- 英語表記
- Crimson Qurupeco
- 危険度
- MHP3・MH3G:★3
- 登場作品
- MHP3, MH3G, MHST, MHST2, MHXR
目次
生態・特徴
- 水没林や火山等に生息する、彩鳥クルペッコの亜種。
通常種以上に派手派手しい外見で、不意に目撃すると巨大な花のようにも見えるという。
特に紅い体毛が目立つ事から《紅彩鳥》と呼ばれる。
やはり鳴き真似と踊りを得意とするが、踊りのレパートリーは通常種よりも多く、
比較的過酷な地に生息しているためか、
外敵との交戦時には非常に危険度の高い大型モンスターを呼び出す可能性が高い。
- 全体的に身体能力が通常種より優れており、通常種と同等と考えて狩猟に挑むと苦戦は必至である。
これはおおよその他種モンスターの亜種にも言える事ではあるが、
クルペッコ種の場合は特にその傾向が強い。
鳴き声は時に飛竜の咆哮に匹敵するほどの音量に達し、
尻尾を振り回せばハンターがよろめくほどの突風を巻き起こす。
翼爪は「電気石」と呼ばれ、電気を発生させ、蓄積する性質があり、
衝撃を加える事で放電したり閃光を放つ事ができる。
- クルペッコ亜種から得られる素材は見た目にも華やかなだけでなく、意外に強度にも優れる。
特に派手な羽根や翼は貴婦人の注目の的となっており、通常種の素材よりも高値で取引されている。
その素材から作成される武具は、鮮やかな外観で見た者を魅了しながらも確かな性能で使用者を守る。
また、電気石は加工によって強力な発電機構を作り出す事ができ、武器の素材としての需要が高い。
概要
- MHP3より登場した、彩鳥クルペッコの亜種。
その色合いから「紅彩鳥」と呼ばれている。
通常種より色が濃く成り体色に赤が追加されている等、非常に鮮やかな色彩をしている。
- 通常種と違って火山などに出現し、通常種で火打石だった部位が電気石へと変化。
これにより電撃を扱うようになった他、さらにこの電気石を打ち鳴らすことで閃光を起こすようになった。
また、発見時やカウンター怒りモーションに咆哮(バインドボイス小)が追加、尻尾回転に風圧(小)が追加と、
なんとなくMHFにおける特異個体と同じようなベクトルの強化がなされている。
火山以外では水没林にて生息が確認されている他、通常種も登場する孤島にも出現する。
さらに3Gでは、条件を満たすとモガの森にも出現する。
- 演奏に同エリア内のモンスターとクルペッコのスタミナを回復する黄色の演奏が追加されているが、
亜種特有のものであることを知らない人もそれなりにいる。- この演奏を怯ませると、ハンター側もスタミナ回復するかと思いきや、強走効果がつく。
- MHP3では亜種モンスターのほとんどが集会浴場上位のキークエになっている中、
ボルボロス亜種と一緒に仲良くキークエからハブられている。
その上鳴き真似の影響か二頭クエにいない、オトモにいない、大連続にいない…
と、三拍子揃ってしまっている為、ぶっちぎりで影が薄いモンスターになってしまっている。
ただ、MH3Gではボルボロス亜種と共にキークエになっているので、影の薄さは解消された。
- 鳴き真似や踊りも健在。
通常種より遥かに高頻度で、咆哮や風圧で動けなくなっている間に鳴き真似を行ってくるため、
通常種以上に厄介。
火山ではあろうことかティガレックス亜種、3Gではジンオウガ亜種までも呼び出したりする。
それ以外でもクルペッコより比較的物騒なモンスターを呼び出す傾向にある。
通常種以上に呼んだモンスターに喰われそうだが、閃光を使える分逃げ足には自信があるのだろうか。
- 閃光の予備動作の際に3回(電気石破壊時は5回)、ゲリョスが閃光を発する時のような動作をする。
このときの声と動作がやたら可愛い。
MH3G
- MH3Gでは、通常種・亜種共にG級クエスト限定の行動として、
同一エリア内にいるハンターや他のモンスターを睡眠状態にさせる青の演奏が追加された。
しかし、自分が呼び出した大型モンスターも眠らせてしまう上に、
疲労時では自分が眠ってしまうことも。ドジっ子でかわいい。
また、低確率で眠らずに済む事もある。
勿論呼び出した大型モンスターだけ眠らないという事もある。
習得したばかりで不完全なのだろうか。- ちなみに、タイミング良く緊急回避をすれば睡眠を回避出来る。
回転回避で可能かどうかは不明。
- ちなみに、タイミング良く緊急回避をすれば睡眠を回避出来る。
- 睡眠演奏以外にも変更点があり、怒り状態の行動スピードそのものが上昇している。
あのドス3兄弟のようなトンデモ補正には及ばないものの(及んでも困るが)、こちらも意外と厄介。
特に火打石(電気石)の打ちつけ攻撃がこの恩恵を強く受けており、攻撃テンポの上昇から、
上位以前の感覚で回避すると次の一手を食らわされる可能性が高くなった。
- G級では亜種1匹の討伐クエストは★6から存在しているが、
亜種3匹連続狩猟の高難度クエは一つ上の★7に入っている。
紅彩鳥の素材を集めたいなら、さっさとHR7に上がった方が効率的である。
- MH3GのG級個体はイビルジョーを呼び出さない。
従って通常種と違って怒り喰らうイビルジョーを呼び出すことはできなくなっている。
尤も火山ではMH4以降のシリーズで弱体化される前のかなり手強かった頃のジンオウガ亜種しか呼び出さない為、
人によってはイビルジョーの方がマシだったのにと感じる人もいるだろう。
ご丁寧に初期エリアまで一緒なので初期エリアで戦うと呼び出しの妨害に失敗した場合、
即座にジンオウガ亜種が上から降ってくる
派生作品
MHST
- 通常種と共に参戦。
PV3でも、一瞬ながらフィールド上を闊歩する姿が確認されていた。
主にバブダの密林・稀のすみかに生息する。- 上位個体も密林に…と思いきや、通常の巣は出現しないためここには居ない。
モンソーネ平原なら密林タイプの巣もあるが、砂漠タイプと混合なうえ
出現モンスターの種類が多すぎるため、まず見かけない。
そのため、紅彩鳥上位素材は武具強化時のストッパーとなりやすい。
- 上位個体も密林に…と思いきや、通常の巣は出現しないためここには居ない。
- 通常種が自身らを強化する演奏を使用するのに対し、亜種は相手を弱体化させる演奏を使用する。
与ダメージの減少、被ダメージの増加が発生するという点では両者とも変わりはないが、
オトモンの入れ替えなど、戦法によって対処法も少々変わってくる。
また、火打石攻撃も電気石攻撃に変わっている。
オトモン
- ライドアクションと絆技は通常種と同じで、それぞれ「呼び寄せ」と「ペッコボムレイン」。
火打石攻撃も電気石攻撃に変わっているのは野生個体と同様である。
属性変更に伴い、ペッコボムレインの説明文は「火打石」から「電気石」へと変更されている。
MHST2
- こちらでも前作から続投。
クルペッコ通常種はアルカラ大陸で登場するが、亜種の登場はかなり後。
ストーリーの中盤に訪れるとある場所にて凶光化した個体が現れ、いきなり戦闘になる。
- 戦闘スタイルは前作と同じく、相手の攻撃力・防御力を下げる演奏を行う。
さらに凶光化した個体は時間が経つと「鳴きまね」でダイミョウザザミ亜種を呼び出す。なんでよりによって紫盾蟹…?
この乱入してきたダイミョウザザミ亜種もしっかり倒さなくてはならない。
ダイミョウザザミ亜種を後に倒してもナビルーはクルペッコについて話すので若干奇妙な画が見られる
しかも何を血迷ったのかクルペッコ亜種は4ターン目までは2回行動である。- ストーリーの都合上大抵トップオトモンになっているレウスは狙ったかのように雷弱点であるので
そのままだと見事に弱点を突かれる。ドSのカプコンはストーリーズでも健在
他にもここからしばらくは共闘パートナー不在の上、大型モンスターの二頭同時狩猟*2ということもあり
かなり険しい戦いを強いられる。こちらの弱体化演奏をしてくるクルペッコ亜種を先に狙うのが定石か。 - なお前作では、ボスとして戦う通り名持ちの通常種が途中で特殊なリオレイアを呼び出していたが、
今回はその時とは逆でクルペッコ亜種の方が凶光化しており、ダイミョウザザミ亜種は通常個体である。
ついでに言えば付近にはダイミョウザザミ亜種は本来生息していない。どっから出てきたのだろうか…。
一応戦闘場所はダイミョウザザミ亜種の生息する地方と地続きの場所ではあるのだが、
どちらかというとポモレ花園の方に近い環境であるどころか、
むしろポモレ花園にはダイミョウザザミ通常種のみが生息している。本当にどっから出てきたんだお前 - なお、ダイミョウザザミ亜種を呼ぶ行動は通常は3ターン目であるが、
3ターン目にクチバシの部位破壊で行動を封じた場合、
その後にダイミョウザザミ亜種を呼ばなくなってしまう場合がある。
どうしても2体相手にするのは辛いのであれば、行動封じを狙うのも手。 - ステータス低下技やダイミョウザザミ亜種召喚などの搦め手により対策なしだと戦闘が長引きやすいが、
耐久面は大して高くなく、ボス個体でありながらHPや部位耐久値は通常個体と大して変わらない。
そのため狩猟笛の異常無効の旋律でステータス低下技を防ぎ、
弱点である氷属性の武器とオトモンで攻めればあっけなく沈む。
- ストーリーの都合上大抵トップオトモンになっているレウスは狙ったかのように雷弱点であるので
- 戦闘の後、ポモレ花園に通常の個体が登場する。
こちらでもいくらか時間が経つとバサルモス亜種などを呼び寄せる。
- またハコロ島の高台にも生息しているが、飛行のライドアクションが使えるようにならないと会いに行けない。
- ここの個体はゲーム序盤からモンスター探知を使うことで生息していることだけは一応分かる。
同じ方法で体験版の時点でも名前が確認できたため、
同地域に生息するケチャワチャ亜種やナルガクルガ亜種と合わせて発売前から話題を呼んでいた。
- ここの個体はゲーム序盤からモンスター探知を使うことで生息していることだけは一応分かる。
オトモン
- 前作と同じくテクニックタイプなのだが、通常種共々ライドアクションは「モンスター探知」に変更されている。
- アクティブスキルは岩石遺伝子【大】の「サンダークラッカー」、脱力の歌遺伝子【中】の「ウィークソング」
そして軟弱の歌遺伝子【中】の「ブレイクソング」を持つ。やっぱり敵の弱体化が得意。- サンダークラッカーはテクニックタイプの単体雷属性中ダメージに加え、低確率で麻痺を狙うことができる。
直接攻撃扱いなので会心が発生するのが強み。 - ウィークソングは高確率で敵全体の全属性攻撃力を小ダウンさせることができる。
上位互換の王者の威圧があるため、遺伝子として採用されるのは稀。 - ブレイクソングは高確率で敵全体の全属性防御力を小ダウンさせることができる。
ダメージも与えられるヘルブレイカーがあるが、防御力を下げられる確率はこちらの方が上。
- サンダークラッカーはテクニックタイプの単体雷属性中ダメージに加え、低確率で麻痺を狙うことができる。
- 絆技は「ペッコボムレイン」。特に変更点はない。
MHXR
- 通常種もそうであるが、鳴き真似で他のモンスターを呼ぶことはないので、
かなり戦いやすいモンスターとなっている。
装備もそこそこ優秀で、フライペッコが大人気であった時期もある。
- そして、通常種を差し置いて凶暴個体が実装された。
あれ?どこかで似たような話が…
凶暴個体の攻略にはスタンを取ることがほぼ不可欠であるが、
クルペッコは基本姿勢の関係上スタンを取りづらいため、
滞空中など頭を降ろす場面で的確に殴っていく必要がある。
また耐久力が非常に高い分、演奏による強化も馬鹿にできないため、
なんとしてでも演奏は阻止したいところ。
通常種もそうだが、MHXRでは他シリーズよりも演奏効果が発生するタイミングが遅いのが救いか。
武具
- クルペッコ亜種の素材から作られる武器は雷属性を有する。
…が、登場時期が悪すぎた。
MHP3では看板モンスターであるジンオウガの武器が雷属性武器の主権を握っており、
続くMH3Gではラギアクルスの復活と共にラギア武器も存在し、
更にMH3Gより初登場した亜種と希少種の素材を用いて更に強力な武器へと強化ができる始末。
製作難易度に関しても、やたらと他のモンスターを呼びまくるようなクルペッコ亜種が
狩猟しやすいモンスターかと言われると…
- 一方の防具は、可もなく不可もなくといった性能。
通常種防具と比較すると、やや攻撃的なスキルのSPを持つ。
また、ペッコシリーズのウリである広域化もきちんと有している。
余談
- ゲーム中では「彩鳥の会」というモンスター愛好会が存在する。
彼等はクルペッコの事を愛をこめてペッコちゃんと呼ぶが、
ペッコだからと舐めて掛ったせいでクルペッコ亜種の呼びだしたモンスターに返り討ちに遭ったようだ。
というか、一般人の癖してリオレウスやらティガレックス亜種やらに襲われて無事だったのだろうか。
…いや、無事じゃなかったから依頼したのか。
また、これとは別に「彩鳥種観測隊」なる組織も存在するらしい。
彼らはクルペッコ亜種の大量発生を確認し、現場が荒れる前にと緊急的に依頼を出している。
どうやら彼らは素材や見た目に惑わされず、クルペッコというモンスターの危険性を熟知しているようだ。
さしずめ、古龍観測所の彩鳥バージョンたる組織、といったところか。
素材
- 紅彩鳥の鱗
- クルペッコ亜種の鱗。羽根の下よりも、主に脚部から多く剥ぎ取れる。
より上質なものは「紅彩鳥の上鱗」と呼ばれ、こちらは美しい紅色の羽の下に並び、
薄い層が何層にも重なり想像以上の度を誇る。
更に上質なものは「紅彩鳥の厚鱗」と呼ばれる。
MHXRに登場する凶暴個体の物は「凶鱗」と呼ばれる。
- 紅彩鳥の羽根
- クルペッコ亜種の羽根。他にはない鮮やかな紅色をしている。
MHSTで登場した、クルペッコ亜種の下位素材の1つである。
- 紅彩鳥の翼
- クルペッコ亜種から採れる大振りの羽根。目も覚めるような紅色は貴族の婦人達の目の的である。
より上質なものは「紅彩鳥の剛翼」と呼ばれる。
MHXRに登場する凶暴個体の物は「凶翼」と呼ばれる。
- 電気石
- クルペッコ亜種の翼爪が変化したもの。通常種のものとは異なり、叩き合わせると電気を発生させる。
なお、圧力を加えると電気を発する鉱物は石英や一部セラミックなど実在しており(圧電体という)、
その成分を含有しているのだと考えられる。
より強力な電気を発生させるものは「高圧電気石」と呼ばれる。
- ド派手な尾羽根
- ショッキングな色合いをしている、クルペッコとその亜種の尾羽根。
通常種のものはモガの村の希少特産品として重宝されているが、
MHSTでは亜種の貴重素材としての登場となっており、通常種からは取れない。
- ペコペコラッパ
- クルペッコの特徴的なノド。ファンキーでユニークな音が出る。
MH3Gではモガの森の特産品であり、通常種・亜種のどちらからでも入手が可能であったが、
MHSTでは亜種の上位素材として登場しており、通常種からは入手ができない。
- 紅彩鳥の骨
- クルペッコ亜種の骨。
MHXRで追加された固有素材。
凶暴個体の物は「凶骨」と呼ばれる。
- 紅彩鳥の凶雷鳴玉
- 凶暴個体のクルペッコ亜種が持つ玉石。
MHXRで追加された固有素材。
関連項目
モンスター/クルペッコ
武器/ペッコ武器 - クルペッコ亜種素材を用いた各武器のリンクあり。
防具/ペッコシリーズ - クルペッコ亜種素材の「ペッコUシリーズ」などについての記載あり。
モンスター/プケプケ亜種 - 通常種が緑色に対し、亜種は赤い体色を持つ事が共通する。
クエスト/ハンティングに行こう!
クエスト/紅彩鳥の喚び声