武器/黒刀

Last-modified: 2024-03-07 (木) 09:51:42

主にカンタロスの素材を用いて作られる武器。
鍔の部分から角のようなパーツが伸び、十手のような独特の形状をした片刃剣であり、
初代系統では大剣に、2以降では太刀に分類されている。
強化の段階によって黒刀【○ノ型】と表記される。

目次

概要・性能

無印、MHG、MHP

  • 初期は太刀という武器カテゴリーそのものが存在しなかったため、大剣として登場した。
    黒刀というと、「斬れ味がよく、攻撃力が低い」というのが現在の一般的な性能だが、
    このころは攻撃力低め、斬れ味も劣悪の残念武器だった。
    そもそも、この頃の虫武器は総じて斬れ味が低く、
    双剣のインセクトオーダー系は、最終強化すると攻撃力は350(この頃の双剣では最高峰)だが斬れ味は緑と、
    現在のインセクトオーダー系とは真逆の性能だった。
    ただ、攻撃力は現在の黒刀に比べると高めであり、下位ではまだ使えなくはない。
    十手風の形状からか、当時は珍しい防御力ボーナスがつく武器だったので、
    そのぶん他は抑え気味だったのだろう。

MH2

  • 2では大剣から太刀へ武器種を変更。新武器として暴れに暴れ…
    なんてことにはならなかった。
    当時の太刀(というか追加された武器全般)は、基本的に不遇扱いされることが多かった。
    そして太刀と言えば斬破刀だったり龍刀の時代。
    残念ながら黒刀の存在感はあまりなかった。

MHP2

  • P2にも登場。太刀の性能自体が向上したが…
    P2での最終形態:黒刀【参ノ型】は攻撃力720、会心率5%という状態であった。
    一応素で白ゲージなのだがあまり長くなく、剣士用の防具にはアカムトシリーズが大人気。
    アカムトシリーズの売りの一つは斬れ味レベル+1であるが、
    前述の白ゲージで斬れ味は最大値に届いておりその恩恵に与れなかった。
    また、やはり斬破刀や龍刀の壁も高かった。
  • ちなみに同作とP2Gではババコンガ討伐訓練で【零ノ型】が、
    キリン討伐訓練で【弐ノ型】が太刀用訓練として用意されている。

MHP2G

  • 斬れ味ゲージ紫の登場により、MHP2では斬れ味レベル+1を発動させても変化のなかった参ノ型に、
    なんと斬れ味紫が現れた。この時点で何かが違った。
  • 強化先に肆ノ型…ではなく、一気に4~9を飛ばして拾ノ型が、
    そして更なる強化先として終ノ型が追加された。終ノ型は「ついのかた」と読む。
    説明文での「刃にとまった羽虫がそのまま両断される」などの謳い文句に恥じず、どちらも素で紫ゲージを持つ。
    神の領域の斬れ味を謳うどこぞの双剣もこれを見習ってほしいものである。
    青、白、紫の斬れ味の長さの合計値は拾ノ型、終ノ型で同じだが、終ノ型の方が白ゲージが僅かに短くなり、
    その分紫ゲージが伸びる。斬れ味レベル+1を付けても斬れ味の長さは変わらない。
    拾ノ型、終ノ型はともにG1で強化可能。必要な素材はほぼ農場で手に入る。
    一番のネックはマボロシチョウ×10だが、フエールピッケルで増やせるので、
    製作難易度は高くない、というかかなり低い。
    終ノ型は攻撃力1152、防御+10、会心率25%、スロット3つ、そして紫ゲージが素で40という性能。
    普通あれもこれもと要素をつぎ込んだものは器用貧乏になることが多いのだが、
    終ノ型はそのような印象を持ちにくい。
    会心率がプラスなので低めの攻撃力を補い、
    匠不要なのに長めの斬れ味紫&スロット3がスキル構成に幅を生みだす。
    防御力上昇もあって困ることはない。
  • 「MHP2Gにおける最強の無属性太刀」というと砂猿薙【ゴゴゴ】を挙げる人が多いと思われるが、
    自由度の高さでは黒刀がトップクラスだと言っても過言ではないだろう。
    G1の武器ではあるが、最後までこれ一本でも大丈夫だったりする。
    見た目も正統派の刀に近く、上述した説明文も印象的であることから、本武器の愛用者も多かったようだ。
  • ウカムルバス討伐後には黒刀Gが作成可能。攻撃力1200・会心率+15%と、
    物理期待値で終ノ型を僅かに上回っているが、スロットが2に減り、斬れ味も紫30と悪くなっている。
  • ビートセイバーとは共通点が多い。
    どちらも防御力が上がったりスロットが3つ空いていたり最終強化がG1だったりする。
    でも強化にマボロシチョウを10匹必要とするところまで似せなくても…。
  • また、MHP2Gでは無属性の太刀が非常に多い。
    性能や製作難易度はそれぞれ異なり、基本的に一長一短である。
    出来るなら多くの太刀を握り、自分にぴったりの一本を見つけて欲しい。
    そして願わくば、作った太刀を使い分けてモンスターに立ち向かって欲しい。

MHX(X)

  • MHXではカンタロスの復活と共に、MHP2G以来の復活を果たした。
    一発生産はできず、顎刃LV2から派生することで黒刀【零ノ型】が入手できる。
  • 派生後の性能だが、攻撃力が70と顎刃LV2と比べて攻撃力が30も落ちてしまっている。
    素でやや長めの緑ゲージがあるにしても頼りない性能である。
  • それでも上位素材を使用し、LV4まで強化すると素で白が現れる。黒刀の斬れ味の良さは健在である。
    さすがに長さはたった10ではあるが、それでも攻撃力130に会心率5%とスロット2つ、
    おまけ程度だが防御+2が付いてくるなど、とても扱いやすくなっている。
  • 最終強化すると銘を黒刀【弐ノ型】と改める。
    ここまで来ると、序盤の頼りなさは何処へやら、攻撃力190、素で斬れ味白30、
    他の性能はLV4からの据え置きで、会心率5%にスロット2つ、防御+2である。
    匠発動の負荷がかなり重くなった今作では、スロットが2つあるのもありスキル自由度はかなり高い部類に入る。
    • かなり扱いやすい名刀ではあるが、最終強化に獰猛化重甲虫殻を2つを必要とする。
      獰猛化ゲネル・セルタスを撃破する必要があるため、強化時期は遅めとなってしまう。
      その上最終性能も叛逆刃ジールレギオン相手はやや厳しいか。
      攻撃力は10上回っているが会心率は劣るため、計算上の攻撃力はほぼ同じ。
      青ゲージはこちらの方が長いが、相手は白ゲージを長時間維持できるため斬れ味も事実上負けと言える。
      スロットも同じく2スロ。防御+2なんてあってないようなもんだし
      ただし、あちらは獰猛化狩猟の証IIIが必要なので完成が解放後になるのに対して、
      黒刀は解放前に最終強化できるのは利点。
  • MHXXでは限界突破により更なる強化が可能。
    究極強化で黒刀【参ノ型】となり、攻撃力280、素紫30の斬れ味、会心率15%、防御+15、スロット3と順当な強化。
    • が、よりによって究極強化にアトラル・カの素材が必要となるため、完成はHR解放後になってしまう。
      更にまずいことに、G★4で期待値に2しか差がなく作成が容易なオメガニャイフ・熟成や、
      超会心との相性が良い無明刀【空諦】の方が早く完成してしまい、
      HR解放後には当然真名メルセゲルが作成可能になるため、立場を完全に奪われてしまっている。

MHR:S

  • MHRiseでは登場しなかったがMR突入でカンタロスが再登場し復活。
    最終強化の黒刀【終ノ型】
    • 平均の攻撃力320
    • やはり無属性
    • ささやかな会心5%
    • 匠不要の紫60
    • 防御30
    • スロットなし
    • 百竜装飾品スロットLv1
    紫ゲージのおかげで物理期待値はなかなかのものだが、スロ0と百竜スロットLv1は明確な欠点
    過去作では最終強化で跳ね上がっていた会心率も、生産段階から据え置きのままなのも寂しい。
  • 素で長い紫ゲージと防御力ボーナスがウリとなるが、ここで立ち塞がるのは王国騎士太刀ブレイブ改
    攻撃力は310とこちらより低いが、会心率10%、防御力ボーナス50に加え、スロットの質と量も上回っている。
    紫ゲージも素で50と、こちらより10短いだけで十分過ぎる長さである。
    他にも紫ゲージではカムラノ傑刀が、防御力ボーナスではガウシ刀【鹿王角】というライバルもある。
    • こちらの明確に差別化できる点は生産・強化の難度の低さだろう。
      カムラ派生が大竜玉、ガウシカ派生が大獣玉を使用するのに対し、こちらはレア素材を一切必要としない。
      虫素材集めがあいかわらず面倒な点には目をつむろう。
      最終強化で必要になる傀異化した骨もチュートリアルの傀異化アオアシラから早速入手できるため、
      EX★4素材の傀異化した爪が必要な王国騎士太刀よりもずっと早くに強化が可能。
      ラスボス撃破後のつなぎとしての役割は十分に果たしてくれるだろう。
  • Ver.11から傀異錬成が登場し百竜スロットをLv2にできるようになったものの、
    上述のライバル達に半ば置いていかれてしまっており状況の打破には繋がっていない。
    また無属性太刀には更に強力な面子も揃っており首を挟むことはできず、
    属性がある程度あった方が強力な調整をされている今作ではどうしてもイマイチ止まりという結果に。
    • Ver.12から武器の重ね着が解放されたため、過去作で思い入れがあるなら着せてみるといい。

MHF

  • MHFでは途中で2種類の黒刀に派生する。
    黒刀【零ノ型】⇒【弐ノ型】⇒【参ノ型】と強化するのは同じだが、
    【参ノ型】から、【天ノ型】⇒【光ノ型】か、【地ノ型】⇒【闇ノ型】へ派生可能。
    【天ノ型】系統は麻痺属性となっており、【地ノ型】系統は従来通り無属性。
    • 【天ノ型】は黒龍素材を、【地ノ型】はアカムトルム素材をそれぞれ使用する。
      カンタロスは必ずしも龍と無縁というわけではなさそうである。
  • 地味に【闇ノ型】のレア度が10ものすごく高い
    SRで使おうと思ったらSR500も必要になり、秘伝書での出番は皆無に等しい。
  • 【天ノ型】も【地ノ型】も、秘伝書のスタイル名として受け継がれている。
  • また、SP武器ver.も複数存在し、
    金色に染色した無属性SP「金色刀SP」や、氷&毒属性の双属性太刀「白刀【零ノ型】SP」がある。
    金色刀SPは、その名の通りまばゆい金色に輝く太刀であり、もともとは儀礼用であった。
    一方、白刀【零ノ型】SPは、表面に霜が張るほど強い冷気を放つ太刀。

余談

  • MH3系列、MH4系列ではカンタロスが存在せず、黒刀一派も消え去ってしまった。
    カンタロスポジションにオルタロスが就任し、インセクトオーダーは復帰を果たしたものの、
    オルタロス素材は残念ながら黒刀の素材としては規格外のようである。
  • MHP2Gのプロモ終盤でもランゴU一式に【終ノ型】を装備したハンターが、
    リオレイアの頭に連続でクリティカルの気刃斬りを当てるシーンが存在する。
  • MH4のイベント武器である海賊狩りの魂のうちの1本は、コラボ先の漫画内では「黒刀」とされているが、
    モンハンシリーズにおける黒刀とは全く関係ない。
  • MHW:Iでは、カンタロスが瘴気の谷に生息しているものの、黒刀は登場することができなかった。
    代わりに、カンタロス派生としては、ダークシミターが存在する。

関連項目

モンスター/カンタロス
武器/虫武器
武器/イエロウラカーン