防具/ダスクシリーズ

Last-modified: 2024-03-06 (水) 11:21:50

MHF-G8(2015年)にてプレミアムキットとして登場した、課金防具の一種。
その性能から当時、高難易度コンテンツをやり込むプレイヤーを中心に重用された装備である。

目次

概要

  • 随所に見られるトゲトゲした装飾とアシンメトリーデザインが特徴的な、パンクな装備。
    男性は返り血のような模様が浮かぶ、破れたコートを着用しており、さながら敵幹部やヴィランの様相。
    一方女性はフードの頭頂部に猫耳・後頭部にはリボンがついており、可愛らしさも感じられる。
  • カラーバリエーションが4色(赤・白・桃・青)存在するのは他のキット類と変わらないが、
    大部分を占める黒味は変わらず、アクセントほどの下着の色が変わるだけというのは少し珍しい。

MHF

性能

  • 最終強化段階はGP。
    代償+4、一閃+4、炎寵+5、絶対防御+6」が剣士・ガンナーの全ての部位に備わっている非常に強力な防具だった。
  • 代償自体の評価の変遷はリンク先が詳しいが、
    もし代償を使うとして、他のスキルとの兼ね合いに着目すると
    ・死神の抱擁が発動しないよう、一発も食らわない覚悟で臨む=火事場装備=炎寵が必要
    ・→火事場で臨む以上、火力特化の装備である=一閃が必要
    ・→被弾できないのでプレイングミスのケアをしたい=絶対防御が必要
    となり、これらのスキルはセットとして考えられていた。
  • つまりダスクシリーズは、代償を使うときに欲しいスキルの詰め合わせとなっているのである。
    新しい防具が実装される際、そのようなスキル配分のパーツが一部存在するならともかく、
    ここまで熟練者のみを対象とした一式になることは珍しい事例である。
    また代償を抜きにしても、全部位に絶対防御がついてくる点で初の課金装備であり、そのインパクトは大きかった。

評価

  • ダスクが実装される以前からも、代償を活かす構成の装備は、
    G6の魔法少女まどか☆マギカコラボ(ガンナー)・G7のFate/stay night[UBW]コラボ(腕)を始め、
    マリン(胴)、ガニア(脚)、ファルメル(腰)等々、実は少なからず実装されてはいた。
    しかし、いずれも「部位が固定される」「武器によって不要なスキルがついてくる」等の理由から、
    シミュレートの敷居は高かった。
    • ついでに言えばほとんどが課金装備であり、入手機会・金銭的にも厳しいものであった。
    • 代償のつく装飾品に目を向けても、G8時点では、G6.1に実装されたゴゴGXが最後である。
  • そんな折に登場したのが本装備である。
    全ての部位でスキルが似通っていることから、
    代償構成を組む際、上に挙げたような装備の所持状況に応じたシミュレートに柔軟に対応した。
    買い切りでいつでも手に入るプレミアムキットだったことも評価すべきポイントである。
    • 性能といいターゲット層といい、色々と思い切ったキットではあったが、
      恐らくはG9以降の環境の変化で、代償(と絶対防御)の需要が成熟~衰退することを見越しての実装だったのであろう。
    • そうでなくとも、この時代はまだ一閃+4のついた装備も少なかったため、
      絶対防御の希少性も考慮すると、通常の装備でも十分に組み込めるスペックを誇った。
      もちろん、3部位を超えると代償が発動してしまうため、これだけでどうにかなるものではないが。

環境における活躍

  • ダスクが実装されたG8はまだ不退や辿異スキルが登場する以前。
    増加する有用なスキルに対して、スキル枠の問題は常にプレイヤーを悩ませる問題であり、
    火事場をしたい際の装備には代償、ひいてはダスクのパーツが活用された。
    • 当時の火事場が主流だった募集と言えば、天廊遠征録の番人戦が挙げられるだろう。
      またジンオウガの実装時には、改技巧武器の強化に50周必要になることが判明したため、一部ではハメも考案されていた。
  • G9ではラヴィエンテ猛狂期が登場。
    実装間もないこの時期は、まだ不退装備を入手するための繋ぎとして
    火事場代償募集も散見されていた頃合いであり、やはりダスクの有用性は非常に高いものだった。
    • G9.1において実装された極み吼えるジンオウガ戦でも、
      不退作成が間に合っていないプレイヤーが代償構成で挑む様子も見られた。
  • MHF-Z直前には「剛撃+一閃装備」の水準の向上や不退の普及から、代償そのものが使われなくなってしまうのだが、
    それらへの足掛かりとして着用したプレイヤーは、課金防具ながらも多いと思われる。

MHR:S

  • Ver.13.0の紹介映像にて、シュイシリーズとともに重ね着として登場する事が発表。
    2023年1月12日に配信されたイベントクエスト「映える♪最カワ★コーデ!」のクリア報酬で生産できるようになった。
    MHF装備の実装は、イベクエの報酬としてはリアン・シュイに続き3番目となる。
  • 同郷のシュイシリーズと同じく女性脚装備はパンツからホットパンツ状のものに変更されてしまった。
  • ダスクシリーズの生産に必要な報酬素材の名称は「代償の異国製図」。
    言うまでもなく、代償運用のための装備というMHF時代のダスクシリーズの立ち位置を意識した名称だろう。

余談

  • 防具名の由来は、恐らく英語で夕暮れ、夕闇を意味するduskか。
    • これを意識してなのかは不明だが、MHR:Sで本装備の素材が手に入るクエストは夜の城塞高地が舞台に選ばれている。
      依頼主曰く、この衣装を可愛く撮るならここが一番らしい。
      狩猟対象はおおよそ「映え」という概念とは縁の無さそうなだが。
  • MHR:Sでダスクが登場する同アップデートにて、
    MHFからは前述の「シュイシリーズ」の他、「ぬいぐるみシリーズ」が重ね着のDLCとして実装された。
    MHF経験者には喜ばしい、メインシリーズへの登場が続いている。
    • 元々MHFオリジナルモンスターの見た目だった「ぬいぐるみシリーズ」は、全てMHR:Sのモンスターとなっている。

関連項目

スキル/代償
防具/リアンシリーズ - MHR:Sにて先んじて重ね着装備として実装されたMHF課金防具
防具/ダマスクシリーズ - 一文字違いの防具