奏でなさい。仇なす者に音色届かば
氷晶の風が吹きすさびましょう。
(セクタード/レイ=セクタード)
奏で響かせなさい。さらば調べは
戦場へ白き氷震を轟かせましょう。
(リルン=グレイシア)
MHWorldから登場した狩猟笛。
目次
概要
- レイギエナの風を掴む特徴を反映してか、振るうとこの武器特有の風切り音がする。
- 演奏サウンドは弦楽器のそれであり、ゆったりと流れる陸珊瑚の風といった感じの雄大なメロディ。
活発なメロディのテオ=オルフェスとはかなり違った印象を受ける。
しかし、マスターランクではかなり印象が変わる。詳しくは後述。- 演奏音はいずれもMHW:Iのメインテーマ「継がれる光」の一節のアレンジ。
渡りの凍て地発見のきっかけとなったのはレイギエナであることを考えるとなかなか感慨深い。
MHWorldの時から伏線を張っていたということだろうか。
- 演奏音はいずれもMHW:Iのメインテーマ「継がれる光」の一節のアレンジ。
性能
MHWorld
- メタルバグパイプを強化することで、アクアバグパイプを経由してグレイスバグパイプへ強化できるが、
この時点では柄に風漂竜の皮を付けただけの汎用グラフィックである。
ここから上位レイギエナの素材で強化することで
銘がセクタードに変わり、専用グラフィックを持つようになる。
最終強化はレイ=セクタード。
その性能は- かなり低い攻撃力672
- まずまずの氷属性360
- 斬れ味は素で白だがごく僅かしかなく、青も短め
- 会心率は0%
- スロットなし
- 音色は紫青緑。
スタミナ消費軽減【長】・風圧無効・防御力UP【大】・体力回復【中】&解毒*1と、
補助・防御よりの旋律を奏でることができる。
デザインと音色に違わず癒し系の狩猟笛である。
- 数少ない氷属性の狩猟笛ではあるのだが、
氷弱点のディアブロスやオドガロンに対して特別有効な旋律を持っている訳でもなく、
なかなか使いどころを見つけにくい。
氷がそこそこ通り、風圧と毒を使ってくるリオス夫婦との戦いでは活躍できるかもしれない。
- 基本性能も旋律もいま一つであり、スロットがないため拡張性にも欠ける。
強走効果や風圧無効を期待するなら完全に上位互換の笛が存在するなど、
積極的に担ぐ理由がほぼ見当たらない狩猟笛となってしまっている。
- このように武器としては残念と言わざるを得ない性能なものの、
優美なデザインと振るう度に鳴るかっこいい風切り音、
そこからの雄大で穏やかな演奏サウンドという確かな個性を持っており、
その点ではカリピスト達からの評価は高い。
たまにはレイ=セクタードでひと狩り行こうぜ!
MHW:I
- マスターランクのレイギエナ素材を使いレイ=セクタード改に強化できるようになる。
さらに凍て刺すレイギエナ素材で強化することでブリーナ=セクタードに、
イヴェルカーナ素材と風漂竜の天鱗を用いて、最終強化リルン=グレイシアに至る。
レイ=セクタードの配色はメリハリある青と白で分かれていたが、
ブリーナ=セクタード以降は笛全体に霜がついたようなカラーリングとなり青色部分が減る。
- その性能は
- MR狩猟笛では一番低い攻撃力1008
- 非常に高い氷属性600
- 斬れ味は白60。匠2から紫ゲージ
- 会心率0%
- スロットなし
- レア度11
- 氷属性値はかなり上昇しており、斬れ味も素晴らしい…のだが、
相変わらず攻撃力が低い上に回復&補助よりの音色のため、普通に使っていては火力を引き出しにくい。
しかし、ヒット数の多い響音攻撃の実装や真・会心撃【属性】の高い属性倍率などの追い風は吹いている。
やや強引に属性特化ビルドをして氷弱点のモンスターに持ち込むことで、なかなかの火力を出すことが可能。
相変わらず使用者の愛が必要な武器ではあるが、今度はリルン=グレイシアでひと狩り行こうぜ!
MHST2
- 固有グラフィックの姿で登場。
本作での多くの武器銘は下位では最初期、上位では上位最終の銘となっているため、
この武器の場合は下位がグレイスバグパイプ、上位がレイ=セクタードとなっている。
- クリア後も使い続ける事になるのは上位の武器なので銘が合わないだけなら些細な問題である
が、グレイスバグパイプなのは下位の銘だけではなかった。
装備してスキルを使用してみれば、その違和感も聞き覚えもある音色が耳に入ってくることだろう。
なんとセクタードの姿でありながら音色はバグパイプなのである。
銘とは違い、こちらは上位になっても変化はない。
- 性能については、氷属性のメロディタイプとなっている。
同じ組み合わせの笛はグィロティスカと氷琴アイスフィール。
グィロティスカとはあちらの方が会心率が高い代わりに攻撃力が低いという差別化がなされているが、
アイスフィールは完全な上位互換となっているので、作成可能になれば乗り換えとなるだろう。
余談
- セクタードは「扇形」を表わす英語、および雪結晶の形の一つ「扇六花」から採られたものと思われる。
一部ではレイギエナとカリカリピーからギエピーと呼ばれている。
- レイギエナ武器のMR最終形の銘は著名な氷河の名前から取られているが、
リルン=グレイシアはヒマラヤ山脈に存在するリルン氷河が元ネタだと思われる。
- レイ=セクタードでは穏やかで雄大な癒し系サウンドを奏でていたこの笛だが、
何か思うことがあったのかブリーナ=セクタードからは沈静系のトーンに変化する。
あまりに担がれなくて気落ちしたのだろうか…
どちらも継がれる光のアレンジなのだが、強化前後でかなり印象が違うため
レイ=セクタード系列のままのほうが良かったという声も聞かれる。