武器/操虫棍/MHX(X)

Last-modified: 2024-01-22 (月) 20:54:55

MHX(X)

  • ここに来て、多くの要素がやっと弱体化。
    売りであった「乗り」も、エリアルスタイルなどの追加により他の武器でも行えるようになった。
    加えて全ての武器の乗り蓄積が非常に少なくなり、モンスターの乗り耐性も強化された。
    操虫棍自体は、多くのアクションのモーション値が下げられ、またエキスボーナスも弱体化。
    どんな相手にもこれ一本が最適解とは言えなくなった。
  • 弱体化したとは言うものの極端な下方修正とまではいかず、
    使いこなせれば十分に強さを発揮できるレベルに落ち着いている。
    他の武器もこのような調整をして欲しいものである。
    寧ろ手数の多さにも拘らず他武器を置いてけぼりにするほどの圧倒的なモーション値かつ、
    自力ジャンプが可能なのに乗り蓄積値が他の武器と大して変わらないといった
    MH4系列の仕様がある意味おかしかったと言えよう。
  • MHXでは猟虫のスタミナがエキス欄の下にゲージで表示されるようになった。
    また、移動中に印弾が発射できなくなったため、印弾の暴発事故は起こりにくくなった。
    本作では4つのスタイルいずれもが非常に癖が強く、
    スタイルそれぞれで殆ど別武器と化している傾向がある。
  • 狩技では部位を問わず、当てれば三色エキスを獲得できるエキスハンターが人気となっている。
    狩技枠が一つのスタイルは、斬れ味を維持できる絶対回避【臨戦】とどちらを取るかが悩ましいところ。
  • MHXXではブレイヴスタイルとレンキンスタイルが追加された。
    またシステム的な変更点として、エキスによる攻撃力、会心率、防御力の上昇効果を得ている間は、
    名前の右にその効果を示すマークが表示されるようになった。
    更にエキス広域化を持った虫の緑エキスで味方を回復したときに、
    粉塵で回復したときと同様のオートチャットが出るようになった。
  • 猟虫のスタミナがレベル依存になるなどスピード以外無用という状況から脱却し、
    多種多様な選択が可能になっている。
    必要なエキスを的確に採取・維持する必要はあるが、上述の狩技でも補える。
    • ただし全ての猟虫が使えるかというとそうでもなく
      使いどころが非常に限られたり他の猟虫の下位互換となるものもいくつか存在する。

狩猟スタイル毎の特徴

ギルドスタイル
スタミナ関連が若干異なる以外は、ほぼ4G仕様。
特に追加されたり削除されたモーションはない。
  • 固有狩技の1つ「飛翔蟲斬破」は単品でも充分強いが、
    「蟲纏い」とセット運用することで更に強力になるため、
    最大限活かしたい場合はこのスタイルかストライカースタイル、
    MHXXの場合は加えてレンキンスタイルのいずれかで使うことになる。
    他にも、トリプルアップの唯一の延長手段であるエキスハンターと
    斬れ味維持用の絶対回避【臨戦】を同時にセットできるので、
    エキスの取り直し、砥石使用の手間を省けるので快適なスタイルでもある。
 

ストライカースタイル
「ギルドから技を一部削り操作面でシンプルになったスタイル」と評されるストライカーらしく、
コンボがXボタンに集約されており、
連続斬り上げ(↑Xなら飛び込み斬り)から始まり、袈裟斬り→二段斬り→叩きつけ→突き→袈裟斬り…
とXボタンをポチポチ押してるだけで簡単にコンボがループするように。
そして空いたAボタンには猟虫射出が割り当てられているが、
代わりに従来猟虫射出が割り当てられていたR+Xにはなにも割り当てられていない。
なお、R+Aは従来通り猟虫呼び戻しとなっている。
  • この猟虫射出がAボタンというのは、4や4Gで操虫棍を使っていた人や、
    ストライカー以外のスタイルも使う人が戸惑う変更点であり、慣れるのに苦労しやすい。
  • しかし、Aボタンに猟虫射出が割り当てられたおかげで虫の溜めを継続しながら攻撃や回避が可能になり、
    一連の行動に溜め射出を組み込める特長がある。
  • その代わり、レンキンを除く他のスタイルでは出来たXXAによる定点ループコンボが出来なくなっているが、
    猟虫の溜め射出を織り交ぜることで定点攻撃自体は可能。
    • 例として
      A押し続け:虫溜め→X:連続斬り上げ→X:袈裟斬り→A離し:虫溜め射出*1→R+A:虫戻し→A押し続け…
      と繰り返すことで擬似的なループコンボとなる。
    • もちろんこれは一例であり、覚蟲強化や虫スキルの溜め短縮の有無、
      相手モンスターの隙の大きさなどによってもコンボの成否や最適なダメージ効率が変わってくる。
      1つのコンボに拘らず、その場の状況やプレイスタイルに応じた自分なりのコンボを見つけてみよう。
飛び込み斬りの後に派生するのは、通常は連続斬り上げだが、
このときにXボタンの押下に少しディレイをかけると叩きつけに派生する。
  • 飛び込み斬りの後、だいたい棍棒を戻し始めた辺りから派生先が叩きつけに切り替わる。
    他のスタイルのように叩きつけを素早く出せて便利だが、この操作、なぜか公式マニュアルには載っていない。
操作性自体はものすごくシンプルなので、基本操作が非常に煩雑な操虫棍の中では、
初心者や慣れていない人でも比較的扱いやすいスタイルと言える。
ただし、他のスタイルは従来通りR+Xで猟虫射出を行うので、こちらに慣れてしまうと
他のスタイルやシリーズの操虫棍に乗り換えづらくなるかもしれない。
そういう意味では、とりあえず操虫棍を動かしてみたい人向けのスタイルだろう。
 

エリアルスタイル
元々空中適性の高かった操虫棍だけあり、エリアルでの空中特化ぶりは目を見張るものがある。
エア回避からの踏みつけジャンプが搭載されるのは他の武器のエリアルスタイルと全く同じだが、
操虫棍の場合、通常の棍ジャンプが仰角30度ほどの超遠距離ジャンプに差し替えられるという
他武器には無い独自の仕様がある。
このため、近距離の踏みつけジャンプ、遠距離の棍ジャンプと状況に応じて乗りを狙える
超スタイリッシュな空中戦特化武器と化す。
ただし、恐ろしいほど遠くまで飛ぶので、距離を見誤らないよう注意。
  • また、この超遠距離ジャンプにより近接武器中でもトップクラスの機動力を誇る。
    モンスターの弱点を反撃が来るギリギリまで攻撃しながらジャンプで後ろや横に離脱したり、
    攻撃範囲の広い攻撃をジャンプで避け再びジャンプで再接近、などといった掟破りな運用も可能である。
このスタイルのみ、赤エキスなしでも空中攻撃が2ヒットする。
赤エキスありなら、空中攻撃が独自の強化ジャンプ回転斬りとなり最大4ヒットする*2
そのため空中での攻撃回数が恐ろしく多くなるが、それでも火力は地上戦の方が高いため、
サポートならともかく「自身の火力のために飛燕を付けてジャンプ攻撃のみで戦う」のは
ダメージ効率を考えると得策ではない、という見方が多い。
  • MHXXでは空中回転斬りのヒット間隔が短くなった。
    MHX時代の同シチュエーションで比較しても1回多くヒットするケースが増え、
    4発フルヒットもしやすくなっている。
    更に猟虫スキルに「ジャンプ攻撃強化」が登場。1.25倍という高い補正を持つため、
    ジャンプ攻撃だけなら会心率+30%よりも強力。
    飛燕とも組み合わせられるため、空中戦特化も考慮に入るようになった。
  • ギルドスタイルと比べて削られたアクションは前+Aの飛び込み斬り。
    これを主軸に位置を調整したり、コンボの開始技にしたりする人は注意。
    同じモーションの抜刀斬りは使用できる。
  • ストライカーやブシドーと比べればさほど変化がなく、
    ギルドと似た感覚で操作できるのでギルド⇔エリアルの変更も容易だが
    狩技は1つしかセット出来ないのでエキス維持か斬れ味維持のどちらかを諦める必要がある。
 

ブシドースタイル
まず非常に大きなデメリットとして、猟虫のコントロールができなくなる
猟虫射出と同時に虫のスタミナがゼロになるため、虫を放った後コントロールすることが不可能。
当然、飛ばした猟虫を任意のタイミングで呼び戻すこともできなくなる
  • 上記の仕様から、オスパーダドゥーレ/アムルマリキータ装備時のスキル「虫スタミナUP」は完全に死ぬこととなる。
ブシドースタイル特有の利点として、回避が「ジャスト回避」に変更される。
ジャスト回避後はパッドを押していた方向へのダッシュモーションとなり、
Xボタンで飛び込み斬りをしつつ、回転攻撃の猟虫を放つ猟虫同時斬り、
Aボタンで単発ヒットの飛円斬りが発動する*3
赤エキス効果中であっても変化はないが、同時斬りでの猟虫攻撃が少し強くなる。
  • おおむね同時斬りで事足りるが、使い分けるなら攻撃モーションや派生の違い、
    猟虫を飛ばした直後で同時攻撃をしてくれない状況などか。
  • 納刀時にジャスト回避した場合、XかAで猟虫同時斬りに派生し、
    Rを押しながらX+Aで単発ヒットの飛円斬りになる。
  • ジャスト回避後の猟虫同時斬りで猟虫を放った場合、8の字状に飛んだ後すぐに戻ってくる。
    ジャスト回避を連続して続けられれば、猟虫を飛ばす手間を挟まずに
    スムーズにエキス効果を回収することが可能。モンスターの行動中に反撃できるため高いDPSを持つ。
猟虫の使い方が他のスタイルとかなり異なってくるのが特徴。
猟虫を飛ばす事は出来るものの、呼び戻しができないためエキス集めは不得意。
ジャスト回避後の猟虫同時斬りはエキス回収が早いが、狙った箇所のエキスは集めにくい。
  • 飛ばした猟虫の操作ができないという特性上、
    「移動距離UP」のスキルを持つ、スピードタイプの猟虫を選んでしまうと
    一度放ってから戻ってくるまでに、時間がかかるという短所が存在する。
  • むしろ、「移動距離DOWN」の効果を持つパワータイプの猟虫の方が相性が良く、
    虫射出で遠くに飛ばないぶん、自動ですぐに帰ってくるという強みがある。
    ジャスト回避後の猟虫同時斬りのみでもエキス回収が期待でき、猟虫の攻撃力も高くなる。
  • バランスタイプの猟虫の場合は猟虫でのエキス集めを諦め、狩技「エキスハンター」を採用して
    三色維持を前提とした構成にした方が安定した火力が出せる。
    バランスタイプはエキスを取るたびに微弱な能力アップが味方全員に付与されるため、
    ブシドー回避後や攻撃の合間などにちょくちょく虫を当てるだけで、
    三色強化に加えてさらなる能力アップ効果が期待できる。
  • 自分の得意とする戦い方や、モンスターの特徴に合わせて使い分けていくのがベストだろう。
    他のスタイルに乗り換えた際に猟虫を呼び戻すのを忘れるという人もチラホラ。
ギルドスタイルと違い、(強化)袈裟斬りから(強化)二段斬りの代わりに回避斬りに派生するようになった。
この為、袈裟斬りから後ろ+Aで回避斬りは出すことはできなくなっている。押し間違いに注意。
華麗にモンスターの大技を避けながらスムーズにエキス採取していく姿はスタイリッシュでかっこいい。
狩技「覚蟲強化」を発動すれば、ジャスト回避後の猟虫同時斬りが強化攻撃に変化するので、
回避と反撃を繰り返しているだけで結構なダメージになっている。
操虫棍の中では比較的影が薄いスタイルだが、マスターしてみるのも一興。
 

ブレイヴスタイル
通常(非ブレイヴ)状態で使えないのは、(後方)跳躍、(強化)二段斬り、印当ての3つ。
また、ブレイヴ状態か否かに関わらず猟虫呼び戻しを攻撃から派生することができない。
納刀継続からは(後方)跳躍・(強化)二段斬り・(強化)回避斬りを出すことができ、
当てるとブレイヴゲージが大きく溜まる。
納刀継続から出す(強化)二段斬り・(強化)回避斬りはゲージの溜まりが比較的少なく、
(後方)跳躍からの空中攻撃はゲージの溜まりが大きい。
ゲージの溜まり方はブレイヴスタイルの全武器中でもトップクラスに遅く、
ブレイヴ状態になるのに時間を要する。
ブレイヴ状態になると、全ての攻撃が解禁。また、回避が隙の少ないステップ回避に変化する。
加えて、飛び込み斬り、飛円斬り、(強化)回避斬り、(強化)ジャンプ斬り、印弾飛ばし、印当ての際に
猟虫攻撃が自動で発動するようになる。
猟虫は、印弾飛ばし・印当てを当てた箇所(マーキング)に向かって自動で攻撃を行い、
それ以外では基本ハンターの向いている方向に飛んでいく。
基本的には通常の突撃であり、飛円斬りを行った時のみ、猟虫回転攻撃が発動する
逆にそれ以外の猟虫同時攻撃(例えば回避斬り)を何回入力しても猟虫回転攻撃には派生しない。
猟虫を呼び戻したい時は、通常の呼び戻しの他に、(強化)薙ぎ払いを出すことでも猟虫を回収できる。
上手く操ることができれば、他のどのスタイルよりも「操虫」棍らしい戦いを楽しめるだろう。
  • 納刀キャンセルアクションがXもAも当てづらく、
    かつゲージ上昇も少ない為に非常にブレイヴ状態になり難い。
    納刀キャンセル跳躍攻撃のゲージ上昇量は多いが、こちらも隙が大きくかなり扱い辛い。
    使いこなすのならば、いかに早くブレイヴ状態に移行するかを考えた方がいいだろう。
    積極的に猟虫を飛ばしてぶつけまくる、スキルの無心を使用する、
    狩技ドリンクを飲みSP狩技を使う、等の工夫で随分と移行は早くなる。
    ちなみに猟虫が飛んでいるときに納刀キャンセルアクションまでの
    納刀継続状態の長さを調節することにより、猟虫を引き寄せることができる。
    無論、これは猟虫のスタミナに配慮しなければいけないが。
  • 非ブレイヴ状態で没収される技をあまり使わないプレイヤーにとっては、
    • 「狩技枠一つと引き換えにイナシという防御手段」
    • 「ブレイヴ状態というボーナスタイム」
    の2つを得たギルドスタイルとも言えるが、
    一方で「納刀が非常に遅くなる」「非ブレイヴ状態での跳躍が非常に遅い」等の
    無視できない大きなデメリットもある為、人によっては「劣化ギルドスタイル」にもなり得る。
    特に代名詞でもある跳躍攻撃の遅化が痛い。
  • また、ブレイヴゲージ・狩技ゲージ・自身の強化効果・武器の斬れ味等々、
    平常時に加えて「管理しないといけない物」が非常に多くなり、
    全て使いこなそうとするととてつもなく忙しい。
    前述の通り、ブレイヴ状態になるまでにかなり時間のかかる武器でもある為、
    気にすればするほど色々な事に追われた窮屈な狩りを強いられる事が多い。
猟虫を強化する狩技「覚蟲強化」とは相性が非常にいいが、
ブレイヴゲージが溜まっていて且つエキス強化状態でないと真価を発揮できず、
ただでさえ大変な状態管理がさらに煩雑になりがち。
「エキスハンター」でエキスの確保を楽にしたり、「絶対回避【臨戦】」で斬れ味を維持したり…
といった選択も重要となるだろう。
非ブレイヴ状態では跳躍が遅く、更にブレイヴ状態は乗りよりも攻撃に専念する事が多いことから、
ブレイヴ状態か否かに関わらず、操虫棍の全スタイルの中で最も"乗りには向かない"スタイルと言える。
操虫棍は扱いが上手い人ほど乗りを狙わない傾向にあるため、やはり上級者向けのスタイルだろう。
上述のステップ回避は移動能力にも優れる。
牙獣種の転倒に追いつけるほど素早く隙がない。
また、かつてはガード不能武器であったがイナシによってほぼ全ての攻撃を疑似的にガードできる。
加えて言うなら跳躍からの空中殺法を受けにくいため、生存率も高め。
猟虫のセレクトについても気を使いたいところ。
上述の通り、攻撃する度に勝手に猟虫が飛んでいく為、狙ってエキスを揃える余裕があまり無い。
むしろ、Aボタンを連打しているだけで回収と猟虫回転攻撃が自動発動するため、
ガンガン攻撃しているだけでエキスが勝手に溜まる。
なので3色揃えることが前提のアルジャーロン/エルドラーンと相性はいい。
しかし、2色揃えることが前提の猟虫でも3色揃えてしまうと戦闘に多大なる影響を及ぼすわけでもなく
猟虫は個性が強く虫によって戦い方が左右されるといっても過言ではないため、
アルジャーロン/エルドラーンが一番のおすすめと断言することはできない。
幸い今作は猟虫の交換が可能なので、それぞれの戦いにあった猟虫を育ててあげよう。
実は「赤エキスだけは切らさないこと」さえ意識できれば十分な攻撃性能を発揮できる
赤エキスさえあれば非ブレイヴ状態でもそこそこ戦えるので、
納刀キャンセルにこだわりすぎず確実に手数を稼いでいくと
更にブレイヴ状態への移行を早められるだろう。
通常攻撃でもそれなりにゲージを溜められるという意味では、
ブレイヴ片手剣と似たような立ち位置である。
ブレイヴ状態となった後はAだけで出せる飛円斬りを多用して、猟虫と共に存分に連撃を叩き込もう。
前述の様に、「ガード手段・ボーナスを得た操虫棍」として使うのであれば、
「乗りを捨てた地上戦特化の操虫棍」とも取れる。
忙しないブレイヴゲージの管理も一切無視してイナシという利点のみ享受した戦法も使いやすい。
  • これも先述したことになるが、操虫棍の空中攻撃のモーション値は非常に低い。
    その上、非ブレイヴ時において比較的大きくゲージを貯められるとはいえ、
    納刀継続を挟んでいることでよりDPSを下げている空中攻撃を封印することも
    このスタイルでは非常に理にかなったことである。
 

レンキンスタイル
ギルドスタイルから削られた技は回避斬り、猟虫の溜め射出、そして空中での印弾発射。
また連続斬り上げからXでけさ斬りではなく二段斬りに繋がるようになっている。
なお、突きからはけさ斬りに繋がる。
  • 二段斬りはレンキンゲージが溜まりやすい技に設定されているので、積極的に当てていきたい。
コンボを続けていくと、比較的移動距離がある飛円斬り*4を必ず経由するようになっている。
回避斬りでの立ち位置調整が出来ない事と合わせて、
XXAループコンボを常用していた人は定点攻撃のしづらさを感じるかもしれない。
モーション時間がやや長い三段斬り*5にも注意したいところ。
レンキンアイテムとの相性も良く、レンキン耳栓をストックしておけば
高級耳栓が必要なモンスターにも快適に乗る事が出来、
レンキン狩技砥石やレンキン気合玉を使えば「エキスハンター」による
トリプルアップ維持もしやすくなるなど、至れり尽くせり。
レンキンスタイルの入門にぴったりと言える。
ストライカースタイルほど大幅な操作の変更もないため、狩技枠が3つ欲しい場合も有用だろう。

専用狩技

 

蟲纏い
読みは『むしまとい』。
操虫棍を地面に叩き付けてオーラを発生させ、小さな蟲達を呼び寄せる。
蟲は青い大雷光虫のような小さな集合体となってハンターの周囲を漂い、近寄る敵を自動的に攻撃する
そこファ○ネルとか言わない
接触しただけでモンスターがダメージを受けるため、接近戦を主とする操虫棍とは相性が良い。
エキスを取得している場合はこの技も強化される
一定時間の経過か、後述する飛翔蟲斬破を発動する事で解除される。
公式ガイドブックでは攻撃力5とあるが、実際には肉質無視の5ダメージであり非常に貧弱。
赤エキスを取るとダメージが6 (1.2倍)になるものの、猟虫や操虫棍の攻撃力に依存してくれないため
上位に入る頃には火力不足に陥る。
実用的な使い方としては、連撃との組み合わせがある。
蟲の攻撃も連撃の維持条件の対象内なので、初撃から連撃の恩恵を受けられ維持も楽になる。
効果時間がレベルI・IIが90秒、レベルIIIが60秒
レベルアップするごとに蟲の速度が上がりヒット数が増える。
色もレベルに応じて変わっており、青、黄色、赤と変化する。
レベルIは青色で非常に綺麗なので一見の価値あり。
  • 小型モンスターには攻撃を1発当てるだけで仰け反るものも多いため、
    大型モンスターとの交戦中にそれらの横槍を防ぐ使い方もできる。
    この用途であればヒット数は重要ではないため、
    必要ゲージ量が少ないレベルIを選択するのも良い。
この蟲達は設置した爆弾にも当たり判定を持つ。
これを利用すれば実用性はともかく爆弾を瞬時に起爆することができるのだが、
その性質上、蟲纏い発動中に爆弾を設置すると逃げる間もなく爆弾を爆発させてしまい、
ほぼ確実にダメージを受けてしまう。
  • ……と言いたいところだが、実はこの仕様と凄まじい相性を誇る狩技が存在する。
    武器共通の狩技、金剛身である。
    これを併用する事で、爆風に動じる事なく30秒の間、矢継ぎ早に爆弾をばら撒くという、
    新しいタイプの漢起爆スタイリッシュボマーが可能となった。
    なお、この蟲たちは何度爆風に巻き込まれようが平然と飛び回り続ける。
    猟虫もそうだが、果たして本当に生物なのだろうか……?
体験版では味方パーティへの当たり判定もあり、近づいたハンターを怯ませてしまっていた。
製品版では修正され、上記の効果に落ち着いている。
レベルIIの習得条件がユニークで、
同じく虫を纏い自己強化するジンオウガの狩猟が条件となっている。
レベルIIIの習得条件は大連続狩猟クエスト「まだ見ぬ秘湯をもとめて」のクリアであるが、
このクエストのトリもやはりジンオウガである。
しかし、これだけジンオウガと関わりのある狩技であるのに対し、
ジンオウガの操虫棍この当時は存在しなかった。何故だ。
 

エキスハンター
棍をバットの如く豪快に振り、棍棒の先端に付いた猟虫を猛烈な勢いで飛ばす。
発射された猟虫は紅く光りながら目にも止まらぬ速さでモンスターへと突進し、
接触した場合は三色全てのエキスを奪う
なお、三色エキスを同時に摂取した猟虫のアイコンは虹色に点滅するようになる。
これによって奪ったエキスは通常のエキス採取で3色揃えた場合とは異なる扱いとなり、
三色エキスの効果中であっても摂取した時点で効果時間が新たに上書きされる。
ちなみに、使用すると猟虫のスタミナが強制的に0になってしまう。
モーション値は70。必要狩技ゲージは大。効果時間はIで30秒、IIで60秒、IIIで90秒。
(トリプルアップ延長効果を持つバランス猟虫の場合は1.5倍になり、Iで45秒、IIで90秒、IIIで135秒)
狩技ゲージは使用した時点で空になり、再度溜められるようになるため、
IIIともなれば、エキスの効果が切れる前にエキスハンターを再度発動させることができ、
延々と三色エキスの効果を持続させることも不可能ではない。
操虫棍は3色状態の恩恵が強力なので、単に攻撃力アップ狩技として使える。
特にガララアジャラ、ゲネル・セルタスなどのエキスが3色揃えにくい相手にはとりわけ好相性。
取りにくいエキス一色のためにやきもきする時間を無くせるのは大きい。
  • 逆にリオレウス、ガムートなど、サクッと3色集められるような相手だと少々勿体ない。
    また、赤白の2色のみで戦いたい場合も使いづらかったりする。
  • 上にも書いてあるが、エキスを集めづらいブシドースタイルとの相性も良好である。
ドスランポスやドスゲネポスのようにエキスを2色しか取れないモンスターや、
ケルビ、アプトノスと言った小型モンスターに当てても問題無く3色エキスを回収出来るのはもちろん、
なんと火山に転がっている火薬岩に当ててもエキスが回収可能である。
どうやら攻撃を当てることが出来るものであれば、生物・無生物は問わないらしい。
このエキスハンターで放たれた猟虫は通常の場合に比べて非常に飛距離が長い。
しかし、ハンターの正面に水平にしか飛ばせず、印弾による誘導もできない。
そのため坂道の下から放つと上り坂にぶつかり、手前で止まってしまう。
回収に失敗するとなかなか面倒
溶岩島のような微妙な坂ですら影響が出てしまうので要注意。
また、発動前&発動後のモーションが大振りなので隙も大きい。
発動する時はしっかり周りの状況を見極めよう。
  • 飛距離こそ長いものの、その射程を活かして遠方のモンスターに当てようとする場合、
    少しでも向きがずれると当たらず、また、ガイド等の画面表示も何もないので、
    スティックだけで正確に向きを合わせるのは至難の業。 そこで、
    印弾の照準で狙いを定める→印弾を発射し、ハンターをカメラの方に向ける→即座にエキスハンター発動
    とすることで、幾分か当てやすくなる。
発動時に猟虫がハンターの手元から大きく離れている場合、ハンターは構えをキープし、
猟虫が帰ってくるまで技は放たれない。
大きな隙を晒す上に標的の位置が変わってしまう可能性が高いため、
なるべく猟虫が近くにいる時に発動しよう。
 

飛翔蟲斬破
読みは『ひしょうちゅうざんは』。
操虫棍を大きく振りかぶり、勢いよく叩きつける技。
その見た目通り最後の叩きつけはジャンプ攻撃扱いであり、飛燕で強化され乗り蓄積値も溜まる。
叩きつけ自体に判定はなく、地面から立ち上る衝撃波が攻撃判定を持つのだが、
前述の通り狩技「蟲纏い」の使用中に繰り出すと、叩きつけに肉質無視の爆発が生じる
爆発のダメージは蟲纏いのレベルに依存し、Ⅲで大タル爆弾Gと同じ150となる。
その代わり、蟲纏いは効果時間が残っていても即強制終了させられてしまう。
また、叩きつけ前の振り回しは赤エキス取得時に強化される。
モーション値のみならば優秀で、蟲纏い発動時は肉質無視のダメージが入る。
一方で「操虫棍は通常コンボが十分優秀なので、わざわざ攻撃狩技を持っていく必要はない」という意見も多い。
それでも動作がそこそこの長さなため、狩技の中では当てやすい方であり、
一撃の火力というロマンもあるため、活用するなら特性を理解して扱っていきたい。
  • MHXXでは猟虫スキルに「ジャンプ攻撃強化」が加わったことで、飛燕と合わせて叩きつけ部分を1.35倍に強化できる。
叩きつけの後は長めの隙が生じるが、乗りに移行すればまとめてキャンセルできる。
事前にジャンプ攻撃で調整しておくと無駄がなくなり、反撃のリスクも解消できる。
 

覚蟲強化
MHXXで追加された専用狩技
読みは『かくちゅうきょうか』。
猟虫と共生関係にある特殊な蟲を呼び集め、猟虫を覚醒させる、というもの。
この蟲は猟虫のスタミナを糧として消費し、猟虫の機動力を大幅に高めるという能力を持っており、
この能力が有効な間、猟虫の回転攻撃をヒットさせると、
続けて猟虫が同じ箇所に高速回転を伴う連撃を繰り出すようになる。
  • ブシドースタイルであれば猟虫同時斬りの猟虫がヒットした場合でも連続攻撃が発動する。
打撃で頭部に攻撃してスタン、切断で尻尾に攻撃して切り落とすなど、
猟虫の常識を超えた使い方が出来る。
この効果に加えて、効果中は猟虫の攻撃力が1.1倍になり、
猟虫への連続指示2回ごとに回転攻撃を繰り出すようになる(通常時は3回ごと)。
また、この狩技が発動している間は、猟虫がトリプルアップしたハンターのように輝くようになる。
  • 言うなればヤムチャの繰気弾。あちらと違いこちらは非常に強いが、
    棍棒による攻撃と同時に猟虫の連撃を仕掛けられるブシドーやブレイヴスタイルで
    より輝く狩技だと言えるだろう。
  • また、効果時間中は回転攻撃の必要指示回数が減るということで、
    普通に溜めて猟虫を飛ばすよりも連続で2回指示する方がより素早く回転攻撃を繰り出せるようになる。
    そのため、猟虫の溜め撃ちができないレンキンスタイルでも無理なく回転攻撃を狙えるようになり相性が良い。
    逆に、いつでも溜め撃ちができるストライカースタイルでは、この点での恩恵は感じ難いかもしれない。
    それでも強力なことには変わりないが。
  • 追加される連続攻撃のモーション値は20 x 3HITであり、属性や気絶も回数分入る。
    それなりに育てていれば通常の回転攻撃と比べて2.5倍程度の威力になる。
    ただし、連続攻撃中は猟虫への指示ができないため、帰還させたい場合にはタイムロスが生じる。
  • なお、「減気鱗粉追加」「気絶鱗粉追加」のスキルを持った猟虫で連撃を当てても、
    鱗粉は回転攻撃のヒットによる一発分しか適用されない。
この連続攻撃はモンスターの当たった部位ではなく、当たった地点をめがけて行われる。
つまり、ヒットしてからモンスターが移動してしまうと虚空を乱舞することになってしまう。
よく動くモンスター相手はやや苦手である。
DPSは驚くほど高くなるのだが、この狩技自体のゲージがなかなかに重い上、
ボタン押から発動までの時間が長く大きな隙を晒すことになるため、気軽には使っていけない。
発動時のモーションは、小さな蟲の群れを棍で操った後、
上空に待機させた猟虫に蟲を放ち、強化された猟虫が帰還してフィニッシュ、という流れ。
見た目も鮮やかで、ハンターと猟虫の連携を感じられる狩技となっているが、
発動からモーション終了まで実に5秒程掛かる。
効果の発動自体は猟虫が光った後なので、この辺までにふっ飛ばされなければOK。
万全を期すなら別エリアで発動しよう。
こちらもエキスハンターと同様に、猟虫が近くに居ない場合は帰ってくるまで待機状態になる。
棍を振り回しながらジャグラーの如く蟲を操り続けるハンターの姿はちょっとシュール。

*1 ちょうど袈裟斬りが終わる頃に虫の溜めが完了する
*2 4ヒットさせるのは難しいが、モンスターに背を向けてバックジャンプ攻撃を出すと上手くいく。飛円斬りで足元から飛び出したあと等が狙い目
*3 通常の飛円斬りでの2ヒット目のみという形で、威力は猟虫同時斬りより少し強い程度になる。育てた猟虫による同時攻撃を考慮すればむしろ弱め。
*4 赤エキス非取得時は移動が少ない叩きつけになる
*5 赤エキス非取得時は二段斬り