武器/骨刀

Last-modified: 2023-11-29 (水) 01:47:45

MHPより登場する、文字通りの刀身を持つ刀。
MHPまでは大剣に分類されていたが、MH2以降は太刀に変更された。

目次

概要

  • 鉄刀を街の工房が独自に改良した品で、刀の背の部分にモンスターのがあしらわれている。
    これは単なる装飾ではなく槍の逆刺のように機能し、
    斬りつけた相手から刃を引くときにその牙で傷口をえぐり深手を負わせる仕組みになっているようである。
  • 用いられている牙によって銘が変わる。
    【鮫牙】がガレオスガノトトスの牙というのは各工房共通であるが、
    ミナガルデ系の技術では【狼牙】が飛竜類一般の牙で【竜牙】が角竜類の牙、
    ドンドルマ系の技術では【狼牙】がランポスの牙で【竜牙】が飛竜類一般の牙となっている。
  • 太刀に分類されたMH2以降は、ランポスので作られた鞘が追加されている。
  • MHFでは、SP武器として龍属性の「骨刀【牙突】SP」が登場している。
    説明文によれば、新刀を狩猟で使い込むことで、鍛え上げることに成功したようだ。
  • ちなみに現実でも刀剣型の骨角器は存在し、日本でも鯨骨などを用いた品が幾らか出土している。
    ただし、実用性で難があるのは明らかなため、おおむね祭祀用であったと見るのが妥当であろう。

性能

MHG以前

  • 素材にドラグライト鉱石を使うので上位以降しか生産できないが、
    骨刀系統では最高位の【竜牙】ですら性能は下位のジークリンデ程度(816)。
    しかし骨刀の直系は最強クラスの無属性大剣「天上天下無双刀」であり、
    その下の【鮫牙】からは当時のバランスブレイカー「龍刀【紅蓮】」に派生する。
    また、カンタロスの素材を使うことで「黒刀」という別系統の武器へと派生していき、
    後々工房技術の発展によってさらなる進化をとげていく。

MH2系統

  • 本作からは下位でも作れるようになったが、その代償として性能が鉄刀とどっこいのレベルにまで落ちた。
    鉄刀が序盤用鉱石系武器の代表であり、骨刀が序盤用骨石系武器の代表である
    (大剣で言えばアイアンソードかバスターソードに対するボーンブレイドのような立ち位置になっている)。
    前作で上位武器だった証である「鉄刀の工房オリジナル強化品」の文字が泣いている。
  • MHP2(G)でもMH2と同じく序盤武器という扱いだが、
    MHP2Gでは、見た目が同じで攻撃力がG級最終強化武器と同性能になった「骨刀【竜牙】G」がクリア後に生産可能に。
    攻撃力だけならかなりのものだが、鉄刀Gと数値が同じ無属性武器であり、それと比べても白ゲージが短い。
    見た目が好きな人が趣味で担ぐ用の武器という立ち位置。
    • なお、MHP2でパッケージを飾っているハンターが担いでいるのはコレ。
      マフモフ一式とセットで雪山のティガレックスに挑んでみるのも一興だろう。勝てるかは知らない

MH3系統

  • 登場モンスターが前作と総入れ替えされたことで、骨刀【狼牙】系が登場しない。
    代わりにこれまでの骨刀とは似て非なる骨系武器として、「骨刀アナンタ」が登場した。
    チャナガブルの素材を使うため、麻痺作用を得ている。
    • MH3においてはオフラインで一番初めに生産可能となる太刀であり愛用者も多く、
      派生先はどちらかというと鳥竜玉の要求されない「剛」のほうが好まれていた。
      なお、ボルボロスの狩猟演習で太刀を選ぶと骨刀アナンタで出撃する。
      斬れ味の悪いアナンタのままなので下手に正面から斬ると弾かれてからの反撃で大ダメージを受けてしまい危険だった。
    • MHP3以降は、さらにその前段階的な存在として、
      ドスジャギィの素材を主体とした骨刀【犬牙】【豺牙】【狛牙】が登場。
      それぞれ、鉄刀で言う無印・【禊】【神楽】と似たポジションである。
      その鉄刀と比較した場合、攻撃力自体は高い代わりに黄ゲージが短かったり、緑ゲージに達しなかったりする。
      どのみち最序盤の武器であるため、そう体感できるほどの性能差でもないが。

MH4系統

  • MH3Gと同じ【犬牙】【豺牙】【狛牙】が続投。
    本作では骨太刀の最初期系統として「」が復活しており、その上位版という位置付けである。
    そのため、鉄武器の基礎である鉄刀よりも全体的に高性能となっており、
    まだ属性武器の出揃わない序盤ではなかなか重宝する。
    とはいえ、最終的にはより強力な武器への足掛かりでしかないという立場は相変わらず。

MHX系統

  • ランポス素材の「骨刀【狼牙】」とジャギィ素材の「骨刀【犬牙】」の両方が登場。
    異なる作品の序盤骨武器が両方が揃うこととなった。
    今作は見た目を変えずにそのまま最終強化まで行うことが出来る為、両者とも上位でも通用する性能を持つ。
    「骨刀【狼牙】」は斬れ味が緑だが、悪くない攻撃力とスロット3を持つ無属性武器、「骨刀【竜牙】」に。
    「骨刀【犬牙】」は良斬れ味と攻撃力を持つ、無難な無属性武器「骨刀グアルガ」へと変貌する。
    どちらも強化が比較的簡単な部類なため、上位序盤で役に立つ武器である。
    • 今作では新スキル鈍器使い登場の影響で、骨刀【竜牙】が破格の扱いを受けており、
      攻撃力230・スロット3でありながら鈍器使いを最も活躍させられる長い緑ゲージと、
      鈍器スキルと一番相性のいい太刀となっている。
      なにより作成が非常に簡単というのが最大の長所*1
    • グアルガも攻撃力は220・スロット2と竜牙より少し威力が低いが、代わりに極僅かながら青ゲージを獲得。
      そして匠+2で長い白ゲージを得るためストレートな運用の最大火力では竜牙を圧倒的に上回り、
      山薙ワイルドハイトにすら肉薄する威力を発揮する。
      ただし竜牙には不要な骸龍素材を要するのが最大の欠点。
    • それとは別に、新たな系統として「顎刃」という系統が登場している。
      そのため本作では、も合わせて見た目違いの骨太刀が4種類も存在するという状態になった。
      どれも無属性武器だが、斬れ味を含めた性能はかなり異なる。
  • MHXXでは、限界突破によりMHXの最終強化形態をさらに鍛えることができる。
    • 「骨刀【竜牙】」は攻撃力350で斬れ味緑、スロット3の「無双の骨刀」になる。
      匠でも青止まりだが長い緑を持つため、上位同様に鈍器との相性がいい。
    • 「骨刀グアルガ」は攻撃力330で斬れ味白の「骨断刀【カゲタチ】」になる。
      こちらは匠でしっかり紫が出る。攻撃力も悪くはない。
    いずれも最終的にはラスボス級モンスター武器の影に隠れることにはなるが、製作難易度が低めなのはうれしい。
    別に弱いわけではなく、何より見た目が正統派の刀でカッコいいので、作っておいて損はないだろう。
    どっちも究極強化に幻鳥竜玉を3つ要求されるのは内緒。
    • 無双の骨刀は「骨刀【○牙】」の命名法則を外れているが、
      これはかつてその強化系であった天上天下無双刀を意識した名称と思われる。

MHRise系統

  • 顎刃を強化していくと骨刀【犬牙】へ派生する形式となった。
    ジャギィ素材に加えて、名前の通りモンスターの牙の素材を使って強化していくことになる。
    最終形は「骨刀グアルガ」。
    攻撃力は現状の太刀ではトップタイの230、斬れ味は緑60で匠で伸びる分は全て青となっている。
    空きスロットもLv2が1つと抜け目ない。
    また攻撃力強化IVの百竜強化も持つため、コレを使う場合は実に攻撃力240にもなる。
    • 鈍器スキルの仕様変更もあって、長い緑を活かした鈍器運用が強力。
      上位までかつ極端に硬い敵も少ないという環境の変化をも味方につけたことで、
      なんと今作の太刀の中では現状最強争いに比肩し得る強さとなった。
      カウンターが重要な太刀にとっては、緑ゲージのヒットストップの少なさによる
      攻撃一つ一つの硬直軽減の恩恵も受けやすい。
      ちなみに前述の通り匠で伸びる分が全て青となるため、そちらも純粋に強力。
    • 但しアップデートに伴い、無属性太刀だけで見てもライバルが多くなった。
      特に百竜強化込みで攻撃力228、会心率15%と高いスペックを持ちながら
      素青40、匠1から白を持つファントムミラージュが非常に厳しい相手。
      素でもこちらで鈍器を使う場合に僅かに勝る上、
      禍鎧の腕やフル赫耀の空きスロで発動出来る匠2だけでも青40+白20の合計60となりこちらの緑に並ぶ。
      匠を使う分で差別化と言いたいが、こちらも鈍器にLv2スロットを3つ割く上
      あちらも武器スロにLv2スロットを持つためスキル自由度であまり差が付かない。
      現在は作成時期か、匠Lv1以上で出た短い青を剛刃研磨で維持する方法で差別化するのがいい。
      青ゲージの斬れ味補正は鈍器緑よりも上のため、火力が目に見えて跳ね上がる。
      より上を望まないなら、人によっては無属性太刀のゴールはこれでもいいだろう。
  • MHR:SではMR武器が無事用意され、まずは骨刀グアルガ改でスタート。
    さらにショウグンギザミ素材を投入することで新たな銘「骨断刀【カゲタチ】」を賜るが、
    同時にセルレギオス派生のシミターアルナジトへも移行できる。
    カゲタチは斬れ味が素青だが攻撃力重視、シミターアルナジトは斬れ味白で会心重視のルートで、
    この路線は究極強化までそのまま続く。
  • 傀異化した骨の投入により究極強化「骨断刀【カゲタチ】改」が完成する。
    性能は以下の通り。
    • 十分に高い攻撃力340
    • 会心率0%
    • もちろん無属性
    • 斬れ味は素で白50。匠は有効だが紫は出ない
    • スロットはLv2×1、Lv1×1
    • 百竜スロットはLv2
    マイナス会心のない太刀では巨塊刀ゴルティタンに次ぐ攻撃力を誇る。
    ゴルティタンはスロットこそ優秀だが、究極強化なのに斬れ味が素青で白を出すのに匠4が必要と
    かなりクセの強い武器なので、扱いやすさではカゲタチが上だろう。
    こちらも斬れ味紫は出ないが、剛刃運用でなくとも白維持しやすい長さである。
    素の攻撃力が高いおかげで、同じく紫維持しやすいカムラノ傑刀よりわずかだが期待値は上である。
    • もっとも、本作では属性太刀の方が歓迎される環境である上、
      会心-10%を受け入れられるなら攻撃力340で属性値付きの太刀が複数存在する。
      マイナス会心なしのバランス型属性太刀でも攻撃力320・短い素紫くらいは確保される環境なので、
      属性込みで計算すると攻撃力だけでは埋まらないダメージを叩き出されてしまう。
      ならばと継戦能力重視に振ると圧巻の白120を誇るダークインザダーク改には及ばない。
      スキル自由度もあり扱いやすくはあるが、頂点に立つのは無理があるか。
    • ダークインザダーク改がそうであるように、扱いやすさから太刀の入門用としては便利である。
      またマイナス会心がないので見切り7・抜刀術【技】3の確定会心運用を組みやすく、
      弱点特効がのらない部位を斬ることになりやすいヤツカダキなどには安定感を出しやすい。
      剛刃運用が性に合わないならカゲタチを振り続けるというのも悪くないだろう。

関連項目

武器/骨武器
武器/骨縛刀【カゲヌイ】
武器/骨
武器/顎刃


*1 これは片手剣のサーペントクリーヴなどランポス武器の最終形態の共通の性能である(一部を除く