暗き地の底から出づる十四の
破壊。その最期には世界を
一片も残さず無へと還す。
(冥淵剛弓スィエラ)
目次
概要
- MHR:Sで初登場した弓。
本作のラスボスであるガイアデルムの素材を使用して作られる。
性能
MHR:S
- 冥淵剛弓スィエラは一発生産でのみ入手可能で、それ以上の強化先は無い。
気になるその性能は、- 高めの攻撃力360
- 低い龍属性12
- ガイアデルム武器特有の会心率-20%
- 溜めレベルは連射5-貫通5-拡散5-連射5
- 対応ビンは強撃ビンのみ
- 通常スロットなし、百竜装飾品スロットはLv3
- 最初から溜め4が解放され、矢レベルは全て5と言えば聞こえはいいが、肝心の矢の種類は全部バラバラ。
やはり呪いからは逃れられなかったそして過去のラスボス弓にこんな形があったような……
弾強化を複数並べるのは非現実的なので、溜め4の連射5を主力とする形となる。- そうなると対抗馬となるのは神貫・風雲冥冥。
あちらは溜め3が連射4、溜め4が連射5とそつのない矢タイプに、
攻撃力350・会心0%・龍属性16に強撃ビンを持つ強敵。
弓溜め段階解放が不要と言う点でどれほど差別化が出来るかがカギとなる。 - また、ビジョンofヴァニシュとアピアーorヴァニシュも連射弓として強力。
前者は矢タイプがバラバラだが、25%という高めの会心率を持っているため、
溜め段階を維持できるならば安定したダメージを出せる。
問題は後者で、百竜装飾品スロットがLv2であるものの、かなり高い龍属性42を有している。
これがどれほどの差かというと、こちらが属性強化Lv7を付けても追いつけず、Lv8でやっと上回る。
あちらは百竜装飾品スロット拡張を付けても属性強化をLv6まで装着できる上に、
龍属性ならば天彗龍の魂を付与する選択肢もあるため、当然ながら属性重視の運用では歯が立たない。
一応、攻撃力はスィエラが勝っている上に向こうは特殊な会心率を持っているため、
物理面ではこちらの方が安定していると言えるだろう。
- そうなると対抗馬となるのは神貫・風雲冥冥。
- Ver.10の時点で属性が重視されていた弓であるが、Ver.13で登場した奮闘によって
さらに属性特化の傾向が強まった。弓の場合、剣士とは違って傀異スロット拡張による性能ボーナスで
属性値が上昇しないこともあり、スィエラはそれまで以上に
物理重視の弓として運用することが推奨されるようになった。
余談
- 「破壊」にまつわる現象を由来とするガイアデルム武器の命名法則から、
この武器の名前の由来はギリシア語の「嵐(θύελλα)」と思われる。
他の冥淵龍武器と違い、説明文には「嵐」という単語ははっきりと出てこないが、
「世界を一片も残さず無へと還す」という表現は
「大嵐がこれまでの十三の破壊の痕跡すら吹き飛ばしてしまう」というようなニュアンスだと考えれば違和感は無いか。- あるいはガイアデルムの行動を鑑みると、吸引攻撃時に発生する強力な気流を「嵐」、
その全てを飲み込まんとする様を「無へと還す」と、
お馴染みの加工屋的センスで大げさに表現したとも考えられるかもしれない。
- あるいはガイアデルムの行動を鑑みると、吸引攻撃時に発生する強力な気流を「嵐」、
- 歴代の最初から溜め4が解放されているラスボス弓は基礎スペックが優秀だが、
何故か揃いも揃って溜め段階ごと(特に溜め3→4)の矢タイプがバラバラで、
撃つ毎に溜めなおす必要がある仕様も相まって、非常に使いにくいというジンクスを抱えていた。
所謂神属性という奴である
MHW(:I)は仕様変更により矢タイプが廃止され、Rise上位のラスボス弓は溜め段階解放が必要だったが、
スィエラは見事にラスボス弓のジンクスを回収した。
と言っても、MHRiseではCSや身躱しのお陰で溜め4を維持して連射することが可能。
かつての神属性とは一味違う所を見せつけるのも一興か。
関連項目
モンスター/ガイアデルム
武器/ガイアデルム武器
武器/崩弓アイカムルバス - MHP2Gのラスボス弓。溜め4が初期解放で、拡散2→連射5の最大溜め必須な弓。
武器/凶弓【小夜嵐】 - MHP3のラスボス弓。溜め4が初期解放で、拡散4→貫通4の扱い辛い弓。
武器/鳳凰ガ体現セシ弓矢 - MH3Gのラスボス弓。溜め4が初期解放で、貫通5→貫通1→拡散5の扱い辛い弓。
武器/柔硬なる胸殻の弓 - MH4のラスボス弓。溜め4が初期解放で、貫通4→連射5の扱い辛い弓。
武器/白羊といふ名の白骸 - MHXのラスボス弓。溜め4が初期解放で、連射or貫通→重射の扱い辛い弓。