登場人物/ヒノエ

Last-modified: 2023-11-01 (水) 12:01:50

うさ団子は、至福の味わい…!

MHR(:S)に登場する、カムラの里の里クエスト受付嬢。
ゲーム中での主な表記は「里の受付嬢ヒノエ」となっている。
日本語版のCVは佐藤利奈氏、英語版はMaureen Price氏が担当しており、
またヒノエ名義での歌唱担当は加藤いづみ氏。

概要

  • 柔和で、いつもニコニコとして、その笑顔は災禍に見舞われるカムラの里を明るく照らしてくれる。
    …と公式サイトで説明される通り、とにかく笑みを絶やさない竜人族の女性。
    • 集会所の受付嬢ミノトにも言えるが、割と珍しい若い竜人女性である。
      そしてミノト共々、メインシリーズでは初の幼馴染ヒロインでもある。歳の差を考えてはいけない
      • 公式設定資料集でついに「今と姿がここ数十年ほど変わっていない」などと書かれてしまったため、
        「若い」とは言ってもやはり竜人族基準の若さであり、人間基準ではそれなりの歳であるらしい。
        …というか、下記の通り主人公の生い立ちが決められている一方、造形はプレイヤーの自由であるため、
        若者でも年配でも幼馴染として成り立たせるにはこうするしかないのだろう。
      • ウツシ教官から「ヒノエさん」と呼ばれるシーンがあるため、少なくとも彼よりも年上だと思われる。
  • 集会所の受付嬢ミノトは妹。
    双子だけあってかなり似ているが、ヒノエは髪飾りを左だけに付けているほか、
    DLCの追加髪型を見るに、髪型も細部が異なっているようだ*1
  • MHRiseは主人公の生い立ちが明確に定められており、
    竜人族ゆえに長寿なヒノエは、彼(彼女)が生まれたときからの付き合いである。
    それゆえか、勝手に自宅に入ろうとして悪びれる素振りもないなど、遠慮のない一面もあるが、
    家族のような存在でもあるため、新米ハンターとなった主人公を何かと手助けしてくれる。
    • ゲーム開始直後のチュートリアルでは、「主人公がヒノエの買い物に同行する」という形で
      プレイヤーに里の施設を紹介する役割を担う。
      それ自体は特筆するほどのことでもないのだが、
      ここでヒノエが主人公に基本的なアイテムと初期武器の一式を買ってくれる
      • ゲーム開始当初に武器などを用立ててもらえることは過去作でも恒例だったが、
        それは村長など責任者ポジションの人物から、着任したハンターへの「当然の支援」というニュアンスだった。
        一方、ヒノエのそれはおそらく彼女自身のポケットマネーで賄われており、
        「ミノトには内緒ですよ」という台詞から察するに、どうやら主人公への甘やかしの類であるようだ。
        なお、そのミノトにはこの件がしっかり伝わっており、
        「姉さまから贈られた武具やアイテムは、くれぐれも大事に使ってくださいませ」と念を押される。
        どこからバレたものか…。要らないのは売って資金にしたとか言えない
  • ミノトからは受付嬢としての立派な仕事ぶりを尊敬されているが、本人曰く「適当にしているだけ」。
    一方ヒノエは、何事にも手を抜かないミノトだからこそ集会所の受付嬢が務まるのだと彼女を評価している。
    • 左胸にギルドマーク入りの勲章をつけている。そういったものを貰うくらいなのだから、
      本人は「適当」と言いつつも、しっかりと仕事をこなして評価されているらしい。
      • ヒノエは自身のことを「飽きっぽい」と評し、ハンターにならなかった理由にもこれを挙げている。
        ミノト曰くこれは「天才ゆえに何事もすぐに極めて、やることがなくなってしまうから」。
        彼女以外からもやはり「天才」と評されており、「適当」で済むのは要領の良さによるものだろうか。
      • なお、これがただの装身具ではなく勲章であることが判明したのは、
        公式グッズのぬいぐるみに「胸の勲章が左右両方に付いているという仕様の不具合」があり、
        希望者には交換対応をする旨が公式から告知されたため*2
    里クエスト担当ということで基本的には下位クエストしか受注できないが、
    盟勇同行クエスト「炎に燃える狩猟魂」はヒノエが用意したクエストとのことなので、
    世界観上はミノト同様MRクエストも取り扱えるようだ。
  • MHR:Sを進めていくと、ウツシ教官からジンオウガのモノマネを教えてもらったと言って披露してくれる。がおー。
    • …とここまでなら可愛いのだが、教官から「本気でやってはいけない」と止められて軽めにやっているとのこと。
      教官は「フゲンたちから無闇にモノマネをしないように注意された意味がわかった」と遠い目をするし、
      あのミノトをして「恐ろし…いえ、すばらしい、出来でした…」と言わしめる出来栄え。
      「天才ゆえに何事もすぐに極める」という説明に嘘偽りはなさそうである…。
  • 集会所ストーリーにて、モンハンヒロインとしては珍しい形で窮地に立たされ、
    「ヒノエを救うこと」が明確に主人公の目的のひとつになる
    • その結果、集会場のストーリーでは大変な状況になっているのに、
      里のストーリーでは何事もないかのように振る舞い、スタッフロールで歌うという事態になる場合も。
      心あるプレイヤーは里のストーリーを終わらせてから上位に上がろう。
  • うさ団子が大好物で、足しげく茶屋へ通い、一度に50本ほどの大量購入をしている。
    しかも誰かと分け合うようなこともなく、すべて自分のものであるようだ。
    大食いなのは里の住民皆が知るところで、辛いものが好きとのことだが、
    その後「何でもよく食べる」と訂正されている。
    • 里★2緊急クエストで暴れるオサイズチによってうさ団子の材料の供給が脅かされた時には
      ヒノエはこれを「自らの存亡に関わる」由々しき事態だとしており、
      うさ団子が食べられなくなればこの身は滅びてしまうだろうとも言っている。
      クリア後の世間話では、オサイズチを退けた主人公のことを早くも「命の恩人」と称することも。
      • 猛き炎がエルガドに旅立った直後、実際にうさ団子を向こう一ヶ月間作れないと宣告された際は、
        先の窮地を上回るほど血の気が失せ、この世の終わりが如き悲鳴を上げたらしい。
        また、挿絵の状況、および悲鳴の後は事態が解決するまで一度も登場しないことから推測するに、
        恐らくそのまま失神したものと思われる…。
    • MHR:Sでは、エルガドに団子60個とミノトと共に訪問している様子を見かける事があるが、
      彼女が新天地で何をしているかというと茶屋近くの椅子に座って団子を食べている。
      ミノトは座っているだけ、団子を一緒に食べる、
      ヒノエの側に控えるなど複数パターンがあるのに、ヒノエはひたすら団子を食べている。
      • 後述する盟勇クエストにおいて、提督ガレアスと王国騎士ジェイの掛け合いに、
        「なんならうさ団子50本くらい食べられるほど元気」とやる気満々なジェイを
        ガレアスが「そんなに食える猛者などこの世にはおらん」と冷静に一蹴するものがある。
        世界広しといえども、ヒノエほどの食欲はやはり尋常ではないものらしい。
  • 主人公について「うさ団子のような存在」「ヒノエの心を満たして笑顔にしてくれる人」と語っている。
    彼女をしてうさ団子と同類扱いというとフラグのように聞こえてくるから不思議
    仮に主人公がハンターとしてさらなる高みを目指すため里を出ることになった場合、
    「笑顔で送り出す覚悟はしているが、少しだけ泣いてしまいそう」とも。
    さらに、主人公が最後の決戦に向かう際には
    「あなた様のこととなると気が小さくなってしまうのです」と微笑みながらも案じ、
    「ヒノエが珍しく怯えていますよ。早く里を救って、私を安心させてくださいね」と送り出す。あざとい
    • MHR:Sではかつて危惧した通りに主人公がエルガドに旅立ってしまい、
      それからは主人公のいないカムラの里の生活に慣れる事ができず、寂しさを募らせるようになる。
      寂しさのあまりうさ団子を食べる量が増えてしまい、ミノトやヨモギに心配されるようにもなる。
      他にも「もし主人公やミノトと3人でハンターとしての道を選んでいたら」というifに思いをはせたり、
      主人公が遠い存在になっていく事を複雑に思ったりと内心思い悩むところもあった模様。
      あとシレっと落ち着いたら一緒に買い物に行こうとかデートのお誘いも来る。
      そして最終的に彼女が出した結論は……
      クエスト【勇気の証明】クリア後のセリフ(カムラの里側とエルガド側で別途記載)
      • カムラの里
        「〇〇さんは、里の英雄からついに王国の英雄さんになられましたね。
         もはや、里の炎が照らすは里のみならず…。」
        「もう、私たちだけが知っている〇〇さんではなくなったようで
         ほんの少しさびしい気もいたしましたが…」
        「たとえこの先、あなた様がどこでどんな功績を成されても、
         里で一緒にいた時間がなくなるわけじゃありませんものね。」
        「だから、あなた様は、ずっとずっとヒノエの英雄さんです。
         おかえりなさい、ヒノエの英雄さん。
      • エルガド(2種類)
        「またしても、〇〇さんの勇名はギルドへと高く高く響き渡りました。」
        「こうなっては、ほかの場所も〇〇さんのことを放ってはおかないでしょう。」
        「大丈夫ですよ。ヒノエはどこへでもお伺いします。
        「きっと、ミノトも。ウツシ教官は…言うまでもありませんね。うふふ。」
         
        「おつかれさまです。〇〇さん。お忙しそうですね。ご無理はされていませんか?」
        「ここエルガドでもあなた様のお力が必要とされているのは、
         本当にうれしく誇らしい気持ちでいっぱいなのですが…」
        「たまには一緒に、ゆっくりお茶をいただく時間などがあるといいな、
         と思ったりもするのです。」
        「今や、救国の英雄となられたあなた様をひとりじめするなんて、
         と怒られてしまうかもしれませんけど…」
        「…少しくらい怒られてもいいので、一緒にお茶、しませんか?」
      カムラの里での会話は先輩ヒロインを彷彿させるギャルゲーのハッピーエンドでも通用しそうな内容となっており、
      MHR:Sでは物語に直接かかわらなかったものの主人公の幼馴染であり、
      猛き炎に救われたヒロインであるヒノエならではのものと言えるだろう。
      むしろこの会話がMHR:Sのエンディングだとしても普通に通用しそうである。
      そして、エルガド側の会話からヒノエの優先順位が遂に主人公>うさ団子になった*3
  • 妹と共にハンターを目指していた時期があり、ハンターになるIFがあれば得物は弓とのこと。
    百竜夜行の際にも弓を使っていることから、一番得意なのだろう。
    「その気になればすぐにでも上位ハンターになれるのでは」とミハバに評されている*4
    こうして彼女が評価されると、里でも指折りのツワモノと明言された主人公の株も上がる。
    • 百竜夜行で使うのは、光り輝く矢を雨あられと降り注がせる攻撃。
      別ゲーのような凄まじいエフェクトなので、砦内で多少離れた場所にいようが一目でわかる。曲射ここに極まれり。
      我らがハンターも流石にそこまではできないのだが
    • MHR:Sの盟勇クエストでもやはり弓を使うが、さすがに百竜夜行のような超絶曲射はしない。
      それでも「正式なハンターに同行する形なら狩猟に参加できる」という里の制度を悪用活用した結果とはいえ、
      上位どころかマスターランク個体とも渡り合う腕前を見せてくれる。
      具体的な立ち回りなどはこちらを参照。
      • 詳細は項目を参照していただきたいが、盟勇としての立ち回りからプレイヤーには
        ヒノエは天才ゆえに既にライトボウガンと狩猟笛を極めているが、
         飽きてしまったので得意武器を弓にしている(=弓はまだ極めていない)のではないか
        と疑われている。こんな与太話が納得できそうなくらい狩猟笛のヒノエは強力。
    • なお、セイハクが自身の武器に弓を選んだ事から彼の師匠になっている。
      …が、セイハクは特訓していることを秘密にしているのにあっさり主人公にバラしてしまっている。
      まぁ、ヒノエの言う通りバレバレで主人公もとっくに知ってる話なので隠しても意味はないんだけど。

余談

  • うさ団子を1日に50本も購入していると書いたが、
    仮に団子1本あたりの熱量が我々の世界の団子と同じ160kcalだとすると、
    うさ団子だけで1日8,000kcal摂取していることになる。
    更に言うならこのうさ団子は、一般的な団子と比較してかなりのビッグサイズ
    カロリー量はそれ以上である可能性も否めない。
    作っているヨモギですら、ヒノエが体型を維持できていることに若干引き気味。
    栄養面は団子とは別にミノトが3食用意してくれているため問題ないとのこと。尚更異常
    さすがに当人も自分が大食いであることは「返す言葉もありませんが」と自覚している。
    • ただでさえ途轍もない食事量だが、ミノト曰くエルガドでのヒノエはそれすら上回るらしい。
      その量なんと少なく見積もって食欲2倍増し…。もう何も言うまい
    • 冷静に考えると現実の一般人基準では大食いなのだが、
      ハンターであれば人間の頭よりでかい肉の塊を焼いたものを10個くらい平らげても平気なので
      そんな人間離れした胃袋と身体能力を持つ連中が珍しくない世界と考えれば、
      同等以上の戦闘能力を持つヒノエの食べっぷりも納得はできるだろうか。
      事実、某伝説級のハンターの片割れは、相棒に呆れられるほどうさ団子を食べ続けている。
      だからと言って、フゲンと一緒に気合い入れて食べた結果、カムラの里の食糧がなくなるのが
      モンハン世界基準でも普通かはさておいて。
  • ゲーム中、彼女について「火の魂を宿す」と表現している箇所がある。
    そこから考えると、名の由来は十干*5の「丙(ひのえ)」、和語に直して「()()」だろう。
    彼女が歌う「カムラ祓え唄(陽の慧)」にある通り、表記は「()()」かもしれない。
  • 英語版では彼女の名はHinoaとなっている。
    英語圏で「Hinoe」だと「ヒノゥ」などと読む可能性があるためだろうか。
  • 2023年6月7日放送のモンスターハンターライズ:サンブレイク スペシャルプログラム Finalでは
    サンブレイクの盟勇同行数ランキングで堂々の1位に輝いた。
    2位と3位が初期から同行できるフィオレーネとルーチカなのに対し、盟勇解放までにそれなりの
    手間とうさ団子が要求されるにもかかわらずこの順位である。
    数多くの猛き炎を粉塵と笛で救ってきたヒノエは、まさに癒しの太陽というべきだろう。

関連項目

世界観/カムラの里
登場人物/ミノト
登場人物/カムラの里の住人
防具/ウツシ表・裏/依巫・神凪シリーズ - ヒノエなりきり装備
システム/盟勇クエスト/カムラの里の盟勇 - 盟勇における当人について記載
システム/うさ団子 - 大好物


*1 ヒノエは左サイドの一房を環状に結わえているが、ミノトは両サイドの一房ずつを後頭部に回して結わえている。
*2 出典:https://www.capcom.co.jp/support/faq/information_info2021_0150992.html
*3 そもそもうさ団子がカムラの里にしかないから外に行きたがらなかったのがヒノエである。それが主人公がいるところならどこへでも行くという方針に変化している。
*4 ハンターは世界観上は下位のままでハンター生活を終える者が大半であり、上位ともなれば生まれ故郷では英雄扱いされるといわれる。そのことを考慮すると恐るべき才覚だと言えよう。
*5 十二支と合わせて干支を作る「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」のこと。甲乙くらいまでなら見たことがある人も多いだろう