いわゆる「棒付きキャンディー」。キャンディーに棒をつけ、食べやすくしたもの。
誰しもが一度は、幼少時代に口にしたことがあるのではないだろうか。
しかしながらメゼポルタのハンターは、
これを巨大化させてモンスターを殴り倒す武器として扱うことにしたようである。
目次
概要
- MHFのホワイトデーイベントで作成可能な武器。初登場は2013年の「恋活男女の猛き習性」。
繰り返すがお菓子ではない。れっきとしたハンマーである。
しかしながら見た目はまんま「イチゴ味ロリポップ」。
またはイチゴ味チュッパチャプス。何をどうしたらこれが武器になるのだろうか…。
- この武器の原料(?)となる素材は「ざらめ玉」。…まんま食料である。
ざらめとはショ糖の結晶であり、粗い砂糖の粒であることから、
「あらめ」が訛って「ざらめ」になったという。つまりは砂糖以外の何物でもない。
こんな砂糖の結晶でモンスターをも昏倒させる武器を作り出せるとは…
メゼポルタの工房技術恐るべし。- まぁ、ポッケ村でも只のトウモロコシが伝説の龍を屠ってしまったり、
ユクモ村ではダンゴが飛竜を串刺しにしたりするので、工房の手に掛かれば軽いのだろう。
- まぁ、ポッケ村でも只のトウモロコシが伝説の龍を屠ってしまったり、
性能
- そこで肝心の性能だが、ロリポップの時点で
- レア度3としては高めの攻撃力832。
- やや低いが水属性120。
- 斬れ味は緑ゲージ、斬れ味レベル+1で若干ながら青ゲージが出現。
ところがどっこい、強化していくと、
指折りの強豪がそろう水属性ハンマーの一角を占める武器へと昇華する。
- 親方印派生のロリポップ・スパークは、
- なんとヘタな剛種ハンマーより強い攻撃力1300
- 高めの水属性510、だけではなかった麻痺180。
- 斬れ味レベル+1で白ゲージに届く。
- オマケの親方印。
あのカニハンやグンマーの後を追う驚愕の性能である。
一体砂糖の結晶にどんな加工をしたらこのような性能になるのだろうか。
- MHF-G3(2014年)では更にHC派生と準G級武器への派生が追加された。
HC武器「ロリポップ・チスパ」は1段階前のデリシャスロリポップから「こしもざらめ玉」を使って派生、
準G級武器「ロリポップ・ショック」はスパークもしくはチスパから「しもざらめ玉」を使って派生となっていた。
現在は親方印・HC武器・準G級武器のキー素材が廃止されているため、
生産さえしておけばいつでもこれらの段階まで強化できる。
- ロリポップ・チスパはロリポップ・スパークから水属性10・麻痺値70を削っただけの性能となっており
HCクエストではゲージが1段階強化されて紫ゲージが発動する始末である。
カニハンとの違いは会心率と武器スロットぐらいであり、代用としても十二分に機能するものとなっている。
なお、ロリポップ・ショックはGR1止まりの性能でありそこまで強烈とは言えない。今後に期待か。
- ただし、どの派生も強化して麻痺属性がつくのを忘れてしまいがち。
デリシャスロリポップまでは比較的効果的なのでよいが、
スパークにしてもルコディオラに担いでしまうようなことにならないよう気をつけよう。
- 素材は親方印への強化に「古龍種の舌」(剛ナズチ)を使うのがやや面倒かもしれないが、
あとは呑竜の牙や飛竜種の骨、採取系アイテムなので比較的良心設計。
…まさかキャンディーに古龍種素材や呑竜の牙をつぎ込むとは思いもよらないだろう。
性能の高さはこれらの素材にあるのだろうか。
呑竜の牙のヌルつきが覚醒させたのかもしれない
HC武器の方は武具職人魂【和】を7個集めれば、あとは食材のスパイスワームだけとなっている。
おそらくスパイスワームでピリッとした味を出すのだろう。
現実世界にも虫がはいったキャンディはあるし・・・
なお武具職人魂【和】は秘伝書装備状態で剛種ルコディオラを狩ると集めやすい。
余談
- このロリポップの味は「甘くてポップな味」らしい。
強化したスイートロリポップは「とても甘い」。
デリシャスロリポップになると「とても甘く、美味」。
ロリポップ・スパークは「ぴりっと弾ける味」だそうだ。
味のバリエーションでいえば、上述のダンゴといい勝負かもしれない。
残念ながらモンスター素材や王族カナブン、そしてあの呑竜の素材まで用いているので、
味はともかく食すことは残念ながら不可能だろう。
それ以前にグラビモスの胸殻をも砕く斬れ味緑(~青・白)の飴玉をかじること自体自殺行為に近しいが- 冒頭ではネタ武器と言わんばかりに一蹴したが、実際の所
飴菓子の硬度は充分に打撃武器の使用に耐えうる頑強性を誇る。
そこに適度な粘性や柔軟性が加味される事によって
中途半端な鉄のハンマーよりも、さらに打撃の重さが増すのである。
その硬度や粘度は材料の砂糖の純度と密度に比例するため
甘くなれば甘くなるほど強くなると言う解説は理に適っている。
具体的には、肉を裂き、骨を砕き、木の実も割れるぐらいの硬さがある
人間の自然歯を部位破壊するぐらいの硬さだと説明すれば伝わるか。 - 当然だが、鈍器や武器としての使用は考えられていないため
現実世界の一般的な飴菓子には乳化剤や香料などを多く添加して
砂糖の密度を下げる事によって、歯へのダメージを軽減して製菓されている。
しかし一方で、砂糖の純度によりどこまでも硬くなる性質を追究して
噛み砕くことなど想定していないハードキャンディーも並列で存在する。
多くの飴菓子に於いて、その硬度や強度の程度に関わらず
「噛んで食べると歯を破損する恐れがあるため、舐めて溶かして食べて下さい」
と言う主旨の注意書きがあり、メーカーからは噛まないで食べる事が推奨されている。
MHの世界どころか、むしろ現実世界の方で
今日もどこかの製菓メーカーにより、飴菓子の硬さの追究が行われているのである。
- 冒頭ではネタ武器と言わんばかりに一蹴したが、実際の所
- 2016年にはまた別の飴ハンマーが登場している。
その名は「連面鎚」、こちらは金太郎飴がモチーフとなっている。
入手手段は端午の節句イベントだったのだが、端午の節句と金太郎飴ではちょっと関連性は弱い*1か……
ホワイトデーでチュッパチャップスのこちらも関連の薄さではいい勝負だろうが