壁を蹴って、跳ぶ軌道を三角にする跳び方の事。
概要
- ベリオロスの得意技。バックジャンプや回り込みのジャンプの先に壁があると使ってくる。
爪と棘を使って壁を捉え、次の瞬間に壁を蹴った反動で獲物目掛けて飛び込む。
これまで「後方に飛び退く」という行動はモンスターにもよく見られていたが、
そのまま壁を利用して攻撃という技を披露したのはベリオロスが初である。
出が非常に早い上、ホーミング性能や判定範囲も馬鹿に出来ないため、見てから回避するのはなかなか大変。
さらに身体を回転させながら着地し、周囲を薙ぎ払うのでスキが無い。
特定のエリアの特定の壁でしか行わないので、
壁があるエリアでは普段以上にベリオロスの立ち回りに気を付けよう。- MHXXでは登れる壁が豊富な氷海に登場するようになったことで、三角跳びの頻度が上昇。
特に壁に囲まれたエリア6では、どこからでも三角跳びを繰り出される恐れがある。 - MHFに登場する遷悠種ベリオロスは、低頻度ながら三角跳びを繰り出してくる。
MH3シリーズでは特定の「平らな壁面」でしか行えない行動だったのだが、
MHFでは雪山山頂のような多少傾斜がある壁面でも平然と用いてくる。
結果的に三角跳びに移行する場所が多く、忘れた頃に行う点が脅威となる。 - 起点となる後方に飛び退く動きを起こす場所が悪く、壁から離れた位置だと失敗してしまう。
この場合は単に飛びのいただけで不発に終わる。
失敗をごまかしたいのか、そのまま威嚇につなげることもあり、少し和む光景である。- ベリオロス初登場のMH3の頃は比較的よく見られたが、
作品が進むにつれて失敗する頻度は下がり、今ではめったに見られない行動となっている。
- ベリオロス初登場のMH3の頃は比較的よく見られたが、
- MHXXでは登れる壁が豊富な氷海に登場するようになったことで、三角跳びの頻度が上昇。
- ギギネブラも頻度はさほど高くないが三角跳びを繰り出してくる。
ただし、ベリオロスのように即座に行う訳ではないため、見切るのは容易である。
また、休眠時は壁にぶら下がっているので休眠解除後最初の行動も当然三角跳びもどきとなる。- ギギネブラ以外にも、壁を利用した行動が擬似的に三角跳びになるモンスターがいる。
MH4以降のフルフルやMHOのショウグンギザミなどが好例か。
- ギギネブラ以外にも、壁を利用した行動が擬似的に三角跳びになるモンスターがいる。
- MHWでは、新たに追加されたモンスターであるトビカガチ、
及びオドガロンも使用してくる。- トビカガチは古代樹の森の、樹木のあるエリア限定で行う。
そのまま飛びかかってくる他、木々を縦横無尽に飛び移ってから飛びかかってきたり、
飛びかからずに蓄電したりなどパターンが豊富。- 飛びかかり攻撃の際、何故かハンターの目の前で皮膜を広げ、空中で停止してから尻尾でなぎ払ってくる。
恐らく身体に回転をかける準備なのだろうが、
何故わざわざハンターの目の前で「攻撃しますよ」と言わんばかりに急停止するのか。
そもそも、そんなことをするより素直に体当たりをしたほうが良さそうな気もする。
- 飛びかかり攻撃の際、何故かハンターの目の前で皮膜を広げ、空中で停止してから尻尾でなぎ払ってくる。
- オドガロンはおもむろに壁へとジャンプし、即座に高速で跳びかかってくる。
場所によってはかなり距離をとる事もあるため、命中精度はさほど高くはない。- ……のだが、コイツはなんと三角跳びを2回セットで行う。
しかも厄介なことに、使用する壁は一発目と同じ場所とは限らない。
45°や90°、場合によっては180°真後ろなんてこともありうる。
一発目を避けたと思ったら即座に見失って背後から飛びかかられた、
ということがないようターゲットカメラなどをしっかり使っていきたい。
- ……のだが、コイツはなんと三角跳びを2回セットで行う。
- トビカガチは古代樹の森の、樹木のあるエリア限定で行う。
- なんとMHRiseではドス鳥竜ポジションであるオサイズチや、
新規牙獣種のビシュテンゴも使ってくる。- オサイズチの場合は尻尾の鎌を壁に引っ掛けて張り付き、
狙いを澄ませてから旋風のように回転しながらハンターを強襲する。
身体が小さいため当たり判定はさほど大きくないが、その尻尾の一撃は「たかがドス鳥竜」と侮ると痛い目を見る。
攻撃後は尻尾が地面に刺さるため、避けることができれば逆にチャンスとなる。
武器にもよるが、狙撃や翔蟲、鉄蟲糸技で叩き落とすこともできる。
ただし張り付いている時間はさほど長くはないので、無理に狙わず回避に専念した方がいいだろう。
MHR:SのMRでは使用頻度が少し上がっており、傀異化などタフネスが上がった個体と戦う機会もあり
この技を見ることも多くなった。 - ビシュテンゴは五本指のように分かれた尻尾の先端で壁をしっかりと捉え、
逆さ吊りの体勢で壁に張り付く。
この状態から得意の柿投げで攻撃してきたり、回転突進で急襲してきたりする。
こちらもオサイズチと同じく、翔蟲からのジャンプ攻撃などで狙うことが可能。
ぶら下がるような姿勢になるため、弱点である頭が低い位置に来やすく、
リーチが長い武器であれば地上からでも叩き落としやすい。
張り付いている時間が比較的長いのもポイント。
- オサイズチの場合は尻尾の鎌を壁に引っ掛けて張り付き、
- 火口深部に登場する極限征伐戦の紅ミラボレアスも行う。
壁面に張り付き、その衝撃で大量の火山弾を降り注がせた後に飛びかかってくる。
- ディオレックスは、自身の能力で隆起させた岩を用いた三角跳びを行う。
尻尾を地面に押し当てて後方に岩の壁を作り出し、それに張り付いてから即座に跳びかかる。
張り付く際には後方へ跳び退くが、そのついでと言わんばかりに攻撃判定付きの咆哮を行う。
咆哮と三角跳びの二段構えとなっているため、頭部を狙う際は警戒が必要である。
- イナガミは竹林奥部に生える竹のしなりを利用して行ってくる。
頭をもたげたまま突進する*1のが予備動作であり、そのまま竹林外周部へと走り去った後、
竹を一本くわえつつ空中に飛び上がってから周囲を攻撃してくる。
追尾性が高く、着地時に竹を武器としてぶん回すため、位置取りでの回避は難しい部類に入る。
- 三角跳びの気配を感じた場合は壁に張り付くとかえって安全である。
ハンターの三角跳び
- MH4からは、なんとハンターがこれを繰り出せるようになった。
壁に掴まっている状態でAボタンを押すと、壁を蹴って宙に躍り出る。そのまま空中攻撃に繋げることも可能。
MHXXではエリアルスタイル限定で、段差を登っている最中にBを押すことで発動できる。
こちらは抜刀中でも使用できる。- しかし、連打癖がついているプレイヤーは結構な頻度で暴発する。
モンスターの突進から逃げようとしたら三角跳びが暴発してしまい、
逆に自ら突っ込んでいく、といった見た目はシュールだが割と馬鹿にならない問題も。
- しかし、連打癖がついているプレイヤーは結構な頻度で暴発する。
- MHWでは駆け上がれる壁が登場。登り切るか、回避ボタンで背面に跳躍でき
向かい合わせの壁なら連続で背面跳びを繰り返して登ることまでできてしまう。
加えて、特定武器は駆け上がれる壁を利用した特殊アクションがある。
片手剣の猛烈なヒット数を用いた状態異常など、マム・タロトの一撃撃破などでも活躍する。
- MHRiseでは疾翔けを使うことでほぼ全ての壁を駆け上がれるようになった。
更にMHR:Sからは設定を変更することで翔蟲無しで壁走りが可能となった。
壁走り中にスタミナが尽きるか、途中でダッシュボタンから手を離すことで三角跳びを繰り出す。
そこから更に翔蟲を繰り出してもっと上に登ることもできるし、飛び降りながら攻撃することも可能。- ちなみに、壁を駆け上がる途中でクエストクリア後の帰還を迎えると、
強制的に三角跳びをした上で即座に帰還となる。
- ちなみに、壁を駆け上がる途中でクエストクリア後の帰還を迎えると、
余談
- 現実ではパルクールと言うスポーツで三角跳びを披露しているものがある。
当然高難度な上、失敗したら大怪我や、最悪死亡する可能性もあるので
軽い気持ちで真似をするのは止めた方が良い。