生物の種が滅びて絶えること。また、残らず絶やすこと、無くすことの意。
現実世界では、一般的に「過去50年前後に、信頼できる生息の情報が得られていない種」を絶滅したと判断する。
因みに英語では「エクスティンクト(Extinct)」。
概要
- MHシリーズでも本来の意味と同じように使われている。
世界観としては、モンスターが絶滅しないように生態数や産卵数などを
ギルドが把握してクエストを請け負っていることになっている為である。
- ハンター大全では、モンハン世界ですでに絶滅しているモンスターのイラストを見ることができる。
詳しくは世界観/絶滅種を参照。
- 希少種は本来の用法では「ちょっとしたことが原因でも絶滅しやすい生物」であり、
いわゆる絶滅危惧種のようなものであるのだが、MH世界の希少種はいずれも圧倒的な力を有するため、
種の絶滅を危惧するというより狩りに向かったハンターが逆に返り討ちにされないように、
特に高い実力を評価された少数のハンターだけがその狩猟を許されている。
- 恐暴竜イビルジョーは過剰捕食により種を絶滅に追い込むことで知られる。
ひょっとすると、イビルジョーの襲来により人知れず絶滅してしまった種もいるのかもしれない。
- MHXXで発見されるまでバルファルクは「絶滅した」と考えられていた。
モンハン世界でも約50年を基準に判断していると仮定すると、"滅多に姿を見せない"とされる古龍種でも、
50年に1度位は信憑性のある目撃情報があると言う事だろうか。
- ちなみにMHシリーズ初代から存在するモンスターの中で、
時間(シリーズ)経過に伴って絶滅したと明言されたモンスターは確認されていない。
新作に登場していないモンスターは複数存在するが、
いずれも名前が出たり素材交換が可能だったりするため、
単純に狩猟地の関係で姿を現さなかったり、受注可能な依頼が届いていないだけだろう。
この辺りはギルドの管理が上手くいっている結果であろうか。
- また、過去に絶滅したと思われていたモンスターが実は生存していたという例もある。
メラギナスはその1体である。
ちなみに現実世界では1930年に絶滅したと思われたが2001年に再発見されたロードハウナナフシ(割とゴツい虫なので苦手な人は閲覧注意)の例が有名。
余談
- ハンター(もといプレイヤー)は素材を求めてモンスターを狩猟するわけだが、
主に奴のおかげで同じモンスターをひたすら狩ることになりやすい。
場合によっては乱獲に近いレベルで連戦することもあり、
その結果として「モンスターが絶滅するんじゃないか」と思えてしまう事も度々ある。
- また、小型モンスターに横槍を入れられたり、
排除が面倒な時に「絶滅しろ」などとぼやくプレイヤーもいる。
- 種の絶滅は時に生態系へ大きな影響を与え、
それによって人類が損害を被った例は少なくない*1。
現行の生態系を前提とした社会を構築している人類にとって、
動物愛護を始めとした倫理的観点からの善悪を度外視しても、
絶滅とは安易に容認すべきものではないことには留意したい。- これは人類に害をもたらすような危険生物でも同じ事で、
たとえ絶滅することが可能な危険生物であってもその手段をとらないのは、
「人間にとって有害だから」と言う理由で特定生物を絶滅に追い込んだ結果、
予想だにしていない方面で影響が出てきてしまう可能性が高いからである*2。
- これは人類に害をもたらすような危険生物でも同じ事で、
関連項目
ゲーム用語/掃除
世界観/密猟
世界観/乱獲
システム/希少種 - 本来は「絶滅の危機にある生物」を示す言葉
モンスター/メラギナス - 絶滅したと思われていた飛竜
環境生物/カセキカンス - 絶滅したと考えられていた魚