武器/白羊といふ名の白骸

Last-modified: 2023-09-04 (月) 23:35:34

我、嘗ての白羊の名を墓碑に銘ずる者。
我が巻角は因縁を射抜き、悠久の孤独を齎さん
(白羊といふ名の白骸)

救世の使者に業苦の征矢を。
前世からの呵責が魂を滅す。
白羊といふ名の白骸、最終形。
(白骸の業弓)

我、嘗ての白羊の名を天上に銘ずる者。
我が巻角は妖星を射抜き、天の太平を司る
(極星弓アヴィアン)

破滅の盟主に呵責の一射を。
天命の矢が全ての業を晒す。
極星弓アヴィアン、最終形。
(呵責ナル弓星アヴィア)

目次

概要

  • MHXのラスボス、骸龍オストガロアの素材から生産される弓。
    オストガロアが身体に纏う骨を使った白骸武器白羊といふ名の白骸を下位で生産でき、
    上位ではそのまま強化するか、本体素材を投入する事で極星弓アヴィアンへ派生できる。
  • 「白羊」という銘ではあるがムーファは無関係である。

白羊といふ名の白骸

MHX

  • その名に冠する牡羊座を思わせる、渦巻いた角が巻きついたような弓。
    下位では希少な龍属性弓で、会心率は-25%と酷いものの攻撃力は160と高めで、龍属性も10ついているのだが…
     
    • 拡散LV1-貫通LV2-連射LV2-重射LV2
       
    と矢レベルが最大2と酷い上にデフォルト溜め4が解放されていて、極めつけには矢の種類が全て違う
    もはやラスボスの弓はデフォルトで溜め4解放が主流らしい…。
    しかもこの溜めレベル、最終強化目前まで溜め3と4は2のまま
    そして問題の重射。
    クリティカル距離が遠いとか近いとか以前に、水平撃ちではまず当たらないというシロモノ。
    そんな物が溜め4に出てくるのだから、扱いづらさに関してはかの神弓すら足元に及ばない
    さらに、どうにか最終強化できる頃にはかの覇弓がもう目の前まで迫っている。
  • 最終強化では白骸の業弓という銘を得る。
    性能は以下の通り。
    • 攻撃力250
    • 会心率-25%
    • 龍属性16
    • 対応ビンはLV2強撃ビン・LV2属性強化ビン・接撃ビン・ペイントビン・毒ビン・麻痺ビン
    • 曲射は変わらず放散型
    • 溜め段階は拡散2-貫通2-連射3-重射3
    • スロット1
    全弓で比較しても3位トップタイの攻撃力250に溜め4の重射3があるので、龍属性重射弓としての道が開けた。
    溜め3運用はアレで十分なので忘れましょう。
    マイナス会心が出たときは運が悪かったと諦めよう。
    • 上位レイアを溜め3+剛射で怯ませ続け、2分ほどで捕獲できるぐらいには火力は出せるため、
      まったく使えない弓と言うわけではない。
      担げる相手がかなり限られるのも確かだが
  • 強走薬や強走薬グレートを垂れ流せるのであれば、ある道を開くことができる。
    グリードRを混ぜて装備を組むことで、連射矢強化重射矢強化を同時に組み込んでしまうのだ
    集中の発動には溜め短縮+5スロ3のお守りが必要になってくるが、それでも更にもうひとつスキルが組み込めるだろう。
    溜め3連射を中心に剛射を当てるという運用になるわけだが、
    実は連射矢のクリティカル距離と剛射で放った重射矢の飛距離は同じという結果が出ている。
    つまり、溜め3連射が当たった時点で剛射重射の直撃もほぼ必然となるということなのだ。
    万が一溜め4まで引き絞ってしまったとしても何か問題になるようなこともなく、
    コツさえ掴んでしまえば、下手に飛距離を調節して当て続けるよりもダメージがハネ上がる。
    ただし、しっかりとした火力を出したいのであれば剛射運用がほぼ必須であり、
    それゆえ、スタミナ管理のためにも強走薬をガブ飲みする必要性も出てくる。
    隙もコストもやや大きいかもしれないが、それに似合った活躍も大いに期待できるだろう。
  • 白骸シリーズの近接武器は高攻撃力、低会心、なまくらと言った感じになっているが、
    弓の場合は武器自体の扱いにくさと言う形でなまくらの部分が置き換わっているようだ。
    それにしたってあまりにもピーキー過ぎではないか。

MHXX

  • 究極強化形態で白骸業弓ハマルになる。
    • 攻撃力360と十分な数値。
    • 上位と打って変わって高めの龍属性30
    • 相変わらず低い会心率-25%
    • 対応するビンはLV2強撃ビン・LV2属性強化ビン・接撃ビン・毒ビン・麻痺ビン・ペイントビン。
    • 気になる溜め段階は拡散LV2-貫通LV2-連射LV3-重射LV4
    • あって困らないスロット1
    良くも悪くも相変わらずである。さりげなく属性強化ビンはランクが上がっている。
    ただし、今作ではハンター周りの環境が大幅に変わっており、幾分か使い勝手は改善されている。
    特にブレイヴスタイルではブレイヴ状態と集中、アクセルレインを重ねれば
    通常の溜め3並の速度で溜め4を放つことが可能であり、
    MHXではアピールポイントになり得なかった曲射が剛溜めで使いやすい放散型となっている。
    そのため前作よりも溜め4運用による重射弓としての扱いに活路が見いだせる。せっかくの属性値は死ぬけど。
    痛い会心率-25%も新たに登場した痛恨会心であれば事実上帳消しにできる。
    また、重射矢の飛距離が剛射でも変わらなくなったので、この点からも重射運用に特化した方が使いやすい。

極星弓アヴィアン

MHX

  • オストガロア本体の素材を使うとこちらに派生強化される。
    マイナスだった会心率は0%に改善、見る影もなかった矢レベルは最低3に強化される。
  • 最終形態呵責ナル弓星アヴィアの性能は
    • 攻撃力190
    • 会心率0%
    • 龍属性18
    • 対応ビンはLV2強撃ビン、LV2属性強化ビン、接撃ビン、ペイントビン、毒ビン、麻痺ビン。
    • 曲射は放散型
    • 溜め段階は拡散4-貫通4-貫通5-重射5
    • スロットは2個
  • 最終強化にて貫通5重射5が出現。
    射撃タイプは少しだけ変更されており、連射は使用できなくなる。
  • …のだが、最終強化でも攻撃力は190にガタ落ちする
    この190という数値、派生元の白羊といふ名の白骸LV2より低い(ちなみに派生強化に必要なのはLV3)
    おまけに龍属性貫通弓はこの時点でもクロノボウが存在、
    最終的には煌黒弓アルカニスという高い壁が聳え立っている。
    一応、極星武器にしては珍しく龍属性値は18とそこそこ程度を保ってはいるが、
    貫通弓としては前述のクロノボウにすら敵わず、溜め4の重射を主体とするなら属性値は死ぬ*1ため、
    重射弓としても前述の白骸の業弓の方が強力だったりと、いまいち生かせない。
    • ではこの弓をどう扱うか。答えは簡単、どちらも使い分けるのだ。
      弾強化を諦めて*2火力スキルと集中をつけ、遠距離では貫通を撃ち、
      近距離なら溜め4か溜め3即剛射で重射を撃つという利用法も編み出されている。
      その気になれば貫通5→剛射重射5をすべてクリティカル距離で当てることも可能ではあるが…。
      今作の弓は効率を考えるとテオ弓シャガル弓アカム弓に敵うものはほぼないので、
      こういう遊び心で使ってみるのもいいかもしれない。

MHXX

  • 究極強化で極星呵弓アヴィガロアという銘を得る。
    • 白骸よりは低いが上位の頃ほどではない攻撃力320
    • こちらは相変わらず低い龍属性18
    • 会心率は無し
    • 対応ビンはハマルと同じ
    • 嬉しいスロット2
    • こちらも変わらず拡散LV4-貫通LV4-貫通LV5-重射LV5
    上位の頃に比べると物理火力はかなり改善された。
    貫通矢のモーション値が上方修正されたのも追い風である。
    属性値は相変わらず低めだが、今作の貫通矢は全体的に低めの属性値であり、
    最低限の物理性能を持つこの弓ではあまり気にする必要は無い。
  • こちらも新たに追加されたブレイヴスタイルとの相性は良好で、溜め2から剛連射に繋ぐ貫通矢運用が主流。
    また、溜め2から開始する都合上意外にもDPSは高め。
    その場合、溜め3を撃ってしまうと溜め4の重射が暴発してしまうので注意が必要である。
  • 龍属性の貫通弓ということで、今作で復活したラオシャンロンに抜群の適正を持つ。
    ブレイヴ中の溜め速度であれば、集中が無くても一瞬で溜め2になるためその分のスキルを火力に回すことができる上、
    なんとスタミナが0の状態でも溜め2からの剛連射が可能なので強走薬すら不要である。
    一度ブレイヴ状態になればラオシャンロンが移動するまでずっとブレイヴ状態を保ちつつ
    延々と貫通矢を撃ち続けることも不可能ではない。
    惜しむらくは限界突破がHR解放後なので攻略には使えないことか。
    仲間の緊急クエストの手伝いに使うか、現在ではEX老山龍チケットSが手に入る強化クエストが配信されているので、
    そちらを回すのに使っても良い。
  • あらゆる手段を用いて溜め4運用をするハマルとは逆に、こちらは溜め4を封印して使うという真逆の性能を持つ。
  • 前作のライバルであったクロノボウ改め黒龍弓は、
    属性値こそこちらを2上回るものの攻撃力はこちらが10上と逆転している。
    また、貫通矢のレベルもあちらのほうが低く、
    スロットの数もこちらが1つ多いためスペック上は下克上できたと言っていい。
    しかしどちらもちゃんと運用できる腕前とスキル構成があると、
    黒龍弓とアヴィガロアの性能はほぼ同格になってしまう…。

    代わりに新たなライバルとしてメインモンスターであるバルファルクの弓、赫醒弓ヘヴンゲイトが登場。
    攻撃力、属性値、スロット数は同じで、溜め3が貫通4とこちらにやや分があるように見えるが、
    あちらは溜め4が解放されていないので汎用性で上回る。というかこちらの使い方がややニッチ気味である。
    前作から龍属性貫通弓としての重鎮である神滅弓アル・カニア
    龍属性26で溜め2、3がアヴィガロアと同じなので、やや立場が苦しいか。
    アル・カニアには無いスロットと、上回っている物理火力で差別化は可能である。
  • いずれにせよ溜め4を撃たないようにする腕があるならば、ライバルを上回る力を間違いなく示してくれるであろう。

関連項目

モンスター/オストガロア
モンスター/ムーファ - 「白羊」の名称繋がりで、別名が「雲羊鹿」。どちらもMHXが初出。
武器/ガロア武器
武器/凶弓【小夜嵐】 -溜め4解放済ラスボス弓仲間その1。こちらは扱いの難しい拡散→貫通。
武器/鳳凰ガ体現セシ弓矢 - 溜め4解放済ラスボス弓仲間その2。こちらはかなり鋭い貫通→拡散。
武器/柔硬なる胸殻の弓 - 溜め4解放済ラスボス弓仲間その3。こちらはまだましな貫通→連射。
武器/冥淵剛弓スィエラ - 溜め4解放済ラスボス弓仲間その4。こちらは拡散5-連射5だが、システムの都合から溜め4を軸にして普通に使える。
モンスター/エルゼリオン - MHFで登場した、角の形がこの武器の形と酷似しているモンスター。


*1 重射は1HITしかしないため、属性ダメージはほぼ期待できない
*2 ちなみに爪護符込としても、各弾強化と攻撃力UP【大】の期待値はさほど変わらない。