バゼルギウスの槍。
身の内を迸る破壊の激情。
熱き奔流は爆破となりて天を貫く。
(爆鱗槍バゼルミニアド)
目次
概要
- MHWorldで登場したランス。
爆鱗竜バゼルギウス・特殊個体である紅蓮滾るバゼルギウスの素材を使用して作成する。
- 武器の方は爆鱗竜の鱗で覆われた円錐状のランスであり、バベル等と同様に納刀時に刺突部が収納される。
穂先の方が、爆発寸前の爆鱗のように赤く明滅しているのが特徴。
特殊個体の素材で強化すると、武器を覆う鱗が青みがかった黒銀色に変化するほか、
穂先は紫色に発光するようになる。
- ちなみに盾の方にも爆鱗竜の鱗が張り付けられているのだが、
中央付近にある大きな鱗の左右上に発光している部分があり、
見方によっては獅子の顔のようにも見える面白いデザインになっている。
性能
MHWorld
- 龍骨派生武器の龍骨槍IIからの派生強化によって、初期形態の「爆鱗の突撃槍」が入手可能。
そこからもう一度強化することによって、最終強化「爆鱗槍バゼルミニアド」となる。
他武器種と同様に、最終強化にレア素材の爆鱗竜の宝玉が要求される。
- 最終強化系の性能は、
- 攻撃力460、会心率-10%と火力は中々
- 斬れ味は素で青20、匠Lv1から白ゲージ
- 爆破属性210
- スロットはなし
- レア度8のためカスタム強化枠は1つ
ただし素の斬れ味は青20とやや不安のある長さなので、可能なら高レベルの匠を搭載したい。
欲しいスキルの多いランスでありながら、スロットが全く空いていないのも悔やまれる。
- ライバルとしては、ガマル武器のガマルパイルIIが挙げられるか。
攻撃力こそ391と低いが、Lv2スロットを2個持っているため拡張性に優れ、
ガマル武器ゆえの作りやすさと完成の早さも魅力といえる。
とはいえ攻撃力に大きな差があるため、装飾品や護石が十分に集まりさえすれば
基本的にこちらが優勢と考えていいだろう。
- アップデートが進んだ現在では、
- 斬れ味とスロットが優秀で、更に武器自体がシリーズスキルを持つエンプレスランス3種
- 攻撃力414に会心率15%、爆破属性270、スロットはLv1が1個とバランスのいい皇金の槍・岩賊
厳しい立場にある。とはいえこの個性自体は強力なものであり、ポテンシャルは十分にあるといえるだろう。
MHW:I
紅蓮滾るバゼルギウスの槍。
爆ぜる鱗は我が誇り。我が前に立つ
者は無く、孤高の頂にて天を睨む。
(爆炎槍バゼルロケット)
- マスターランクでは、特殊個体の素材を使用して「爆炎の突撃槍」に強化することが出来る。
その後、爆鱗竜の天鱗に加えてラスボスの素材も使用し、もう一度強化することで
最終強化「爆炎槍バゼルロケット」となる。
- 最終強化の性能は、
- 攻撃力598、会心率-10%
- 斬れ味は素で白30、匠Lv1から紫ゲージ
- 爆破属性330
- スロットはLv1が2つ
- レア度12のためカスタム枠は最大6。固有デザインなのでパーツ強化不可
Lv1が1つだがスロットが追加されているのも地味にありがたい。
- 新たなライバルとして、ブラキディオス武器のディオスハルバードIIが登場。
攻撃力575、匠で紫が出ないと物理火力が低い代わりに、爆破属性値が480と高いのが特徴。
低い攻撃力もパーツ強化によってカバーできるので、無視できない強敵といえるだろう。
こちらは、物理期待値のアドバンテージを活かした装備を構築して差別化を図りたいところ。
- 悪くない性能をしたランスではあるものの、アップデートで追加された砕光の噴槍や
赤龍ノ貫ク角といった強力な武器と比べてしまうと流石に見劣りする。
特徴的でカッコいい見た目が気に入り、ずっと使い続けたいと思ったなら、
武器の重ね着の利用も検討するといいだろう。
MHRise
- Ver2.0アップデートで、バゼルギウスと共に現大陸にも進出。
バゼルギウスの素材に加えて、強化にはマガイマガドやテオの素材も必要となる。
そしてやはり、最終強化にはレア素材の爆鱗竜の宝玉も要求される。
- 最終強化「爆鱗槍バゼルミニアド」の性能は以下の通り。
- 攻撃力220、会心率-10%と火力は優秀
- 斬れ味は素で青40、匠Lv4から白ゲージ
- 低い爆破属性15
- スロットはLv1が1つ
- 百竜強化は防御力強化II/属性強化【爆破】III/痛恨の一撃
今作のランスには、溜め薙ぎ払いや流転突きなど高モーション値の攻撃が追加されており、
物理火力に秀でるバゼルミニアドの性能は、MHRiseのランスの環境に噛み合ったものと評価できる。
斬れ味も悪くないうえ、ささやかながら装飾品スロットが空いているのも嬉しいところ。
その代わりに爆破属性値はかなり低くなっているので、気になるなら百竜強化で補おう。
- ライバルとなるのは、マガド武器の禍ツ槍ノ幽鬼ラコレーと、テオ武器のテオ=ロア。
- ラコレーは攻撃力こそ200と標準的だが、装飾品スロットがLv2とLv1が1つずつと優秀なのが魅力。
テオ=ロアは爆破属性値が最も高い上に、炎王龍の魂で爆破のダメージも強化できるのが特徴。
特にテオ=ロアは匠Lv1から白ゲージが出る上、白ゲージを出されると物理期待値でも逆転されてしまう。
この辺りは手持ちの護石や好みの立ち回りにもよるので、色々試してみるのもいいだろう。 - ラコレーは攻撃力こそ200と標準的だが、装飾品スロットがLv2とLv1が1つずつと優秀なのが魅力。
MHR:S
- MRにも続投。通常種武器のMR強化として、新たに「爆鱗槍バゼルフラカン」という銘を得ている。
当初はバゼルフラカンが最終強化だったが、Ver.11で紅蓮滾るバゼルギウスが追加され、
その素材を使用して「爆炎槍バゼルロケット」に強化できるようになった。
両方の強化で天鱗が必要になるので、最終強化までに合計2枚の天鱗が必要になるのが厄介な点。
- 最終的な性能は、
- 攻撃力350に会心率-10%
- 斬れ味は素で白80、匠Lv1から紫ゲージ
- 爆破属性20
- スロットはLv1が1つのまま
- 百竜スロットLv2
素の状態で十分な長さの白ゲージを有している上、匠Lv1から紫が出るのも嬉しいポイント。
一方で爆破属性値はかなり低いものの、今作は敵体力の増加に爆破ダメージが追い付いておらず、
爆破属性値の大きさ自体はあまり重視されない環境となっている。爆破属性については
「蓄積時攻撃強化の起動トリガーに出来る」程度に考え、ほぼ無属性武器として扱うのがいいだろう。
- アップデートが進んだVer.15では、武器の傀異錬成によって傀異スロットを拡張するだけでも
攻撃力+40、斬れ味ゲージ+20の強化が受けられるため、匠無しでも紫ゲージを出すことが可能に。
百竜スロットが素でLv2なので傀異錬成を全て攻撃力強化に回すことも可能であり、その場合の最終的な性能は
「攻撃力410に会心率-10%、斬れ味紫20白80、爆破属性20」と中々刺激的なステータスになる。
上述した蓄積時攻撃強化や天衣無崩など相性のいいスキルも追加されており、
環境的にはかなりの追い風を受けているといえるだろう。流石に属性特化型の構築に勝つのは難しいが、
相手を選ばず高火力を出せる「汎用武器」としては優秀な性能とみて間違いない。
- ちなみに、MHR:Sでは爆破属性武器の追加がなかったため、爆破属性ランスとしてライバルになるのは
MHRiseから変わらずマガド武器の鎧怨鬼槍グエリラコレと、テオ武器のテオ=エクシス。
そこで、改めて他の爆破属性ランスと性能を比較してみよう。名前 攻撃力
会心率斬れ味 属性 期待値
(斬れ味紫)スロット 完成時期 爆炎槍バゼルロケット 350
-10%白80
(匠Lv1から紫)爆破20 474 Lv1×1 MR10 テオ=エクシス 340
0%白60
(匠Lv1から紫)爆破55 472 - MR70 鎧怨鬼槍グエリラコレ 330
0%紫20
(匠で紫延長)爆破35 458 Lv3×1
Lv2×1MR100 - ライバルと比較した場合のバゼルロケットの強みは、完成時期の早さと、物理期待値が最も高いこと。
MR70~MR100で完成するライバル2本と比べて、バゼルロケットはMR10で完成させることができるので、
バゼルギウスとその特殊個体さえ倒せれば入手することが可能。ヤツに引っ掛からなければの話だが…
物理期待値については、例えば攻撃力を参照する粉塵纏と組み合わせるなどの運用が考えられる。
余談
- 特殊個体の武器名につく「ロケット」は、言わずもがな宇宙船の打ち上げや兵器の射出に使われる、
科学燃料の燃焼によって生じるガスを噴射し、その反動を利用して推進力を生みだす装置である
「ロケットエンジン」が由来。
イメージ的にはランスよりもガンランスの方に似合いそうな単語ではあるが、ランスにも
一直線に勢いよく突き進んでいく突進といった技があるため、そこまで不自然な命名でもないか。
MHRise系列では、大きく飛び上がりながら攻撃できるデュエルヴァインや流転突き、
天に向かってランスを突き上げながら飛翔する昇天突きが登場し、ロケットらしさが更に上がっている。
…デュエルヴァインは敵に向かって飛んでいくためロケットというよりミサイル*1だし、
昇天突きにいたっては飛び上がった後にそのまま垂直に墜落落下するのだが、その辺はご愛嬌ということで。
カプコン製ロケット- ちなみに過去作にはロケット弾型のランスも存在している。
関連項目
モンスター/バゼルギウス
モンスター/紅蓮滾るバゼルギウス
武器/バゼル武器
武器/火竜砕フラカン - 同じ由来の名を持つハンマー