきたいところではある。- ただ、こちらの有する白ゲージの存在は大きく、加えて無視できない龍属性値と龍封力があり、
エンドコンテンツである歴戦古龍との連戦を考えると、火力的にはこちらに分がある。
- ただ、こちらの有する白ゲージの存在は大きく、加えて無視できない龍属性値と龍封力があり、
- 遅れてやってきたライバル、ウィッチャーの銀の剣+はなかなかの強敵。
攻撃力こそ大きく遅れを取る266という数値だが、より高い龍属性値330と同じく龍封力【大】が特徴。
また、斬れ味が素で長めの白ゲージで会心率も0%、Lv1スロット1つもあるのでスキルの自由度は高い。- ただし+まで強化するには歴戦王や極ベヒーモスに匹敵する強敵、エンシェント・レーシェンの素材が必要になる。
討滅の尖兵の上位互換的立ち位置なので、選択基準も同じようなものになるだろう。
- ただし+まで強化するには歴戦王や極ベヒーモスに匹敵する強敵、エンシェント・レーシェンの素材が必要になる。
MHW:I
- フェイタルヴァイトの更なる強化形として業鉈アングラムが登場
その性能はというと- かなり高い物理攻撃力392
- 属性値は龍属性240と微量だけ増加、引き続きの龍封力【大】
- 相変わらず足を引っ張る会心率-20%
- 斬れ味は素で白ゲージ30を持ち、匠+3から紫ゲージが出現
- やはりスロットは無し
- だが、ライバルとしてネルギガンテ片手剣の更なる強化形、討滅の尖兵【狂】の存在があまりにも大きい。
紫ゲージが出ないにも拘らず、アングラム以上の武器倍率とマイナス会心率が無いことで、
なんと紫ゲージのアングラムの期待値を白ゲージで上回ってしまう。
その白ゲージも120というトンデモ無い長さであり、
斬れ味消耗の激しい片手剣にとって大きなアドバンテージとなっている。
MHXXと同様に紫ゲージの斬れ味補正が1.39倍である事に加えて、
クラッチクローによる肉質軟化の導入によって白ゲージでもはじかれには問題が無い事、
渾身スキル等の弱化によってマイナス会心率のフォローがしにくくなったなどもあり、
アングラムは極めて厳しい立場に置かれることとなった。
- ただし、実戦で使えないような性能ではなく、
製作可能時期はこちらの方が早いので、早く龍封力【大】の武器を使いたい場合は運用もありだろう。
余談
- 「フェイタル(Fatal)」は「致命的な、死因となるような、宿命的な」といった意味の英語の形容詞。
その為、「フェイタルジョー(Fatal jaw)」で「(相手に)致命傷を与える顎」と意訳でき、
イビルジョー最大の武器である大顎と牙をうまく表しているといえる。- マスターランクでは鉱石派生ヘビィボウガンの名称が「フェイタルアサルト」となっている。
同じ単語を使うだけで特段関係はないが、現状では単にフェイタルというとあちらを指す場合も多い。
- マスターランクでは鉱石派生ヘビィボウガンの名称が「フェイタルアサルト」となっている。
- 「ヴァイト」はイビルジョーらしく英語で「噛む」という意味… と言いたいところだが、
噛むの綴りは「ヴァイト(Vite)」ではなく「バイト(Bite)」であり、
「ヴァイト(Vite)」だと音楽用語で「勢いよく、素早く」といった意味になってしまう。
強引にヴァイトで意訳すると「死に急ぐ」といった意味合いだろうか?- 「イビルジョーの顎を模した、刃先から無数の牙が生えている鉈状の得物」というデザインは
上述の通りサーペントバイトと同様の意匠を感じさせる。
やはり名前の由来にBiteの意も絡んでいるのかもしれない。
- 「イビルジョーの顎を模した、刃先から無数の牙が生えている鉈状の得物」というデザインは
- 「アングラム」は英語で「怒り」を意味する「アングリー(Angry)」
もしくはジョー大剣の銘にも使われる「苦痛」を意味する「アングイッシュ(Angish)」、
そして北欧神話での英雄シグルドの使う聖剣「グラム」を組み合わせたものと考えられる。
なお、剣のグラムは「怒り」という意味の銘であり、
怒り喰らうイビルジョーを素材とした武器である事と合致する。
また、グラムはファフニールというドラゴンを倒すのに使った剣でもあり、
高い龍封力を持つ点とも合っているといえるか。