鬼蛙テツカブラの素材で作られた防具。
目次
概要
- 鬼蛙テツカブラの防具だけあって、全体的に和風であり鬼をモチーフにした厳つい外見が特徴。
剣士とガンナーで同シリーズなのか疑うほど色が正反対になるが、
剣士用は赤くて硬い部位、ガンナー用は柔軟性に富む青い部位を使っているという設定。
剣士が2本角の赤鬼、ガンナーが1本角の青鬼といったところか。- 同じモンスターの素材でも、用途によって全く色の違う物を使用するという要素は、
ランポスシリーズを彷彿とさせる。 - 公式HPのハンマーとヘビィボウガンのハンターが着用しているのはこの防具である。
- 同じモンスターの素材でも、用途によって全く色の違う物を使用するという要素は、
- 女性用は、剣士用は全体的にピッチリとしたデザインで胸元も露出しており、
ガンナー用は腰部位がミニスカート状で、ふとももも露出しているなど、何気にエロいデザイン。
ただ、剣士用の頭は鬼の顔を模したお面のような形状で、口元以外が完全に隠れてしまうため、
人によってかなり好みが分かれるものと思われる。
一方、ガンナー用は一本角のついたカチューシャのような形状で、顔や髪型もちゃんと反映されるため、
着用してもそこまで悲惨なことにはならない。
このため、剣士の中にも防御力を犠牲にして頭だけガンナー用に換装する…という人も結構いたりする。
性能
MH4(G)
- 下位では一式での発動スキルが体力+20、防御力UP【小】、採取-1と守りに特化したスキルになっている。
また剣士は研ぎ師、ガンナーは装填速度を3ポイントずつ持つが、
スロット数が剣士は頭1と腕1の2つ、
ガンナーは頭2と腕1の3つだけと少ないため防具だけでは発動させることはできない。
また、脚装備は胴系統倍化になっており、一式だけでなく混合装備としても非常に役立つ。
高めな基本防御力のところに防御力UPが付くことで、この時期作れる防具としては防御力は頭1つ抜けており、
秘薬や猫飯もままならない序盤で体力珠を1つ付けるだけで体力+50を発動できるのは心強い。
マイナススキルも採取-1と戦闘用防具と割り切ればさほど気にならないため、
これさえあれば村はEDまで行くことも可能なほど高性能な仕上がりとなっている。
何気にクンチュウアームと相性がいい。採取-1をスロットを使わず消すことができ、
武器か護石に空きスロットが1つあれば体力+50と防御力UP【中】を両立可能。
- 上位のカブラSは発動スキルは下位と基本ほぼ同じ。
体力+20、防御力UP【中】、採取-1
胴にスロットが1つ追加され防御力UP【小】が防御力UP【中】になっている他、
研ぎ師、装填速度が9ポイントと増えているため発動が容易になった。脚装備の胴系統倍化も相変わらず。
ただし採取マイナスが-12と増えてしまったためスロット1つでは消せなくなった点には注意。
スロット数は少なく拡張性は薄いが、堅実なスキル構成で上位でも相変わらず高性能な防具である。
なにかと炎攻撃の多い序盤~中盤緊急では高めな火耐性がお世話になるので、
とりあえず上位防具に困ったらこれを作っておくといい。 - MH4Gにて追加された、G級版は上位までの鬼らしさは鳴りを潜め、
暁丸・凛シリーズ、大和・日向シリーズ、残陽・常磐シリーズを彷彿とさせる、陣羽織を着た鎧武者風の姿となる。
女性用装備は男性用のものをややシンプルにしたような形状であり、顔もちゃんと露出しているので安心して欲しい。
テツカブラ亜種から作られるカブラZはカブラXの色違いとなっている。
- カブラXはスキルの方は
体力+20、砥石使用高速化/装填速度+1、防御力UP【中】、および採取-1と
カブラシリーズお馴染みのものに加えてスタミナ奪取が追加される。
特に脚パーツは胴系統倍加のスキルがあるため非常に優秀。
研ぎ師/装填速度は1ポイント増え、デフォルトでスキルが発動するようになった。
無論、防御力は上位版とは比較にならないので、G級に上がったら真っ先に作るという人も多いかもしれない。
都合よく、集会所にテツカブラが2頭同時に出現するクエストがあるため、素材確保は難しくない。
ただし、採取のマイナススキルもそのままなので消すには2スロットを要求する。G級防具では
クンチュウXアームが耐性、性能とも非常に優秀なので腕部だけ取り替えてしまうのも手だろう。- G級防具の足で胴系統倍加を持つもののうち、闘技場に通わないと作成できない防具を除くと、
これとランポスXグリーヴ/レギンスの2種類しかない。
防御力は僅かにこちらが高く、一番気になる火耐性もカブラXはプラスだが、水と雷はマイナス。
ランポスXは氷が激しくマイナスだが火・水・氷はプラマイゼロくらいで、龍はカブラよりもさらにプラス。
他の部位との組み合わせによって使い分けると良いだろう。
- G級防具の足で胴系統倍加を持つもののうち、闘技場に通わないと作成できない防具を除くと、
- そして新たに登場したテツカブラ亜種の素材からカブラZも製作可能となった。
装備スロットはカブラXの5から8に増えており、拡張性が飛躍的に向上している。
スキル構成も大幅に変わり、一式での発動スキルはガード強化・耳栓・ボマー・砥石使用低速化/装填速度-1。
耳栓は余剰ポイントがあり、特にカブラZメイル/レジストは聴覚保護4、スロット2と、
この時期に作成できる防具としては非常に優秀である。
スロットに防音珠を複数つぎ込めばそれだけで高級耳栓にまでランクアップする。
反面、研ぎ師のスキルは完全にマイナスであり、研磨珠を入れても砥石低速化を中和することしかできない。
なお、亜種装備は原種装備より基本的な防御力は高いのだが、
カブラXには防御力UPスキルが発動しているため、防御力はXの方が優れていたりする。- 胴系統倍加を使うことで耳栓装備として優秀なカブラZ胴だが、
最終的には聴覚保護5スロ2を持つガルルガXメイル/レジストに役目を譲ることになる。
作成可能時期自体はあちらもG1なのが辛いところ。
ただあちらはイャンガルルガはイベントクエストで戦えるが、
他に必要なG級ドスランポスの素材はG級相当のレベルのギルドクエストが必要であり、
やや面倒なので差別化はできている。
- 胴系統倍加を使うことで耳栓装備として優秀なカブラZ胴だが、
MHX(X)
- テツカブラが続投したため引き続き登場。さらに二つ名装備として後述の岩穿シリーズが追加された。
- カブラシリーズ
- 体力+20、耐震、睡眠倍化、空きスロ3
- 脚は倍加ではなくなったが、この一式は同ランク帯ではやや高めの防御力を持っており、
前作と同じ運用が可能で、体力珠を3つ入れるだけで体力を常に150にすることができる。
耐震が有効な敵は限られるがあって困るものではなく、睡眠倍化もほぼ無視できるため、
この装備だけで下位を突破することも十分可能。火耐性10も地味にうれしい。
下位に於いてはファンゴジャギィ混合装備と双璧を成すテンプレ防具。
攻めのファンゴジャギィに対する、守りのカブラ一式といったところ。
性能に加えてテツカブラ素材以外には採取とリノプロスだけで足る作製難易度の低さがウリで、
しかも集会所クエストを利用すればゲーム開始直後から作製できる。
MHXでは下位序盤でプラススキルが二つも発動する防具は破格で、更に鬼蛙の大剣や狩猟笛は
HR1の時点で十分な性能もあり、一緒に作れば序盤を乗り切るに足る装備である。 - 最大の難点はやはり次第に息切れする点か。
やろうと思えば上位まで行ける使い勝手だが、HR3あたりで物足りなくなるのは留意した方がいい。
あくまでも繋ぎとして割り切るべきである。
上位中盤になってもこの装備だったら上位ハンターからの洗礼待ったなしである。
最悪集会所☆3の時点で既に冷たく見られることもある。防御を強化すればまだマシだが…。
- 脚は倍加ではなくなったが、この一式は同ランク帯ではやや高めの防御力を持っており、
- カブラSシリーズ
- 耐震、抜刀術【力】/弾導強化、睡眠倍化、空きスロ4
- 上位上がりたてはまだ体力スキルに頼りたいところなのにスキルが消失してしまったのは痛い。
代わりに発動するのは、剣士版では抜刀術【力】。この時点では発動させづらいスキルではあるのだが、
武器を選ぶ都合上、無印版のような汎用装備としては正直使いにくい。
この装備には手を出さず、下位のものをしばらく使うというのも悪くない。 - 一方、ガンナー版で発動する弾導強化は、明確に相性が良くないといえるのは散弾・属性弾特化銃ぐらいで、
他はどのガンナー武器でも一定以上の恩恵が受けられる(特に貫通銃・弓)。
もっとも遠距離で立ち回りやすくする都合上振動を受けることはさらに少なく、
耐震スキルとは微妙に噛み合っていない部分も…。一部の相手で役立つおまけと割り切るべきか。
- 上位上がりたてはまだ体力スキルに頼りたいところなのにスキルが消失してしまったのは痛い。
- カブラXシリーズ
- 耐震、抜刀術【力】/弾導強化、スタミナ急速回復、空きスロ7
- ほぼ無視できるものであったとはいえマイナススキルがポイントごと解消され、スキルが1つ追加。
さらにスロット数も増えて、順当に強化されている。 - 剣士用の場合、「抜刀術【力】を活用しやすい武器種」と
「スタミナ管理スキルが嬉しい武器種」がなかなか噛み合わないのが難点。
大剣でひたすら走り回り機をうかがう戦法をとるならば一考できるかもしれないが…。
普段のダッシュ移動などで便利なスキルと割り切ってしまってもいいかもしれない。- ブレイヴスタイルのイナシによる納刀や、エリアルスタイルでのジャンプ攻撃によるスタミナ消費と、
武器種を問わず両スキルを活かせるシチュエーションも増えている。
スタイルを考えて使うのもいいだろう。
- ブレイヴスタイルのイナシによる納刀や、エリアルスタイルでのジャンプ攻撃によるスタミナ消費と、
- ガンナー用は護石や装飾品で集中が追加できれば、お手軽かつ快適な弓装備としてそこそこ優秀。
気力回復のポイントを持つことが共通し、溜め短縮のポイントを持つマギュルXシリーズ
(主に胴や脚部位など)と組み合わせるのもよいだろう。
男性用に関してはマギュル側も鎧風の見た目かつ色変更範囲がほぼ全体なので、
混合にしても違和感は少ない。女性用は残念ながら…
- ほぼ無視できるものであったとはいえマイナススキルがポイントごと解消され、スキルが1つ追加。
岩穿シリーズ
- MHXから登場している岩穿テツカブラの素材を中心に作られた装備。
男性用はガムート装備に似ていてかなり大柄。
特に腕装備は大きめなネイルカバーが付いており、かなりのインパクトがある。
逆に女性用装備はジンオウガ装備に近い。そして胸元が大きく開いており、非常にエロい。
しかもモンハン防具史上でも一、二を争う巨乳装備である。
- 発動スキルはガード性能+2(ガンナーは装填速度+2)、弱点特効、
そしてレベル6以上で岩穿の魂(火事場力+2、拾い食い)。
超ピーキー性能な火事場は兎も角、拾い食いってあんた…
岩穿って名前なんだから、そこは破壊王でしょうに
レベル1の性能を見て、期待に胸を躍らせたらこの仕打ちである。
下位装備で優秀で上位装備だと微妙になるというのが今作のカブラシリーズの通例なのだろうか?
どうしてこうなった…
どちらも使い所が難しいので、他の通常スキルの方が役に立つ機会が多いだろう。
むしろガード性能+2と弱点特効というランス垂涎のスキルを
ほぼ上位上がり立てで作れるため繋ぎとして使うのも面白い。- 岩穿の魂は不要だが見た目の良いガード装備*1が欲しいという人は結構いるらしく、
ネット上やすれちがい通信上には男女共に胴装備を流用した混合装備を紹介している事例が確認されている。
女性は脚装備がセットに採り入れられている事が多く、男性用だと頭か腰装備のようだ。
- 岩穿の魂は不要だが見た目の良いガード装備*1が欲しいという人は結構いるらしく、
- MHXXでは、防具の限界突破により真・岩穿の魂が新たに発動。
従来の二つのスキルに砲術王が追加され、ガンランス・チャージアックス用装備と化している。- また防具合成システムにより見た目目的でこの装備を使うハードルはかなり下がっている。
超特殊許可クエストをクリアする必要があるが、紳士の執念を以てすればどうということはないだろう
岩穿一式の有用スキル+αでスキルシミュレーターを回し、その装備を一式とまるごと合成するというのもアリ。
うまくいけば岩穿一式より防御力が高い装備を引くこともありえる。
- また防具合成システムにより見た目目的でこの装備を使うハードルはかなり下がっている。
カブラネコシリーズ
- 鬼蛙の端材から産まれるオトモ用のカブラシリーズ。
鬼蛙らしく「鬼」を意識した装備…らしい。
- 防具はアフロのようなチリチリの髪から一本の角が伸びている「カブラネコダイカク」と、
虎柄模様と背中の注連縄が目立つ「カブラネコハラアテ」。
他のオトモ装備には見られない独特な銘である。
そして武器はアイルーの顔が描かれた長柄付きの太鼓「カブラネコデンデン」。
力強さとユーモアを両立したこの武器を振るえば、泣く子もたちまち大爆笑とのこと。
本当に狩猟を意識してデザインされたのか疑わしく思えるが、紛う事無き立派な武具である。- 斬れ味は獰カブラネコデンデンになっても黄色と外見同様の鈍器。
これにはハンターも大爆…いや苦笑いである。
- 斬れ味は獰カブラネコデンデンになっても黄色と外見同様の鈍器。
- 一式装備したアイルーはまさに鬼を彷彿とさせる姿になる。
ただし元がアイルーなので恐ろしさよりも可愛らしさが前面に出ており、威圧感は皆無。
そもそも武器の説明文からして意図的に怖がらせるつもりはないらしい。
なお、この姿を見た子供たちは思わずおヘソを隠すという。それ「鬼」じゃなくて「雷様」だろ
- MHXXより可能になった防具の着彩設定では
頭のチリチリヘアーと背中に結ばれた綱のカラーを変えられる。
せっかくなので気分によって青鬼や黒鬼にでもして遊んでみよう。
岩穿ネコシリーズ
- 二つ名個体、岩穿テツカブラの端材を使った岩穿ネコシリーズも新たに登場。
「岩穿ネコデンデン」は膜に描かれたのが隈取をしたメラルーになり、
綱の色が黒、巻かれた布は青くなっている。
会心率が-5%に緩和されていて扱い易くなっている…が、
上位で緑、G級で青と相変わらず斬れ味が鈍い。
「岩穿ネコダイカク」はアフロが青くなって2本角になり、
「岩穿ネコハラアテ」は腹当てとトラ柄のカボチャパンツを装備。
左に肩掛けしていた虎柄の布が無くなり、赤いちゃんちゃんこを羽織っている。
…完全に雷様だこれ。
余談
- G級防具の各パーツの説明文には戦国武将を彷彿とさせるような四字熟語が「」付で入っている。
例えば剣士用頭装備のカブラXヘルムには「威風堂々*2」、
ガンナー用腰装備のカブラZコートには「画竜点睛*3」など。
ここまで気合が入っている装備もなかなか珍しい。暇なら一度読み比べてみるのもいいかもしれない。
正しく、同じカプコンの某戦国ゲームのキャラ紹介の演出を彷彿とさせる。
四字熟語とは言えあれとは関係ない…ハズ…こちらは蛙に対してあちらは蛇なのも気にかかる。- 各パーツの説明文に四字熟語を仕込むという特徴は、後に意外な装備群に受け継がれた。
ただし勇ましく勢いのあるテツカブラとは異なり、こちらにはネガティブで猟奇的な言葉が並んでいる。
- 各パーツの説明文に四字熟語を仕込むという特徴は、後に意外な装備群に受け継がれた。
- MH4GのカブラXシリーズは、桃太郎や金太郎をモチーフとしており、
続くMHXで登場した岩穿シリーズは、それに敵対する鬼達のボス、赤鬼や青鬼をまとめる親分
というイメージでデザインされたとのこと。
対となる存在ではあるが、登場作品の壁に阻まれ、共演が叶わなかったのは残念。- MHXの拡張版であるMHXXでは無事カブラXシリーズが復活。共演が可能になった。
節度を守って対決して遊んでみるのもいいだろう
- MHXの拡張版であるMHXXでは無事カブラXシリーズが復活。共演が可能になった。