登場人物/ミノト

Last-modified: 2023-10-31 (火) 20:34:48

ヒノエ姉さま…
MHR(:S)に登場する、カムラの里の集会所クエスト受付嬢。
ゲーム中での主な表記は「集会所の受付嬢ミノト」となっている。
日本語版のCVは伊藤静氏、英語版はHeather Gonzalez氏が担当しており、
またミノト名義での歌唱担当は宮崎カナエ氏。

概要

  • 里の受付嬢ヒノエの双子の妹である、竜人族の若い*1女性。
    明るくおっとりした姉とは対照的に、あまり感情が表に出ないクールな印象。
    皆に好かれる姉を非常に慕っているが、完璧すぎるとミノトは評価する姉を見てきたため、
    自己評価が非常に低く、コンプレックスにもなっている。
  • 「姉を非常に慕っている」とは書いたが、どうも並大抵の物ではないらしく、
    ストーリー後半では、単なる「姉への尊敬」を遥かに超越した感情が見え隠れする。いわゆるシスコン
    崇拝や依存にすら通ずる危うさがあるが、当のヒノエが全く意に介しておらず、上手くやれている模様。
    • 集会所ストーリー終盤では、ある事情でヒノエが頻繁に彼女の様子を見にくるようになったのだが、
      ヒノエから構って貰えるのが嬉しいあまり、その原因となったモンスターを
      このまま倒さないのはいかがでしょうか!?とのたまう。
      その後の会話やムービーではそんな様子はおくびも見せず、
      ストーリーが一旦完結した後は逃げられてしまったそのモンスターについて
      「次こそは決着をつけましょう」と主人公と誓い合っているので、
      直後に自身で言い添えた通り、冗談だった模様。
      しかしミノトが言うと冗談に聞こえないから怖い
  • 表情が乏しく淡々と仕事を進めること、
    何かとヒノエを持ち上げる言動から里の外の人には誤解されがちだが、
    コミツのために徹夜でりんご飴屋の看板を描いたり、
    ヒノエ絡みの一件でミノト自身も参っていたにもかかわらず、
    アヤメのリハビリ用のクエストを用意するなど、
    実際には誰に対しても敬意を払い、不器用ながら心遣いのできる女性である。
    そこに人見知りと鉄面皮と極度のシスコンが同居しているだけなのだ。
    もちろんカムラの里では周知の事実であり、他の住人からは温かく見守られ、あるいは慕われている。
  • ヒノエ同様、種族の特性として長寿であるため、主人公とは赤ん坊の頃からの付き合いだが、
    ミノトの場合は個人的な好意というより、「姉さまが気にかけているから」という理由とのこと。
    しかしストーリー後半でヒノエの窮地を主人公が救ったことで
    「姉さまが気にかける理由が分かった気がします」と発言。
    ヒノエの次に尊敬すべき人物として敬服される。
    何かおかしい気もするがミノトなので仕方ない
    • 一応、主人公に対してもツンデレじみた好意らしきものを見せる場面もある。
      最後の戦いへ向かう主人公に対しては、不安を口にしていたヒノエとは逆に、
      主人公の実力を信頼しているがゆえ「心配などしておりません」と言い切り、普段通りの対応で送り出した。
      • …が、本心ではヒノエ同様主人公の身を案じており、
        しばらく食事が喉を通らないほどだったため、
        主人公の帰還時にはシリアスに決めようとしてお腹を鳴らしてしまうオチを付けた。
  • ミノト自身の自己評価は確かに低いものの、伊達に天才ヒノエの妹ではなく、
    「ヒノエの世話をするためになんでもできるようになっていることのほうがすごい」
    …と周囲からは評価されている。
    ヒノエとしても、「あの子にもいいところがたくさんあるのに」と内心悩みの種だった模様。
    • そんなミノトのコンプレックスは、集会所ストーリー終盤、思わぬ形で解消されることになる。
      非常事態のはずなのにあまりのウキウキっぷりで、
      里の住民達はおろかヒノエですらちょっと引いていた
  • 常に日の当たる場所で団子を食べて仕事をしているヒノエとは対照的に、
    可能な限り外に出たがらず日光を眩しがる、かなりのインドア派。
    当然ながら運動も避けがちなようで、ウツシ教官から運動不足解消を提案された時は、
    教官の異常なハイテンションもあってか怯えていた
    • とはいえ、「嫌い」であって「できない」わけではなく、
      後述する通りミノトもカムラの里が誇るツワモノの一人である。
    • 後述の盟勇クエストにて鍛錬のために密林に行った際は
      「日中の密林の気候を甘く見ていた」と日差しに負けそうになりながらも、やると決めたからにはと腹を括っていた。
  • インドア派ゆえか絵を描くのが趣味で、集会所の待機モーションでも絵を描き始めることがある。
    だが、ヨツミワドウ二日酔いで疲れ切ったゴコクに見えるあたり、相当な画伯であることがうかがえる。
    本人も納得していないのか、描いた絵はその場でくしゃくしゃに丸めて隠してしまう。
    その実力を見てみたい人はこちらから
    • とはいえ、「ある意味これはこれで味がある」「磨けば伸びる」と評する声もある。
      一応の師であるゴコクも「のびのびと描いている方が良い」と判断し、矯正しようとはしていない。
    • 事実、いかな流れか輸出されたエルガドでは、研究所の屋根裏部屋や茶屋に彼女の作品も飾られている、
      挙句の果てに「らいぶぺいんてぃんぐ*2」を頼まれるなど大人気で、本人は困惑しているようだ。
      なお、後に主人公から「らいぶぺいんてぃんぐ」の意味を聞いたミノトは、
      案の定「ぜっ、絶対にダメです」と慌て、丁重にお断りすることに。
    • ただしヒノエを描く時だけはやたら気合いが入っており、少女漫画の表紙のような画力を発揮する。
      隣に描かれているミノト自身はこけしのような姿だというのに、である。
      彼女の姉に対する耽溺尊敬の念は画力にまで影響を及ぼすらしい。
      あるいはミノトの目には世界がこう映っているのかもしれない
      • ちなみに、美人に描かれているほうがヒノエであることは髪飾りで分かる。
    • アイルーのチーニョがゴコクとヒノエに絵を習っていると発言しており、
      やはりというかヒノエの方は絵の腕前も真っ当な方向に達者であるらしい。
  • 周囲の人々の語るところによれば、得物はランス。理由は百竜夜行の際に姉さまを守るため
    ヒノエ同様、ハンターを目指していたこともあったらしいが、
    やめてしまった理由は、ヒノエ曰く「不必要に屋外を出歩きたがらない」から。
    本人もマイドに「室内にいる方が性に合っている」と語っている。
    • 実際、百竜夜行の際にもランスを使用する。
      共に出撃するヒノエを守りつつ襲い来るモンスターを撃退する…のだが、
      そのひと突きはスクリュースラストを超えてもはやソニックブラスト
      当然というか、ミハバからはやはり「天才」と評されている。
      彼女たち姉妹にちゃんとした武器を持たせれば全て解決するのでは……。
      • CVを務める伊藤氏はシリーズのプレイ経験があるらしく、これまたランス使いとのことだが、
        「ランス使いなところに運命を感じました」とコメントしており、まったくの偶然である模様。
    • 盟勇クエストでも得意武器はランスだが、それ以外には狩猟笛しか使えず、
      盟勇の中で最も使用武器の選択肢が少ない。不器用説のほかにやりたくないだけの可能性もあるが
      詳細な立ち回りなどはこちらを参照。
  • MHR:Sで主な拠点はエルガドに移ったものの、MRクエストは里の集会所でも受注可能。
    そのためミノトにはクエストリスト閲覧中に発する台詞がいくつか新規収録されている。
    デレ要素が増えていたり、人見知り故にヒノエ以外との相伴には難色を示すなど、
    彼女の人となりを表す内容となっているので、たまには集会所でクエストを受けてみるのも一興である。
    • 主人公が里を離れている件については他の住人ほど気にしていない……ように見えるが、
      「寂しがっているわけではなくいつもと違う環境に戸惑っているだけ」という旨の発言をしながらも
      それに用いた例えが主人公がいない環境≒桜の無いカムラの里であったり、エルガドに平和が訪れたと見るや
      主人公を伴って里に帰りたがる(ミノト自身は自由に帰れる=主人公を連れ戻したがっている)など、
      ミノトなりに主人公を家族同然に大切にしていることが分かる。
      他の里の住人が寂しがりつつも主人公の広い世界への飛躍を応援してくれる中、
      一味違うミノトの反応に里心をくすぐられるプレイヤーもいるかもしれない。
  • 有料DLCのキャラクターボイスとして、ウツシとヒノエに続き、ミノトのボイスもフゲンと同時に発売されている。
    「集会所の受付嬢ミノト」というよりも「その彼女がハンターになったら」というコンセプトのボイスであるため、
    性格もそのまま彼女のものになっている。
    何かにつけて姉さまを呼ぶところもそのまま。
    なおこのボイスは盟勇クエスト中のミノトの音声にも流用されている。

余談

  • ゲーム中、彼女のことを「水の魂を宿す」と表現している箇所がある。
    そこから考えると、名の由来は十干の「(みずのと)」、和語に直して「(みず)()」だろう。
    また、彼女が歌う「勇まし狩人(水の杜)」にある通り、表記は「()()」かもしれない。
    ヒノエ・ミノト合わせて兵器(丙癸)である。百竜夜行での戦いっぷりからしてあながち間違いでもない

関連項目

世界観/カムラの里
登場人物/ヒノエ - 信仰対象実姉
登場人物/カムラの里の住人
防具/ウツシ表・裏/依巫・神凪シリーズ - ミノトなりきり装備
システム/盟勇クエスト/カムラの里の盟勇 - 盟勇における当人について記載
イベント・メディア展開/狩猟の導き書 - 作画担当はミノトとされる


*1 とはいえ長寿な竜人族基準であり、少なくとも数十年姿が変わっていないことが明らかになっている
*2 ライブペインティング。完成した絵だけでなく、それを描く過程も見せるパフォーマンス